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ただの呟き
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********************
拝啓、1年後の私へ。
今、私はちゃんと夢をかなえて仕事をしていますか?
********************
「○○大学 斎藤美穂様
株式会社○○局 採用担当チームです。
この度は20○○採用試験に参加していただき、誠にありがとうございます。
慎重に検討、協議を行い専攻いたしましたところ、
誠に遺憾ではございますが.…。」
もう何度も見たこういうたぐいの手紙やメール。
一通、一件と溜まっていく目の前の不採用通知。
そして、こういうのに限って最後は、
「心よりお祈り申し上げます」
決まり文句なのだろうけれども、祈られるくらいならこちらからお断り。
優しい言葉をかけておいて、人をバサバサと切り落としていく。
始めはとっても辛かったな。
今も続いている就職活動だけれども、忍耐力が備わっていなかった3月は、この通知がたまるたびに内心、
「私は世間にとって必要とされない人間なんじゃないか」
って思ってしまうくらい闇を抱えてしまったものだ。
口先では幾らでも言える
「就活って楽しいよ」
って。
冗談じゃない。
何が楽しいだ。
だけれども人一倍プライドが高い私は、この言葉を周りにかけることしかできなかった。
余計に心が苦しくなることを分かっていても、ほかに言葉が見つからない。
今となってはこの言葉が自分自身の励ましだと言い聞かせられるのに、当時は油に付けた手に火をともす感覚が私を毎日襲っていた。
中学生から、夢を追いかけて、たくさんの我慢をして、努力を重ねてきた。
だからこそ、未来のために立ち上がらなければならない。
だから次から次へと必死に前に進む。
どんなに傷つけられてもね。
こんな一連を何度も短期間で繰り返す中で、ふと気づいてしまったことがある。
「就職活動って恋愛と一緒じゃない?」
ってことにね。
企業をよく調べて試験に臨む。
相手をよく知って告白に至る。
書類から始まり、次のステップへ進む。
メッセージから始まり、デートに進む。
はい、ビンゴ! って、
叫びたくなっちゃうね。
この前受けた株式会社○△局は、2年前に付き合っていた元彼に似ている。
お互いに瞬時に沸き上がった興味を直感に一歩前に進むが、結局は破局。瞬時では判断できなかったお互いの魅力や欠点に価値観相違を感じ静かに終わりを迎えた。
最後は喧嘩でも言い争いでもなく、綺麗な言葉を並べて離れていく。
でもこの事例はまだ痛くも痒くもない話で、
その前に受けた××局株式会社は苦い恋愛だった。
最初に甘い言葉をかけて良好に見せかけ、理想に当てはまらなければ切り捨てていく。
確かに本音を知るために、和ませるための甘い言葉で効率的に人を見分ける手段としては最適なのかもしれない。
でも期待をさせてあっさり無理って、どんな事情だよって突っ込み入れたくなるよね。
これが何も知らない迷える子羊たちが経験したら非常に残酷なお話だよね.…。
事例は交際していた関係との結びつきだけではない。
あらゆる失恋ソングを企業と自分に当てはめると面白いほどに当てはまる。
特にTani Yuukiが歌う[Myra]に
「君が紡ぎだす言葉はすべて信じたいと思ったんだ。
君の瞳に映る世界の続きに僕は成れるかな」
と言う歌詞がある。
企業が説明会でかける言葉は、どれも美しい言葉と魅力的な言葉で引き込まれる。ちゃんとその場所に私が必要とされるかは別だけれども、「そこで活躍がしたい。」という気持ちに歌が代弁してくれている。
他にもあらゆる類の失恋ソングが当てはまる。
(悩める就活生よ、ぜひ聞いてほしい。)
それから、小説も例外ではない。
私が今拝読している「おちくぼ姫」には、平安時代のシンデレラストーリーともいえる素敵な物語が描かれている。そんな中で、この小説が描かれた平安時代の婚活形態が就職活動においての面接行程に似ていて驚いた。この時代の男は、女の家に夜遅い時間から朝の早い時間まで3日間通うことで婚約が成立する。この3日間がクリアできなく、途絶えてしまえば失敗。
私が受ける企業の面接は大体、
「部長面接→役員面接→社長面接」と、
3段階である。
途中で連絡が途絶えたら試合終了。
よく知人から、会って3回目で恋愛に進むということを聞く。
きっと3回という数は人を見分ける期間として最適なのかもしれないね。
とにかく、時代を超えた恋愛までも就職活動に当てはまるとは思わなかった。
そんなことを思う日々。
私は最も過酷で切ない採用試験に巡り合った。
筆記試験、面接、カメラテストを一日に凝縮した完結型採用試験だ。
一番、過酷だと思ったことは、その試験ごとに脱落者が発表されること。
インターンからセミナー、説明会など長期的に向き合ってきた相手で、その企業を第一に考えていた私にとって一つ一つの結果発表では手に汗びっしょりと含ませたものだ。
でも、こういう大切な結果を直接いただける面について、恋愛の面に置き換えて考えるならば素敵なお話で理想的だと思える。
だって、告白だとかお別れだとかの大切なお話って、面と向かってぶつけてくれるほうがありがたいと思う。
直接ごめんなさいと言ってくれたら、それだけの思いが込められていると気づけるし、目を見て話せるから嘘なのか本当なのか見分けやすいと思う。
語れるほどの恋愛を熟してきたわけではないけれども、大切な話を電話やメッセージでされると、とても不愉快極まりなく、面と向かう度胸のない人間だと失望してしまう。
それが合える距離にいる人ほど、そう強く思っちゃう。
高校生の頃、面と向かって告白をしてくれた地味な科学部の男の子と、電話で告白をしてきた野球部の男の子がいたことを覚えている。ほとんど同時期で、迷った挙句、直接話してくれた科学部の男の子と交際をした。
見た目も評判も野球部の子のほうが高かった。
けれども、面と向かって勇気を出してくれた思いが私の心を動かした。
今までの恋愛総まとめしても、直接向き合ってくれた人のほうが、真剣さが伝わり好感度を掴めた。逆にネット上の会話や電話のやり取りは、日常会話をする分には楽しいけれども、告白や別れをそれでされると、どんなにいい人だって度胸と根性がない弱いやつとしか判断できなくなるのだ。(遠距離は除く)
だからこそ、カメラテストまでの結果をその場で出してほしかった。
最終の試験まで残ったのに、なぜか最後は一通の手紙で別れを告げられた。
もう就活を始めて忍耐力もついてきたころの不採用通知だから、何も傷つかないと思っていた。だけれども大きな失恋をしたかの如くひどい感覚に包まれた。
今までどんな相手(企業)といざこざ(不採用通知)があったとしても、第一に考える存在(第一志望企業)があったから、頑張れる活力になった。そして、その存在があるからどんなに辛いことも乗り越えられたはずなのに.…。一緒にいるから楽しくて、前向いて歩けたのに、相手は私の些細な言葉に引っかかり結局はダメになった。
まるで「やっぱり君は必要ない」手紙にそう書かれている気がして泣けてくる。
女の子ってね、誰かと会う時やデートするために前日からすごく準備するの。
洋服だってカバンだって、いろんなもの全部。わくわくしながら空想に空想を重ねながら明るい未来の明日を待つ。
そんな風に、「どのスーツにして、髪型はこうして、面接ではどんな風にしようか。」こうやって一人で考えて胸を高鳴らせて脳内シミュレーションもしていた。
本命だからこそ念入りにね。
だから直前直後に必要ないと告げられるとすごく悲しいし、何が正しいのかわからなくなった。
そしてこう思うの
「誰かに必要とされたい。
何かに必要だといわれたい。」
ってね。
思えば、私は人生において、この言葉を友達や恋人から言われたことがほとんどない。
そう思いだした時、
なんでもいい、企業でも恋人でも友達でも、家族以外の存在に必要だと言われたくなった。
とにかく必要な人間になりたいってね。
就職活動に正解も間違っているもない。
きっと、縁が大切なのだと思う。
だけれども、大切なことがある。
そこに必要とされるかどうか。
何を求めているのか真相はわからないけれど、
私はまだまだ頑張れる。
そして気づいたことは、
就職活動に集中するのではなく、周りの環境も大切にすることが今必要なのだと。
日常生活にはたくさんの発見がある。その発見一つ一つが面接に生きてくるのだと思う。
********************
努力は必ず報われる。
高校生の頃、尊敬する部活の先生から何度も繰り返し言われた言葉。
私はこれからも、数々の不採用通知と向き合いながら、一番素敵な就職活動をする。
冬が来たりなれば春遠からじ
イギリスの詩人シャリーの言葉がある。
私はいつか巡り合う縁に綺麗なサクラを咲かせたい。
これから先、どんなことがあっても、投げやりに考えることはもうやめる。
一度きりの新卒の就職活動だから、
心から楽しむことを、ここに約束します。
敬具
令和3年5月末
********************
1か月後。
***********************************
追記
あなたは今、幸せですか?
令和3年6月中旬
********************
続く(次回完結予定日6月30日)
拝啓、1年後の私へ。
今、私はちゃんと夢をかなえて仕事をしていますか?
********************
「○○大学 斎藤美穂様
株式会社○○局 採用担当チームです。
この度は20○○採用試験に参加していただき、誠にありがとうございます。
慎重に検討、協議を行い専攻いたしましたところ、
誠に遺憾ではございますが.…。」
もう何度も見たこういうたぐいの手紙やメール。
一通、一件と溜まっていく目の前の不採用通知。
そして、こういうのに限って最後は、
「心よりお祈り申し上げます」
決まり文句なのだろうけれども、祈られるくらいならこちらからお断り。
優しい言葉をかけておいて、人をバサバサと切り落としていく。
始めはとっても辛かったな。
今も続いている就職活動だけれども、忍耐力が備わっていなかった3月は、この通知がたまるたびに内心、
「私は世間にとって必要とされない人間なんじゃないか」
って思ってしまうくらい闇を抱えてしまったものだ。
口先では幾らでも言える
「就活って楽しいよ」
って。
冗談じゃない。
何が楽しいだ。
だけれども人一倍プライドが高い私は、この言葉を周りにかけることしかできなかった。
余計に心が苦しくなることを分かっていても、ほかに言葉が見つからない。
今となってはこの言葉が自分自身の励ましだと言い聞かせられるのに、当時は油に付けた手に火をともす感覚が私を毎日襲っていた。
中学生から、夢を追いかけて、たくさんの我慢をして、努力を重ねてきた。
だからこそ、未来のために立ち上がらなければならない。
だから次から次へと必死に前に進む。
どんなに傷つけられてもね。
こんな一連を何度も短期間で繰り返す中で、ふと気づいてしまったことがある。
「就職活動って恋愛と一緒じゃない?」
ってことにね。
企業をよく調べて試験に臨む。
相手をよく知って告白に至る。
書類から始まり、次のステップへ進む。
メッセージから始まり、デートに進む。
はい、ビンゴ! って、
叫びたくなっちゃうね。
この前受けた株式会社○△局は、2年前に付き合っていた元彼に似ている。
お互いに瞬時に沸き上がった興味を直感に一歩前に進むが、結局は破局。瞬時では判断できなかったお互いの魅力や欠点に価値観相違を感じ静かに終わりを迎えた。
最後は喧嘩でも言い争いでもなく、綺麗な言葉を並べて離れていく。
でもこの事例はまだ痛くも痒くもない話で、
その前に受けた××局株式会社は苦い恋愛だった。
最初に甘い言葉をかけて良好に見せかけ、理想に当てはまらなければ切り捨てていく。
確かに本音を知るために、和ませるための甘い言葉で効率的に人を見分ける手段としては最適なのかもしれない。
でも期待をさせてあっさり無理って、どんな事情だよって突っ込み入れたくなるよね。
これが何も知らない迷える子羊たちが経験したら非常に残酷なお話だよね.…。
事例は交際していた関係との結びつきだけではない。
あらゆる失恋ソングを企業と自分に当てはめると面白いほどに当てはまる。
特にTani Yuukiが歌う[Myra]に
「君が紡ぎだす言葉はすべて信じたいと思ったんだ。
君の瞳に映る世界の続きに僕は成れるかな」
と言う歌詞がある。
企業が説明会でかける言葉は、どれも美しい言葉と魅力的な言葉で引き込まれる。ちゃんとその場所に私が必要とされるかは別だけれども、「そこで活躍がしたい。」という気持ちに歌が代弁してくれている。
他にもあらゆる類の失恋ソングが当てはまる。
(悩める就活生よ、ぜひ聞いてほしい。)
それから、小説も例外ではない。
私が今拝読している「おちくぼ姫」には、平安時代のシンデレラストーリーともいえる素敵な物語が描かれている。そんな中で、この小説が描かれた平安時代の婚活形態が就職活動においての面接行程に似ていて驚いた。この時代の男は、女の家に夜遅い時間から朝の早い時間まで3日間通うことで婚約が成立する。この3日間がクリアできなく、途絶えてしまえば失敗。
私が受ける企業の面接は大体、
「部長面接→役員面接→社長面接」と、
3段階である。
途中で連絡が途絶えたら試合終了。
よく知人から、会って3回目で恋愛に進むということを聞く。
きっと3回という数は人を見分ける期間として最適なのかもしれないね。
とにかく、時代を超えた恋愛までも就職活動に当てはまるとは思わなかった。
そんなことを思う日々。
私は最も過酷で切ない採用試験に巡り合った。
筆記試験、面接、カメラテストを一日に凝縮した完結型採用試験だ。
一番、過酷だと思ったことは、その試験ごとに脱落者が発表されること。
インターンからセミナー、説明会など長期的に向き合ってきた相手で、その企業を第一に考えていた私にとって一つ一つの結果発表では手に汗びっしょりと含ませたものだ。
でも、こういう大切な結果を直接いただける面について、恋愛の面に置き換えて考えるならば素敵なお話で理想的だと思える。
だって、告白だとかお別れだとかの大切なお話って、面と向かってぶつけてくれるほうがありがたいと思う。
直接ごめんなさいと言ってくれたら、それだけの思いが込められていると気づけるし、目を見て話せるから嘘なのか本当なのか見分けやすいと思う。
語れるほどの恋愛を熟してきたわけではないけれども、大切な話を電話やメッセージでされると、とても不愉快極まりなく、面と向かう度胸のない人間だと失望してしまう。
それが合える距離にいる人ほど、そう強く思っちゃう。
高校生の頃、面と向かって告白をしてくれた地味な科学部の男の子と、電話で告白をしてきた野球部の男の子がいたことを覚えている。ほとんど同時期で、迷った挙句、直接話してくれた科学部の男の子と交際をした。
見た目も評判も野球部の子のほうが高かった。
けれども、面と向かって勇気を出してくれた思いが私の心を動かした。
今までの恋愛総まとめしても、直接向き合ってくれた人のほうが、真剣さが伝わり好感度を掴めた。逆にネット上の会話や電話のやり取りは、日常会話をする分には楽しいけれども、告白や別れをそれでされると、どんなにいい人だって度胸と根性がない弱いやつとしか判断できなくなるのだ。(遠距離は除く)
だからこそ、カメラテストまでの結果をその場で出してほしかった。
最終の試験まで残ったのに、なぜか最後は一通の手紙で別れを告げられた。
もう就活を始めて忍耐力もついてきたころの不採用通知だから、何も傷つかないと思っていた。だけれども大きな失恋をしたかの如くひどい感覚に包まれた。
今までどんな相手(企業)といざこざ(不採用通知)があったとしても、第一に考える存在(第一志望企業)があったから、頑張れる活力になった。そして、その存在があるからどんなに辛いことも乗り越えられたはずなのに.…。一緒にいるから楽しくて、前向いて歩けたのに、相手は私の些細な言葉に引っかかり結局はダメになった。
まるで「やっぱり君は必要ない」手紙にそう書かれている気がして泣けてくる。
女の子ってね、誰かと会う時やデートするために前日からすごく準備するの。
洋服だってカバンだって、いろんなもの全部。わくわくしながら空想に空想を重ねながら明るい未来の明日を待つ。
そんな風に、「どのスーツにして、髪型はこうして、面接ではどんな風にしようか。」こうやって一人で考えて胸を高鳴らせて脳内シミュレーションもしていた。
本命だからこそ念入りにね。
だから直前直後に必要ないと告げられるとすごく悲しいし、何が正しいのかわからなくなった。
そしてこう思うの
「誰かに必要とされたい。
何かに必要だといわれたい。」
ってね。
思えば、私は人生において、この言葉を友達や恋人から言われたことがほとんどない。
そう思いだした時、
なんでもいい、企業でも恋人でも友達でも、家族以外の存在に必要だと言われたくなった。
とにかく必要な人間になりたいってね。
就職活動に正解も間違っているもない。
きっと、縁が大切なのだと思う。
だけれども、大切なことがある。
そこに必要とされるかどうか。
何を求めているのか真相はわからないけれど、
私はまだまだ頑張れる。
そして気づいたことは、
就職活動に集中するのではなく、周りの環境も大切にすることが今必要なのだと。
日常生活にはたくさんの発見がある。その発見一つ一つが面接に生きてくるのだと思う。
********************
努力は必ず報われる。
高校生の頃、尊敬する部活の先生から何度も繰り返し言われた言葉。
私はこれからも、数々の不採用通知と向き合いながら、一番素敵な就職活動をする。
冬が来たりなれば春遠からじ
イギリスの詩人シャリーの言葉がある。
私はいつか巡り合う縁に綺麗なサクラを咲かせたい。
これから先、どんなことがあっても、投げやりに考えることはもうやめる。
一度きりの新卒の就職活動だから、
心から楽しむことを、ここに約束します。
敬具
令和3年5月末
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1か月後。
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あなたは今、幸せですか?
令和3年6月中旬
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