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教室の窓を開けて思い切り伸びをする。春の陽気が窓から差して心地いい。人の居なくて寂し気な校庭。その周りには桜が謙虚に咲いている。
「なにボーっとしちゃってるの? ハヤト」
自分の左肩に手が乗った。手の持ち主、声の主は同じクラスの恋人だ。
「いや。意外となんとかなったなって」
後ろを見ずに返答した。今日のレイはどんな服装だったっけ。
「転校して1カ月か。ホント、なんとかなったよね」
振り返ってレイを見る。今日は男性の顔に女性の格好。細くて鋭い眉毛の下は白黒のボーダーと黒いスキニー。薄手の緑色のコートを羽織っている。
「うん。レイと一緒にここに居られて良かったよ」
振り向くと同時に、置き場を失ったレイの右手を両手でつかむ。意味もなく手を上下に振ってみた。
「2人とも、今日もイチャイチャしてますね」
放課後になると高校生は騒ぎ出す。それなのに聞こえる、良く通る声だった。
見学の時に話しかけてくれた女の子。圭吾と同じあだ名のゴスロリ女子。
今日はツインテールに薄いピンクのワンピース。もちろんフリルたっぷりだ。
奇抜だがこの高校では変に見られる事は無い。俺がレイの右手を持つ今の状況も同じことで、平然と受け入れられている。
「ちょっとケイちゃん。どこに行っちゃったの?」
教室に入って来て戸惑いの声を上げたのは鈴木アイリさんだった。ケイちゃんと一緒に話しかけてくれた女の子。
出会った時は委員長風だと思ったが、意外と抜けていることが最近分かった。
「あっ、いたいた。ねぇ、レイちゃん今日のピアノ素敵だったよ」
ケイちゃんと呼びつつ、こちらに来てからはレイに話す。なんとも読めない人物だった。
「ありがとう。なんか皆の前だと気軽に弾けたよ」
音楽の授業でレイはピアノを披露していた。両手の指を器用に使って音を奏でる。できない自分からすると凄いとしか表現できない。
ただ、好きなように演奏していた様子は分かる。自由を尊ぶ校風のおかげだろう。
「そうだ、今日は4人でカラオケに行きましょう」
両手を合わせながらアイリさんはそう言った。
「いいわ。行きましょう。そっちのカップルはどうするの?」
ケイちゃんは突然の誘いに難なく答えた。きっと普段からアイリさんの無茶ぶりに答えているのだろう。
「ぼくたちも行こうよ。今日は気分も良いし、天気だっていいんだから」
レイが言うと、ちょうど窓から風が入った。4人の髪を優しく揺らして吹き抜ける。春の風は暖かい。
「じゃあそっちは先に行っててよ。こっちはちょっと話してから行く」
「勇人くんがそう言うなら行きましょうか」
アイリさんはすぐにケイちゃんの手を取った。スキップでもする様に足早に教室を出る。思い立ったら即行動。新しい友人の興味深い特徴だ。
「なに? 話って。まぁ、話ならぼくからもあるんだけど」
「じゃあ、そっちからでいいよ。お互い悪い話じゃなさそうだ」
良い知らせか悪い知らせか、表情を見ると分かるようになってきた。
右手を出してレイに先に話してもらう。
「今日LINEが来てたんだ」
少しもったいぶる言い方だった。
「だれから?」
こういう時は面倒がらずに乗る事だ。
「なんと井出さんと山田さんから」
2人は修学旅行で一緒に回った友達だ。ギャルの井出さんと控えめな山田さん。修学旅行以来、特に交流は無かったはずだ。
「意外だな。なんて連絡?」
「こんど山田さんにメイクを教えるから、一緒にどう? だってさ」
「山田さんからは?」
「同じタイミングでお誘いのLINEが来たんだ。メイク教えてくださいって、丁寧な文章でさ」
恐らく示し合わせて連絡をくれたのだろう。井出さんの軽いノリとそれに勇気を出して乗っかる山田さん。想像に難くない。
「ぼくたち、忘れられてないんだね」
飛び出す様に一宮高校を辞めてしまった代償に忘れられていても仕方がない。自分も心のどこかでそう思っていた。でも関係は切れていない。
「よかったよ。なんか。転校した結果が想像より悪くなくて」
もちろんこの後、悪くなる可能性だって残っている。ただ今は悪くない。それだけだ。
「こっちは手紙なんだ。丁寧に封筒に入ってる」
机の中から取り出した白い封筒。赤いロウに似たシールは一度剥がしてしまっている。
「もしかして、大場君たちから?」
「正解。書いたのは圭吾だけどね」
改めて手紙を出してみる。オーソドックスな便箋に圭吾らしい角張った文字。冒頭にはしっかり時候の挨拶が添えられている。
「なんて書いてあったの?」
「普通の事だよ。元気かとか。こっちは元気だとか」
「なんかお父さんみたいだね」
右の頬を人差し指で掻きながらレイが言う。
「面白いのはこっからだよ。圭吾とアオイちゃんは順調だってさ」
「おぉ。素敵じゃない」
「しかもこの手紙は3人集まって書いてるらしい。書くのは圭吾が押し付けられたんだな」
「想像できるなぁ。それ」
言った後レイが口を開けて大きく笑う。
「シュンは相変わらず女子と遊びまくってるらしい。圭吾が心配してるって」
「変わってないなぁ。3人とも」
たかだか3カ月ほど前なのに昔の話の様な気がしてきた。
「ちょっと見せて」
「あっ」
細くて長い指で、手元の手紙はさらわれた。
「追記、シュンです。ハヤトが浮気でもしたら俺が相談に乗ります。大平くんは大船に乗った気でいるように……。だってさ」
内容を知っていたとはいえ、改めて聞くと、とんでもない。
「浮気なんてしないよ。第一、なんで浮気の相談を浮気のプロみたいなシュンにするんだよ」
右手を額に当てながら言い返す。もちろん冗談だ。シュンなりのジョークでもある。元気な証拠だ。
「ふーん。どうかな。メイドさんとかに付いて行かないでよ?」
左手の人差し指で俺の頬がつつかれた。
「わ、分かってるよ。もう行こう。あっちのカップルが待ってるよ」
そう言ってもう一度、手を握る。
このまま教室を歩いても、だれも変だと思わない。
俺たちの選択は正しかったのか。それは誰にも分からない。でも正解の無い、曖昧な状態を繰り返す。そうする事しかできないのだろう。
ただ今は堂々と手を繋いで道を歩ける。この状況があるだけだ。
「なに歌おうかな?」
名前も性別も、ファッションだって曖昧な、レイと一緒に今を生きてる。正解の無い障壁にぶつかったら、きっとまた2人で考える。
これでいい。人間は曖昧でもきっといい。
俺はこの曖昧な今と恋人の放つレモンの香りが大好きだ。
「なにボーっとしちゃってるの? ハヤト」
自分の左肩に手が乗った。手の持ち主、声の主は同じクラスの恋人だ。
「いや。意外となんとかなったなって」
後ろを見ずに返答した。今日のレイはどんな服装だったっけ。
「転校して1カ月か。ホント、なんとかなったよね」
振り返ってレイを見る。今日は男性の顔に女性の格好。細くて鋭い眉毛の下は白黒のボーダーと黒いスキニー。薄手の緑色のコートを羽織っている。
「うん。レイと一緒にここに居られて良かったよ」
振り向くと同時に、置き場を失ったレイの右手を両手でつかむ。意味もなく手を上下に振ってみた。
「2人とも、今日もイチャイチャしてますね」
放課後になると高校生は騒ぎ出す。それなのに聞こえる、良く通る声だった。
見学の時に話しかけてくれた女の子。圭吾と同じあだ名のゴスロリ女子。
今日はツインテールに薄いピンクのワンピース。もちろんフリルたっぷりだ。
奇抜だがこの高校では変に見られる事は無い。俺がレイの右手を持つ今の状況も同じことで、平然と受け入れられている。
「ちょっとケイちゃん。どこに行っちゃったの?」
教室に入って来て戸惑いの声を上げたのは鈴木アイリさんだった。ケイちゃんと一緒に話しかけてくれた女の子。
出会った時は委員長風だと思ったが、意外と抜けていることが最近分かった。
「あっ、いたいた。ねぇ、レイちゃん今日のピアノ素敵だったよ」
ケイちゃんと呼びつつ、こちらに来てからはレイに話す。なんとも読めない人物だった。
「ありがとう。なんか皆の前だと気軽に弾けたよ」
音楽の授業でレイはピアノを披露していた。両手の指を器用に使って音を奏でる。できない自分からすると凄いとしか表現できない。
ただ、好きなように演奏していた様子は分かる。自由を尊ぶ校風のおかげだろう。
「そうだ、今日は4人でカラオケに行きましょう」
両手を合わせながらアイリさんはそう言った。
「いいわ。行きましょう。そっちのカップルはどうするの?」
ケイちゃんは突然の誘いに難なく答えた。きっと普段からアイリさんの無茶ぶりに答えているのだろう。
「ぼくたちも行こうよ。今日は気分も良いし、天気だっていいんだから」
レイが言うと、ちょうど窓から風が入った。4人の髪を優しく揺らして吹き抜ける。春の風は暖かい。
「じゃあそっちは先に行っててよ。こっちはちょっと話してから行く」
「勇人くんがそう言うなら行きましょうか」
アイリさんはすぐにケイちゃんの手を取った。スキップでもする様に足早に教室を出る。思い立ったら即行動。新しい友人の興味深い特徴だ。
「なに? 話って。まぁ、話ならぼくからもあるんだけど」
「じゃあ、そっちからでいいよ。お互い悪い話じゃなさそうだ」
良い知らせか悪い知らせか、表情を見ると分かるようになってきた。
右手を出してレイに先に話してもらう。
「今日LINEが来てたんだ」
少しもったいぶる言い方だった。
「だれから?」
こういう時は面倒がらずに乗る事だ。
「なんと井出さんと山田さんから」
2人は修学旅行で一緒に回った友達だ。ギャルの井出さんと控えめな山田さん。修学旅行以来、特に交流は無かったはずだ。
「意外だな。なんて連絡?」
「こんど山田さんにメイクを教えるから、一緒にどう? だってさ」
「山田さんからは?」
「同じタイミングでお誘いのLINEが来たんだ。メイク教えてくださいって、丁寧な文章でさ」
恐らく示し合わせて連絡をくれたのだろう。井出さんの軽いノリとそれに勇気を出して乗っかる山田さん。想像に難くない。
「ぼくたち、忘れられてないんだね」
飛び出す様に一宮高校を辞めてしまった代償に忘れられていても仕方がない。自分も心のどこかでそう思っていた。でも関係は切れていない。
「よかったよ。なんか。転校した結果が想像より悪くなくて」
もちろんこの後、悪くなる可能性だって残っている。ただ今は悪くない。それだけだ。
「こっちは手紙なんだ。丁寧に封筒に入ってる」
机の中から取り出した白い封筒。赤いロウに似たシールは一度剥がしてしまっている。
「もしかして、大場君たちから?」
「正解。書いたのは圭吾だけどね」
改めて手紙を出してみる。オーソドックスな便箋に圭吾らしい角張った文字。冒頭にはしっかり時候の挨拶が添えられている。
「なんて書いてあったの?」
「普通の事だよ。元気かとか。こっちは元気だとか」
「なんかお父さんみたいだね」
右の頬を人差し指で掻きながらレイが言う。
「面白いのはこっからだよ。圭吾とアオイちゃんは順調だってさ」
「おぉ。素敵じゃない」
「しかもこの手紙は3人集まって書いてるらしい。書くのは圭吾が押し付けられたんだな」
「想像できるなぁ。それ」
言った後レイが口を開けて大きく笑う。
「シュンは相変わらず女子と遊びまくってるらしい。圭吾が心配してるって」
「変わってないなぁ。3人とも」
たかだか3カ月ほど前なのに昔の話の様な気がしてきた。
「ちょっと見せて」
「あっ」
細くて長い指で、手元の手紙はさらわれた。
「追記、シュンです。ハヤトが浮気でもしたら俺が相談に乗ります。大平くんは大船に乗った気でいるように……。だってさ」
内容を知っていたとはいえ、改めて聞くと、とんでもない。
「浮気なんてしないよ。第一、なんで浮気の相談を浮気のプロみたいなシュンにするんだよ」
右手を額に当てながら言い返す。もちろん冗談だ。シュンなりのジョークでもある。元気な証拠だ。
「ふーん。どうかな。メイドさんとかに付いて行かないでよ?」
左手の人差し指で俺の頬がつつかれた。
「わ、分かってるよ。もう行こう。あっちのカップルが待ってるよ」
そう言ってもう一度、手を握る。
このまま教室を歩いても、だれも変だと思わない。
俺たちの選択は正しかったのか。それは誰にも分からない。でも正解の無い、曖昧な状態を繰り返す。そうする事しかできないのだろう。
ただ今は堂々と手を繋いで道を歩ける。この状況があるだけだ。
「なに歌おうかな?」
名前も性別も、ファッションだって曖昧な、レイと一緒に今を生きてる。正解の無い障壁にぶつかったら、きっとまた2人で考える。
これでいい。人間は曖昧でもきっといい。
俺はこの曖昧な今と恋人の放つレモンの香りが大好きだ。
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