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第百八十一話 窓口の惡女
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冒険者を職業として選ぶ人種は、底辺の生活から這い上がろうとする貧乏人が、大多数を占めていた。ギルドの窓口では、若くて綺麗な女性職員が、その冒険者たちを相手にする事が多かった。普通に考えれば、窓口の担当は屈強で知識の豊富な男性職員が行った方が、業務をスムーズに行えるように思える。しかし実際は、窓口業務を女性に任せた方が、気の荒い冒険者を上手にあしらい、仕事が上手く回った。
ギルドからの給金もそれに見合った金額が出るので、この職場で働く女性たちはエリートと言えた。しかも若くて美人なので、男性冒険者たちにとっては、高嶺の花だといえる。
「あら、お久しぶりですね。私はおっちゃんが死んだと思い、とても気持ちが滅入っていたので、お酒を二十杯追加です」
受付のマリーサさんが、口元に笑みを浮かべながら、必要以上に顔を近づけてくる。
「ギルドの職員には、当分の間ここに来られないことは、伝えておいたはずだが……」
「そんな話、私は聞いておりません」
ツンと顔を横に向け、唇を尖らせた。
「まだ後ろで、他の冒険者たちが並んでいるから、早くこの薬草を換金してくれ」
「両隣の窓口は空いているので、そこで並べば良いんですよ」
と、わざわざ後ろにいる冒険者達に聞こえるよう、マリーサさんは大きな声を出した。
「そんなことより見て下さい。おっちゃんが休んでいる間に、こんなに薬草採取の依頼が溜まっているんです」
彼女は依頼書の束を俺に見せつけた。
「それなら、若い冒険者に任せればいいじゃないか」
流石にその仕事を全部押しつけられるのは、溜まったもんじゃないので抗議する。
「何言っているの! 危険な採集地に、まだ明るい未来のある冒険者を送ることなど出来ません」
「そいつは酷ぇーや」
俺はそう言ってから、彼女に小さなメモを手渡した。
「この店で待っているから、仕事が終わったら来てくれ」
彼女はそのメモを読んで、目を丸くした。
「お、おっちゃん……待って……まだ返事はしていません!!」
俺は背中で彼女の言葉を受け流し、ギルドを去った。
* * *
「もう、強引なんだから!!」
とある料理屋の個室で、マリーサさんがぷりぷりと怒っている。
「いつもは自分から誘ってくるくせに、初めて俺から誘って怒られるのは心外だ……」
溜息を付く振りをした。その様子を見たマリーサさんは苦笑いをする。俺は給仕に酒と料理を注文し、彼女に話し掛けた。
「俺が山で拾った、カストロール伯爵令嬢のギルドプレートの事は覚えているだろう」
「カストロール伯爵?…… ギルドプレート?」
「依頼内容は、カストロール伯爵令嬢の母親が、娘のギルドプレートを発見した場所まで連れて行く事だった。あんた自身が請け負った仕事を、忘れたとは言わさないよ」
「そう言えば、そんなこともありましたかね」
彼女は肯定とも否定とも取れる、受け答えをした。
「それがことの始まりだ……。プレートがそこにあった理由は、令嬢がメンバーと一緒に森の中で命を落としプレートを山中に残した。普通ならそう思うよな。しかしギルドのもう一つの見解は、山中に残された二枚のプレートが、二人が死んだと偽装するために、わざと置かれた可能性も充分にあると、考えていたんだろう?」
「ギルドはプレートに捜査依頼がついていたので、カストロール伯爵に連絡した。それ以上でもそれ以下でもありません」
マリーサさんは、きっぱりと言い切った。
「まあ、それならそれでいい」
乾いた唇を濡らすため、テーブルに置かれた水を口に入れた。
「おっちゃんは、何がいいたいの」
「まだ、時間はたっぷりあるんだ、飯を食べながら話を続けようぜ。俺はプレートを拾った場所まで、伯爵夫人を連れて行き教えたんだよ。『もしかしたら、ここで拾ったプレートは故意に置かれていて、二人は何処かで生きているのではないか』とね。」
一瞬、彼女の顔色が変わった気がした。
「私にそんな話しを聞かせたくって、ここまで呼んだわけ」
マリーサさんが少し、怒った様子で俺へとそう返す。
「そうだな、この話しを聞いて、マリーサさんならどう考える?」
彼女の瞳の奥底を覗くように見つめた。
「答える義理はないと、言いたいところだけど、おっちゃんの企みに乗ってあげる。ギルド内でも二人が偽装した可能性はあると、噂されたことは認めるわ。でも……ここで二人が死んだという線も捨て切れなかったの」
「カストロール伯爵が二人の捜索を止めるために、令嬢と一緒に仲良く駆け落ちした男と二人で打った小芝居だとは認めるんだな」
「ええ、二つの可能性があるのを認めただけよ。ギルドにとってはそんな事、どちらでもいいことだわ」
「俺も正直に答えると、彼女たちが、生きていようがいまいが、そんなことはどうでもいいのよ」
「じゃあ、わざわざ私を呼ぶ必要はないじゃない!!」
バン、とテーブルを叩いて椅子から立ち上がり、彼女は帰ろうとした。
「俺がマリーサさんに話したいのは、ここからなのよ」
俺は目を細め、探るような目でマリーサさんを見る。
「それなら、そこから話せばいいのに、勿体ぶって話す男なんて大嫌いです」
「ああ、振られちまったよ……。ギルドで一番人気のあんたが、この依頼を受けてから俺を誘って、酒場に行くなんて違和感しかないと思わないか? なっ、マ・リ・ー・サ・さ・ん 」
「気持ち悪い!!」
汚物でも見るような目で、俺を睨みつける。
「そうなんだ、気持ち悪いのよ! マリーサさんが俺に押しつけた依頼や、情報の中で俺はちょくちょく死ぬような目にあっていたわ。でも、底辺冒険者の俺が毎度、生還するのを目の当たりにしてどう思った?」
「……」
彼女は押し黙った。
「不思議だよな、マリーサさんだけ、その秘密を特別に教えてやる。俺は危険が近づくと、黒い靄が見える特殊な力があるのよ。危険であればあるほど、靄は濃くなってくるの。他に靄の色によって相手の考えが分かったりな」
「そんなの信じられない……」
マリーサさんの顔から表情が消えた……。
「信じて貰おうとは、思っていないぞ。ただあんたに会う度に、黒い靄が濃くなっていくので、もう勘弁して欲しいのさ」
そこで俺はいったん言葉を切ってから、次の言葉を放った。
「マリーサさんが俺に一番聞きたいことがあるだろう。エマ伯爵夫人が直接俺に何を依頼していたのかをよう!! マリーサさん自身が俺に監視されていると、ビクビクしていたのが、手に取るように分かる。だって靄の色が今、真っ赤になっているからな」
「う、うそよ!!」
「俺は彼女から何の依頼も受け取ってはいないさ。もし令嬢に生きて会うことがあったなら、ただこの指輪を渡して欲しいと頼まれただけだ」
そう言って、彼女から預かった指輪を、マリーサさんの前に置いた。
「そ、そんな……」
彼女はつい声を漏らした。
「もう、俺には関わらないでくれ。それを伝えたかった。マリーサさんと令嬢がどんな関係だったかも、もちろんその男も含めて調べる気など毛頭無い!! この指輪は好きにすればいい――まだここのコース料理は終わっていないので、食べていってくれ。もちろん俺のおごりだ」
俺は席を立つ。
「なに、嘘ばっかりついているのよ!!」
マリーサさんがヒステリックな声で俺を非難した。
「アハハハハ、俺がプレートを拾った場所まで素人冒険者が行くには、ちと遠いとは思わないか? 俺がプレートを偶然拾えたのは、そこに行くことを知っている誰かさんの差し金かな」
「私が全て企んだというのでも!?」
「これぐらいじゃあまだ納得出来ないよな。――令嬢と一緒に駆け落ちしたのは、伯爵しか知らない情報だよ!!」
それを聞いたマリーサさんは眉をひそめ、しまったと口許を歪めた。
「おっちゃん!!!!!!!! 靄の話しは嘘だったのね!!!」
俺の背で、マリーサさんが、大声を張り上げる。
「さあ、どうだかな……あんたの身体は煤けた靄に包まれているぞ」
言うだけ言った俺は、すっきりした顔で店から立ち去った。
―――翌日
「銀貨三枚ですね」
いつものようにギルドの窓口で、薬草の代金を受け取った。そうしてギルドから出ようとしたとき――
「おっちゃん、待って下さい」
制服から普段着に着替えたマリーサさんが、突然後ろから、声を掛けてくる。
「……」
俺はもちろん彼女を無視する。
「おいおい痴話喧嘩みたいだな、お前たち付き合っているのかよ」
ギルドの中にいた冒険者が、二人に野次を飛ばした。
「おっちゃんが、彼女と付き合えるはずがねーだろ! いつもの如く集られてんだよな」
「「「「「ワハハハハハハ」」」」」
冒険者たちから一斉に笑い声が飛んだ。
「私たちは、本当に付き合っているんですけど!」
ギルドにいた冒険者全員が、マリーサさんの一言で凍り付いた。彼女は俺の腕に自分の腕をきつく絡めて言った。
「早く、飲みに行きますよ」
この世界の女には勝てる気がしないと、がっくりと肩を落とした。そうして彼女に引っ張られながらギルドを後にする。俺と彼女の周りには、濃いピンク色の靄に囲まれていると確信した――
※ 第十六話 プレートの花嫁【前編】、第十七話 プレートの花嫁【後編】参照
この物語の中で一番黒いヒロインでした。この話を書き終え、感想が荒れるか見守る予定。近況ボードに裏話を書くので、気になった方は読んで下さい。
ギルドからの給金もそれに見合った金額が出るので、この職場で働く女性たちはエリートと言えた。しかも若くて美人なので、男性冒険者たちにとっては、高嶺の花だといえる。
「あら、お久しぶりですね。私はおっちゃんが死んだと思い、とても気持ちが滅入っていたので、お酒を二十杯追加です」
受付のマリーサさんが、口元に笑みを浮かべながら、必要以上に顔を近づけてくる。
「ギルドの職員には、当分の間ここに来られないことは、伝えておいたはずだが……」
「そんな話、私は聞いておりません」
ツンと顔を横に向け、唇を尖らせた。
「まだ後ろで、他の冒険者たちが並んでいるから、早くこの薬草を換金してくれ」
「両隣の窓口は空いているので、そこで並べば良いんですよ」
と、わざわざ後ろにいる冒険者達に聞こえるよう、マリーサさんは大きな声を出した。
「そんなことより見て下さい。おっちゃんが休んでいる間に、こんなに薬草採取の依頼が溜まっているんです」
彼女は依頼書の束を俺に見せつけた。
「それなら、若い冒険者に任せればいいじゃないか」
流石にその仕事を全部押しつけられるのは、溜まったもんじゃないので抗議する。
「何言っているの! 危険な採集地に、まだ明るい未来のある冒険者を送ることなど出来ません」
「そいつは酷ぇーや」
俺はそう言ってから、彼女に小さなメモを手渡した。
「この店で待っているから、仕事が終わったら来てくれ」
彼女はそのメモを読んで、目を丸くした。
「お、おっちゃん……待って……まだ返事はしていません!!」
俺は背中で彼女の言葉を受け流し、ギルドを去った。
* * *
「もう、強引なんだから!!」
とある料理屋の個室で、マリーサさんがぷりぷりと怒っている。
「いつもは自分から誘ってくるくせに、初めて俺から誘って怒られるのは心外だ……」
溜息を付く振りをした。その様子を見たマリーサさんは苦笑いをする。俺は給仕に酒と料理を注文し、彼女に話し掛けた。
「俺が山で拾った、カストロール伯爵令嬢のギルドプレートの事は覚えているだろう」
「カストロール伯爵?…… ギルドプレート?」
「依頼内容は、カストロール伯爵令嬢の母親が、娘のギルドプレートを発見した場所まで連れて行く事だった。あんた自身が請け負った仕事を、忘れたとは言わさないよ」
「そう言えば、そんなこともありましたかね」
彼女は肯定とも否定とも取れる、受け答えをした。
「それがことの始まりだ……。プレートがそこにあった理由は、令嬢がメンバーと一緒に森の中で命を落としプレートを山中に残した。普通ならそう思うよな。しかしギルドのもう一つの見解は、山中に残された二枚のプレートが、二人が死んだと偽装するために、わざと置かれた可能性も充分にあると、考えていたんだろう?」
「ギルドはプレートに捜査依頼がついていたので、カストロール伯爵に連絡した。それ以上でもそれ以下でもありません」
マリーサさんは、きっぱりと言い切った。
「まあ、それならそれでいい」
乾いた唇を濡らすため、テーブルに置かれた水を口に入れた。
「おっちゃんは、何がいいたいの」
「まだ、時間はたっぷりあるんだ、飯を食べながら話を続けようぜ。俺はプレートを拾った場所まで、伯爵夫人を連れて行き教えたんだよ。『もしかしたら、ここで拾ったプレートは故意に置かれていて、二人は何処かで生きているのではないか』とね。」
一瞬、彼女の顔色が変わった気がした。
「私にそんな話しを聞かせたくって、ここまで呼んだわけ」
マリーサさんが少し、怒った様子で俺へとそう返す。
「そうだな、この話しを聞いて、マリーサさんならどう考える?」
彼女の瞳の奥底を覗くように見つめた。
「答える義理はないと、言いたいところだけど、おっちゃんの企みに乗ってあげる。ギルド内でも二人が偽装した可能性はあると、噂されたことは認めるわ。でも……ここで二人が死んだという線も捨て切れなかったの」
「カストロール伯爵が二人の捜索を止めるために、令嬢と一緒に仲良く駆け落ちした男と二人で打った小芝居だとは認めるんだな」
「ええ、二つの可能性があるのを認めただけよ。ギルドにとってはそんな事、どちらでもいいことだわ」
「俺も正直に答えると、彼女たちが、生きていようがいまいが、そんなことはどうでもいいのよ」
「じゃあ、わざわざ私を呼ぶ必要はないじゃない!!」
バン、とテーブルを叩いて椅子から立ち上がり、彼女は帰ろうとした。
「俺がマリーサさんに話したいのは、ここからなのよ」
俺は目を細め、探るような目でマリーサさんを見る。
「それなら、そこから話せばいいのに、勿体ぶって話す男なんて大嫌いです」
「ああ、振られちまったよ……。ギルドで一番人気のあんたが、この依頼を受けてから俺を誘って、酒場に行くなんて違和感しかないと思わないか? なっ、マ・リ・ー・サ・さ・ん 」
「気持ち悪い!!」
汚物でも見るような目で、俺を睨みつける。
「そうなんだ、気持ち悪いのよ! マリーサさんが俺に押しつけた依頼や、情報の中で俺はちょくちょく死ぬような目にあっていたわ。でも、底辺冒険者の俺が毎度、生還するのを目の当たりにしてどう思った?」
「……」
彼女は押し黙った。
「不思議だよな、マリーサさんだけ、その秘密を特別に教えてやる。俺は危険が近づくと、黒い靄が見える特殊な力があるのよ。危険であればあるほど、靄は濃くなってくるの。他に靄の色によって相手の考えが分かったりな」
「そんなの信じられない……」
マリーサさんの顔から表情が消えた……。
「信じて貰おうとは、思っていないぞ。ただあんたに会う度に、黒い靄が濃くなっていくので、もう勘弁して欲しいのさ」
そこで俺はいったん言葉を切ってから、次の言葉を放った。
「マリーサさんが俺に一番聞きたいことがあるだろう。エマ伯爵夫人が直接俺に何を依頼していたのかをよう!! マリーサさん自身が俺に監視されていると、ビクビクしていたのが、手に取るように分かる。だって靄の色が今、真っ赤になっているからな」
「う、うそよ!!」
「俺は彼女から何の依頼も受け取ってはいないさ。もし令嬢に生きて会うことがあったなら、ただこの指輪を渡して欲しいと頼まれただけだ」
そう言って、彼女から預かった指輪を、マリーサさんの前に置いた。
「そ、そんな……」
彼女はつい声を漏らした。
「もう、俺には関わらないでくれ。それを伝えたかった。マリーサさんと令嬢がどんな関係だったかも、もちろんその男も含めて調べる気など毛頭無い!! この指輪は好きにすればいい――まだここのコース料理は終わっていないので、食べていってくれ。もちろん俺のおごりだ」
俺は席を立つ。
「なに、嘘ばっかりついているのよ!!」
マリーサさんがヒステリックな声で俺を非難した。
「アハハハハ、俺がプレートを拾った場所まで素人冒険者が行くには、ちと遠いとは思わないか? 俺がプレートを偶然拾えたのは、そこに行くことを知っている誰かさんの差し金かな」
「私が全て企んだというのでも!?」
「これぐらいじゃあまだ納得出来ないよな。――令嬢と一緒に駆け落ちしたのは、伯爵しか知らない情報だよ!!」
それを聞いたマリーサさんは眉をひそめ、しまったと口許を歪めた。
「おっちゃん!!!!!!!! 靄の話しは嘘だったのね!!!」
俺の背で、マリーサさんが、大声を張り上げる。
「さあ、どうだかな……あんたの身体は煤けた靄に包まれているぞ」
言うだけ言った俺は、すっきりした顔で店から立ち去った。
―――翌日
「銀貨三枚ですね」
いつものようにギルドの窓口で、薬草の代金を受け取った。そうしてギルドから出ようとしたとき――
「おっちゃん、待って下さい」
制服から普段着に着替えたマリーサさんが、突然後ろから、声を掛けてくる。
「……」
俺はもちろん彼女を無視する。
「おいおい痴話喧嘩みたいだな、お前たち付き合っているのかよ」
ギルドの中にいた冒険者が、二人に野次を飛ばした。
「おっちゃんが、彼女と付き合えるはずがねーだろ! いつもの如く集られてんだよな」
「「「「「ワハハハハハハ」」」」」
冒険者たちから一斉に笑い声が飛んだ。
「私たちは、本当に付き合っているんですけど!」
ギルドにいた冒険者全員が、マリーサさんの一言で凍り付いた。彼女は俺の腕に自分の腕をきつく絡めて言った。
「早く、飲みに行きますよ」
この世界の女には勝てる気がしないと、がっくりと肩を落とした。そうして彼女に引っ張られながらギルドを後にする。俺と彼女の周りには、濃いピンク色の靄に囲まれていると確信した――
※ 第十六話 プレートの花嫁【前編】、第十七話 プレートの花嫁【後編】参照
この物語の中で一番黒いヒロインでした。この話を書き終え、感想が荒れるか見守る予定。近況ボードに裏話を書くので、気になった方は読んで下さい。
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