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44 もっとしてください★
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「ひん! あっ、あ……っ!」
しかし彼を抱きしめることは叶わず、広げた足の間にバーヤーンが手を這わせてきて身体が跳ねる。枕を握り、入ってくる指を受け入れると、バーヤーンは頬を紅潮させながら笑った。
「待たされた分、焦らしてやろうか?」
そう言って彼は中で指を曲げる。ビク! とニコの背中が浮き、ニコはその快感を素直に受け入れた。
「い、いや……っ、欲しいです!」
「でもほらここ、指でも十分気持ちいいだろ?」
そう言って指を動かすバーヤーン。ニコは掠れた嬌声を上げて涙目で彼を見ると、彼の目がスっと据わった。
ああいい、その顔。その顔で猛獣のように自分を貪って欲しい。枯れるまで奥の奥まで穿って欲しい。
きみのすべてが欲しい。
「──ッ!!」
意識が飛んだ。戻ってきた意識で彼を見ると、彼も眉間に皺を寄せて歯を食いしばっている。でもどうやら、射精は我慢できたらしい。
ニコが赴くままに感情を高ぶらせると、バーヤーンを煽ることになると今になって気付いた。ニコは焦らされるのは好きじゃないし、こうなったら快楽に身を任せることにする。
「バーヤーン……お願いですから……っ」
辛いです、欲しいですと涙目で訴えると、バーヤーンは分かりやすく悶絶していた。全部繋がって、吐息さえも飲み込んでと彼の身体を引き寄せると、息を乱したバーヤーンが唇に噛み付いてくる。
「い……っ、ああ!」
ガリ、という音と感触がして、口の中に鉄の味が広がった。それさえも甘い快楽になり、バーヤーンの湿った背中をなぞると彼は低く呻く。
「酷くして……激しくしていいですから……!」
「この……っ、ひとが大事に抱こうとしてるのに……!」
「ああ……!!」
バーヤーンの怒ったような声と共に、後ろにとてつもなく大きなものが入ってきた。彼はしっかりとニコの身体を抱きしめ、厚い胸板を合わせてくる。それが激しく上下しているのを感じ、ニコは内側から迫ってくる何かに息を詰めて耐えた。
「ぅ、んん……!」
太ももが勝手に震える。正直バーヤーンの怒張は大きくて熱くて苦しい。けれど、繋がって肌を合わせたことで得られる快感が、ニコの脳内を支配していた。
「ニコ……苦しいよな……っ」
苦しそうな声でこちらを気遣われて、ニコは小さく首を振る。勝手に頂点へ昇っていきそうな身体を息を吐いてなだめるけれど、バーヤーンの熱く湿った吐息が頬にかかりニコは息を詰めた。
(だめ! いきそうです……!)
「うぅ……!」
バーヤーンが呻く。堪らないといった感じで彼は動き出し、ニコはすべてがそこに引きずられるような快感に身悶え、意識を飛ばした。
「あ……っ、すげ……、ニコ、いってるだろ……?」
ニコは声も上げられないまま、コクコクと頷く。身体を密着させたまま大きく揺さぶられ、泣き声のような声を上げるとバーヤーンは動きを止めた。
「……っ、くそ……、何回俺をいかせる気だ?」
下腹部がじわりと温かくなったのを感じた瞬間、バーヤーンはまた動き出す。かわいい、かわいいと顔中にキスをされ、くすぐったいはずのそれも快感になった。
「ああっ、……バーヤーン、そんなことしたら……!」
「おー、すっげー中うねってる。気持ちいい……っ」
うっとりと目を細めたバーヤーンは、ゾクリとくる声で呟く。
「これで妊娠したら、しばらくこんなことできないな……。それももったいないと思わないか、ニコ?」
さすが王族でありインキュバスだ、とバーヤーンは身体を起こした。離れてしまったのが寂しくて、ニコは彼に手を伸ばすと、彼はニコの手を取り、両手を繋いでニコの下腹部に置く。
「──あ! やっ! ああああっ!」
角度が変わったせいか、ニコはあまりの快感に大声を上げてしまった。すぐに視界と音が途切れ身体が硬直する。腰が細かく震え止まらなくなり、ニコの涙腺も崩壊した。
「気持ちいいっ! バーヤーン、僕また……っ!」
ニコは最後まで言いきらずまた全身を震わせた。ああ、ああ、と声を上げて呼吸をするけれど、それもすぐに途切れて呻く。
対してバーヤーンは、数回達したからか少し余裕ができていたようだ、楽しそうに目を細めて見ている。そのグレーブルーの瞳に鈍い光を見つけた時、ニコはまた絶頂した。
「淫魔様が満足できるように、頑張りますからね?」
「……──ッ!!」
ニコはもはや声も出ない。太ももがギュッと閉じ、バーヤーンの腕を挟み、やってくる絶頂の波にのまれないよう、彼の手をギュッと握る。
すると、ニコの胸に熱いものがついた。どうやら自分は射精してしまったらしいと気付き、続いて身体の中から何かがせり上ってくる感覚に襲われる。
「ま、また! いく! バーヤーン、いっちゃう!」
「……は、魔王様は淫乱だなぁ……っ」
また太ももを震わせたニコに、バーヤーンは嬉しそうに奥を穿った。そしてニコの手を口元に持っていき、その指先を甘噛みする。
「う! ……──ッ!!」
ガクガクと勝手に震える腰から、脳天を突くような快感が走り抜けた。それと同時に動きを止めたバーヤーンは、また身をかがめて貪るようなキスをくれる。
「ああかわいい……っ」
熱い吐息と共に紡がれる言葉が、熱に浮かされているみたいでゾクゾクした。ニコは彼の頭を掻き抱き、彼の耳上から生えている黒い角に触れる。
「……っ」
ツルツルした触感はやはり爪のようだけれど、触るとバーヤーンが表情を変えるので、ニコは楽しくなって優しく撫でてみる。
「……っ、ちょっと、止めろ」
「感じるんですか?」
角から手を離され残念だと思うと同時に、彼の珍しい表情を見られたので満足した。ニコの質問に彼は「くすぐったい」と言ったので、神経は通っていないはずだと言うと、彼は口を尖らせる。
「察しろよ……」
そう言われて、くすぐったいのは触覚的なものではなく、精神的なものか、と分かりニコはクスクスと笑った。かわいい一面もあるんだな、と思う。そこがますます好きだと感じるのだけれど。
「きみは意外と繊細ですよ……っあ! あん……っ!」
「うるせぇ。本当に妊娠するまでヤるぞ?」
再び動き出したバーヤーンに翻弄され、ニコはまた深い快楽に堕ちる。そして訳が分からなくなり、もっともっととねだって、力尽きるまで繋がっていた。
しかし彼を抱きしめることは叶わず、広げた足の間にバーヤーンが手を這わせてきて身体が跳ねる。枕を握り、入ってくる指を受け入れると、バーヤーンは頬を紅潮させながら笑った。
「待たされた分、焦らしてやろうか?」
そう言って彼は中で指を曲げる。ビク! とニコの背中が浮き、ニコはその快感を素直に受け入れた。
「い、いや……っ、欲しいです!」
「でもほらここ、指でも十分気持ちいいだろ?」
そう言って指を動かすバーヤーン。ニコは掠れた嬌声を上げて涙目で彼を見ると、彼の目がスっと据わった。
ああいい、その顔。その顔で猛獣のように自分を貪って欲しい。枯れるまで奥の奥まで穿って欲しい。
きみのすべてが欲しい。
「──ッ!!」
意識が飛んだ。戻ってきた意識で彼を見ると、彼も眉間に皺を寄せて歯を食いしばっている。でもどうやら、射精は我慢できたらしい。
ニコが赴くままに感情を高ぶらせると、バーヤーンを煽ることになると今になって気付いた。ニコは焦らされるのは好きじゃないし、こうなったら快楽に身を任せることにする。
「バーヤーン……お願いですから……っ」
辛いです、欲しいですと涙目で訴えると、バーヤーンは分かりやすく悶絶していた。全部繋がって、吐息さえも飲み込んでと彼の身体を引き寄せると、息を乱したバーヤーンが唇に噛み付いてくる。
「い……っ、ああ!」
ガリ、という音と感触がして、口の中に鉄の味が広がった。それさえも甘い快楽になり、バーヤーンの湿った背中をなぞると彼は低く呻く。
「酷くして……激しくしていいですから……!」
「この……っ、ひとが大事に抱こうとしてるのに……!」
「ああ……!!」
バーヤーンの怒ったような声と共に、後ろにとてつもなく大きなものが入ってきた。彼はしっかりとニコの身体を抱きしめ、厚い胸板を合わせてくる。それが激しく上下しているのを感じ、ニコは内側から迫ってくる何かに息を詰めて耐えた。
「ぅ、んん……!」
太ももが勝手に震える。正直バーヤーンの怒張は大きくて熱くて苦しい。けれど、繋がって肌を合わせたことで得られる快感が、ニコの脳内を支配していた。
「ニコ……苦しいよな……っ」
苦しそうな声でこちらを気遣われて、ニコは小さく首を振る。勝手に頂点へ昇っていきそうな身体を息を吐いてなだめるけれど、バーヤーンの熱く湿った吐息が頬にかかりニコは息を詰めた。
(だめ! いきそうです……!)
「うぅ……!」
バーヤーンが呻く。堪らないといった感じで彼は動き出し、ニコはすべてがそこに引きずられるような快感に身悶え、意識を飛ばした。
「あ……っ、すげ……、ニコ、いってるだろ……?」
ニコは声も上げられないまま、コクコクと頷く。身体を密着させたまま大きく揺さぶられ、泣き声のような声を上げるとバーヤーンは動きを止めた。
「……っ、くそ……、何回俺をいかせる気だ?」
下腹部がじわりと温かくなったのを感じた瞬間、バーヤーンはまた動き出す。かわいい、かわいいと顔中にキスをされ、くすぐったいはずのそれも快感になった。
「ああっ、……バーヤーン、そんなことしたら……!」
「おー、すっげー中うねってる。気持ちいい……っ」
うっとりと目を細めたバーヤーンは、ゾクリとくる声で呟く。
「これで妊娠したら、しばらくこんなことできないな……。それももったいないと思わないか、ニコ?」
さすが王族でありインキュバスだ、とバーヤーンは身体を起こした。離れてしまったのが寂しくて、ニコは彼に手を伸ばすと、彼はニコの手を取り、両手を繋いでニコの下腹部に置く。
「──あ! やっ! ああああっ!」
角度が変わったせいか、ニコはあまりの快感に大声を上げてしまった。すぐに視界と音が途切れ身体が硬直する。腰が細かく震え止まらなくなり、ニコの涙腺も崩壊した。
「気持ちいいっ! バーヤーン、僕また……っ!」
ニコは最後まで言いきらずまた全身を震わせた。ああ、ああ、と声を上げて呼吸をするけれど、それもすぐに途切れて呻く。
対してバーヤーンは、数回達したからか少し余裕ができていたようだ、楽しそうに目を細めて見ている。そのグレーブルーの瞳に鈍い光を見つけた時、ニコはまた絶頂した。
「淫魔様が満足できるように、頑張りますからね?」
「……──ッ!!」
ニコはもはや声も出ない。太ももがギュッと閉じ、バーヤーンの腕を挟み、やってくる絶頂の波にのまれないよう、彼の手をギュッと握る。
すると、ニコの胸に熱いものがついた。どうやら自分は射精してしまったらしいと気付き、続いて身体の中から何かがせり上ってくる感覚に襲われる。
「ま、また! いく! バーヤーン、いっちゃう!」
「……は、魔王様は淫乱だなぁ……っ」
また太ももを震わせたニコに、バーヤーンは嬉しそうに奥を穿った。そしてニコの手を口元に持っていき、その指先を甘噛みする。
「う! ……──ッ!!」
ガクガクと勝手に震える腰から、脳天を突くような快感が走り抜けた。それと同時に動きを止めたバーヤーンは、また身をかがめて貪るようなキスをくれる。
「ああかわいい……っ」
熱い吐息と共に紡がれる言葉が、熱に浮かされているみたいでゾクゾクした。ニコは彼の頭を掻き抱き、彼の耳上から生えている黒い角に触れる。
「……っ」
ツルツルした触感はやはり爪のようだけれど、触るとバーヤーンが表情を変えるので、ニコは楽しくなって優しく撫でてみる。
「……っ、ちょっと、止めろ」
「感じるんですか?」
角から手を離され残念だと思うと同時に、彼の珍しい表情を見られたので満足した。ニコの質問に彼は「くすぐったい」と言ったので、神経は通っていないはずだと言うと、彼は口を尖らせる。
「察しろよ……」
そう言われて、くすぐったいのは触覚的なものではなく、精神的なものか、と分かりニコはクスクスと笑った。かわいい一面もあるんだな、と思う。そこがますます好きだと感じるのだけれど。
「きみは意外と繊細ですよ……っあ! あん……っ!」
「うるせぇ。本当に妊娠するまでヤるぞ?」
再び動き出したバーヤーンに翻弄され、ニコはまた深い快楽に堕ちる。そして訳が分からなくなり、もっともっととねだって、力尽きるまで繋がっていた。
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