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気付いちゃった事
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御手紙を出してから数日
俺はとある大きな悩みを抱えていた
「……兄様!!!いい加減図書館へ行かせてください!」
「ダメだ、必要無いだろ」
「何か読みたいんですか?あのナギが読書なんて有り得ませんよ、カンノン国の漫画を読み耽るなら持っていきますから」
「もおおぉ…」
ダズ兄様は俺を極端に部屋から出そうとしないし
ケリー兄様は図書館に行かせようとしない、と言うか本を読まないように仕向けてくる
「ナギ、もう少ししたら王位継承の儀式が行われるからその時まで待っていてね」
「な、何をですか」
「正式に王妃にする」
「嫌です」
とうとうリギア兄様は隠しもせず身内を嫁にしようと暴走してきた
今はそんな三人を振り切って部屋でため息をついてばかり
気分転換に傍でお茶を入れてくれているムースに相談してみようかな
「ねぇムース、兄弟ってみんな弟や妹をあんな感じで可愛がるの?」
「え、いやぁ……うーーーん、その…兄弟愛は普通あるかと思いますけど」
「恋愛は?」
「無いですね!」
元気よく否定の返事が返ってきて項垂れた
やっぱり兄様おかしいんだ…何でこんな事になったんだろう
「私過去に、血縁関係に恋愛感情を抱く事は無いように身体が作られているって本から習いましたよ!」
「…えっそうなの!?」
「はい、滅多な事が無ければ知らず知らずのうちに恋に落ちるとかは無いかと~……ぁっ」
ムースが何かやらかしたと言う顔で手をばたつかせた
…お茶溢れてるよムース
「そ、その!!ナギ様はちゃんと血縁関係にあるはずですから!!!け、決して血が繋がっていないとかありえませんから!!!!御兄弟皆それぞれ似ている、かと、えぇと………」
「む、ムース、別にじぃやに告げ口とかしないからそんな慌てないでって!それにそう見えるのは俺だって分かってるし!落ち着いてってば」
「うぅ、申し訳ありません………」
めそめそとメイド服の裾を持って項垂れるムースを慰める
…正直、似てないとはずっと思ってたしなぁ
お父様に似て何かしら卓越した能力がある三人と、何も無い俺
三人はお父様とお母様の緑と黒の髪色に少しづつ似た色をしているけれど、俺は黒色の中に何故か白色が入っている
あまり考えたくなかったから、忘れてたけどもしかしたらって思ってはいた
正直血縁じゃないってはっきり分かったとしても、ああそうだよなとしか思わないだろうな
でもそれはそれで困る事がある
「ムース、もし俺が血縁じゃなかったとしたらさ」
「は、はい」
「合法で結婚できちゃうよね」
「…………アッ」
俺はとある大きな悩みを抱えていた
「……兄様!!!いい加減図書館へ行かせてください!」
「ダメだ、必要無いだろ」
「何か読みたいんですか?あのナギが読書なんて有り得ませんよ、カンノン国の漫画を読み耽るなら持っていきますから」
「もおおぉ…」
ダズ兄様は俺を極端に部屋から出そうとしないし
ケリー兄様は図書館に行かせようとしない、と言うか本を読まないように仕向けてくる
「ナギ、もう少ししたら王位継承の儀式が行われるからその時まで待っていてね」
「な、何をですか」
「正式に王妃にする」
「嫌です」
とうとうリギア兄様は隠しもせず身内を嫁にしようと暴走してきた
今はそんな三人を振り切って部屋でため息をついてばかり
気分転換に傍でお茶を入れてくれているムースに相談してみようかな
「ねぇムース、兄弟ってみんな弟や妹をあんな感じで可愛がるの?」
「え、いやぁ……うーーーん、その…兄弟愛は普通あるかと思いますけど」
「恋愛は?」
「無いですね!」
元気よく否定の返事が返ってきて項垂れた
やっぱり兄様おかしいんだ…何でこんな事になったんだろう
「私過去に、血縁関係に恋愛感情を抱く事は無いように身体が作られているって本から習いましたよ!」
「…えっそうなの!?」
「はい、滅多な事が無ければ知らず知らずのうちに恋に落ちるとかは無いかと~……ぁっ」
ムースが何かやらかしたと言う顔で手をばたつかせた
…お茶溢れてるよムース
「そ、その!!ナギ様はちゃんと血縁関係にあるはずですから!!!け、決して血が繋がっていないとかありえませんから!!!!御兄弟皆それぞれ似ている、かと、えぇと………」
「む、ムース、別にじぃやに告げ口とかしないからそんな慌てないでって!それにそう見えるのは俺だって分かってるし!落ち着いてってば」
「うぅ、申し訳ありません………」
めそめそとメイド服の裾を持って項垂れるムースを慰める
…正直、似てないとはずっと思ってたしなぁ
お父様に似て何かしら卓越した能力がある三人と、何も無い俺
三人はお父様とお母様の緑と黒の髪色に少しづつ似た色をしているけれど、俺は黒色の中に何故か白色が入っている
あまり考えたくなかったから、忘れてたけどもしかしたらって思ってはいた
正直血縁じゃないってはっきり分かったとしても、ああそうだよなとしか思わないだろうな
でもそれはそれで困る事がある
「ムース、もし俺が血縁じゃなかったとしたらさ」
「は、はい」
「合法で結婚できちゃうよね」
「…………アッ」
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