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近未来?
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そこは水さえ無ければよく通る道だった。
左に山肌、右に海、何度か大きく曲がるグネグネとした道路。
道の先には橋がかかっているのが見える。
片側一車線の道路で橋の向こうは霧がかって見えないが、本島に繋がっているはずだ。
水さえ無ければと言ったのは、私が立っている道路も膝下くらいまで海に沈んでいるため、少しだけ風景が違って見える。
ガードレールより向こう側は海に沈む前、干潮になれば潮干狩りする人もいるくらいの浜が広がっていた。
だが今はガードレールから身をのり出して見ると、崖になっていてクラゲやウツボなど様々な生き物が泳いでいるのが分かるが、そのどれもが人の大きさくらいあるのがなぜか分かる。
この夢は何度も見る夢で、1度だけガードレールを越えて泳いだこともある。
その時は本当に泳いでいるみたいに、岸に近いところ(現実なら浅瀬)は温かく、深いところ(現実なら沖)はヒンヤリとしていた。
深いところで泳ぐことが苦手だったが、その時はなぜか浮かんでいる船に人影が見えた気がして、思わず泳いでいた。
泳ぎ始めて少し経ったくらいでクラゲやら魚やらが足先に近づいてきて怖かったのを覚えている。
船に近づくことができなくて、必死に泳いだけれど冷たい海水で身体は強ばり、足先がクラゲの笠にプルンと当たったところで夢から覚めた。
それ以外の時は沈んだ道路を橋に向かってひたすら歩いたこともあるが、これまた近づくことができなくて疲れて倒れたところで目が覚める。
この夢で一番怖いことは海水位の上昇や巨大化した生物ではなくて、自分以外に人間がいないことである。
何度も何度も見る夢は次第に現実との境目が分からなくなるときがあるが、この夢は何かの予兆なのかもしれないと見るたびに思う。
左に山肌、右に海、何度か大きく曲がるグネグネとした道路。
道の先には橋がかかっているのが見える。
片側一車線の道路で橋の向こうは霧がかって見えないが、本島に繋がっているはずだ。
水さえ無ければと言ったのは、私が立っている道路も膝下くらいまで海に沈んでいるため、少しだけ風景が違って見える。
ガードレールより向こう側は海に沈む前、干潮になれば潮干狩りする人もいるくらいの浜が広がっていた。
だが今はガードレールから身をのり出して見ると、崖になっていてクラゲやウツボなど様々な生き物が泳いでいるのが分かるが、そのどれもが人の大きさくらいあるのがなぜか分かる。
この夢は何度も見る夢で、1度だけガードレールを越えて泳いだこともある。
その時は本当に泳いでいるみたいに、岸に近いところ(現実なら浅瀬)は温かく、深いところ(現実なら沖)はヒンヤリとしていた。
深いところで泳ぐことが苦手だったが、その時はなぜか浮かんでいる船に人影が見えた気がして、思わず泳いでいた。
泳ぎ始めて少し経ったくらいでクラゲやら魚やらが足先に近づいてきて怖かったのを覚えている。
船に近づくことができなくて、必死に泳いだけれど冷たい海水で身体は強ばり、足先がクラゲの笠にプルンと当たったところで夢から覚めた。
それ以外の時は沈んだ道路を橋に向かってひたすら歩いたこともあるが、これまた近づくことができなくて疲れて倒れたところで目が覚める。
この夢で一番怖いことは海水位の上昇や巨大化した生物ではなくて、自分以外に人間がいないことである。
何度も何度も見る夢は次第に現実との境目が分からなくなるときがあるが、この夢は何かの予兆なのかもしれないと見るたびに思う。
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