44 / 44
44、幸せ
パーティーが終わった後、リオン様は全てを話してくださいました。
私がシェイド様と知り合った事を知ったリオン様は、シェイド様に私を守るよう命じたそうです。シェイド様がエリック様を疑っていたのも、リオン様から調べるように言われたからでした。
そして、調べた事を私に伝えるように指示したのもリオン様でした。
全ては、私に警戒するようにとのメッセージだったようです。
そして国王様に命じられてホークダムに行った後、リオン様はエリック様をご自分で調べていたようです。あの手紙は、ホークダムから帰った後に、私に送っていました。『もう少しだけ、ティアナに会うのを我慢する』とは、帰って来たけど会うのは我慢するという意味だったのですね。
エリック様を調べていたリオン様は、ベントン侯爵家の使用人を買収した事を知ったそうです。だからあの日、私を助けに来てくださった。
私は1人で戦っているつもりで、本当はずっとリオン様に守られていたようです。
今の私がいるのは、全てリオン様のおかげなのですね。
「私をずっと見守ってくださり、本当にありがとうございました」
「礼など不要だ。俺はそうしたいからしただけで、君が俺の側にいてくれている今、最大の褒美はもらっている」
ご褒美をもらったのは、私の方です。こんなにも素敵な方の、妻になれるのですから。
ハルクはエリック様が亡くなった事を知り、故郷に帰ったそうです。結局、今の世界でハルクに会うことはありませんでした。
会ってお礼を言いたかったけど、お礼を言われてもなんの事だか分かりませんしね。会わずに終わって良かったのかもしれません。
私はこれから、王妃教育が待っています。伯爵家から王妃が出るのは、初めてのことのようなのですが、盗賊を倒したという噂が国中に広がり、国民達は最強の王妃だと喜んでいるようです。
ミランダは私が心配だからと、実家に帰るのはやめて、私の侍女として王城へと入ってくれました。
正直、死を選んでしまった私が、こんなに幸せでいいのでしょうかってくらい幸せです。
これからは国民の為、そして愛するリオン様の為に、精一杯生きて行こうと思います。
END
この作品の感想を投稿する
みんなの感想(62件)
あなたにおすすめの小説
【完結】時戻り令嬢は復讐する
やまぐちこはる
恋愛
ソイスト侯爵令嬢ユートリーと想いあう婚約者ナイジェルス王子との結婚を楽しみにしていた。
しかしナイジェルスが長期の視察に出た数日後、ナイジェルス一行が襲撃された事を知って倒れたユートリーにも魔の手が。
自分の身に何が起きたかユートリーが理解した直後、ユートリーの命もその灯火を消した・・・と思ったが、まるで悪夢を見ていたように目が覚める。
夢だったのか、それともまさか時を遡ったのか?
迷いながらもユートリーは動き出す。
サスペンス要素ありの作品です。
設定は緩いです。
6時と18時の一日2回更新予定で、全80話です、よろしくお願い致します。
後妻の条件を出したら……
しゃーりん
恋愛
妻と離婚した伯爵令息アークライトは、友人に聞かれて自分が後妻に望む条件をいくつか挙げた。
格上の貴族から厄介な女性を押しつけられることを危惧し、友人の勧めで伯爵令嬢マデリーンと結婚することになった。
だがこのマデリーン、アークライトの出した条件にそれほどズレてはいないが、貴族令嬢としての教育を受けていないという驚きの事実が発覚したのだ。
しかし、明るく真面目なマデリーンをアークライトはすぐに好きになるというお話です。
【完結済】次こそは愛されるかもしれないと、期待した私が愚かでした。
こゆき
恋愛
リーゼッヒ王国、王太子アレン。
彼の婚約者として、清く正しく生きてきたヴィオラ・ライラック。
皆に祝福されたその婚約は、とてもとても幸せなものだった。
だが、学園にとあるご令嬢が転入してきたことにより、彼女の生活は一変してしまう。
何もしていないのに、『ヴィオラがそのご令嬢をいじめている』とみんなが言うのだ。
どれだけ違うと訴えても、誰も信じてはくれなかった。
絶望と悲しみにくれるヴィオラは、そのまま隣国の王太子──ハイル帝国の王太子、レオへと『同盟の証』という名の厄介払いとして嫁がされてしまう。
聡明な王子としてリーゼッヒ王国でも有名だったレオならば、己の無罪を信じてくれるかと期待したヴィオラだったが──……
※在り来りなご都合主義設定です
※『悪役令嬢は自分磨きに忙しい!』の合間の息抜き小説です
※つまりは行き当たりばったり
※不定期掲載な上に雰囲気小説です。ご了承ください
4/1 HOT女性向け2位に入りました。ありがとうございます!
もう何も信じられない
ミカン♬
恋愛
ウェンディは同じ学年の恋人がいる。彼は伯爵令息のエドアルト。1年生の時に学園の図書室で出会って二人は友達になり、仲を育んで恋人に発展し今は卒業後の婚約を待っていた。
ウェンディは平民なのでエドアルトの家からは反対されていたが、卒業して互いに気持ちが変わらなければ婚約を認めると約束されたのだ。
その彼が他の令嬢に恋をしてしまったようだ。彼女はソーニア様。ウェンディよりも遥かに可憐で天使のような男爵令嬢。
「すまないけど、今だけ自由にさせてくれないか」
あんなに愛を囁いてくれたのに、もう彼の全てが信じられなくなった。
婚約破棄されました。
まるねこ
恋愛
私、ルナ・ブラウン。歳は本日14歳となったところですわ。家族は父ラスク・ブラウン公爵と母オリヴィエ、そして3つ上の兄、アーロの4人家族。
本日、私の14歳の誕生日のお祝いと、婚約者のお披露目会を兼ねたパーティーの場でそれは起こりました。
ド定番的な婚約破棄からの恋愛物です。
習作なので短めの話となります。
恋愛大賞に応募してみました。内容は変わっていませんが、少し文を整えています。
ふんわり設定で気軽に読んでいただければ幸いです。
Copyright©︎2020-まるねこ
虐げられた令嬢は、耐える必要がなくなりました
天宮有
恋愛
伯爵令嬢の私アニカは、妹と違い婚約者がいなかった。
妹レモノは侯爵令息との婚約が決まり、私を見下すようになる。
その後……私はレモノの嘘によって、家族から虐げられていた。
家族の命令で外に出ることとなり、私は公爵令息のジェイドと偶然出会う。
ジェイドは私を心配して、守るから耐える必要はないと言ってくれる。
耐える必要がなくなった私は、家族に反撃します。
あなただけが私を信じてくれたから
樹里
恋愛
王太子殿下の婚約者であるアリシア・トラヴィス侯爵令嬢は、茶会において王女殺害を企てたとして冤罪で投獄される。それは王太子殿下と恋仲であるアリシアの妹が彼女を排除するために計画した犯行だと思われた。
一方、自分を信じてくれるシメオン・バーナード卿の調査の甲斐もなく、アリシアは結局そのまま断罪されてしまう。
しかし彼女が次に目を覚ますと、茶会の日に戻っていた。その日を境に、冤罪をかけられ、断罪されるたびに茶会前に回帰するようになってしまった。
処刑を免れようとそのたびに違った行動を起こしてきたアリシアが、最後に下した決断は。
【完結】婚約破棄はお受けいたしましょう~踏みにじられた恋を抱えて
ゆうぎり
恋愛
「この子がクラーラの婚約者になるんだよ」
お父様に連れられたお茶会で私は一つ年上のナディオ様に恋をした。
綺麗なお顔のナディオ様。優しく笑うナディオ様。
今はもう、私に微笑みかける事はありません。
貴方の笑顔は別の方のもの。
私には忌々しげな顔で、視線を向けても貰えません。
私は厭われ者の婚約者。社交界では評判ですよね。
ねぇナディオ様、恋は花と同じだと思いませんか?
―――水をやらなければ枯れてしまうのですよ。
※ゆるゆる設定です。
※名前変更しました。元「踏みにじられた恋ならば、婚約破棄はお受けいたしましょう」
※多分誰かの視点から見たらハッピーエンド
25話のパーティで飲み物を口にした件、前世でも薬で眠らされている間に監禁されたのに、元旦那が平気で薬物を利用すると知っていたのにその元旦那が出席する場で飲み物を口にするって迂闊じゃないですかねぇ。いくらチャリティの主催者が高潔な人でも使用人まで同じではない。絶対的な忠誠を誓う誠実な使用人もいればお金で使われている人間の中には幾らかの金子で簡単に利用される者もいると言うのに元旦那が同席の場で隙を見せるなんて警戒心が足りない。
感想ありがとうございます( *ˊᵕˋ*)
20.21話についての感想です。
例え脅されたとしても、自分が愛してる家族を人質に出すのは親としても人としても間違ってる。
本当に愛してるなら、娘が嫌だと言っている人間に人質に出す訳無い。
つまり娘の事は愛してないという事ですね。
内容によっては人質になる娘に先に話を通さないといけないのに、それもしない。
領民の命を盾に取られてるならまだしも、今回の脅されている内容なら「領主として責任を取ります」などの言葉と毅然とした態度で充分対応出来るはず。
それなのに娘を人質に出すのは、我が身可愛さに保身に走る、親としては失格の最低領主だったという事ですね。
一人の人間としてティアナの父親を軽蔑します。
感想ありがとうございます(*´ `*)
主人公が立ち向かう姿が凄くカッコいい😭✨✨✨👏
何回読んでも大好きなお話です🥰
ありがとうございます!嬉しいです(。>ω<。)