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第百三十七話 ドラゴニア王国【其の八】
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レイラが貴賓室の扉の前を、行ったり来たりしている。
「アリッサさんが来るまで、じっと出来ないのか」
彼女の気持ちは十分に理解出来るが、こうも部屋の中でうろうろされると、こちらも落ち着かなくなる。
トントンと扉の叩かれる音がした途端、レイラが素早く対応した。
「ふああ! レイラさん驚かさないで下さいよ」
アリッサさんが床に尻餅をつく。
「す、すまない」
レイラは素直に謝り、彼女を床から起こしてあげた。
「ガルシア様がホールにお見えになりましたので、お部屋に案内しましょうか?」
「お願いするわ。彼に話しがあるので、アリッサさんは席を外して欲しい」
「かしこまりました」
そう言って、彼女はガルシアさんを呼びに行く。暫くすると、彼女はガルシアさんを連れて戻って来た。
「忙しいところを呼び出して済まなかった」
「いや、こちらこそ別れてから、一度も来られなかったのをお詫びする」
お互いに頭を下げて笑い合った。そうして彼と少しの間だけ話し合いを行い、部屋から出て行った。その時、彼の顔からは、滝のような汗が流れ落ちていた。
「なんだよ! 竜王様の呼び出しじゃあ無かったのかよ」
がっくりと肩を落とし、また賓室の扉の前を行き来し始めた……。それから二時間ほどして、扉の叩かれる音がした。
「おっちゃん、早く出てくれ」
レイラはベッドに寝転び、疲れ切った顔をしながら、俺に扉に出るようにと急き立てた。
「おっちゃん様、レイラ様、陛下がお呼びですので、お部屋まで案内させて頂きます」
今度は竜王の呼び出しに間違いなかった。俺とレイラは気合いを入れるために、自分の頬をパンパンと二度叩いた。扉を開き、赤い絨毯の上をゆっくりと歩くと、心臓の鼓動が破裂しそうになる。
「竜王様、お二人をお連れしました」
彼女はその扉を開き、俺たちに入るように促した。
部屋の中には、竜王、竜妃そしてその横には、見慣れないエメラルドグリーン色のおかっぱボブの髪型をした小さな竜族の子供が並んで立っていた。その子の背中には小さな翼が飛び出し、美しい刺繍の施された白いドレスの裾からは、太い尻尾が見え隠れしながら左右に揺れている。俺とレイラはその竜が誰だか直ぐに分かった。
小さな竜が声を発する。
「マ、マーマ」
俺の胸に飛び込んできたソラを優しく受け止める。ソラは顔を身体に埋めて喜びを表した。
「良く無事で帰ってきてくれた……頑張ったな」
「うん、ソラ怖かったけど、最後まで頑張れたよ」
「ソラは偉いな~。パーパもお前のこと、すごく心配してたんだぞ」
俺はそんなソラをお姫様抱っこで持ち上げて、そのままレイラに渡した。
「パーパ、パーパ、パーパ」
ソラはレイラに顔を思いっきり近づけ名前を呼んだ。
「ソラは甘えん坊だな……たった数日会えなかったぐらいで泣くなんて……」
「でも、パーパも泣いてるの」
「そうか、オレは泣いているのか……」
彼女は上を向いて涙をぬぐった。
「可愛い服を着せて貰ったな」
「エヘヘヘ、まだ、翼と尻尾が上手く隠せないの……これでも凄く時間が掛かって変化したの。パーパとマーマと同じだよ」
ソラは可愛さを強調するかのように、くるりと回った。
「儀式も成功したし、タリアの町に帰ろうか」
俺の一言で、場の空気が凍った――
「か、帰れないの……私かえれないの……」
ソラの目からぼろぼろと大粒の涙がこぼれ落ちた。
「そうか……じゃあ俺たちは帰るとするか」
俺は彼女の言い訳を聞かなかった――
竜王、竜妃が唖然とする中、俺とレイラはソラを置いて部屋から出ようとした。
「マーマとパーパもここで一緒に暮らすの!!」
そう言って、ソラは俺の身体を後ろから強く引っ張り泣き叫んだ……。俺は泣いているソラの頭をなでながら
「それは出来ないんだソラ……パーパとマーマはタリアの町でないと生きてはいけない。お前は賢いから分かっているんだろ」
「そんなのわかんない! マーマは意地悪だっ!」
床に尻尾を打ち付けた。
「ソラは一生懸命考えて、ここに残ると決めたんだよね。」
レイラは子をあやすように語りかける。
「じゃあ、ソラは親子そろって、ここで暮らすのが正しいことなんだ」
ソラは泣きじゃくりながら俺の身体を離さなかった。
「そうだ、いつものソラの姿に戻ったら考え直しても良い」
「うう……」
ソラはいつもの姿に戻った。
「やっぱり、この姿が一番可愛いな」
俺は小さくなったソラを抱き上げる。「キュピピピピピーーーー」翼と尻尾をばたつかせ喜びを表した。そんなソラを俺は竜妃に手渡した――
「フシャーーーッ!」
ソラが初めて俺に怒りを向ける。
「お別れだ……」
そう言って、俺はソラに背を向けた。
「おっちゃん……ソラに渡すものが無かったのか?」
レイラが目に涙を溜めて尋ねてきた。
「そんなものねーよ」
きっぱりと否定した。レイラは大きな溜息を一つついてから、ソラの側まで近寄り、胸元から家の鍵を取り出した。
「ソラ、何かあったらいつでも帰っておいで……。良く覚えておいてね。パーパとマーマは人間だからあっという間におじいちゃん、おばあちゃんになってしまうから、早く来るんだぞ」
そう言って、ソラの首にチエーンのついた鍵を巻きつけた。「キュピピピピーーー」ソラは手足をばたつかせ、竜妃の腕から逃れようと暴れ出す。そんなソラの頭を優しく押さえ、レイラは我が子のおでこにキスをした。
俺とレイラは、後ろ髪を引かれる思いで部屋から出た。後ろからソラの鳴き声が追いかけてくる――赤い絨毯の上を歩きながら、その絨毯はやがて土に変わった。
外に出ると青い竜とアリッサさんが、二人を待っていた。俺たちは振り返ることなく、竜の荷台に飛び乗る。竜王と竜妃が見守る中、青い竜は翼を広げドラゴン王国を飛び出した。「キュピピピーーーーーーーー」という泣き声はすぐに聞こえなくなる……。荷台に乗った俺たちは、タリアの町に着くまで一言も喋らなかった。
* * *
「お前たちには借りを作りすぎて、返せなくなってしまったわ」
「全力で取り立てに行くから、震えて待っているんだな」
俺は竜の腹に拳を当てた。彼は俺たちと荷物を下ろして、ドラゴニア王国に帰って行った。
カラン、カラン家の呼び鈴を鳴らすが、家からは誰も出てこなかった。
「どうやら二人は留守みたいだから、鍵で開けてくれ」
レイラに頼むと
「オレの鍵はソラにあげちまったぜ」
「なんだって!? このままでは部屋に入れないじゃないか」
「おっちゃんのポッケに、鍵があるだろう!」
レイラは肩をふるわせながら強い口調で言った。
ポケットの中には、銀の鎖に付けられた真新しい鍵が出てきた。
「何、もたもたしてんだ、早く開けてくれよ」
レイラが急かす。
「……んがっ……鍵穴が……見えないんだ……」
俺の眼から涙があふれ出ていた。
「なあレイラ……扉を開いてもソラがいないなんて信じられない……。ううっ……お、俺は間違ってたんだろうか……うぐっ…」
「おっちゃん……ソラにどっちを選ばすなんて酷な話しだぜ。これが正解だよ……卵を育てたおっちゃんも生みの親と言ったけど、やっぱり両親の元で育つのがソラにとっては一番だ」
彼女は後ろから優しく俺を抱いた。
「それにな……俺はソラにプリンをあげようとしたんだ。ソラの胃袋を捕まえられるんじゃないかと思ってよ……邪なおっさんだから、ソラのマーマになれなかった……」
「でも、結局しなかっただろ……。そんなおっちゃんだからこそ――オレは好きなんだ」
「うわわわわあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーソラああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ」
地面に両手をついて泣き崩れた――そうして俺は子供のように大声を張り上げ、涙が涸れ果てるまで泣き続けた。
「アリッサさんが来るまで、じっと出来ないのか」
彼女の気持ちは十分に理解出来るが、こうも部屋の中でうろうろされると、こちらも落ち着かなくなる。
トントンと扉の叩かれる音がした途端、レイラが素早く対応した。
「ふああ! レイラさん驚かさないで下さいよ」
アリッサさんが床に尻餅をつく。
「す、すまない」
レイラは素直に謝り、彼女を床から起こしてあげた。
「ガルシア様がホールにお見えになりましたので、お部屋に案内しましょうか?」
「お願いするわ。彼に話しがあるので、アリッサさんは席を外して欲しい」
「かしこまりました」
そう言って、彼女はガルシアさんを呼びに行く。暫くすると、彼女はガルシアさんを連れて戻って来た。
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お互いに頭を下げて笑い合った。そうして彼と少しの間だけ話し合いを行い、部屋から出て行った。その時、彼の顔からは、滝のような汗が流れ落ちていた。
「なんだよ! 竜王様の呼び出しじゃあ無かったのかよ」
がっくりと肩を落とし、また賓室の扉の前を行き来し始めた……。それから二時間ほどして、扉の叩かれる音がした。
「おっちゃん、早く出てくれ」
レイラはベッドに寝転び、疲れ切った顔をしながら、俺に扉に出るようにと急き立てた。
「おっちゃん様、レイラ様、陛下がお呼びですので、お部屋まで案内させて頂きます」
今度は竜王の呼び出しに間違いなかった。俺とレイラは気合いを入れるために、自分の頬をパンパンと二度叩いた。扉を開き、赤い絨毯の上をゆっくりと歩くと、心臓の鼓動が破裂しそうになる。
「竜王様、お二人をお連れしました」
彼女はその扉を開き、俺たちに入るように促した。
部屋の中には、竜王、竜妃そしてその横には、見慣れないエメラルドグリーン色のおかっぱボブの髪型をした小さな竜族の子供が並んで立っていた。その子の背中には小さな翼が飛び出し、美しい刺繍の施された白いドレスの裾からは、太い尻尾が見え隠れしながら左右に揺れている。俺とレイラはその竜が誰だか直ぐに分かった。
小さな竜が声を発する。
「マ、マーマ」
俺の胸に飛び込んできたソラを優しく受け止める。ソラは顔を身体に埋めて喜びを表した。
「良く無事で帰ってきてくれた……頑張ったな」
「うん、ソラ怖かったけど、最後まで頑張れたよ」
「ソラは偉いな~。パーパもお前のこと、すごく心配してたんだぞ」
俺はそんなソラをお姫様抱っこで持ち上げて、そのままレイラに渡した。
「パーパ、パーパ、パーパ」
ソラはレイラに顔を思いっきり近づけ名前を呼んだ。
「ソラは甘えん坊だな……たった数日会えなかったぐらいで泣くなんて……」
「でも、パーパも泣いてるの」
「そうか、オレは泣いているのか……」
彼女は上を向いて涙をぬぐった。
「可愛い服を着せて貰ったな」
「エヘヘヘ、まだ、翼と尻尾が上手く隠せないの……これでも凄く時間が掛かって変化したの。パーパとマーマと同じだよ」
ソラは可愛さを強調するかのように、くるりと回った。
「儀式も成功したし、タリアの町に帰ろうか」
俺の一言で、場の空気が凍った――
「か、帰れないの……私かえれないの……」
ソラの目からぼろぼろと大粒の涙がこぼれ落ちた。
「そうか……じゃあ俺たちは帰るとするか」
俺は彼女の言い訳を聞かなかった――
竜王、竜妃が唖然とする中、俺とレイラはソラを置いて部屋から出ようとした。
「マーマとパーパもここで一緒に暮らすの!!」
そう言って、ソラは俺の身体を後ろから強く引っ張り泣き叫んだ……。俺は泣いているソラの頭をなでながら
「それは出来ないんだソラ……パーパとマーマはタリアの町でないと生きてはいけない。お前は賢いから分かっているんだろ」
「そんなのわかんない! マーマは意地悪だっ!」
床に尻尾を打ち付けた。
「ソラは一生懸命考えて、ここに残ると決めたんだよね。」
レイラは子をあやすように語りかける。
「じゃあ、ソラは親子そろって、ここで暮らすのが正しいことなんだ」
ソラは泣きじゃくりながら俺の身体を離さなかった。
「そうだ、いつものソラの姿に戻ったら考え直しても良い」
「うう……」
ソラはいつもの姿に戻った。
「やっぱり、この姿が一番可愛いな」
俺は小さくなったソラを抱き上げる。「キュピピピピピーーーー」翼と尻尾をばたつかせ喜びを表した。そんなソラを俺は竜妃に手渡した――
「フシャーーーッ!」
ソラが初めて俺に怒りを向ける。
「お別れだ……」
そう言って、俺はソラに背を向けた。
「おっちゃん……ソラに渡すものが無かったのか?」
レイラが目に涙を溜めて尋ねてきた。
「そんなものねーよ」
きっぱりと否定した。レイラは大きな溜息を一つついてから、ソラの側まで近寄り、胸元から家の鍵を取り出した。
「ソラ、何かあったらいつでも帰っておいで……。良く覚えておいてね。パーパとマーマは人間だからあっという間におじいちゃん、おばあちゃんになってしまうから、早く来るんだぞ」
そう言って、ソラの首にチエーンのついた鍵を巻きつけた。「キュピピピピーーー」ソラは手足をばたつかせ、竜妃の腕から逃れようと暴れ出す。そんなソラの頭を優しく押さえ、レイラは我が子のおでこにキスをした。
俺とレイラは、後ろ髪を引かれる思いで部屋から出た。後ろからソラの鳴き声が追いかけてくる――赤い絨毯の上を歩きながら、その絨毯はやがて土に変わった。
外に出ると青い竜とアリッサさんが、二人を待っていた。俺たちは振り返ることなく、竜の荷台に飛び乗る。竜王と竜妃が見守る中、青い竜は翼を広げドラゴン王国を飛び出した。「キュピピピーーーーーーーー」という泣き声はすぐに聞こえなくなる……。荷台に乗った俺たちは、タリアの町に着くまで一言も喋らなかった。
* * *
「お前たちには借りを作りすぎて、返せなくなってしまったわ」
「全力で取り立てに行くから、震えて待っているんだな」
俺は竜の腹に拳を当てた。彼は俺たちと荷物を下ろして、ドラゴニア王国に帰って行った。
カラン、カラン家の呼び鈴を鳴らすが、家からは誰も出てこなかった。
「どうやら二人は留守みたいだから、鍵で開けてくれ」
レイラに頼むと
「オレの鍵はソラにあげちまったぜ」
「なんだって!? このままでは部屋に入れないじゃないか」
「おっちゃんのポッケに、鍵があるだろう!」
レイラは肩をふるわせながら強い口調で言った。
ポケットの中には、銀の鎖に付けられた真新しい鍵が出てきた。
「何、もたもたしてんだ、早く開けてくれよ」
レイラが急かす。
「……んがっ……鍵穴が……見えないんだ……」
俺の眼から涙があふれ出ていた。
「なあレイラ……扉を開いてもソラがいないなんて信じられない……。ううっ……お、俺は間違ってたんだろうか……うぐっ…」
「おっちゃん……ソラにどっちを選ばすなんて酷な話しだぜ。これが正解だよ……卵を育てたおっちゃんも生みの親と言ったけど、やっぱり両親の元で育つのがソラにとっては一番だ」
彼女は後ろから優しく俺を抱いた。
「それにな……俺はソラにプリンをあげようとしたんだ。ソラの胃袋を捕まえられるんじゃないかと思ってよ……邪なおっさんだから、ソラのマーマになれなかった……」
「でも、結局しなかっただろ……。そんなおっちゃんだからこそ――オレは好きなんだ」
「うわわわわあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーソラああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ」
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