勘当された少年と不思議な少女

レイシール

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 第3章 ロベルタ店

第47話 依頼完了2

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 その様子を見て、レオンさんが肩をすくめながら言った。

「ラン、諦めろ。ああなったエルザは、人の話なんて聞かないぞ」

 俺たちは顔を見合わせて青ざめる。そんな俺たちをよそに、レオンが淡々と続けた。

「多分な……2人で旅をするなら、『地図は必須』って、完全に思い込んでるんだ」

「地図なんて……高くて買えないよ!!」

 思わず俺とアリーが叫ぶと……エルザがすっと静かに、それでいて力強く言った。

「思った以上に仕事が進んだから、そのお礼だ」

 ……え?

「思った以上……?」

 エルザさんはふっと柔らかく笑った。

「あの書類、1週間なら一束終われば十分だと思ってたけど……想像以上に二束分片付いたからね」

 珍しく見せたその微笑みに、思わず言葉を失う。

「それで、どの方向に行くんだい?」

「……これって、絶対に貰わないといけない感じですか?」

 レオンに小声で確認していると、背後から低く響く声が。

「当然だ! 報酬以上の働きをしてくれたんだからな!!」

「……エルザさん、怖いです」

 その迫力にアリーがたじたじになりながら、これから行く場所を伝えた。そしたらその場所の地図を持ってきたので……ぺこりと頭を下げた。

「そ、それじゃあ……すみません、いただきます」

 それから、アリーと一緒にギルドへ行き、依頼完了の報告をした。

 報告が済むと、俺たちはこの街をあとにした。







 
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