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27 定休日
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ドン、ドン!
ドン!ドン!
ドン!ドン!
「、、、、うるさい」
誰かがショップのドアをノック、いいや叩き割ろうとでもいうような音がする
今日はM’ cuteの定休日だ。
ショップを週休2日にすると言ったミカリに、周囲は定休日のあるダンジョンなんて聞いた事がないと唖然としていた。
「それと営業時間は11:00-19:00です。
うちホワイトなんで」
スタッフあんまりいないからローテーション組めないし、ミカリ自身ヤル気がもたない
マリアレさんは頭を抱えていた。
「もう3か月先まで予約が入ってるのよーー」
えへへ、最近お客様入ってくてるんだ
M’s cuteへの来店希望者はスノークの街にいるマリアレさんの所に行って、許可証をもらってからの来店する事になってる。
ちょっと会員制みたくてすごくない?
今は1日に10組くらいかな
メイドはビギナークラスでは驚異の回転率っていうけど、日本にいた時だとありえない少なさだわ。
それで今日、明日は定休日
ミカリはショップのバックヤードのさらに奥にある自室で惰眠をむさぼっていた。
ちなみに両隣りはゴブとメイドの部屋である
そこにドン!ドン!と激しめなノックが割り込んできた
昨日は遅くまでセルフネイルしてて、今日は昼まで寝ようと思ってたのに!
「くっそ、誰だよ、朝早くから」
「ミカリ様私が見て参ります」
いつの間にか枕元にチョコを抱っこしたゴブが控えていた。
「よろしく任せた」
「おまかせください」
ゴブは今日も朝からメイクばっちりである。
ドン、ドン!
「なかなか壊れねーな、斧でも持ってくればよかったぜ」
「さすがダンジョンだけあって頑丈にできてやがる、
リーダー、剣が折れそうですぜ」
「オラ、もっと気合入れて叩けよ
ギルドが制限かけるからにはよっぽどウマいメシの種が転がってんだからよ」
ガチャリ
ゴブが顔を出した
「マリアレ様の許可を得た方、、ではなさそうですね
お客様、本日は定休日です。
又のお越しをお待ちしております」
ショップのドアを壊そうとしていたらしい荒くれ者達は驚いた。
スノークでも噂にはなっているがギルドの許可無しには入れず、場所すら秘匿されるダンジョンのドアから、王都でも滅多にお目にかかれぬような美人が顔を出したからだ。
お客様がちょうどふりかざしていた剣を見てゴブはチョコを地面におろした
「チョコ、お客様がお帰りよ。
お散歩がてら森の外まで送ってさしあげて」
「ブモ!」
「ひぃい!」
「誰だ!モンスターがいないって言ったヤツ」
「走れーーーー」
チョコは見る見る間にトラックほどの大きさになると、慌てふためく荒くれ者達を追い立てはじめる
「お散歩にしては短すぎたかしら?」
日もくれた頃になりようやっとミカリが起きた
寝巻きがわりのスエットにノーメイク、ボサボサの頭、午後になっても化粧くずれのいっさい見えないいでたちのゴブの対比がヒドイ
「ゴブ、昼間来た客、ゴネずに帰ってくれた?」
「ええ、定休日とお伝えしたらすぐ帰ってくださいました。
チョコもお見送りのお手伝いしてくれました」
笑顔のゴブと尻尾を振りまくるチョコ
「ゴブもチョコもえらい、えらい。
しかし、かわいいって得だねー」
チョコの頭をわしゃわしゃと撫でまわす
M’s cuteの定休日は平和に終わろうとしている
ドン!ドン!
ドン!ドン!
「、、、、うるさい」
誰かがショップのドアをノック、いいや叩き割ろうとでもいうような音がする
今日はM’ cuteの定休日だ。
ショップを週休2日にすると言ったミカリに、周囲は定休日のあるダンジョンなんて聞いた事がないと唖然としていた。
「それと営業時間は11:00-19:00です。
うちホワイトなんで」
スタッフあんまりいないからローテーション組めないし、ミカリ自身ヤル気がもたない
マリアレさんは頭を抱えていた。
「もう3か月先まで予約が入ってるのよーー」
えへへ、最近お客様入ってくてるんだ
M’s cuteへの来店希望者はスノークの街にいるマリアレさんの所に行って、許可証をもらってからの来店する事になってる。
ちょっと会員制みたくてすごくない?
今は1日に10組くらいかな
メイドはビギナークラスでは驚異の回転率っていうけど、日本にいた時だとありえない少なさだわ。
それで今日、明日は定休日
ミカリはショップのバックヤードのさらに奥にある自室で惰眠をむさぼっていた。
ちなみに両隣りはゴブとメイドの部屋である
そこにドン!ドン!と激しめなノックが割り込んできた
昨日は遅くまでセルフネイルしてて、今日は昼まで寝ようと思ってたのに!
「くっそ、誰だよ、朝早くから」
「ミカリ様私が見て参ります」
いつの間にか枕元にチョコを抱っこしたゴブが控えていた。
「よろしく任せた」
「おまかせください」
ゴブは今日も朝からメイクばっちりである。
ドン、ドン!
「なかなか壊れねーな、斧でも持ってくればよかったぜ」
「さすがダンジョンだけあって頑丈にできてやがる、
リーダー、剣が折れそうですぜ」
「オラ、もっと気合入れて叩けよ
ギルドが制限かけるからにはよっぽどウマいメシの種が転がってんだからよ」
ガチャリ
ゴブが顔を出した
「マリアレ様の許可を得た方、、ではなさそうですね
お客様、本日は定休日です。
又のお越しをお待ちしております」
ショップのドアを壊そうとしていたらしい荒くれ者達は驚いた。
スノークでも噂にはなっているがギルドの許可無しには入れず、場所すら秘匿されるダンジョンのドアから、王都でも滅多にお目にかかれぬような美人が顔を出したからだ。
お客様がちょうどふりかざしていた剣を見てゴブはチョコを地面におろした
「チョコ、お客様がお帰りよ。
お散歩がてら森の外まで送ってさしあげて」
「ブモ!」
「ひぃい!」
「誰だ!モンスターがいないって言ったヤツ」
「走れーーーー」
チョコは見る見る間にトラックほどの大きさになると、慌てふためく荒くれ者達を追い立てはじめる
「お散歩にしては短すぎたかしら?」
日もくれた頃になりようやっとミカリが起きた
寝巻きがわりのスエットにノーメイク、ボサボサの頭、午後になっても化粧くずれのいっさい見えないいでたちのゴブの対比がヒドイ
「ゴブ、昼間来た客、ゴネずに帰ってくれた?」
「ええ、定休日とお伝えしたらすぐ帰ってくださいました。
チョコもお見送りのお手伝いしてくれました」
笑顔のゴブと尻尾を振りまくるチョコ
「ゴブもチョコもえらい、えらい。
しかし、かわいいって得だねー」
チョコの頭をわしゃわしゃと撫でまわす
M’s cuteの定休日は平和に終わろうとしている
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