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オマケ
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今日もまた、ソルトに喧嘩をふっかけて、返り討ち。
そんなガナッシュの背中を見ながら微笑んでいる自分に気付いて、
オリーブは頬に手を当てた。
好きなように生きていいのだと言ってくれた。
物心ついた時から周囲の大人の反応を気にしていた。
だから、思ったとおりに動く彼は彼女の瞳にまぶしく映る。
好きなようにと言われて、どうすればいいか分からなかった。
からっぽの気持ち。
生きたいって泣いたけど、それ以外見つからなくて、
人の顔色を伺っていくのはどんなに楽なことだったか。
気付いたら決着がついていた。
地面に倒れたまま動かない彼に歩み寄る。
「ガナッシュさん、」
「…おぅ…」
「手当てしますね。」
それが当たり前のように振る舞うガナッシュを見て、
やっぱり顔色を伺ってしまう自分を恥じつつも、
からっぽじゃなくなった気がして、オリーブはまた微笑んだ。
私が追いかける。ついていく。
好きなように生きてるつもり。
今はまだ成長過程だから…
「いつか…」
「ん?」
「いえ、何でもないですっ!」
「そうか!」
あなたみたいになれたらいいな、なんて思ったりする。
そんなガナッシュの背中を見ながら微笑んでいる自分に気付いて、
オリーブは頬に手を当てた。
好きなように生きていいのだと言ってくれた。
物心ついた時から周囲の大人の反応を気にしていた。
だから、思ったとおりに動く彼は彼女の瞳にまぶしく映る。
好きなようにと言われて、どうすればいいか分からなかった。
からっぽの気持ち。
生きたいって泣いたけど、それ以外見つからなくて、
人の顔色を伺っていくのはどんなに楽なことだったか。
気付いたら決着がついていた。
地面に倒れたまま動かない彼に歩み寄る。
「ガナッシュさん、」
「…おぅ…」
「手当てしますね。」
それが当たり前のように振る舞うガナッシュを見て、
やっぱり顔色を伺ってしまう自分を恥じつつも、
からっぽじゃなくなった気がして、オリーブはまた微笑んだ。
私が追いかける。ついていく。
好きなように生きてるつもり。
今はまだ成長過程だから…
「いつか…」
「ん?」
「いえ、何でもないですっ!」
「そうか!」
あなたみたいになれたらいいな、なんて思ったりする。
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