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36 心強い相手
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「よし、行くぞ」
「はい」
祐輔は蓮香と共に車を降りると、社屋へと入る。
もうみんなの前で暴露してしまったので、別々に出社する必要もないだろう、と言ったら、蓮香は頷いてくれた。正直、心強い。
隣を歩く蓮香は、祐輔と同じく緊張しているようだ。自分だけじゃない、と思うと少し勇気が湧く。
社屋へ入ると、視線が一気に自分たちに集まるのを感じた。しかしサッとそれらは逸らされ、何となく気まずいと思いながら挨拶をする。いつも通りに見えるけれど、やはりどこかぎこちなく感じるのは気のせいではないだろう。
「おはよう桃澤、蓮香。早速だけど会議室に行こうか」
待っていたらしい筧がこちらにやってきて、デスクに着く間もなく会議室に連れていかれる。
挨拶をした祐輔は緊張していた。もちろん、騒いだ責任は取るつもりだけれど、今のところ会社はどういうスタンスで祐輔たちを扱うのか、分からないから怖い。
会議室に行く前に、筧は缶コーヒーを奢ってくれた。それを持って会議室に入ると、椅子に座るよう促される。けれど、祐輔たちは動かなかった。
祐輔は頭を深く下げる。
「申し訳ありません。私的なことでお騒がせしてしまいました。どんな処遇でも受けます」
「原因は俺です。彼女はずっと俺に付きまとっていて、桃澤課長はそれに巻き込まれただけです」
申し訳ありません、と蓮香も頭を下げた。
しかし、返ってきたのは沈黙だ。祐輔と蓮香は頭を下げたまま、じっとその沈黙に耐える。
「やっぱり、あのひとが例の……」
ポツリと呟いた筧の言葉に、祐輔と蓮香は顔を上げた。筧は眉を下げて苦笑いしている。
「桃澤、彼女をどうしたい? と言いたいところだけどな……」
とりあえず座れ、と促され、祐輔たちは躊躇いながらも椅子に座った。
やはり筧は芳川の正体に気付いたらしい、何から話せばいいか、と混乱しているようだ。いつも決断は早い筧が珍しいと祐輔は思い、そんなにも重い処罰を受けることになるのか、と固唾を飲む。
「……まず、お前たちの関係は、昨日話した通りで間違いないんだな?」
「はい」
緊張して寒くなってきた。気温のせいもあるかもしれないけれど、座った途端足が震え始める。
もう、ここにはいられなくなるかもしれない。筧の期待を裏切ることをしてしまい、申し訳なくなって俯いた。
「あー、いや、二人共……顔を上げてくれ」
祐輔の反応に、筧は慌てたように体の前で両手を振った。筧を見ると、先程よりは穏やかな顔をしている。
「てっきり、二人は仲のいい友人になったのかと……」
まさか恋人だったとはな、ああいや、悪い意味で言っている訳じゃないぞ、とブツブツ呟く筧は、ここは上司として祝福するべきだよな、うん、とひとりで呟き納得していた。
筧らしからぬ言動に祐輔は苦笑すると、驚かせてすみません、と頭を下げる。
「ああ、だから頭は下げなくていい。それよりも、芳川さんのことだ」
「……え?」
祐輔はてっきり、蓮香と付き合っていることを言及されると思っていたので、思わず聞き返してしまった。あれだけ社内で騒いだのに、何も言われないのはおかしい。
「ちょっと待ってください。……それだけですか?」
「それだけ、とは?」
もっと、騒いだ上に同性同士で付き合っているなんて、社員として扱いにくいから会社を辞めろ、と言われるのかと思っていた。他の社員も気を遣うだろうし、と祐輔は言うと、筧はまた苦笑する。
「同性同士というところには驚いて戸惑ってはいるけれど、そうなると社内恋愛している社員、全員辞めてもらわないといけなくなるな」
彼にそう言われ、蓮香と思わず顔を合わせた。どうやら筧は自分たちを受け入れてくれるらしい。一番の懸念が呆気なく解消されて、ホッとして泣きそうになった。
「話を戻そう……」
筧がそう言った時、会議室のドアがノックされる。彼は躊躇いなく訪問者を招き入れると、そこには受付担当の女性社員と、知らない顔の男二人がいた。
「ちょうど良かった、こちらへどうぞ」
筧は立ち上がって、自分が座っていた席を譲る。彼は祐輔の隣に立ったので、祐輔たちも挨拶をするために立ち上がった。
誰だろう? と思っていると、彼らのスーツの内ポケットから出されたのは、警察手帳だ。
ドキリとした。警察がどうしてここに、と思う。自分たちは何もしていないはずだ、と一気にまた緊張し、挨拶を交わして席に着く。
「すみません、説明がまだ済んでおりませんので、お願いしてもいいですか?」
「分かりました」
筧がそう話を進めると、警察の男は何枚かの写真を見せてくる。一体、何が始まるというのだろう?
そこにはそれぞれ違う人物が写されていた。共通しているのは、全員男性ということだけ。どうしてこれを見せられたのかも分からないまま、祐輔は写真を出した男を見る。
「この中に、見覚えのある人物はいますか?」
「いいえ」
祐輔は即答した。この中に、何らかの事件に関与した人物がいるのだろうか? そう思うけれど、全く心当たりはない。
「……そちらのあなたは?」
警察が促したのは蓮香だ。彼はゆっくりとした動きで一枚の写真を指すと、絞り出したような声で言った。
「一度だけしか……お会いしていないので曖昧ですが、……知り合いの、……旦那さんです」
「ありがとうございます」
警察はそう言うと写真を片付ける。
祐輔は嫌な予感がした。ここで芳川の話をしようとして、同じタイミングで警察が来るなんてと。
「では、続いて……この方に見覚えは?」
出されたのは芳川の写真だ。蓮香がヒュ、と息を飲み、祐輔も写真を見て瞠目する。
「はい、大学時代からの、知り合いです……」
また蓮香が答えた。そして警察に祐輔も答えるように促され、二週間ほど前に初めて会って嫌がらせを受けていた、と話す。
「実は、この近くで事件があり、芳川さんが直前にここへ来ていたという情報を手に入れました」
警察の話によると、現行犯逮捕で犯人は既に捕まっているけれど、裏付け調査のために事件前後の二人の動きや、人となりを聴いているらしい。
「待ってください。事件と言うことは……芳川さんは無事なんですか?」
祐輔が身を乗り出して聞いた。嫌な予感を覚えつつも、聞かずにはいられない。
しかし、祐輔が求めている回答は得られなかった。
「はい」
祐輔は蓮香と共に車を降りると、社屋へと入る。
もうみんなの前で暴露してしまったので、別々に出社する必要もないだろう、と言ったら、蓮香は頷いてくれた。正直、心強い。
隣を歩く蓮香は、祐輔と同じく緊張しているようだ。自分だけじゃない、と思うと少し勇気が湧く。
社屋へ入ると、視線が一気に自分たちに集まるのを感じた。しかしサッとそれらは逸らされ、何となく気まずいと思いながら挨拶をする。いつも通りに見えるけれど、やはりどこかぎこちなく感じるのは気のせいではないだろう。
「おはよう桃澤、蓮香。早速だけど会議室に行こうか」
待っていたらしい筧がこちらにやってきて、デスクに着く間もなく会議室に連れていかれる。
挨拶をした祐輔は緊張していた。もちろん、騒いだ責任は取るつもりだけれど、今のところ会社はどういうスタンスで祐輔たちを扱うのか、分からないから怖い。
会議室に行く前に、筧は缶コーヒーを奢ってくれた。それを持って会議室に入ると、椅子に座るよう促される。けれど、祐輔たちは動かなかった。
祐輔は頭を深く下げる。
「申し訳ありません。私的なことでお騒がせしてしまいました。どんな処遇でも受けます」
「原因は俺です。彼女はずっと俺に付きまとっていて、桃澤課長はそれに巻き込まれただけです」
申し訳ありません、と蓮香も頭を下げた。
しかし、返ってきたのは沈黙だ。祐輔と蓮香は頭を下げたまま、じっとその沈黙に耐える。
「やっぱり、あのひとが例の……」
ポツリと呟いた筧の言葉に、祐輔と蓮香は顔を上げた。筧は眉を下げて苦笑いしている。
「桃澤、彼女をどうしたい? と言いたいところだけどな……」
とりあえず座れ、と促され、祐輔たちは躊躇いながらも椅子に座った。
やはり筧は芳川の正体に気付いたらしい、何から話せばいいか、と混乱しているようだ。いつも決断は早い筧が珍しいと祐輔は思い、そんなにも重い処罰を受けることになるのか、と固唾を飲む。
「……まず、お前たちの関係は、昨日話した通りで間違いないんだな?」
「はい」
緊張して寒くなってきた。気温のせいもあるかもしれないけれど、座った途端足が震え始める。
もう、ここにはいられなくなるかもしれない。筧の期待を裏切ることをしてしまい、申し訳なくなって俯いた。
「あー、いや、二人共……顔を上げてくれ」
祐輔の反応に、筧は慌てたように体の前で両手を振った。筧を見ると、先程よりは穏やかな顔をしている。
「てっきり、二人は仲のいい友人になったのかと……」
まさか恋人だったとはな、ああいや、悪い意味で言っている訳じゃないぞ、とブツブツ呟く筧は、ここは上司として祝福するべきだよな、うん、とひとりで呟き納得していた。
筧らしからぬ言動に祐輔は苦笑すると、驚かせてすみません、と頭を下げる。
「ああ、だから頭は下げなくていい。それよりも、芳川さんのことだ」
「……え?」
祐輔はてっきり、蓮香と付き合っていることを言及されると思っていたので、思わず聞き返してしまった。あれだけ社内で騒いだのに、何も言われないのはおかしい。
「ちょっと待ってください。……それだけですか?」
「それだけ、とは?」
もっと、騒いだ上に同性同士で付き合っているなんて、社員として扱いにくいから会社を辞めろ、と言われるのかと思っていた。他の社員も気を遣うだろうし、と祐輔は言うと、筧はまた苦笑する。
「同性同士というところには驚いて戸惑ってはいるけれど、そうなると社内恋愛している社員、全員辞めてもらわないといけなくなるな」
彼にそう言われ、蓮香と思わず顔を合わせた。どうやら筧は自分たちを受け入れてくれるらしい。一番の懸念が呆気なく解消されて、ホッとして泣きそうになった。
「話を戻そう……」
筧がそう言った時、会議室のドアがノックされる。彼は躊躇いなく訪問者を招き入れると、そこには受付担当の女性社員と、知らない顔の男二人がいた。
「ちょうど良かった、こちらへどうぞ」
筧は立ち上がって、自分が座っていた席を譲る。彼は祐輔の隣に立ったので、祐輔たちも挨拶をするために立ち上がった。
誰だろう? と思っていると、彼らのスーツの内ポケットから出されたのは、警察手帳だ。
ドキリとした。警察がどうしてここに、と思う。自分たちは何もしていないはずだ、と一気にまた緊張し、挨拶を交わして席に着く。
「すみません、説明がまだ済んでおりませんので、お願いしてもいいですか?」
「分かりました」
筧がそう話を進めると、警察の男は何枚かの写真を見せてくる。一体、何が始まるというのだろう?
そこにはそれぞれ違う人物が写されていた。共通しているのは、全員男性ということだけ。どうしてこれを見せられたのかも分からないまま、祐輔は写真を出した男を見る。
「この中に、見覚えのある人物はいますか?」
「いいえ」
祐輔は即答した。この中に、何らかの事件に関与した人物がいるのだろうか? そう思うけれど、全く心当たりはない。
「……そちらのあなたは?」
警察が促したのは蓮香だ。彼はゆっくりとした動きで一枚の写真を指すと、絞り出したような声で言った。
「一度だけしか……お会いしていないので曖昧ですが、……知り合いの、……旦那さんです」
「ありがとうございます」
警察はそう言うと写真を片付ける。
祐輔は嫌な予感がした。ここで芳川の話をしようとして、同じタイミングで警察が来るなんてと。
「では、続いて……この方に見覚えは?」
出されたのは芳川の写真だ。蓮香がヒュ、と息を飲み、祐輔も写真を見て瞠目する。
「はい、大学時代からの、知り合いです……」
また蓮香が答えた。そして警察に祐輔も答えるように促され、二週間ほど前に初めて会って嫌がらせを受けていた、と話す。
「実は、この近くで事件があり、芳川さんが直前にここへ来ていたという情報を手に入れました」
警察の話によると、現行犯逮捕で犯人は既に捕まっているけれど、裏付け調査のために事件前後の二人の動きや、人となりを聴いているらしい。
「待ってください。事件と言うことは……芳川さんは無事なんですか?」
祐輔が身を乗り出して聞いた。嫌な予感を覚えつつも、聞かずにはいられない。
しかし、祐輔が求めている回答は得られなかった。
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