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怖いですデューク様…※キャサリン視点
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「えーと、ですね。実は私には、こことは異なる世界で29年間生きていた記憶を持って生まれて来た、と言う冗談の様な本当の事が起こりました。」
皆が驚いた顔をしてます。おや?思ったよりすんなり信じてくれるのか?
「こことは異なる世界、とは?」
デューク様が気を取り直し尋ねます。
「私が以前生きていた世界には魔法はありませんでした。でも、化学、医学など詳細は略しますが魔法がなくても、昔から誰かの発見、発想、発明等々人々が常に努力をし、広め、人が平和に、豊かに便利に生活出来るよう常に進化を続ける世界でした。」
「魔法がなくても…、可能なのだな」
食いついたカイン様の目がキラッとしました。詳細は話しませんよ?あるものを甘んじて受け止めていた私に細かい事説明出来ませんからね。
「そんな私が2度目の生を受けたこの世界は、私が1度目の生で読んでいた小説、本のお話しに極めて類似した世界でした。」
「本のお話しに類似した世界?殿下、まさか…」
「その可能性はあるだろうな。」
カトリーヌ様とデューク様が何やら難しい顔して話してますが、進めさせていただきます。
「そのお話しはカトリーヌ様を主にしたお話しで、んー、簡単に言うと幼少期から互いに思いあっていた婚約者のデューク様とカトリーヌ様だったのですが各々厳しい教育を受けて行く中すれ違って行き、中々自分達では出来てしまった溝を埋める事が出来ないでいる時に、デューク様がキャサリンに出会われるのです。で、偶然が重なり何度もキャサリンに会う事になるデューク様はいつも一生懸命、ひたむきな彼女に対する庇護欲を感じる様になり、やがてキャサリンと彼女の幼馴染であり王族や高位貴族との接点があった大商会の息子ロベルト・サーキュリー、側近達と共に一緒にいる事が増えて行くのです。」
「あぁ?」
ぴえー、デューク様怖い怖い。麗しいお顔の方がまじギレはダメダメです。
あ、カトリーヌ様がそんなデューク様の手を握られました。恋人繋ぎですか、ぬをぉっっっ!デューク様カトリーヌ様の額にキスされました。尊いがすぎる。
「こほん。ちなみに、そうしてデューク様やハリス様、アレックス様、カイン様との距離が近付いていくキャサリンですが、実はこのキャサリン中身、魂が異世界から来て憑依していた者だったのです。これがまた、びっくりするぐらい自己中で(私的にはサイコパスだったと思っていた)異なる世界で読んでいて夢中になっていたデューク様に恐ろしく執着、粘着していましたが、それが忌嫌われる事はわかっていたのでガワのキャサリンを上手く使い隠していたのです。カトリーヌ様を除いて。」
皆が驚いた顔をしてます。おや?思ったよりすんなり信じてくれるのか?
「こことは異なる世界、とは?」
デューク様が気を取り直し尋ねます。
「私が以前生きていた世界には魔法はありませんでした。でも、化学、医学など詳細は略しますが魔法がなくても、昔から誰かの発見、発想、発明等々人々が常に努力をし、広め、人が平和に、豊かに便利に生活出来るよう常に進化を続ける世界でした。」
「魔法がなくても…、可能なのだな」
食いついたカイン様の目がキラッとしました。詳細は話しませんよ?あるものを甘んじて受け止めていた私に細かい事説明出来ませんからね。
「そんな私が2度目の生を受けたこの世界は、私が1度目の生で読んでいた小説、本のお話しに極めて類似した世界でした。」
「本のお話しに類似した世界?殿下、まさか…」
「その可能性はあるだろうな。」
カトリーヌ様とデューク様が何やら難しい顔して話してますが、進めさせていただきます。
「そのお話しはカトリーヌ様を主にしたお話しで、んー、簡単に言うと幼少期から互いに思いあっていた婚約者のデューク様とカトリーヌ様だったのですが各々厳しい教育を受けて行く中すれ違って行き、中々自分達では出来てしまった溝を埋める事が出来ないでいる時に、デューク様がキャサリンに出会われるのです。で、偶然が重なり何度もキャサリンに会う事になるデューク様はいつも一生懸命、ひたむきな彼女に対する庇護欲を感じる様になり、やがてキャサリンと彼女の幼馴染であり王族や高位貴族との接点があった大商会の息子ロベルト・サーキュリー、側近達と共に一緒にいる事が増えて行くのです。」
「あぁ?」
ぴえー、デューク様怖い怖い。麗しいお顔の方がまじギレはダメダメです。
あ、カトリーヌ様がそんなデューク様の手を握られました。恋人繋ぎですか、ぬをぉっっっ!デューク様カトリーヌ様の額にキスされました。尊いがすぎる。
「こほん。ちなみに、そうしてデューク様やハリス様、アレックス様、カイン様との距離が近付いていくキャサリンですが、実はこのキャサリン中身、魂が異世界から来て憑依していた者だったのです。これがまた、びっくりするぐらい自己中で(私的にはサイコパスだったと思っていた)異なる世界で読んでいて夢中になっていたデューク様に恐ろしく執着、粘着していましたが、それが忌嫌われる事はわかっていたのでガワのキャサリンを上手く使い隠していたのです。カトリーヌ様を除いて。」
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