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第百十四話 考察
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ソラと一緒にタリアの中心街に出かけた。当たり前のような顔をして、ソラをリードで繋いで歩いていたが、人とすれ違う度に二度見される。『コバルトブルーのトカゲが、町中で紐を付けられ歩いていた』と、人に話したら、ほら話になってしまうだろう。
高級住宅の一角にあるデルモント伯爵邸に着くと、用意した籠の中にソラを入れる。ソラは「クーン」と一鳴きして静かになった。そこで門番にダブリンに会いに来たことを伝える。門番は籠の中を確認し、ギョッという顔を作ったが、何も言わずに屋敷に通された。何か言われるかと身構えていたので、少しだけ拍子抜けした。
「良く来てくれた、おっちゃん氏」
ダブリンの部屋に入ると、大きな腹をぷるぷると震わせながら、笑顔で俺を迎え入れてくれた。
「突然来てしまって悪かったな」
彼は一応デルモント伯爵の息子なので、一介の平民がなんのアポもなく会いにいくのはかなり失礼な行為にあたる。ただ彼の趣味も相まってそういう面倒なことは、すっ飛ばして面会が出来るのだ。
「おっちゃんと拙者の間柄に遠慮など必要ないでござる。それよりその持っている籠には何がいるのでおじゃる?」
ダブリンは俺と話すや否やそれに食いついた。俺は籠からソラを取り出しダブリンに見せた。
「なんですか!? この小動物は」
俺はソラを拾った経緯を簡単に説明した。
「それなのよ、このトカゲの種類を調べたくなってな。それで遊びに来たのよ。詳しい動物の書籍でも持ってないか?」
「虫以外は、それほど知識はないでおじゃるが、それなりの蔵書はあるので持ってこさせよう」
ダブリンは執事を呼んで、本を探してくるように命じてくれた。
「虫以外に興味はないでおじゃるが、このトカゲを見ると浮気したくなるの 」
そう言ってダブリンはソラをまじまじと見つめた。
「ソラという名前だ。触っても噛まないぞ」
「キュキュー」
「この大きい鱗に、緑の光沢が引き立てて良い感じでおじゃる、それに背についた器官も厳つくて痺れますぞ」
指先で鱗を撫で回した。
「キュキュキュキューーーッ」
ソラはダブリンのべた褒めに喜びを表す。
「言葉まで理解出来ている感じですな!」
「ああ、犬猫以上の知性はあるな」
俺は重くなったソラを絨毯の上に置いた。ソラは絨毯の柔らかい触感に顔を擦りつけたり、前足でガリガリ掻いていた。そして部屋に沢山積んでいる虫籠に近づいた。ソラはそれに鼻を付けクンクン臭いをかいでいる。
「それ一匹で俺の一年以上の稼ぎより高い虫だから、絶対に食べたらだめだぞ! 」
「おっちゃん氏、そんな冗談はよしてほしいでおじゃる」
顔を青くしながらソラを見た。
俺は万が一に備えて、もう一度ソラを抱きかかえた。
メイドが、お茶とお菓子をテーブルまで運んでくる。いつもは俺が来ても話しもしない彼女が声を掛けてくる。
「可愛いトカゲですね」
「ソラという名だ、触っても噛まないぞ」
彼女はソラをひょいと持ち上げ抱きかかえた。
「クーーン」
メイドの身体から食べ物の匂いがするのか、胸の谷間に鼻先を埋める。
「こら! くすぐったいから止めなさい」
俺は美味しい焼き菓子を食べながら、メイドとトカゲの痴態を眺めた。
オタクとはそんな空気を全く読まない生き物である。ダブリンは嬉しそうに、新しく迎え入れた昆虫たちを俺に紹介する。俺も彼が自慢する虫に引き込まれた。テーブルの虫たちがソラに食べられたら、大事になるのでメイドにそのままソラを任せたまま、虫談義に花を咲かせた。
テーブルの上のお茶が冷めた頃、執事が何冊かの本を運んできた。ダブリンはそれを受け取りページをパラパラとめくる。
「どうやらこのトカゲと一致するものは無いでおじゃる。新種という可能性もありますぞ」
「そうか……まあ、種類が分からなくても問題はないが、こういうのは、はっきりさせないとむず痒くてな!」
「分かるでおじゃる」
俺たちはフヒヒヒと笑い合った。
メイドはそんな俺たちを、いつも以上に白い目で見ている……。
「素人の推測で申し訳ないでおじゃるが、ソラはトカゲで無い可能性も大きいですぞ」
「トカゲじゃない!?」
ダブリンはメイドを指しながら
「焼き菓子を食べながら、上半身をもたげるなんて事は、トカゲの足の構造上あれほど綺麗に立つなんてことはないでおじゃる」
「言われてみればそうだよな……」
「あの突起物はドラゴンの翼に酷似してて、鱗の大きさ、知性など鑑みるとドラゴンの幼体とは言い過ぎかの」
「巨体であるドラゴンが、拳ぐらいの卵を生むのは想像出来ないよな」
「小さい頃にドラゴンにあこがれたのでかなり詳しいでおじゃるが、百年前は人間にも攻撃を仕掛けたりして、国を揺るがす大惨事になってたこともあったでおじゃる。もっと昔には、英雄がドラゴンを打ち倒した話しはごまんと残っておる」
「それは興味深い話しだな!」
「拙者は飛んでいるドラゴンをたびたび見たことがあるぞ。このような色ではなかったけれども鱗の光沢は似通っていると推測するでおじゃる」
「そういえば俺もかなり近接で、ドラゴンが数匹飛び回っているのを目撃したが、言われてみればソラの鱗の付き方に似ていた気もする」
「それに大きな事に気が付いていないのではっきり言うが、トカゲは鳴かないでおじゃる」
俺はその一言に、頭をガツンと殴られたような衝撃を受けた。
「た、確かに……生まれてすぐに鳴いていたものだから、当たり前のように受け入れていたぞ……雛鳥じゃあるまいしトカゲが鳴くのはありえんな」
「ソラはトカゲではなく魔物の一種でおじゃる」
「なんとなく腑に落ちて心がすっきりした」
そう言ってダブリンに右手を差し出し、がっちりと握手を交わした。
「じゃあ、こいつの正体も分かったことだしお暇するわ」
「またいつでも遊びにくるとよいでおじゃる」
俺は玄関先で彼に挨拶を交わす。
「で、そろそろソラを返してくれ」
俺はメイドからソラを受け取ろうとした。
「何をおっしゃってるのか分かりません? この子はモンブラン家の一員よ 」
しれっとメイドが爆弾宣言を発する。
「はあ!? 何を言ってるこの糞メイドが!!」
「ああ! ぼっちゃま~ソラ様が盗賊に持って行かれますわ」
「キャサリンよ、そんな無理をいってはいけないよ」
ダブリンは優しくメイドを窘なめた。
「ぼっちゃま! 給金なんて要りませんから買い取って下さい!!!!!」
俺たちはモンブラン伯爵邸で絶叫するメイドを後に置いて帰宅した……
高級住宅の一角にあるデルモント伯爵邸に着くと、用意した籠の中にソラを入れる。ソラは「クーン」と一鳴きして静かになった。そこで門番にダブリンに会いに来たことを伝える。門番は籠の中を確認し、ギョッという顔を作ったが、何も言わずに屋敷に通された。何か言われるかと身構えていたので、少しだけ拍子抜けした。
「良く来てくれた、おっちゃん氏」
ダブリンの部屋に入ると、大きな腹をぷるぷると震わせながら、笑顔で俺を迎え入れてくれた。
「突然来てしまって悪かったな」
彼は一応デルモント伯爵の息子なので、一介の平民がなんのアポもなく会いにいくのはかなり失礼な行為にあたる。ただ彼の趣味も相まってそういう面倒なことは、すっ飛ばして面会が出来るのだ。
「おっちゃんと拙者の間柄に遠慮など必要ないでござる。それよりその持っている籠には何がいるのでおじゃる?」
ダブリンは俺と話すや否やそれに食いついた。俺は籠からソラを取り出しダブリンに見せた。
「なんですか!? この小動物は」
俺はソラを拾った経緯を簡単に説明した。
「それなのよ、このトカゲの種類を調べたくなってな。それで遊びに来たのよ。詳しい動物の書籍でも持ってないか?」
「虫以外は、それほど知識はないでおじゃるが、それなりの蔵書はあるので持ってこさせよう」
ダブリンは執事を呼んで、本を探してくるように命じてくれた。
「虫以外に興味はないでおじゃるが、このトカゲを見ると浮気したくなるの 」
そう言ってダブリンはソラをまじまじと見つめた。
「ソラという名前だ。触っても噛まないぞ」
「キュキュー」
「この大きい鱗に、緑の光沢が引き立てて良い感じでおじゃる、それに背についた器官も厳つくて痺れますぞ」
指先で鱗を撫で回した。
「キュキュキュキューーーッ」
ソラはダブリンのべた褒めに喜びを表す。
「言葉まで理解出来ている感じですな!」
「ああ、犬猫以上の知性はあるな」
俺は重くなったソラを絨毯の上に置いた。ソラは絨毯の柔らかい触感に顔を擦りつけたり、前足でガリガリ掻いていた。そして部屋に沢山積んでいる虫籠に近づいた。ソラはそれに鼻を付けクンクン臭いをかいでいる。
「それ一匹で俺の一年以上の稼ぎより高い虫だから、絶対に食べたらだめだぞ! 」
「おっちゃん氏、そんな冗談はよしてほしいでおじゃる」
顔を青くしながらソラを見た。
俺は万が一に備えて、もう一度ソラを抱きかかえた。
メイドが、お茶とお菓子をテーブルまで運んでくる。いつもは俺が来ても話しもしない彼女が声を掛けてくる。
「可愛いトカゲですね」
「ソラという名だ、触っても噛まないぞ」
彼女はソラをひょいと持ち上げ抱きかかえた。
「クーーン」
メイドの身体から食べ物の匂いがするのか、胸の谷間に鼻先を埋める。
「こら! くすぐったいから止めなさい」
俺は美味しい焼き菓子を食べながら、メイドとトカゲの痴態を眺めた。
オタクとはそんな空気を全く読まない生き物である。ダブリンは嬉しそうに、新しく迎え入れた昆虫たちを俺に紹介する。俺も彼が自慢する虫に引き込まれた。テーブルの虫たちがソラに食べられたら、大事になるのでメイドにそのままソラを任せたまま、虫談義に花を咲かせた。
テーブルの上のお茶が冷めた頃、執事が何冊かの本を運んできた。ダブリンはそれを受け取りページをパラパラとめくる。
「どうやらこのトカゲと一致するものは無いでおじゃる。新種という可能性もありますぞ」
「そうか……まあ、種類が分からなくても問題はないが、こういうのは、はっきりさせないとむず痒くてな!」
「分かるでおじゃる」
俺たちはフヒヒヒと笑い合った。
メイドはそんな俺たちを、いつも以上に白い目で見ている……。
「素人の推測で申し訳ないでおじゃるが、ソラはトカゲで無い可能性も大きいですぞ」
「トカゲじゃない!?」
ダブリンはメイドを指しながら
「焼き菓子を食べながら、上半身をもたげるなんて事は、トカゲの足の構造上あれほど綺麗に立つなんてことはないでおじゃる」
「言われてみればそうだよな……」
「あの突起物はドラゴンの翼に酷似してて、鱗の大きさ、知性など鑑みるとドラゴンの幼体とは言い過ぎかの」
「巨体であるドラゴンが、拳ぐらいの卵を生むのは想像出来ないよな」
「小さい頃にドラゴンにあこがれたのでかなり詳しいでおじゃるが、百年前は人間にも攻撃を仕掛けたりして、国を揺るがす大惨事になってたこともあったでおじゃる。もっと昔には、英雄がドラゴンを打ち倒した話しはごまんと残っておる」
「それは興味深い話しだな!」
「拙者は飛んでいるドラゴンをたびたび見たことがあるぞ。このような色ではなかったけれども鱗の光沢は似通っていると推測するでおじゃる」
「そういえば俺もかなり近接で、ドラゴンが数匹飛び回っているのを目撃したが、言われてみればソラの鱗の付き方に似ていた気もする」
「それに大きな事に気が付いていないのではっきり言うが、トカゲは鳴かないでおじゃる」
俺はその一言に、頭をガツンと殴られたような衝撃を受けた。
「た、確かに……生まれてすぐに鳴いていたものだから、当たり前のように受け入れていたぞ……雛鳥じゃあるまいしトカゲが鳴くのはありえんな」
「ソラはトカゲではなく魔物の一種でおじゃる」
「なんとなく腑に落ちて心がすっきりした」
そう言ってダブリンに右手を差し出し、がっちりと握手を交わした。
「じゃあ、こいつの正体も分かったことだしお暇するわ」
「またいつでも遊びにくるとよいでおじゃる」
俺は玄関先で彼に挨拶を交わす。
「で、そろそろソラを返してくれ」
俺はメイドからソラを受け取ろうとした。
「何をおっしゃってるのか分かりません? この子はモンブラン家の一員よ 」
しれっとメイドが爆弾宣言を発する。
「はあ!? 何を言ってるこの糞メイドが!!」
「ああ! ぼっちゃま~ソラ様が盗賊に持って行かれますわ」
「キャサリンよ、そんな無理をいってはいけないよ」
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