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第1章
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ウォシュレットを作るのは難しそうなので、魔法で代用を考える。
しっかり加減をしないとお尻が大変なことになりそうだ。
そこでアイデアその一、指をウォシュレットにする。
指先から水、もしくは温水を最適な勢いで放出する。
その二、肛門から直に水、温水を放出する。
その三、その他。
うーん、悩むところだが、ここは今後の魔法の発展を期待して『二』に挑戦してみよう。
ただし魔法は尻から出る状態か。
しかし問題は特訓する場所だ。
こんな恥ずかしい特訓は誰に見られるわけにはいかない。
口から魔法を出すこともできる私だが、肛門から出したことはない。
理論上、全身から魔力放出ができるのだから肛門からも出せるはずだ。
そこで、思いついたことがある。
飽きもせず私は露天風呂に入り浸っている。
その湯船の中で特訓するのだ。
絶対に誰にも見られるわけにはいかない。
なぜなら私は湯船の中でM字開脚をしているからだ。
これを見られたら終わりだ。
わざわざ冬に外で風呂に入っているだけでも変人扱いなのに、その上こんな姿を見られたら……
でもやるしかない。背後の敵に攻撃できるようになるメリットもあることだし、やってやる。
素直に水滴や水球で洗えば楽なのは分かっているのだが……
結局、ウォシュレット魔法、肛門から温水が出る魔法ができるようになったのは冬の終わり頃だった。
ただし乾かすことを考えていなかったため、結局手による微風の魔法で乾かしている。
もうすぐ春、三年生になろうかというのに一体何をやっているのやら。
ローランド王国三百年の歴史において肛門から魔法を出した者はいない。
間違いなくカースは肛門魔法の第一人者と言えるだろう。
歴史に名は残らない。
しっかり加減をしないとお尻が大変なことになりそうだ。
そこでアイデアその一、指をウォシュレットにする。
指先から水、もしくは温水を最適な勢いで放出する。
その二、肛門から直に水、温水を放出する。
その三、その他。
うーん、悩むところだが、ここは今後の魔法の発展を期待して『二』に挑戦してみよう。
ただし魔法は尻から出る状態か。
しかし問題は特訓する場所だ。
こんな恥ずかしい特訓は誰に見られるわけにはいかない。
口から魔法を出すこともできる私だが、肛門から出したことはない。
理論上、全身から魔力放出ができるのだから肛門からも出せるはずだ。
そこで、思いついたことがある。
飽きもせず私は露天風呂に入り浸っている。
その湯船の中で特訓するのだ。
絶対に誰にも見られるわけにはいかない。
なぜなら私は湯船の中でM字開脚をしているからだ。
これを見られたら終わりだ。
わざわざ冬に外で風呂に入っているだけでも変人扱いなのに、その上こんな姿を見られたら……
でもやるしかない。背後の敵に攻撃できるようになるメリットもあることだし、やってやる。
素直に水滴や水球で洗えば楽なのは分かっているのだが……
結局、ウォシュレット魔法、肛門から温水が出る魔法ができるようになったのは冬の終わり頃だった。
ただし乾かすことを考えていなかったため、結局手による微風の魔法で乾かしている。
もうすぐ春、三年生になろうかというのに一体何をやっているのやら。
ローランド王国三百年の歴史において肛門から魔法を出した者はいない。
間違いなくカースは肛門魔法の第一人者と言えるだろう。
歴史に名は残らない。
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