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正敵邪正
第46話
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さすがシンバ将軍直属の兵。
あの笑う男達と互角ではないが、けっして無様に陣形を破られてなどいない。
でも1か所だけ様子がおかしい。
大陸屈指の勇猛な兵たちが道を開けていく。
白い鎧に身を包んだ騎士風の出で立ち。
その周りを赤い鎧に身を包んだ騎士がふたりが囲んでいる。
たった3人で、本陣を切り崩して進んでいる。
「キサ王国小隊長サオンです、通してください!?」
大きな声で叫びながら、シンバ将軍を囲む密集陣形の輪に入っていく。
傭兵部隊は、シンバ将軍の本陣を包囲している笑う兵達を相手にしている。
これにより、敵勢力の包囲のさらに外側を包囲したので、三重の輪が出来上った。
「傭兵稼業で、あんなのと戦り合うのは、マジであり得ないんだけど?」
傭兵隊長ハイレゾが愚痴をこぼしながらも、しっかり後をついてくる。
たしかに3人とも化け物。
傭兵としては、割に合わない仕事かもしれない。
だけど、あんな化け物に襲われたらシンバ将軍とて、ひとたまりもない。
しかし……。
「その3人に近づくな!」
「しかし、シンバ様!?」
「狙いは儂ひとりのようじゃ……」
シンバ将軍は、部下のこれ以上の犠牲は望まなかった。
部下たちでは、行く手を阻むことはできないと判断したのだろう。
戦っちゃダメだ。
敵の強さは尋常ではない。
戦えばシンバ将軍の命があぶない。
敗れてしまったら、この平原での戦いは負けが確定してしまう。
そうなれば帝国、連邦の両軍がジューヴォ共和国を蹂躙するだろう。
兵達は殺気立っており、コチラへ刃こそ向けないものの中々奥へ通してくれない。
シンバ将軍の武器は、棘のついた鋼の棒。
大人が両手でやっと振り回せるくらいの重さはありそう。
その鋼の棒を左右の手に1本ずつ持っている。
対する白い鎧の騎士は剣、赤い鎧の騎士は両手斧と戦棍をそれぞれ持っている。
両者が激突すると、幾条もの火花が散り始めた。
シンバ将軍を過小評価していた。
棘付き鋼棒を軽々と振り回している。
赤騎士たちの重そうな一撃を難なく弾き返す。
だが、白騎士の一撃はとても鋭い。
常人では目で追えないまま命を落としてしまうほど……。
シンバ将軍といえども白騎士の攻撃を完全に防げていない。
鎧の部位が次々に破壊され、将軍の身体から鮮血が噴きあがる。
致命傷をもらわぬよう巧妙に立ち回っている。
だけどそれも時間の問題……。
見かねてシンバ将軍の配下が横から剣を振り上げた。
「ぐぬぅっ」
配下を庇った将軍の左肩に白騎士の剣が突き刺さる。
すぐに棘付き鋼棒を振るって相手を後退させた。
傷はそこまで深くないはず。
だが、武器を自由に振るえなくなったと思う。
「そこまでだ!」
ようやくシンバ将軍のそばまで来れた。
そのまま将軍との間に割って入る。
ハイレゾも斬り合いに加わることができる位置で待機している。
顔が見えない。
3人とも化け物級の手練れ。
少しでも気を抜いたら一瞬でやられてしまう。
「キサ王国小隊長サオンだ。そちらの名を名乗ってもらおう」
「サ……オン?」
一度、周囲も含めて冷静になるべきだ。
雷のような鋭い奇襲をかけてきた相手に名を求める。
白騎士の様子が急におかしくなった。
頭を抱えて苦しみ出す。
「時間切れだ。兄者」
「そうだな、弟よ」
赤騎士のふたりが急に動いた。
ひとりが白騎士を肩に担いで、もうひとりが離脱用の道を作る。
「誰も追ってはならん」
シンバ将軍が背後から直属の部下たちへ指示を出す。
左肩は大丈夫なのかと心配で振り返ると左目を押さえていた。
頬を伝って血が地面へ滴り落ちている。
いつ目をやられた?
全然見えなかった……。
本陣から抜け出した3人は笑う兵達をそのままに退却していった。
もし、あのまま戦っていたら勝てただろうか?
将軍の部下たちが笑う兵達を全員、倒した。
右翼側の戦況は、ほぼ互角。
連邦兵の邪魔が入らなければ、戦況をもっと優位に運べたはずなのに。
問題は左翼側の方。
左翼は完全に押されている。
遠目からでも指揮系統が機能しているとは思えない惨状だった。
こちらと同様に連邦の刺客が左翼の指揮官ゴードに送り込まれたと見るべき。
「サオン」
「はい」
シンバ将軍から軽く礼を言われ、すぐに直接指示を受けた。
前線にまだ残っているキサ王国兵を率いて撤退するようにとのこと。
ただし、撤退はジューヴォ共和国もキサ王国も同時に行わなければならない。
どちらかが、少しでもズレてしまうと敵に追撃の好機を与えてしまう。
だけど問題がある。
カルテア王女は、後方で待機しているので前線へ合図を出せない。
指示を出す前に右翼本陣が急襲されたので、前線の兵が混乱している。
指揮系統が混乱した場合は隣の小隊に合わせるよう指示は受けていた。
だけど、戦いが激化しており、小隊では動けていないのがわかる。
「小隊長サオンです。小隊長はいますか?」
「ああっ? 知らねーよ。それよりお前も戦えよ」
思っていた通り、だいぶ混乱している。
この分だと、この辺りの小隊長は命を落としたのかもしれない。
ハイレゾ達傭兵部隊は先に待避する経路確保のため最後尾で待機している。
どうしたものかと悩んでいると、帝国兵が自分のところへ押し寄せてきた。
「げびゅぅっ!」
「ひ、ひぃぃぃぃ!?」
悪いが、帝国兵に構っている暇はない。
過剰なまでの演出を入れて派手に数人、斬り飛ばしてみせた。
それだけで、一帯の敵兵の動きが止まり、自分を凝視した。
そして、自軍の兵士たちもこちらに注目している。
これは使える!?
戦闘をしながら注目を集め、自軍の兵に伝言を頼んでいく。
衝突している最前線を強引に横断する。
それだけの強さが今の自分にはある。
お陰で帝国の勢いが若干弱まった気がする。
合図がきた!?
3本の音が鳴る矢。
中央軍から発せられたもので、確認と同時に計画を実行に移す。
「キサ王国軍、カルテア王女の名の下に退却!」
前線を横切りながら、周囲にどんどん伝言するように頼んだ言葉。
周囲の王国兵も大声で復唱し、戦場全体に伝播していく。
撤退が始まった。
あとは上手に逃げ切るだけ。
あの笑う男達と互角ではないが、けっして無様に陣形を破られてなどいない。
でも1か所だけ様子がおかしい。
大陸屈指の勇猛な兵たちが道を開けていく。
白い鎧に身を包んだ騎士風の出で立ち。
その周りを赤い鎧に身を包んだ騎士がふたりが囲んでいる。
たった3人で、本陣を切り崩して進んでいる。
「キサ王国小隊長サオンです、通してください!?」
大きな声で叫びながら、シンバ将軍を囲む密集陣形の輪に入っていく。
傭兵部隊は、シンバ将軍の本陣を包囲している笑う兵達を相手にしている。
これにより、敵勢力の包囲のさらに外側を包囲したので、三重の輪が出来上った。
「傭兵稼業で、あんなのと戦り合うのは、マジであり得ないんだけど?」
傭兵隊長ハイレゾが愚痴をこぼしながらも、しっかり後をついてくる。
たしかに3人とも化け物。
傭兵としては、割に合わない仕事かもしれない。
だけど、あんな化け物に襲われたらシンバ将軍とて、ひとたまりもない。
しかし……。
「その3人に近づくな!」
「しかし、シンバ様!?」
「狙いは儂ひとりのようじゃ……」
シンバ将軍は、部下のこれ以上の犠牲は望まなかった。
部下たちでは、行く手を阻むことはできないと判断したのだろう。
戦っちゃダメだ。
敵の強さは尋常ではない。
戦えばシンバ将軍の命があぶない。
敗れてしまったら、この平原での戦いは負けが確定してしまう。
そうなれば帝国、連邦の両軍がジューヴォ共和国を蹂躙するだろう。
兵達は殺気立っており、コチラへ刃こそ向けないものの中々奥へ通してくれない。
シンバ将軍の武器は、棘のついた鋼の棒。
大人が両手でやっと振り回せるくらいの重さはありそう。
その鋼の棒を左右の手に1本ずつ持っている。
対する白い鎧の騎士は剣、赤い鎧の騎士は両手斧と戦棍をそれぞれ持っている。
両者が激突すると、幾条もの火花が散り始めた。
シンバ将軍を過小評価していた。
棘付き鋼棒を軽々と振り回している。
赤騎士たちの重そうな一撃を難なく弾き返す。
だが、白騎士の一撃はとても鋭い。
常人では目で追えないまま命を落としてしまうほど……。
シンバ将軍といえども白騎士の攻撃を完全に防げていない。
鎧の部位が次々に破壊され、将軍の身体から鮮血が噴きあがる。
致命傷をもらわぬよう巧妙に立ち回っている。
だけどそれも時間の問題……。
見かねてシンバ将軍の配下が横から剣を振り上げた。
「ぐぬぅっ」
配下を庇った将軍の左肩に白騎士の剣が突き刺さる。
すぐに棘付き鋼棒を振るって相手を後退させた。
傷はそこまで深くないはず。
だが、武器を自由に振るえなくなったと思う。
「そこまでだ!」
ようやくシンバ将軍のそばまで来れた。
そのまま将軍との間に割って入る。
ハイレゾも斬り合いに加わることができる位置で待機している。
顔が見えない。
3人とも化け物級の手練れ。
少しでも気を抜いたら一瞬でやられてしまう。
「キサ王国小隊長サオンだ。そちらの名を名乗ってもらおう」
「サ……オン?」
一度、周囲も含めて冷静になるべきだ。
雷のような鋭い奇襲をかけてきた相手に名を求める。
白騎士の様子が急におかしくなった。
頭を抱えて苦しみ出す。
「時間切れだ。兄者」
「そうだな、弟よ」
赤騎士のふたりが急に動いた。
ひとりが白騎士を肩に担いで、もうひとりが離脱用の道を作る。
「誰も追ってはならん」
シンバ将軍が背後から直属の部下たちへ指示を出す。
左肩は大丈夫なのかと心配で振り返ると左目を押さえていた。
頬を伝って血が地面へ滴り落ちている。
いつ目をやられた?
全然見えなかった……。
本陣から抜け出した3人は笑う兵達をそのままに退却していった。
もし、あのまま戦っていたら勝てただろうか?
将軍の部下たちが笑う兵達を全員、倒した。
右翼側の戦況は、ほぼ互角。
連邦兵の邪魔が入らなければ、戦況をもっと優位に運べたはずなのに。
問題は左翼側の方。
左翼は完全に押されている。
遠目からでも指揮系統が機能しているとは思えない惨状だった。
こちらと同様に連邦の刺客が左翼の指揮官ゴードに送り込まれたと見るべき。
「サオン」
「はい」
シンバ将軍から軽く礼を言われ、すぐに直接指示を受けた。
前線にまだ残っているキサ王国兵を率いて撤退するようにとのこと。
ただし、撤退はジューヴォ共和国もキサ王国も同時に行わなければならない。
どちらかが、少しでもズレてしまうと敵に追撃の好機を与えてしまう。
だけど問題がある。
カルテア王女は、後方で待機しているので前線へ合図を出せない。
指示を出す前に右翼本陣が急襲されたので、前線の兵が混乱している。
指揮系統が混乱した場合は隣の小隊に合わせるよう指示は受けていた。
だけど、戦いが激化しており、小隊では動けていないのがわかる。
「小隊長サオンです。小隊長はいますか?」
「ああっ? 知らねーよ。それよりお前も戦えよ」
思っていた通り、だいぶ混乱している。
この分だと、この辺りの小隊長は命を落としたのかもしれない。
ハイレゾ達傭兵部隊は先に待避する経路確保のため最後尾で待機している。
どうしたものかと悩んでいると、帝国兵が自分のところへ押し寄せてきた。
「げびゅぅっ!」
「ひ、ひぃぃぃぃ!?」
悪いが、帝国兵に構っている暇はない。
過剰なまでの演出を入れて派手に数人、斬り飛ばしてみせた。
それだけで、一帯の敵兵の動きが止まり、自分を凝視した。
そして、自軍の兵士たちもこちらに注目している。
これは使える!?
戦闘をしながら注目を集め、自軍の兵に伝言を頼んでいく。
衝突している最前線を強引に横断する。
それだけの強さが今の自分にはある。
お陰で帝国の勢いが若干弱まった気がする。
合図がきた!?
3本の音が鳴る矢。
中央軍から発せられたもので、確認と同時に計画を実行に移す。
「キサ王国軍、カルテア王女の名の下に退却!」
前線を横切りながら、周囲にどんどん伝言するように頼んだ言葉。
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撤退が始まった。
あとは上手に逃げ切るだけ。
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