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164. 破砕
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厄災の本体があちらの世界へ転移した後、追いかける為に新たな転移晶が必要になったので、探索チームと転移装置の防衛チームに別れて行動した結果、探索チームは見事高純度の転移晶を発見した。
その道のりは平たんなものでは無かったが、これで元の世界へと転移し厄災と決着を付ける目途がたった。 しかし、転移装置が狙われており、今現在も厄災の残存勢力と交戦中だという事だが、果たして勝負の行方はいかにーー
『頭部が二つとはまた奇怪な』
「これまでに見た事の無いタイプ…もしかしたら試作なのかも」
『試作?』
厄災はこれまでにも様々な個体を生み出してきたが、そのどれもが生物をベースにしている。 そして様々な形を試しているのだが、これもまたその内の一つだとしてこれが果たして成功なのか失敗なのかーー
「戦えばいずれ分かる!」
『御意!』
砲の連撃とミサイルを浴びせた後、盾で更に攻撃を加えると怯みはするものの、表体にダメージを与えるだけで致命傷を与える事は出来ない。
ならば次はバインダーによる攻撃も加えて、あの二つの頭部を切り離してみようと態勢を整えたその時、厄災に無数の光の矢で攻撃が加えられる。
「これは理音さん!」
「お待たせ、加勢するわ」
「世良は大丈夫なのですか?」
「…先ほど確認したのだけど、成層圏で戦っているわ」
「成層圏まで! なんて無茶を」
こちらの大気を構成する物質はあちらと大差が無く、大気の厚さもほぼ変わらない筈だが問題はそこでは無い。 戦鳥をまとった時の気密性はかなり高く、理論上は宇宙でも問題無いとされてはいるとしても、それを実証した事例など無いのだから、その一歩手前である成層圏での行動も本来なら避けるべきなのだ。
「気圧はともかく、呼吸が持つのかどうか…」
「呼吸が困難な状態だと、高濃度に圧縮した酸素を皮膚から直接取り込めるのだったかしら?」
『訓練も無しに実行出来るものなのでしょうか…』
確かにいきなりそのような事が可能なのかと言われれば、取り敢えず不可能だとは答えるだろうが結局の所、人によると言えるだろう。
もしそれが、常人を逸した者であるならば即座に不可能を可能にすることが出来るのかもしれない。
「彼女は常人とは言い難いわね…」
そして今、この天空の何処を駆けているのだろうかーー
「追いつけそうで追いつけないわね」
『以前よりも速さが増しているのか…』
姿形は以前と変わり映えはせずとも、能力が向上しているのは以前に私と戦って敗れてしまったからなのだろうか…。
だとしたらこの速度も頷けるのだが、こちらもかつてと同じ能力のままでは無いのだ。
「仕掛ける!」
普段は腕に装備し、攻撃に使用している小手を背中にマウントすれば、推力を増大させる所謂「ブースター」としても使用出来る。
加速すれば更なるGが掛かるものの、これ位は想定内であり許容範囲内だ。
「さあ、このまま飛んでいるので精一杯ならお終いよ!」
このまま接近すれば爪で仕留められる、そう思った次の瞬間厄災は下降し尚且つ速度を落としてしまったのだが…。
『後ろに張り付かれたか!』
先ほどまでとは立場が一転し、追う方から追われる方になってしまったのだが、やはり後方からの攻撃は対処しづらいというのが良く分かっているのだろう。
ここら辺は兄弟子らしいな、と思ってしまいながら急襲に備える。
『来るぞ!』
後方からの襲撃を身を捩って紙一重で躱しつつ、こちらも爪で応戦するとそのインパクトとほぼ同時に、双方共に弾き飛ばされて距離が空く。
「ぐっ!」
『流石に速度が速すぎるな…』
距離が離れてしまったからといって油断は出来ない…それにしても、この速度では僅かな接触であっても大きな衝撃になってしまうのだから、幾度となく繰り返していては流石に身が持たなくなってしまう。
それに何よりーー
(真空に近い状態での戦いに慣れていない…皮膚からの酸素の取り込みは始まっているけど、調整が完全では無いから、下手をすると酸素酔いしてしまう)
「今度はこちらから行く!」
『応!』
突進してくるこちらに気付いたのだろう、直ぐに体制を整えて向かって来るので交差と同時にお互い蹴りを放てば、再び激しい衝撃が襲って来るのだが力が拮抗している為に蹴りの体制のまま、その場で競り合うようになってしまった。
「うおぉぉぉぉ!!」
『装甲が…持つのか!』
「ビシッ」という音と共に、右足の装甲に亀裂が入ってしまう…が、ここで引き下がる訳にはいかない。
「行っけーー!」
蹴り足に更に力を込めれば、こちら以上に相手の足に亀裂が入りやがて粉々に砕け散って大きくバランスをく崩す。
「隙あり!」
渾身の右ストレートを叩き込もうとするのだが、体制を崩しながらも寸での所で避けられてしまう。 右のこめかみを掠めて顔にもヒビが入るものの、それでも距離を取るのは逃げの為で無くあくまでも戦闘続行の為だろう。
『来るぞ!』
「今度こそ!」
決着を付ける、百年前と同じように…。
『あれは…』
「どうしたの?」
『大翼だ…』
敵の攻撃を回避しつつ空を見上げると、尾を引く流れ星の様な二筋の光が時に重なり合い、離れながらを繰り返しているのが確認出来る。
「世良…」
こちらの戦いを早く終わらせた所であの戦いに加勢出来る訳では無いが、それでも脅威は速やかに取り除かねばならない。
だが、光の魔法に対して耐性のあるこの個体を撃破する為には、ある程度の火力が必要になって来る。
「大翼もそうだけど、炎の翼や雷鳴の翼のような強力な一撃…」
「理音さん、私に大剣を!」
「ヒナ? …分かったわ!」
かつて羽音にも渡したように砲をパージして護りの翼に預けると、直ぐに二つ頭に接近しその身に一振りを叩きこむ。
「それっっ!!」
胴の中央を真っ二つに切り裂かれてしまい、力なく落下して行くかに見えたその身は空中で静止し、ずるりと切り裂かれた部分から尻尾が出現する。
「分裂した!?」
身の丈は半分になってしまったものの、全く同じ個体が二つに分裂して増えてしまった。 二体はそれぞれハサミでもって襲撃してくるのだが、回避は容易だとしてもこれでは一体ずつ相手にするようになってしまう。
「いや…もしかしたら切断する度に分裂してしまうのかも」
「一体どうすれば…」
「ならば、高火力でもって仕留める」
「高火力?」
希望の翼はブレードによるオールレンジ攻撃が強みではあるが、この個体のように耐性が高いと効果は薄まってしまう。
一斉射撃という手もあるとして、それでも完全に撃破出来なければむざむざ分裂する機会を与えてしまうだけになってしまうのだが。
「こうするのよ!」
「!?」
二丁の銃にブレードが装着されるとエネルギーのチャージが始まり、その伸びた銃身が眩い光に包まれる。 強い力が集約されているのが一目見ただけでも分かるのだが、やがてハサミをふりかざしながら迫ってくる一体に的を絞って、その力が放たれた。
「シュート!!」
二つの光の帯はその口に直撃し、その身は膨張した次の瞬間には爆発四散する…まさかこのような強力な一撃を持っていたとは想像していなかったが、改めて最新鋭の翼の能力が知らしめられた形となる。
「凄い…」
「次は貴女の番よ」
「私? でも…」
「その砲を活用出来ない?」
「活用? ……分かりました、やってみます!」
何となく分かる、バインダーの先端のくぼみに砲の取っ手をジョイントさせれば一体となって、更に巨大な光の大剣が二刀出来上がる。
「これで…終わらせる!!」
残りの一体に素早く接近し、光の大剣を二刀振り下ろせばハサミもろとも両断して、跡形も無く消滅させる事が出来た。
護りの翼であったとしてもこれならば防戦一方にならなくて済むのだから、希望の翼の武器によるサポートは本当に有り難い物だとつくづく感じる。
「終わったわね、後は世良の方か…」
天空を見上げれば彼方に二つの流星が見える、それらは暫し重なり合いやがては大きく離れて行くのだが、果たして何があったのか。
「兄弟子ぃぃ!!」
既に幾度と無く拳を交えてはいるが、以前決着は付かない…このままではこちらが消耗して行く一方なのだから早く決着を付けねばならない。
「そうやって逃げてばかり!!」
攻撃を仕掛けても、爪で弾き距離を取るを繰り返す。
「修行から逃げ、人の限界から逃げ、ついには人である事からも逃げ出した!!」
その言葉が理解出来ているかは分からないが続ける。
「惨めなその姿! 恥ずかしく無いのかぁ!」
接近し今度こそはと思ったその時、相手も接近して爪の一撃を放って来るので回避すると、交差した瞬間に何かが聞こえて来る。
「オォ…セラ」
「!?」
もう距離を取る事をせず、ギリギリまで接近して激しくぶつかり合いやがてお互いほぼ同時に一撃を繰り出すのだが、その結果はーー
「ああっ!」
バランスを崩す所かまともに飛ぶのもままなら無い、錐もみしながら何とか姿勢を制御しようとするのだが、翼を激しく損傷してしまいかなり厳しい状況だ。
『右翼の半分を持っていかれた!』
「何とか体制を!」
どうにかして落下する速度を弱めると、ようやく周囲を確認する余裕が出て来るのだが相手も翼をごっそりと失い、落下して行くしか無いように見受けられる。
「決着の時ね」
そう…あの時と同じ、お互いに最後の力を振り絞って大技をぶつけ合うのだ。
「勝負!!」
必ず勝つ、今回も勝利して見せる…。
その道のりは平たんなものでは無かったが、これで元の世界へと転移し厄災と決着を付ける目途がたった。 しかし、転移装置が狙われており、今現在も厄災の残存勢力と交戦中だという事だが、果たして勝負の行方はいかにーー
『頭部が二つとはまた奇怪な』
「これまでに見た事の無いタイプ…もしかしたら試作なのかも」
『試作?』
厄災はこれまでにも様々な個体を生み出してきたが、そのどれもが生物をベースにしている。 そして様々な形を試しているのだが、これもまたその内の一つだとしてこれが果たして成功なのか失敗なのかーー
「戦えばいずれ分かる!」
『御意!』
砲の連撃とミサイルを浴びせた後、盾で更に攻撃を加えると怯みはするものの、表体にダメージを与えるだけで致命傷を与える事は出来ない。
ならば次はバインダーによる攻撃も加えて、あの二つの頭部を切り離してみようと態勢を整えたその時、厄災に無数の光の矢で攻撃が加えられる。
「これは理音さん!」
「お待たせ、加勢するわ」
「世良は大丈夫なのですか?」
「…先ほど確認したのだけど、成層圏で戦っているわ」
「成層圏まで! なんて無茶を」
こちらの大気を構成する物質はあちらと大差が無く、大気の厚さもほぼ変わらない筈だが問題はそこでは無い。 戦鳥をまとった時の気密性はかなり高く、理論上は宇宙でも問題無いとされてはいるとしても、それを実証した事例など無いのだから、その一歩手前である成層圏での行動も本来なら避けるべきなのだ。
「気圧はともかく、呼吸が持つのかどうか…」
「呼吸が困難な状態だと、高濃度に圧縮した酸素を皮膚から直接取り込めるのだったかしら?」
『訓練も無しに実行出来るものなのでしょうか…』
確かにいきなりそのような事が可能なのかと言われれば、取り敢えず不可能だとは答えるだろうが結局の所、人によると言えるだろう。
もしそれが、常人を逸した者であるならば即座に不可能を可能にすることが出来るのかもしれない。
「彼女は常人とは言い難いわね…」
そして今、この天空の何処を駆けているのだろうかーー
「追いつけそうで追いつけないわね」
『以前よりも速さが増しているのか…』
姿形は以前と変わり映えはせずとも、能力が向上しているのは以前に私と戦って敗れてしまったからなのだろうか…。
だとしたらこの速度も頷けるのだが、こちらもかつてと同じ能力のままでは無いのだ。
「仕掛ける!」
普段は腕に装備し、攻撃に使用している小手を背中にマウントすれば、推力を増大させる所謂「ブースター」としても使用出来る。
加速すれば更なるGが掛かるものの、これ位は想定内であり許容範囲内だ。
「さあ、このまま飛んでいるので精一杯ならお終いよ!」
このまま接近すれば爪で仕留められる、そう思った次の瞬間厄災は下降し尚且つ速度を落としてしまったのだが…。
『後ろに張り付かれたか!』
先ほどまでとは立場が一転し、追う方から追われる方になってしまったのだが、やはり後方からの攻撃は対処しづらいというのが良く分かっているのだろう。
ここら辺は兄弟子らしいな、と思ってしまいながら急襲に備える。
『来るぞ!』
後方からの襲撃を身を捩って紙一重で躱しつつ、こちらも爪で応戦するとそのインパクトとほぼ同時に、双方共に弾き飛ばされて距離が空く。
「ぐっ!」
『流石に速度が速すぎるな…』
距離が離れてしまったからといって油断は出来ない…それにしても、この速度では僅かな接触であっても大きな衝撃になってしまうのだから、幾度となく繰り返していては流石に身が持たなくなってしまう。
それに何よりーー
(真空に近い状態での戦いに慣れていない…皮膚からの酸素の取り込みは始まっているけど、調整が完全では無いから、下手をすると酸素酔いしてしまう)
「今度はこちらから行く!」
『応!』
突進してくるこちらに気付いたのだろう、直ぐに体制を整えて向かって来るので交差と同時にお互い蹴りを放てば、再び激しい衝撃が襲って来るのだが力が拮抗している為に蹴りの体制のまま、その場で競り合うようになってしまった。
「うおぉぉぉぉ!!」
『装甲が…持つのか!』
「ビシッ」という音と共に、右足の装甲に亀裂が入ってしまう…が、ここで引き下がる訳にはいかない。
「行っけーー!」
蹴り足に更に力を込めれば、こちら以上に相手の足に亀裂が入りやがて粉々に砕け散って大きくバランスをく崩す。
「隙あり!」
渾身の右ストレートを叩き込もうとするのだが、体制を崩しながらも寸での所で避けられてしまう。 右のこめかみを掠めて顔にもヒビが入るものの、それでも距離を取るのは逃げの為で無くあくまでも戦闘続行の為だろう。
『来るぞ!』
「今度こそ!」
決着を付ける、百年前と同じように…。
『あれは…』
「どうしたの?」
『大翼だ…』
敵の攻撃を回避しつつ空を見上げると、尾を引く流れ星の様な二筋の光が時に重なり合い、離れながらを繰り返しているのが確認出来る。
「世良…」
こちらの戦いを早く終わらせた所であの戦いに加勢出来る訳では無いが、それでも脅威は速やかに取り除かねばならない。
だが、光の魔法に対して耐性のあるこの個体を撃破する為には、ある程度の火力が必要になって来る。
「大翼もそうだけど、炎の翼や雷鳴の翼のような強力な一撃…」
「理音さん、私に大剣を!」
「ヒナ? …分かったわ!」
かつて羽音にも渡したように砲をパージして護りの翼に預けると、直ぐに二つ頭に接近しその身に一振りを叩きこむ。
「それっっ!!」
胴の中央を真っ二つに切り裂かれてしまい、力なく落下して行くかに見えたその身は空中で静止し、ずるりと切り裂かれた部分から尻尾が出現する。
「分裂した!?」
身の丈は半分になってしまったものの、全く同じ個体が二つに分裂して増えてしまった。 二体はそれぞれハサミでもって襲撃してくるのだが、回避は容易だとしてもこれでは一体ずつ相手にするようになってしまう。
「いや…もしかしたら切断する度に分裂してしまうのかも」
「一体どうすれば…」
「ならば、高火力でもって仕留める」
「高火力?」
希望の翼はブレードによるオールレンジ攻撃が強みではあるが、この個体のように耐性が高いと効果は薄まってしまう。
一斉射撃という手もあるとして、それでも完全に撃破出来なければむざむざ分裂する機会を与えてしまうだけになってしまうのだが。
「こうするのよ!」
「!?」
二丁の銃にブレードが装着されるとエネルギーのチャージが始まり、その伸びた銃身が眩い光に包まれる。 強い力が集約されているのが一目見ただけでも分かるのだが、やがてハサミをふりかざしながら迫ってくる一体に的を絞って、その力が放たれた。
「シュート!!」
二つの光の帯はその口に直撃し、その身は膨張した次の瞬間には爆発四散する…まさかこのような強力な一撃を持っていたとは想像していなかったが、改めて最新鋭の翼の能力が知らしめられた形となる。
「凄い…」
「次は貴女の番よ」
「私? でも…」
「その砲を活用出来ない?」
「活用? ……分かりました、やってみます!」
何となく分かる、バインダーの先端のくぼみに砲の取っ手をジョイントさせれば一体となって、更に巨大な光の大剣が二刀出来上がる。
「これで…終わらせる!!」
残りの一体に素早く接近し、光の大剣を二刀振り下ろせばハサミもろとも両断して、跡形も無く消滅させる事が出来た。
護りの翼であったとしてもこれならば防戦一方にならなくて済むのだから、希望の翼の武器によるサポートは本当に有り難い物だとつくづく感じる。
「終わったわね、後は世良の方か…」
天空を見上げれば彼方に二つの流星が見える、それらは暫し重なり合いやがては大きく離れて行くのだが、果たして何があったのか。
「兄弟子ぃぃ!!」
既に幾度と無く拳を交えてはいるが、以前決着は付かない…このままではこちらが消耗して行く一方なのだから早く決着を付けねばならない。
「そうやって逃げてばかり!!」
攻撃を仕掛けても、爪で弾き距離を取るを繰り返す。
「修行から逃げ、人の限界から逃げ、ついには人である事からも逃げ出した!!」
その言葉が理解出来ているかは分からないが続ける。
「惨めなその姿! 恥ずかしく無いのかぁ!」
接近し今度こそはと思ったその時、相手も接近して爪の一撃を放って来るので回避すると、交差した瞬間に何かが聞こえて来る。
「オォ…セラ」
「!?」
もう距離を取る事をせず、ギリギリまで接近して激しくぶつかり合いやがてお互いほぼ同時に一撃を繰り出すのだが、その結果はーー
「ああっ!」
バランスを崩す所かまともに飛ぶのもままなら無い、錐もみしながら何とか姿勢を制御しようとするのだが、翼を激しく損傷してしまいかなり厳しい状況だ。
『右翼の半分を持っていかれた!』
「何とか体制を!」
どうにかして落下する速度を弱めると、ようやく周囲を確認する余裕が出て来るのだが相手も翼をごっそりと失い、落下して行くしか無いように見受けられる。
「決着の時ね」
そう…あの時と同じ、お互いに最後の力を振り絞って大技をぶつけ合うのだ。
「勝負!!」
必ず勝つ、今回も勝利して見せる…。
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