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第百九十九話 魔王城【其の四】
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「あのう……魔王様との話し合いはどうでしたか」
貴賓室で待っていたパトリシアが、不安そうな表情をして俺に話し掛けてきた。魔王との会談の後、彼女に連絡をすることをすっかり忘れていた。料理勝負で決まるとも言い出しにくく
「難しい話し合いが、まだ継続中だ……」
と、顔をしかめて答えた。これ以上何か聞かれても、ボロが出そうになるので、彼女を部屋に残したまま、逃げるように魔王城の調理場に向かう。
「あら、おっちゃん様、まだ迎えに行っていにゃいのに、ここがよく分かったんだにゃ」
調理場の前で偶然、メイドのアナベルに出会った。
「他のメイドに尋ねた」
「そうだったのにゃ。この調理場を好きに使ってくれていいにゃん。分からないことがあれば、そこにいる料理長に聞いてくれれば、大体のことは答えてくれるのにゃ」
彼女が俺に紹介した料理長は、年を取った金髪の男であった。
「人間国で冒険者をしている静岡音茶だ、おっちゃんと呼んでくれ。聞いているとは思うが、魔王様に夕食を作るのでこの調理場を借りるぞ」
「料理長を任されているエルフのオードリーだ。分からないことがあれば、何でも尋ねてくだされ。もし手が足りなければ、手伝いますぞ」
「それは助かる……と言いたいが、作る量は数人前だと聞いているので問題ない。魔王様がそれ以上食べるのなら、手を貸してくれ」
「よく食べる方だとは思うが、数人前も用意すれば余裕で余るぞ」
俺はそれを聞いて安堵した。うちの雛鳥並みに食べられれば、品数を減らすことも考えていたからだ……。とりあえず料理の下ごしらえを始めた。
数時間後――
調理場のテーブルには、油で揚げる前の食材がずらりと並ぶ。これを揚げたてで出す準備が整い、一息ついた。
「冷凍したパンをすり下ろすなんて初めて見たぞ」
オードリーが話しかけてくる。
「本当ならパンを乾燥させてから、細かく砕いた方が使い勝手が良かったが、パン粉が無かったので即席で作ったのよ」
「パンの粉でパン粉と呼ぶのか」
「そのままだな」
俺はにかっと笑った。
「料理の準備は整った、魔王様にそう伝えてくれ」
俺はオードリーにそう言って、調理場の奥に戻り、油の温度の調整を始めた。
まず最初は、魔王にカツレツを出すことに決めた。魔王が食べ慣れている、高級獣肉を使い油で揚げる。鍋から取り出した熱々のカツレツを皿に乗せて、自ら魔王の座っているテーブルに、料理を運んだ。
部屋には魔王と、スカーレットが正装でテーブルに座り、俺の作る夕飯を待っていた。
「待ちわびたぞ、さぞ素晴らしい料理が出て来ると期待している」
魔王がわざと、料理のハードルを上げた。
「獣肉のカツレツです。熱いので舌が火傷をしないよう注意してお食べ下さい」
そう言って、魔王に差し出した。
「ふーん、揚げ物だな」
魔王はフォークでカツレツを一切れ突いて、口に入れた。
「衣がサクサクで脂っこいと思ったが、柑橘系のソースを絡めると、それほど嫌な感じは無い……」
一切れのカツレルを食べ終えた後、魔王はそのように述べた。
「んふう~~~っ。口の中に油が広がり美味しいです」
パトリシアのリアクションは、素晴らしかったが、カツレツを知っている魔王の心に、俺の料理は思ったほど届きはしなかった。
「テーブルに乗せている、サラダはいつでも食べてくれ」
そう言い残し、次の料理の準備をするため厨房に戻る。
「出汁に漬け込んでいた鳥肉を取り出し衣を付けて、唐揚げを揚げた。カツレツの反応が良くなかったので、料理の順番を繰り上げて出すことにする。
「鳥肉の唐揚げです。もし宜しければこの(柑橘系の)フルーツを搾って掛けてからお食べ下さい」
魔王は慣れた手つきで、フルーツを搾り唐揚げを食べる。魔王の咀嚼音が静かに流れる。
「悪いが日清の唐揚げ粉派なんだ……それに醤油とニンニクを漬け込んだ唐揚げは邪道だとさえ思っている」
魔王は楽しそうに目を細めて、俺のリアクションを待つ――。
「ふはっ……同感だ。この世界でスパイスなど探す余裕もないし、漬け込んだ肉で揚げたが、日清派と言われたら勝てんよな」
俺は懐から、醤油の瓶を取り出し、どこぞの料理好きな陶芸家の振りをして、魔王にそれを手渡した。
「ふははは、音茶は面白いの」
料理とは別口で褒められた……。
厨房に戻り、思った以上に魔王の反応の薄さに、肩を落とす……。
「魔王の口に召さないか……」
俺は鉄板で調理を続けながら呟いた。
「どれも素晴らしい料理だ! 悔しいから言いたくはないが、魔王様がいつもより美味しそうに食べておる」
オードリーが俺を鼓舞する言葉を投げかけた。
今度は何も言わずに、魔王の前に皿を置いた。テーブルから独特の香りが上がる。皿の上には、ピザのような料理が乗っている。魔王はその料理を、熱そうにはふはふと口の中に入れる。
「まさか、お好み焼きを百年振りに食べるとは、思わなかったぞ。マヨネーズまで作れるとは、音茶は料理人なのか」
「ただのしがない、冒険者ですよ……」
と、力なく答えた。
ようやく魔王に好印象な感想が貰えたので、少しだけホッとする。
「な、なにこれ!? すっぱとろっとした白いソースは!! 旨っ! この料理旨っ!!」
口の周りにソースをくっつけた、異国の王女様を微笑ましく眺めた……。
今夜の晩餐は終わりに近づく――
「エビフライです。このタルタルソースを付けて、お召し上がり下さい」
「これでもかというほど、懐かしい食べ物を出してくるな……。全く目新しさを感じさせん」
そう言いながらも、魔王はエビフライを一口かじり、フォークに刺さったエビを懐かしそうに見つめていた。
「ふわっ! エビのプリプリが口の中で弾けちゃう!! それにタルタルソースがエビに上手く絡んで、これも美味しいです」
お前のリアクションが邪魔なんだと、目で合図を出したがパトリシアには通じなかった。
まだ、幾つか出そうと思っていた料理は残ってはいたが、出すのを諦めた。魔王の『目新しさを感じさせん』という言葉が心に刺さった。俺の知っている天才料理人たちは、実際に作れるかは別として、審査員を驚かす料理を出していたのを今更ながら思い出す。
マンガやアニメの人物たちだがな――
最後は、冷蔵庫から冷たく冷えたプリンを取り出す。柄にもなく此奴に幾度も救われたと、感謝の念を込め皿に盛った。
「最後のデザート、焼きプリンでございます」
俺は震える手で、魔王に皿を手渡した。
「これはドワーフ国で流行ったデザートではないか……。そういえば、音茶はドワーフ国に、ボーガンや有刺鉄線を伝えていたな……。プリンもいっしょに教えていたのには、さすがのわれも、これが出されるまで気付かなかった」
妖艶な声で告げられた魔王の言葉に、俺は一瞬固まった。
「付け加えるなら鐙もだ」
その言葉に飲まれないようにと、強がってみた。
「そうだったな。あれらの行為は、ギリ許される範囲とした。それにしても、このプリンは不細工な出来映えだ」
俺は、その声から勝負の結果を推し量ることが出来た。しかも、パトリシアまで同調するかのように頷いている。俺の料理はどれも初見殺しだ……料理のプロにアレンジされれば到底勝つ事なんて出来はしない。完全に詰んだ……俺は拳を握りしめ下を向いた――
「俺のま……」
「魔王様、このハンカチを使うにゃん……」
俺の言葉を遮るように、メイドのアナベルが、魔王にハンカチを差し出した。
「なんだ、アナベル? 食事の最中にハンカチなど出しよってからに」
「魔王様、泣いているにゃん」
「何!? われが涙を流しているとでも言うのか!」
そう言って、魔王は右手で目尻を押さえ、その指先を見た。
「はははは、涙が出ているな」
そう言いながら、魔王の目から涙が止めどもなく流れ続ける。俺とパトリシアは魔王の姿に釘付けとなった。
「音茶よ、われの負けじゃ! 魔人国を統一し、人間国を相手にもしなかったわれが、こんな小汚いおっさんに泣かされようとは思いもしなかった! ふははは、お前たち……悪いが、音茶を残して少しの間、この部屋から出て行ってくれないか」
魔王の声が部屋中に響き渡る――
※ 長くなったので分割します。
貴賓室で待っていたパトリシアが、不安そうな表情をして俺に話し掛けてきた。魔王との会談の後、彼女に連絡をすることをすっかり忘れていた。料理勝負で決まるとも言い出しにくく
「難しい話し合いが、まだ継続中だ……」
と、顔をしかめて答えた。これ以上何か聞かれても、ボロが出そうになるので、彼女を部屋に残したまま、逃げるように魔王城の調理場に向かう。
「あら、おっちゃん様、まだ迎えに行っていにゃいのに、ここがよく分かったんだにゃ」
調理場の前で偶然、メイドのアナベルに出会った。
「他のメイドに尋ねた」
「そうだったのにゃ。この調理場を好きに使ってくれていいにゃん。分からないことがあれば、そこにいる料理長に聞いてくれれば、大体のことは答えてくれるのにゃ」
彼女が俺に紹介した料理長は、年を取った金髪の男であった。
「人間国で冒険者をしている静岡音茶だ、おっちゃんと呼んでくれ。聞いているとは思うが、魔王様に夕食を作るのでこの調理場を借りるぞ」
「料理長を任されているエルフのオードリーだ。分からないことがあれば、何でも尋ねてくだされ。もし手が足りなければ、手伝いますぞ」
「それは助かる……と言いたいが、作る量は数人前だと聞いているので問題ない。魔王様がそれ以上食べるのなら、手を貸してくれ」
「よく食べる方だとは思うが、数人前も用意すれば余裕で余るぞ」
俺はそれを聞いて安堵した。うちの雛鳥並みに食べられれば、品数を減らすことも考えていたからだ……。とりあえず料理の下ごしらえを始めた。
数時間後――
調理場のテーブルには、油で揚げる前の食材がずらりと並ぶ。これを揚げたてで出す準備が整い、一息ついた。
「冷凍したパンをすり下ろすなんて初めて見たぞ」
オードリーが話しかけてくる。
「本当ならパンを乾燥させてから、細かく砕いた方が使い勝手が良かったが、パン粉が無かったので即席で作ったのよ」
「パンの粉でパン粉と呼ぶのか」
「そのままだな」
俺はにかっと笑った。
「料理の準備は整った、魔王様にそう伝えてくれ」
俺はオードリーにそう言って、調理場の奥に戻り、油の温度の調整を始めた。
まず最初は、魔王にカツレツを出すことに決めた。魔王が食べ慣れている、高級獣肉を使い油で揚げる。鍋から取り出した熱々のカツレツを皿に乗せて、自ら魔王の座っているテーブルに、料理を運んだ。
部屋には魔王と、スカーレットが正装でテーブルに座り、俺の作る夕飯を待っていた。
「待ちわびたぞ、さぞ素晴らしい料理が出て来ると期待している」
魔王がわざと、料理のハードルを上げた。
「獣肉のカツレツです。熱いので舌が火傷をしないよう注意してお食べ下さい」
そう言って、魔王に差し出した。
「ふーん、揚げ物だな」
魔王はフォークでカツレツを一切れ突いて、口に入れた。
「衣がサクサクで脂っこいと思ったが、柑橘系のソースを絡めると、それほど嫌な感じは無い……」
一切れのカツレルを食べ終えた後、魔王はそのように述べた。
「んふう~~~っ。口の中に油が広がり美味しいです」
パトリシアのリアクションは、素晴らしかったが、カツレツを知っている魔王の心に、俺の料理は思ったほど届きはしなかった。
「テーブルに乗せている、サラダはいつでも食べてくれ」
そう言い残し、次の料理の準備をするため厨房に戻る。
「出汁に漬け込んでいた鳥肉を取り出し衣を付けて、唐揚げを揚げた。カツレツの反応が良くなかったので、料理の順番を繰り上げて出すことにする。
「鳥肉の唐揚げです。もし宜しければこの(柑橘系の)フルーツを搾って掛けてからお食べ下さい」
魔王は慣れた手つきで、フルーツを搾り唐揚げを食べる。魔王の咀嚼音が静かに流れる。
「悪いが日清の唐揚げ粉派なんだ……それに醤油とニンニクを漬け込んだ唐揚げは邪道だとさえ思っている」
魔王は楽しそうに目を細めて、俺のリアクションを待つ――。
「ふはっ……同感だ。この世界でスパイスなど探す余裕もないし、漬け込んだ肉で揚げたが、日清派と言われたら勝てんよな」
俺は懐から、醤油の瓶を取り出し、どこぞの料理好きな陶芸家の振りをして、魔王にそれを手渡した。
「ふははは、音茶は面白いの」
料理とは別口で褒められた……。
厨房に戻り、思った以上に魔王の反応の薄さに、肩を落とす……。
「魔王の口に召さないか……」
俺は鉄板で調理を続けながら呟いた。
「どれも素晴らしい料理だ! 悔しいから言いたくはないが、魔王様がいつもより美味しそうに食べておる」
オードリーが俺を鼓舞する言葉を投げかけた。
今度は何も言わずに、魔王の前に皿を置いた。テーブルから独特の香りが上がる。皿の上には、ピザのような料理が乗っている。魔王はその料理を、熱そうにはふはふと口の中に入れる。
「まさか、お好み焼きを百年振りに食べるとは、思わなかったぞ。マヨネーズまで作れるとは、音茶は料理人なのか」
「ただのしがない、冒険者ですよ……」
と、力なく答えた。
ようやく魔王に好印象な感想が貰えたので、少しだけホッとする。
「な、なにこれ!? すっぱとろっとした白いソースは!! 旨っ! この料理旨っ!!」
口の周りにソースをくっつけた、異国の王女様を微笑ましく眺めた……。
今夜の晩餐は終わりに近づく――
「エビフライです。このタルタルソースを付けて、お召し上がり下さい」
「これでもかというほど、懐かしい食べ物を出してくるな……。全く目新しさを感じさせん」
そう言いながらも、魔王はエビフライを一口かじり、フォークに刺さったエビを懐かしそうに見つめていた。
「ふわっ! エビのプリプリが口の中で弾けちゃう!! それにタルタルソースがエビに上手く絡んで、これも美味しいです」
お前のリアクションが邪魔なんだと、目で合図を出したがパトリシアには通じなかった。
まだ、幾つか出そうと思っていた料理は残ってはいたが、出すのを諦めた。魔王の『目新しさを感じさせん』という言葉が心に刺さった。俺の知っている天才料理人たちは、実際に作れるかは別として、審査員を驚かす料理を出していたのを今更ながら思い出す。
マンガやアニメの人物たちだがな――
最後は、冷蔵庫から冷たく冷えたプリンを取り出す。柄にもなく此奴に幾度も救われたと、感謝の念を込め皿に盛った。
「最後のデザート、焼きプリンでございます」
俺は震える手で、魔王に皿を手渡した。
「これはドワーフ国で流行ったデザートではないか……。そういえば、音茶はドワーフ国に、ボーガンや有刺鉄線を伝えていたな……。プリンもいっしょに教えていたのには、さすがのわれも、これが出されるまで気付かなかった」
妖艶な声で告げられた魔王の言葉に、俺は一瞬固まった。
「付け加えるなら鐙もだ」
その言葉に飲まれないようにと、強がってみた。
「そうだったな。あれらの行為は、ギリ許される範囲とした。それにしても、このプリンは不細工な出来映えだ」
俺は、その声から勝負の結果を推し量ることが出来た。しかも、パトリシアまで同調するかのように頷いている。俺の料理はどれも初見殺しだ……料理のプロにアレンジされれば到底勝つ事なんて出来はしない。完全に詰んだ……俺は拳を握りしめ下を向いた――
「俺のま……」
「魔王様、このハンカチを使うにゃん……」
俺の言葉を遮るように、メイドのアナベルが、魔王にハンカチを差し出した。
「なんだ、アナベル? 食事の最中にハンカチなど出しよってからに」
「魔王様、泣いているにゃん」
「何!? われが涙を流しているとでも言うのか!」
そう言って、魔王は右手で目尻を押さえ、その指先を見た。
「はははは、涙が出ているな」
そう言いながら、魔王の目から涙が止めどもなく流れ続ける。俺とパトリシアは魔王の姿に釘付けとなった。
「音茶よ、われの負けじゃ! 魔人国を統一し、人間国を相手にもしなかったわれが、こんな小汚いおっさんに泣かされようとは思いもしなかった! ふははは、お前たち……悪いが、音茶を残して少しの間、この部屋から出て行ってくれないか」
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