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70話 メキシカ防衛会議 その2
「総理、アメリアは石油奪取のためにメキシカ侵攻を、、、、、」
斉藤は、まずメキシカ侵攻を企てているアメリア軍と、それを迎え撃つメキシカ軍、日本軍の部隊規模について説明を始めた。
アメリア軍侵攻軍団
陸軍
M3戦車 約2,000両、M4A1戦車 約2万両、砲門 約5,000門、他迫撃砲等多数、輸送トラック 約1万台。
航空部隊
戦闘機 約10,000機、爆撃機 5,000機、他支援輸送機等多数。
兵士数(支援部隊を含む)
陸軍 約100万人、航空部隊 約20万人
メキシカ軍
74式戦車 500両、装甲車 500両、旧日本軍戦闘機 1,000機、
兵士数(支援部隊を含む)
陸軍 約5万人、空軍 約5,000人
日本軍(カナダ、メキシカ駐留部隊分)
陸軍
10式改戦車 10,000両、装甲車 5,000両、自走砲 500両、砲門 500両、輸送トラック 5,000台、偵察車 500両、補給車両等多数
空軍
戦闘機 F-2改 500機、F-15改 200機、
支援攻撃機 A-10改 100機
爆撃機 B-1s 40機
兵士数(支援部隊含む)
陸軍 機甲師団 20万人、機械化歩兵師団 40万人、空軍 1万人
「なるほど。兵士数、兵器類、航空機数から見ると敵軍は空前の規模だな」
「総理、コチラが多いと向こうが警戒して攻め込んで来ませんし、敵の数が多いと必ず勝てると思い込んでくれますから」
「ランチェスターの法則か、こんな法則が我々日本軍に通用すると思っているのか?」
「ふふ、ランチェスターの法則を持ち出すのですか?流石に総理は元軍人ですよね」
「確かに俺は旧防衛大出身で、幹部士官だったからな。そのランチェスターの法則は戦略論の時に語られる理論の一つだが、ウチの国防装備庁が電磁バリアを開発したことは、戦略、戦術論を根本から塗り替えてしまうほどの衝撃で、ランチェスター法則を含めた戦略、戦術論は過去の遺物になりつつあるな」
「そうですよね。まず、次に説明するのは、、、、、」
次に斉藤は、メキシカ防衛戦に合わせてシアトル、カリフォルニアの西海岸地域の上陸作戦を実施するにあたり、上陸作戦実施前に空爆を実施する予定であった。
また、アメリア軍のメキシカ侵攻部隊に対してはメキシカ国境を越えさせ、
ある程度奥に誘い込んでから叩き潰す予定であった。
だが、メキシカ国内の住民を敵侵攻前に避難させる必要があったが、避難が大規模になることから、女子供のみは別場所に隠れて街全体を無防備宣言した方がアメリア軍の武力行使を受けず、また迎撃するメキシカ、日本軍も市民を巻きまずに戦闘を行えると予想していた。
「ふむ、メキシカ国内国境都市の無防備宣言は理解した。
しかし、アメリア軍兵士達がメキシカの婦女に暴行に走るおそれがあるのではないか?」
「総理、その点は御心配ありません。メキシカ国内には既に情報省諜報部隊が多数潜入し、事前工作を実施しています。
また、メキシカ女性を守るために代わりのモノとして、ガヴリエル女史配下のセクスロイド1万体をレンタルしてもらう予定です」
「博士、つまりアメリア軍兵士に婦女暴行をさせるように仕向けて、その模様を諜報部隊が記録化するわけか」
「そのとおりです、総理」
「しかし、韓国軍兵士なら婦女子は見境ないけど、一応アメリア軍兵士は結構規律が厳しいのではないか?」
「この時代、一番規律正しい軍隊は帝国日本軍です。ちなみに今の新日本軍はそれ以上に規律正しい軍隊と言えますが。
次にドイツ、英国軍と続いて、アメリア軍はフランク軍より少しマシな程度で、次にイタリー軍で一番素行が悪いのはル連軍と中国軍です」
「アメリア軍は比較的素行は良いと思ったのだがな」
「転移前の沖縄を見れば分かると思いますが、如何に現代社会に移行しても、米軍兵の婦女暴行事件は後を絶たないことが、米軍兵士達の気質が性悪であることを証明しています」
「転移後のアメリア軍兵士を拝見しましたが、転移前で記録化された映像内の米軍兵士達を数段性悪にした感がありました」
「だが、この兵士達をどう籠絡するのか?」
「都市無防備宣言の後、自治関係者等による兵士達への慰労会を実施し、その酒席の酒類や食物に催淫剤を混入させるわけです」
「結構エグいことを考えるのだな、博士は」
「総理は正々堂々と敵を打ち破ってこそ、戦いの価値を見出そうとしていますが、私は合理主義者です。
私が戦いに卑怯という言葉を感じる時は、敵が人質戦法を取った時です。
それによく昔から言うじゃないですか。
戦いで『勝てば官軍、負ければ賊軍』と」
「むっ、確かにそのとおりだな。とりあえず分かった、博士。君の戦争への価値観が私なりに理解出来た気がする」
「さて、この婦女暴行や殺害行為等の様子を潜入している諜報部隊により撮影記録化し、コレを密かにアメリア国内のマスメディアに流すわけです」
「成る程ね、国内にいる兵士の家族や妻、恋人等はこれらの映像等を目にすることで、とても銃後の守りを固める心境にならないわけだな」
「ハイ、そのとおりです。さらにアメリア軍兵士の残虐性をを高めるために、催淫成分と一緒に欧米人特有の狩猟本能を司る遺伝子を呼び覚ますための成分を配合した薬剤を、彼等の食料に混入致します」
「ふむ、アメリア軍兵士達が野獣になるのは理解したが、アメリア国内のマスメディアはこの手のニュースを取り上げてくれるのか?」
「総理、報道統制が出来る我が国やドイツ、英国であれば、事前にこの手のニュースを止めることが出来、殆どその影響は少ないと思います。
ところが、アメリアの場合は政治家自身がマスメディアを利用して選挙戦を戦う者が多く、大統領もその一人です。
そのため、これらのマスメディアを味方に利用するのも、国民の厭戦思想を高めることが肝要と思われます」
「うむ、この籠絡戦術は悪くはないけど半分以上徒労に終わる気がするが」
「総理、物は試しにやってみなければ分からないじゃないですか」
「ま、ガヴリエルのセクサロイド達を使用するわけだから、兵士達や兵器類等を用意することに比べれば殆ど費用が掛からず安上がりだからな」
中破は斉藤の籠絡戦術は半分疑問視していたが、費用対効果を考えると万一戦術が成功した時の影響を大きさを半ば期待していた。
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