圏ガク!!

はなッぱち

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圏ガクの夏休み

文芸部発足!

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「夷川君には謹慎中、私のお手伝いをして頂きたいのです」

 改めて室内を見回してみるが、オレの背より高く積まれてある本の山が邪魔して、全容を全く把握出来なかった。

「一週間かけて、見つけて欲しい本があるのです」

 この中から本を探すのか…………現実味がなくて返事どころか相槌すら打てなかったが、オレの考えている事を見抜いてか、霧夜氏は穏やかに笑って続ける。

「この机に集められている本の中から、君が面白いと思った作品を私に教えて下さい」

 机に出来た山を一週間で読み崩せと? かなりの無茶を言ってくれる。真横にある本を引き抜く訳にはいかず、手を伸ばし一番上にある一冊を取ってみる。

「図書室に入荷する本のリクエストを受け付けているのですが、若者の好む文学作品を入れて欲しいという投書を頂きまして、私なりに検討する為これだけの量を集めてみました。全て読了したのですが、こういった作品を楽しむ為には、やはり若い方の感性が必要なのでしょうね……私ではどれがより好ましいのか判断出来ず、君に力をお借りしたいのです」

 手にした文庫本の表紙には、マンガのようなイラストがデカデカと描かれていた。若者の好む文学作品ってのは、つまりライトノベルの事ならしい。

 正直な所、読書する趣味はこれっぽっちも持ち合わせていないので、個人的にはラノベの山と格闘するより反省文の方を選びたい。が、オレに拒否権なんてないのだ。なんせ謹慎中。指導してくれる教師の言う事を聞く以外に出来る事はない。

 全部に目を通せるか自信はない、一応そう断りを入れてオレは一体何冊あるのか検討もつかない本の山に向き合った。

 昼過ぎから取りかかったとは言え、一日目の成果は読書数にしてゼロだった。机の上にビッチリと積まれた本を手当たり次第に読んでいくというのは効率が悪いと、背表紙を眺めて悟ったオレは、まず山を解体する所から始めた。シリーズ物が多く、それらがバラバラに紛れ込んでおり、即座に読めるタイトルが一冊も見当たらなかったのだ。

 どうやら、古本屋のワゴンセールを丸ごと買い取ったらしく、表紙には小さなシールで駄菓子のような値段の値札が貼り付けられている。実に雑な買い方だと思うが、質より量を重視したのだろう。

 叩き売られているからと言って、駄作という訳ではないはずだ。どの本もお世辞にもキレイとは言い難い本ばかりで、恐らくリーズナブルな値段である理由はそれに因る所が大きいに違いない。

 とは言え、ワゴンセールでは一巻から順に揃っている作品も少ないのだろう。途中の巻だけというのが多いのなんの。正直、その事実を目の当たりにして心が折れかけた。霧夜氏は全てに目を通したらしいが、どういう神経でこの山を読破したのか不思議で仕方がない。

 今日は机の上を把握するだけで時間が過ぎていった……けれど明日からは、この無秩序なラノベをひたすら読み続けなければならない。

「無理だ……一人では無理だ」

 明日の事を考えると、即座に弱音が吐き出された。こういうのに詳しそうな由々式が頭に浮かんだが、助けを求めても学校まで出向いてはくれないだろうと諦める。小吉さんは本を開くと三秒で寝そうだし、頼れる所はどこにもないと溜め息を吐く。

「あ……いるじゃん。駄目元で頼んでみようかな」

 女目当てとは言え、一日中図書室に居るような人だ。読書が嫌いという事はないと思いたい。逆に今日見た感じ、集中して読書をしている雰囲気もなかった。暇つぶし程度に付き合ってくれるかもしれない。そう思い立ち、オレは彫刻のように微動だにせず読書を続ける霧夜氏に声をかけた。

「あの、霧夜先生。少しいいですか?」

 本から視線は上げず「はい、構いませんよ」と答えてくれる。

「オレ、あんまり読書とかしないんで、小説の善し悪しって分からない気がするんです」

「善し悪しではなく、君にとって面白いと思った作品を探してくれればいいのです」

 一瞥すらもしてくれない霧夜氏だが、答えは的確に返って来る。

「でも、オレが面白いって思った本を図書室に入荷するんですよね。せっかく新しい本を買うのに、全く読まれないような本を選んでしまったら申し訳ないです」

 霧夜氏は空いている手で顎を撫で、思案するように「ふむ」と息を漏らした。

「オレ一人じゃあ心許ないので、本探しを文芸部の人にも一緒にやってもらいたいんですが」

 ちょっと図々しい言い方になってしまったらしい。そう提案すると、霧夜氏はパタンと本を閉じて、真っ直ぐにオレの方へと視線を向けてきた。

「文芸部……君は今、そう言いましたか?」

 不思議そうな表情の霧夜氏。オレは「はい」と頷き補足する。

「文芸部の稲継先輩にも一緒に面白い本を探して貰いたいんです」

 稲継先輩の名前を出すや、霧夜氏は驚いたように大きく目を見開いた。さすがにオレも何かがおかしいと気付き始めたのだが、何がおかしいのか分からなければ、誤魔化しようもない。黙って相手の出方を窺うと、怒っているようにも思える真剣な顔を向けられ、たじろいでしまう。

「この学校に文芸部は存在しません」

 やってしまった。後悔は怒濤のように押し寄せてくる。

「いえ、私が知っている限り、存在しないと言うべきでしょうね。今、君の言葉で初めて知りました」

 小吉さんがしっかり園芸部やってる所を見ていたせいで、真偽を確かめもせず稲継先輩もそうなんだと思い込んでいた。まさか自称(いや、本人が言っていた訳ではないので、これも違うか)だったとは。確実にマズイ展開になりつつある。

「稲継君がそんなつもりで図書室に通いつめているなんて……思いもしませんでした」

 指先で目頭を押さえ、霧夜氏は不甲斐ないとばかりに嘆息し、首を左右に力なく振り、何時間も根が生えたように座っていた椅子から立ち上がる。

「すみませんが、夷川君。私は少し席を外します。ここで暫く待っていて下さい」

 ちょっとした思いつきが、とんでもない事を招いてしまった……立ち上がるや、オレが引き止める間もなく、隣の図書室へと競歩で向かう霧夜氏の足音を聞きながら、ただただ祈った。唯一オレの味方をしてくれそうな小吉さんの……稲継先輩の怒りが向くであろう文芸部員疑惑の元を作りやがった小吉さんの一刻も早い帰還を……!

「……その前に現状を把握しておこう」

 後輩のちょっとした失敗に稲継先輩がマジギレするかもしれない。逃走が必要なら一秒でも早く分かった方がいいに決まっている。霧夜氏の雰囲気から(何か使命感のようなものをその背中に見てしまったのだ)恐らく文芸部が発足しているであろう現場を覗きに行こうと思い立つ。

 決して面白半分ではないのだ。決して……半日は牢屋の中で残りは本の渓谷で過ごしロクに話し相手もなく緊張感の欠片もない退屈な一日に飽き飽きしているのを埋め合わせようとしているのでは……断じてないのだ。

 あくまで自分の身を案じての事。そう自分に言い聞かせ、絶対に面白くなっているであろう図書室へと足音を忍ばせ向かう。

 そろりと扉から中を覗くと、窓際に稲継先輩が追い詰められていた。文芸部と聞いてスイッチが入ってしまったのか、霧夜氏は前のめりで何事か捲し立てている。聞き耳を立てるに、今まさに文芸部が発足しようとしていた。

「稲継君、もう何も心配はいりません。今、この瞬間から文芸部を作ります。僭越ながら、顧問には私がなりましょう」

 いや、霧夜氏の中では、もう発足しているようなものだった。稲継先輩が人知れず文芸部員を自称していた事が、よほど嬉しかったらしい。

「本来なら部員の定数が満たない場合は同好会となるのですが、君が今まで図書室で過ごしてきた膨大な時間を活動実績としましょう。長期休暇をずっと図書室で過ごす……その情熱は評価されるべきです」

 突然押しかけられ驚いただろう稲継先輩は、顔色を真っ白にして何一つ口を挟めず、見るからに困惑し硬直している。

「そんな特別扱いは気が引けますか? 本当に控えめな人ですね、君は。けれど、私はそんな所が少しばかり憎らしく思えます」

 霧夜氏を訪ねてくる女に会いたいが為、図書室に居座っている情熱を真っ当に評価すれば、まあ程度にもよるだろうが、図書室を叩き出されるんじゃあないか? 覗き見る稲継先輩の切羽詰まった顔を見ていると、そのやましさがこれでもかと滲んでいるように思えて、自分が引き金を引いた事も忘れて気の毒になってくる。

 普段は隙のない表情ばかりを見ているせいか、霧夜氏に迫られ動揺する稲継先輩の姿は、オレの中にある危機意識を低くさせた。先輩相手に見せてはいけない表情が自然と浮かんでしまい、ヤバイなと思った瞬間、霧夜氏の圧力から逃れようとこちらに目を泳がせたのだろう、不意に稲継先輩と目が合ってしまった。

 その一瞬でオレに不都合な何かを悟ってしまったらしい稲継先輩は、困惑から激怒にその表情を変え、文芸部の活動に思いを馳せ語り出した霧夜氏を放置して、真っ直ぐ廊下へ続く扉に、余計な事を言った後輩が張り付いている扉に近づいて来た。

「…………」

 壊れなかったのが不思議なくらい大きな音を立てて、目の前の扉が開かれる。無言で立ち尽くす稲継先輩は何も語らなかったが、その目は死刑宣告そのものだった。

 夜道でバッタリ出くわしたのであれば、一目散に逃げ出す所だが、無言の圧力を前にオレは一歩も退かなかった。受けて立つと言わんばかりの姿勢は、さぞや生意気に映った事だろう。殴られる、思わず身構えたくなる勢いで伸びてきた手に襟ぐりを掴まれ、頭が一度強く揺れる。

「稲継君まだ話は終わっていませんよ……おや、夷川君ではありませんか。どうしましたか?」

 背後から聞こえてきた声に稲継先輩の体がビクッと震え、浮き始めていた踵が地面に落ちる。だらしなく伸びた襟ぐりを整えながら、霧夜氏には見えない稲継先輩の顔を見ると「後で覚えてろよ」と書いてあり、自分の先行きが大いに不安になってしまった。なので、しっかりフォローをしておかねばならない。

「すいません、どうしても気になってしまって……まさか、文芸部がなかったなんて……その、信じられなくて」

 視界に映る、威嚇するような表情が徐々に曇っていく。空中で何かを掴もうと右手を握ったり開いたり、前後の逃げ道を塞がれ稲継先輩はダラダラと冷や汗を流し出す。

 オレの言葉に同意しているのだろう、霧夜氏は「まったくです」と小さく肩を竦める。

「私も君の言葉を聞くまで、稲継君が文芸部を望んでいるとは、微塵も考えませんでした」

「そうですよね。本を読む以外に『何を目的に』毎日図書室に通っているのかって話ですから」

 稲継先輩は唐突に腹でも減ったのか「えび」と何度も言おうとしては、飲み込むように口を真一文字に結び、悲壮な表情を見せていた。

「ふふふ、お恥ずかしい話ですが、私は橘君がお目当てなのかなと思っていたくらいです。魅力的な女性ですからねぇ、彼女に懸想でもしているのかな、と」

 隣に並ぶ対照的な霧夜氏は朗らかな笑顔を浮かべて、とどめを刺した。てか、最初から全部お見通しじゃあないか。ご愁傷様としか言えない。

 図星を指され、あまりのショックからかプルプルと震える稲継先輩は、きっと色んな物を飲み込んだのだろう、体の中身が空っぽになったみたいに数秒、呼吸すらも止まった状態になった後、カッと目を見開きバッと振り返ると

「せんせぇー! 文芸部よろしくお願いしまぁすっ!」

雄々しい声で、本心を隠す為に小吉さんの紹介を本当にした。
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