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23 一番になりたい
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「きみは……どうしてそういう物言いをするんだ……!」
目の前の男は、珍しく感情が現れている。眉根を寄せ、声色から感じるのは、怒りと悲しみだ。
遥はそれに気付かない振りをして、笑う。
「……なんだぁ、永井さんも僕としたかったの?」
唇が痛いのは噛まれたからだ。激しいのが好きなの? と聞くと、彼の表情は更に険しくなった。
「……ヨウがされてきたことを考えたら、手なんか出せるはずがない……!」
「大したことじゃないよ。僕男だし」
「じゃあこれは何だ!?」
そう言って、遥の右手を取った永井。指の付け根にできた、歯が当たった跡。一応人に見られる仕事なので、タコが目立たないように気を付けていた。けれど、だんだん衝動が抑えられなくなっていて、 どうしたらいいのか分からなくなっていたのだ。
「辛いなら教えてくれ。こんなことして、平気なわけないだろう!?」
だからデートの途中で『小井出遥』になったのだろう、と言われて、遥は考える間もなくボタボタと涙が溢れてくる。
これだ、と遥は思った。
遥はずっとこれが欲しかったのだ。自分を本気で心配してくれるひと──愛情が欲しかった。
こんなことまでしないと、他人からの愛情が分からないほど、遥は愛されてこなかった。ずっと切望していた、誰かの一番。
でも、永井を信じるのは怖い。永井を失ったら、今度こそ自分が壊れてしまいそうだから。
「ヨウ、もういい。きみは何があったってきみだし、綺麗だ」
「……っ、そんなことない……っ、僕は……!」
「罪悪感と嫌悪感で自分を傷付けなくていい。ヨウは、私の一番だ」
永井は、落ち着いた声で遥を慰めてくれる。どうして彼は、こんなにも遥が欲しがっていた言葉をくれるのだろう? と涙が止まらなくなる。
「ぼ、僕……嫌だって言ったこともあったよ!? こんなの親子でやることじゃないって! でもそうしたら、もっと酷いことになるから……!」
「ああ……世間ではそれを暴力って言うんだ。ヨウが悪い訳じゃない」
脈絡なく、遥は泣きながら嫌だったことを吐き出した。裡にある汚いものを全部さらけ出すように。
「あのひとに何がなんでも気に入られろ、色仕掛けでも何でもしろって……! 何で僕がキモデブ親父に抱かれなきゃいけないの!? 僕が好きになった人には、まったく振り向いてもらえなかったのに……!」
確かに、自分から誘った人も何人かいる。けれどそういったひとたちは、遥を相手にしなかった。逆に、遥を好きだと言うひとは、大抵遥の身体が目的か、美人な谷本に近付く為のツールだった。それが、辛い、苦しいなんて言葉で片付けられるはずがない。
「何をしても褒められないし、おしおきだって言って触ってくるんだ! その癖離れようとしたら、私を一人にしないで大切な家族なのにって……!」
そうやって遥は縛られ、逃げる気力を奪われた。永井は頷きながら聞いてくれる。それが嬉しい。嬉しくて、涙が止まらない。
「長い間暴力を受けていたなら、抵抗する気が失せるのは当たり前のことだ。それは自分を守る為の本能だよ」
決して相手を受け入れていた訳じゃない、と言われて、本当にこの人は自分のことを理解してくれてるんだ、と遥は彼にしがみつく。
そう、だから自分を保つためにずっと『小井出遥』でいる必要があったのだ。そして、いつしかそれが普通になった。
「自分が汚い気がして、ある日あいつとしたあと気持ち悪くなったから……」
思えばそこから遥の吐きぐせがついたのだと気付く。永井は頭を撫でてくれた。
「ヨウは綺麗だ。私はずっときみを見てきたから間違いない」
遥は首を振る。
「違う! 僕は……っ!」
唇を塞がれて、続きは言えなかった。視界いっぱいに永井の顔があり、眼鏡が顔に当たる。
「ヨウは綺麗だ」
「ちが……やめて……」
永井の言葉に、嬉しいのと困惑が混ざってまた涙が溢れる。
「今からそれを証明する。きみがどこも汚れていないと、分かるまで止めないから」
そう言った永井は眼鏡を取った。再び唇が重なり、控えめなリップ音がして、驚きと戸惑いとそれから──腰の奥が痺れた気がして肩を竦める。
「な……永……っ」
永井のキスは優しかった。拒絶しようと思えばできる力加減で、彼は遥の後頭部を支える。けれど、遥は逃げられない。
ぬるり、と舌が入ってきた。舌先をちろ、と舐められてギュッと目を閉じる。
こんな初心な反応、慣れた遥なら絶対にしない。余裕で笑って積極的に舌を絡ませ、何なら組み敷く勢いでするのに。
なのに手も足も、口すら動かない。舐めないで、触らないで汚いから、と全身が硬直する。
「ヨウ……好きだ。ずっと、好きだった……」
遥はもう、身体を石のように固くして涙を流し、嗚咽を漏らすだけだ。その間に永井は羽根のように遥の身体に触れ、耳や頬、首筋にキスを落としていく。
「ぼ、僕……ひとに好かれるような人間じゃない……っ」
やめてくれ、本当にそんな大層な人間じゃないんだ、と一歩後ろに下がった。けれど永井は追ってきて、また啄むキスをくれる。
「どうして? 少なくとも、私には好かれているじゃないか」
「どうして僕? こんな、顔しか取り柄のないやつだよ!?」
いくら好きと言われても、遥のどこの何が好きなのか。素に戻れば空っぽで、自分の好きな物すら分からないというのに。
「十年前、公演を観に行った私はチケットを風で飛ばされてしまってね」
永井は、当時のことを話してくれる。会場近くでそれは起こり、関係者以外立ち入り禁止区域にチケットが落ちてしまったらしい。入っていいものかと迷っていると、永井の横を颯爽と走って通り過ぎた男の子がいたという。そして彼はそのチケットを拾ってくれた。
「観に来てくださってありがとうございます、と笑顔で言われて私は恋に落ちた。それがヨウだ」
二十も年下の、しかも男の子に、と永井は苦笑する。遥は当時のことを覚えておらず、彼が四十路を越えていたということにも驚いた。
「うそ……」
「嘘じゃない。それからきみを追いかけるようになった」
ヨウの演技を観ていると、自分が閉じ込めていた感情が出てくる、と永井は言う。彼は今の会社を背負う二代目で、先代のプレッシャーもあってがむしゃらに働いていた時期だったらしい。社長として振る舞ううちに毅然とした態度が普通になり、社内でも怖がられていたようだ。
「耳にしたくない陰口もあった。社長の座を降ろされそうになったこともあった。けど、そんな私を癒してくれたのは小井出遥だ」
だから木村さんに近付いた時、助けを求められて即動こうと思った、と言われ、遥はまた涙が止まらなくなった。
あの雅樹が、人に助けを乞うなんて。どうせ社長として、厄介な所属俳優の世話をしているだけだと思っていたのに。
「ヨウ、きみは木村さんのこと……本当は好きだったんだろう?」
「……っ」
遥からまた嗚咽が漏れた。
「気持ちには応えてあげられないから、せめて精一杯甘えさせてあげてくれと言われた。だから……」
そんな酷い男はやめて、私にしなさい、と永井は言う。
遥は両腕を持ち上げ、永井の背中に回すと、ギュッと服を握りしめた。涙が止まらなくて苦しくて、声を上げて泣く。
そう、本当は雅樹が好きだった。だからこそ彼にはほかの人より反発したし、黒兎に雅樹を奪われたと思ったのだ。
そんなことに、今頃気付くなんて。
「そうだよ! だからこそあいつに母さんを何とかして欲しかった!」
家族のような、兄のような存在に憧憬があったのは元からだ。優しくて、何でもできる雅樹ならきっと谷本を何とかしてくれると、期待してそれが恋心になった。
永井がきつく抱きしめる。
「もういい。私がいる。私に甘えなさい」
「そんなこと言ったら、僕ちょろいからすぐに落ちるよ!?」
「……ああ、ヨウは愛されるのが大好きだからな」
そう言われて遥は堪らなく嬉しくなり、思わず永井の唇を自分ので塞いだ。
目の前の男は、珍しく感情が現れている。眉根を寄せ、声色から感じるのは、怒りと悲しみだ。
遥はそれに気付かない振りをして、笑う。
「……なんだぁ、永井さんも僕としたかったの?」
唇が痛いのは噛まれたからだ。激しいのが好きなの? と聞くと、彼の表情は更に険しくなった。
「……ヨウがされてきたことを考えたら、手なんか出せるはずがない……!」
「大したことじゃないよ。僕男だし」
「じゃあこれは何だ!?」
そう言って、遥の右手を取った永井。指の付け根にできた、歯が当たった跡。一応人に見られる仕事なので、タコが目立たないように気を付けていた。けれど、だんだん衝動が抑えられなくなっていて、 どうしたらいいのか分からなくなっていたのだ。
「辛いなら教えてくれ。こんなことして、平気なわけないだろう!?」
だからデートの途中で『小井出遥』になったのだろう、と言われて、遥は考える間もなくボタボタと涙が溢れてくる。
これだ、と遥は思った。
遥はずっとこれが欲しかったのだ。自分を本気で心配してくれるひと──愛情が欲しかった。
こんなことまでしないと、他人からの愛情が分からないほど、遥は愛されてこなかった。ずっと切望していた、誰かの一番。
でも、永井を信じるのは怖い。永井を失ったら、今度こそ自分が壊れてしまいそうだから。
「ヨウ、もういい。きみは何があったってきみだし、綺麗だ」
「……っ、そんなことない……っ、僕は……!」
「罪悪感と嫌悪感で自分を傷付けなくていい。ヨウは、私の一番だ」
永井は、落ち着いた声で遥を慰めてくれる。どうして彼は、こんなにも遥が欲しがっていた言葉をくれるのだろう? と涙が止まらなくなる。
「ぼ、僕……嫌だって言ったこともあったよ!? こんなの親子でやることじゃないって! でもそうしたら、もっと酷いことになるから……!」
「ああ……世間ではそれを暴力って言うんだ。ヨウが悪い訳じゃない」
脈絡なく、遥は泣きながら嫌だったことを吐き出した。裡にある汚いものを全部さらけ出すように。
「あのひとに何がなんでも気に入られろ、色仕掛けでも何でもしろって……! 何で僕がキモデブ親父に抱かれなきゃいけないの!? 僕が好きになった人には、まったく振り向いてもらえなかったのに……!」
確かに、自分から誘った人も何人かいる。けれどそういったひとたちは、遥を相手にしなかった。逆に、遥を好きだと言うひとは、大抵遥の身体が目的か、美人な谷本に近付く為のツールだった。それが、辛い、苦しいなんて言葉で片付けられるはずがない。
「何をしても褒められないし、おしおきだって言って触ってくるんだ! その癖離れようとしたら、私を一人にしないで大切な家族なのにって……!」
そうやって遥は縛られ、逃げる気力を奪われた。永井は頷きながら聞いてくれる。それが嬉しい。嬉しくて、涙が止まらない。
「長い間暴力を受けていたなら、抵抗する気が失せるのは当たり前のことだ。それは自分を守る為の本能だよ」
決して相手を受け入れていた訳じゃない、と言われて、本当にこの人は自分のことを理解してくれてるんだ、と遥は彼にしがみつく。
そう、だから自分を保つためにずっと『小井出遥』でいる必要があったのだ。そして、いつしかそれが普通になった。
「自分が汚い気がして、ある日あいつとしたあと気持ち悪くなったから……」
思えばそこから遥の吐きぐせがついたのだと気付く。永井は頭を撫でてくれた。
「ヨウは綺麗だ。私はずっときみを見てきたから間違いない」
遥は首を振る。
「違う! 僕は……っ!」
唇を塞がれて、続きは言えなかった。視界いっぱいに永井の顔があり、眼鏡が顔に当たる。
「ヨウは綺麗だ」
「ちが……やめて……」
永井の言葉に、嬉しいのと困惑が混ざってまた涙が溢れる。
「今からそれを証明する。きみがどこも汚れていないと、分かるまで止めないから」
そう言った永井は眼鏡を取った。再び唇が重なり、控えめなリップ音がして、驚きと戸惑いとそれから──腰の奥が痺れた気がして肩を竦める。
「な……永……っ」
永井のキスは優しかった。拒絶しようと思えばできる力加減で、彼は遥の後頭部を支える。けれど、遥は逃げられない。
ぬるり、と舌が入ってきた。舌先をちろ、と舐められてギュッと目を閉じる。
こんな初心な反応、慣れた遥なら絶対にしない。余裕で笑って積極的に舌を絡ませ、何なら組み敷く勢いでするのに。
なのに手も足も、口すら動かない。舐めないで、触らないで汚いから、と全身が硬直する。
「ヨウ……好きだ。ずっと、好きだった……」
遥はもう、身体を石のように固くして涙を流し、嗚咽を漏らすだけだ。その間に永井は羽根のように遥の身体に触れ、耳や頬、首筋にキスを落としていく。
「ぼ、僕……ひとに好かれるような人間じゃない……っ」
やめてくれ、本当にそんな大層な人間じゃないんだ、と一歩後ろに下がった。けれど永井は追ってきて、また啄むキスをくれる。
「どうして? 少なくとも、私には好かれているじゃないか」
「どうして僕? こんな、顔しか取り柄のないやつだよ!?」
いくら好きと言われても、遥のどこの何が好きなのか。素に戻れば空っぽで、自分の好きな物すら分からないというのに。
「十年前、公演を観に行った私はチケットを風で飛ばされてしまってね」
永井は、当時のことを話してくれる。会場近くでそれは起こり、関係者以外立ち入り禁止区域にチケットが落ちてしまったらしい。入っていいものかと迷っていると、永井の横を颯爽と走って通り過ぎた男の子がいたという。そして彼はそのチケットを拾ってくれた。
「観に来てくださってありがとうございます、と笑顔で言われて私は恋に落ちた。それがヨウだ」
二十も年下の、しかも男の子に、と永井は苦笑する。遥は当時のことを覚えておらず、彼が四十路を越えていたということにも驚いた。
「うそ……」
「嘘じゃない。それからきみを追いかけるようになった」
ヨウの演技を観ていると、自分が閉じ込めていた感情が出てくる、と永井は言う。彼は今の会社を背負う二代目で、先代のプレッシャーもあってがむしゃらに働いていた時期だったらしい。社長として振る舞ううちに毅然とした態度が普通になり、社内でも怖がられていたようだ。
「耳にしたくない陰口もあった。社長の座を降ろされそうになったこともあった。けど、そんな私を癒してくれたのは小井出遥だ」
だから木村さんに近付いた時、助けを求められて即動こうと思った、と言われ、遥はまた涙が止まらなくなった。
あの雅樹が、人に助けを乞うなんて。どうせ社長として、厄介な所属俳優の世話をしているだけだと思っていたのに。
「ヨウ、きみは木村さんのこと……本当は好きだったんだろう?」
「……っ」
遥からまた嗚咽が漏れた。
「気持ちには応えてあげられないから、せめて精一杯甘えさせてあげてくれと言われた。だから……」
そんな酷い男はやめて、私にしなさい、と永井は言う。
遥は両腕を持ち上げ、永井の背中に回すと、ギュッと服を握りしめた。涙が止まらなくて苦しくて、声を上げて泣く。
そう、本当は雅樹が好きだった。だからこそ彼にはほかの人より反発したし、黒兎に雅樹を奪われたと思ったのだ。
そんなことに、今頃気付くなんて。
「そうだよ! だからこそあいつに母さんを何とかして欲しかった!」
家族のような、兄のような存在に憧憬があったのは元からだ。優しくて、何でもできる雅樹ならきっと谷本を何とかしてくれると、期待してそれが恋心になった。
永井がきつく抱きしめる。
「もういい。私がいる。私に甘えなさい」
「そんなこと言ったら、僕ちょろいからすぐに落ちるよ!?」
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