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「ここもようやく復興が進み始めました」
「あそこに架かる橋は、あと3日ほどで完成します」
「問題は田畑です」
「土の使い手がいれば良いのですが、やはり火と水の使い手ばかりで土の使い手は見つかりません。土の使い手の移住を呼びかけましょう」
「今回も教会に頼んで派遣してもらう方向で調整するのが宜しいかと」
「魔術師もいます。要請するにはお金がかかりますが、教会へ納める寄付金と大差ない金額です。必要経費として割り切るしかないでしょう。冬を考えると、田畑は早急に手を打ちたいです。やはり天候頼みでは時間がかかりすぎます」
「全ての魔術師は国王陛下の管理下、王立魔術研究所の職員として働いているので、国王陛下の承認が必要となります。魔術師を頼むのであれば、王都へ赴かなければなりません。教会にしても、王都の聖教会本部で手続きが必要です。移動でもお金がかかりますが…必要、経費…です」
先の嵐で荒れ果てた田畑を前に、むさ苦しい男たちが血を吐く思いで”必要経費”と口にしている。それどころか、生気を失った顔で空を仰ぐ者もいれば、小刻みに震えっぱなしの者もいる。
唯一、泰然自若と胸を張るのは、筋骨隆々の髭もじゃワイアットだ。
ここの領主を勤める、何十代目かのワイアット家当主となる。
名はハーバート・ワイアット。
爵位は辺境伯。
ただし、贅沢を敵とする貧乏貴族だ。
故に平民のような装いをしている。
髭もじゃワイアットを囲うように立つのは、領主よりも貴族然りとした装いの重臣たちだ。
護衛もいるが、自分たちもしっかりと帯剣している。
というか、一番攻撃力がありそうな大剣を背負っているのが領主になる。
事が起これば先陣を切るのが髭もじゃワイアットだ。
質実剛健。
贅沢より筋肉をこよなく愛す男である。
そう、脳筋なのだ。脳筋ゆえに重臣たちの抱く危機感がイマイチ分かっていない。
そもそもこの領地は特殊で、どんな金持ち領主が来ようともジリ貧確定地なのだ。
ここは大陸最西端に位置するスウェーベル王国のさらに最西端の地となる。ここより先は大森林が広がり、濃密な魔素によって時として凶悪な魔物が暴走し、時として暴風雨に見舞われる。
数十年おきに起こるスタンピードと、数年おきに起こる嵐により、常に財政はカツカツ。
簡単に言えば、辺境伯領は国王より税を免除される代わりに、大森林から出てくる魔物を塞き止める堤防のように細長い領地を押し付けられている。土壌は豊かだが田畑にできる場所が限られてるので農夫は少ない。領民の多くが腕自慢の脳筋が多く、兵士か鍛冶職人、流れ来る冒険者が目立つようなむさ苦しい領地となる。
そもそもワイアット家は王国が立つよりも歴史が古い。
ワイアット家を興したのは大森林に踏み込んだ探検家リーダーだ。
ある日、仰々しい装いの伝道師集団が来て、精霊王の暮らす常春の楽園がこの大森林の奥深くにあるのだと宣い、大森林の名をトゥーレと勝手に名付けた。
もう2千年以上昔の話だ。
そこから探検家たちが楽園への道を探すべく大森林に赴き、誰一人として戻らなかった。
なぜなら、大森林は人間を寄せ付けない魔物の棲み処でもあるからだ。
さらに月日は過ぎて800年ほど昔。
這う這うの体で帰還した探検家一行がいた。
そんな彼らのリーダーがワイアット家の始祖だ。帰還を陰ながら支えたのは精霊の気まぐれである。
以来、彼らは精霊信仰を胸に、大森林の入り口に村を作って見守っている。
貧乏貴族だが、その信仰心は潰えていない。その証拠が、いかに困窮しようとも逃げ出さない根性だ。
ワイアット家は代々一途な脳筋なのだ。
そんな脳筋領主を支え続けているのが、生き残り探検家たちの子孫である重臣たちである。今も重臣たちは気難しい顔であれやこれと話し合っているが、髭もじゃワイアットはつま先立ちになり、胸筋をぴくぴくさせ、丸太のような腕を撫でては筋肉の具合を確認している。
時折、「うむ」や「任せる」と口を挟む以外は傍観態勢だ。
ああ、面白い。
お前は最高だ!と観察を続けていると、遠くから「父上~!」と声が聞こえてきた。
普通の貴族なら馬車か、騎乗用の馬に跨り颯爽と登場するのだろうけど、ワイアット家の血筋は違う。
見事な健脚で、はるか遠くから走って来ている。
ワイアット家らしく長身だが、父親と比べると筋肉の付きが甘い。
短く刈った栗毛に、日に焼けた小麦色の肌。髭もじゃワイアットと母親のいいとこどりをした顔貌は、なかなか見栄えのする爽やかな男前だと思う。
なのに、そこはかとなく脳筋臭がするのは、少年の背中に括りつけられた大剣のせいだろう。
なんだアレ。
父親を真似たのか!
前見た時は、農夫に交じって大根を引っこ抜いていた鼻たれだったが、今ではいっちょ前に剣を誂えるまでに成長していたとは。
胡坐の上に置いたノートにペンを走らせつつ、面白おかしく成長した脳筋少年に、ぐふぐふと笑いが零れる。
「父上!」
ぜぇはぁと息をあげながら、少年が姿勢を正した。
貧乏でも脳筋でも貴族らしい少年の佇まいに、ワイアットは「うむ」と大仰に頷く。
「どうしたルイス」
「はい。本日の訓練は終了しました。つきましては、大森林の入林許可を頂きたい思い、訓練の一環としてここまで走って来ました!」
髭もじゃワイアットは感動しているようだが、周りの重臣たちの目はちょっと死んでいる。
「大森林深度2区まで許可をお願いします!討伐した魔物の部位を売れば、領地復興予算の足しにできるかと思います。一石二鳥です!」
復興予算の足しと聞いて、死んだ目をしていた重臣たちの顔つきが生き返った。
「魔物なんぞが売れるのか?」
「はい。母上の……お祖母様からの情報です。魔物の部位は素材と言って、高額取引されるそうです。それが常識で、冒険者ギルド?を介して売り買いするそうです」
「冒険者ギルド?」
一緒に首を傾げた親子に、重臣の1人が眩暈を起こした。
また違う重臣が2人、地面に両手両膝をついて項垂れ、1人が顔面蒼白でガクブルと震えている。
なんとか平静を保っていた重臣の1人が、動揺した声で「閣下」と手を挙げた。
「失礼ながら確認をしたいのですが…」
「うむ。なんだ?」
「まず冒険者ギルドの説明を致します。冒険者ギルドとは元を辿れば貧困層支援で始まった独立機関になります。登録は7才から可能で、溝さらいや草むしりなどの依頼から始まり、段階を踏み、試験などを経てランクを上げ、難易度の高い魔物討伐の仕事を請け負っていきます。それらの仕事を請け負う者たちを束ねるのが冒険者ギルドです」
「何でも屋か。私たちの先祖も元は探検家だと思うと親近感がわく!そのギルドというのは、前人未到の地へ向かうために研鑽を積む場所なのだな」
違う!というツッコミだろうか。
重臣は”ち”の形で開きかけた口を噤み、胸を撫でながら深呼吸を繰り返す。
「それで、その探検家たちが魔物を狩り、売るのか?」
「いえ。冒険者が狩った魔物を冒険者ギルドが買い上げるのです。それをオークションに出したり、商人や王侯貴族へ売ったりします。そもそも冒険者は学のない貧困層支援で始まった機関です。今も圧倒的に平民の登録者数が多く、後ろ盾を持つ者は殆どおりません。故にギルドを介さなければ、商人たちは冒険者とは取引しません。商人というのは信頼信用が第一ですので、平民との取引を敬遠するのです。早々に現金が欲しい冒険者は、手数料をとられてもギルドを介すのが一般的です。思えば、ここで冒険者ギルドを見たことがありませんでした」
言い切ったところで、衝撃から立ち直った重臣たちが口を開く。
「我々は資金調達に奔走してばかりでした」
「閣下の代理で王都へ赴き、国王陛下への謁見並びに情報収集に明け暮れておりました」
「山のような書類を捌き、帳簿と戦い、町へ出ることすら殆どありませんでした…」
重臣たちはガクブルと震えつつ、意を決したように重要案件を質問する。
「こ、こちらで討伐した魔物はどうされているのでしょうか?」
親子は揃って首を傾げた。
「もちろん、食える魔物は食うに決まっているだろう」
ふんすと得意げに胸を張る脳筋親子に、重臣が「そうではありません」と頭を振る。
「肉を食用としていることは存じています。それ以外のことです。毛皮や角、牙、骨、甲羅、臓器に至るまでの素材はどのように対処しておりますか?」
「魔石は!?」
脳筋親子は不思議そうな顔つきで視線を交わした後、首を傾げながら同時に口を開いた。
「燃やす!」
「埋める!」
重臣たちの悲鳴が、気持ちよく蒼天に轟いた。
「あそこに架かる橋は、あと3日ほどで完成します」
「問題は田畑です」
「土の使い手がいれば良いのですが、やはり火と水の使い手ばかりで土の使い手は見つかりません。土の使い手の移住を呼びかけましょう」
「今回も教会に頼んで派遣してもらう方向で調整するのが宜しいかと」
「魔術師もいます。要請するにはお金がかかりますが、教会へ納める寄付金と大差ない金額です。必要経費として割り切るしかないでしょう。冬を考えると、田畑は早急に手を打ちたいです。やはり天候頼みでは時間がかかりすぎます」
「全ての魔術師は国王陛下の管理下、王立魔術研究所の職員として働いているので、国王陛下の承認が必要となります。魔術師を頼むのであれば、王都へ赴かなければなりません。教会にしても、王都の聖教会本部で手続きが必要です。移動でもお金がかかりますが…必要、経費…です」
先の嵐で荒れ果てた田畑を前に、むさ苦しい男たちが血を吐く思いで”必要経費”と口にしている。それどころか、生気を失った顔で空を仰ぐ者もいれば、小刻みに震えっぱなしの者もいる。
唯一、泰然自若と胸を張るのは、筋骨隆々の髭もじゃワイアットだ。
ここの領主を勤める、何十代目かのワイアット家当主となる。
名はハーバート・ワイアット。
爵位は辺境伯。
ただし、贅沢を敵とする貧乏貴族だ。
故に平民のような装いをしている。
髭もじゃワイアットを囲うように立つのは、領主よりも貴族然りとした装いの重臣たちだ。
護衛もいるが、自分たちもしっかりと帯剣している。
というか、一番攻撃力がありそうな大剣を背負っているのが領主になる。
事が起これば先陣を切るのが髭もじゃワイアットだ。
質実剛健。
贅沢より筋肉をこよなく愛す男である。
そう、脳筋なのだ。脳筋ゆえに重臣たちの抱く危機感がイマイチ分かっていない。
そもそもこの領地は特殊で、どんな金持ち領主が来ようともジリ貧確定地なのだ。
ここは大陸最西端に位置するスウェーベル王国のさらに最西端の地となる。ここより先は大森林が広がり、濃密な魔素によって時として凶悪な魔物が暴走し、時として暴風雨に見舞われる。
数十年おきに起こるスタンピードと、数年おきに起こる嵐により、常に財政はカツカツ。
簡単に言えば、辺境伯領は国王より税を免除される代わりに、大森林から出てくる魔物を塞き止める堤防のように細長い領地を押し付けられている。土壌は豊かだが田畑にできる場所が限られてるので農夫は少ない。領民の多くが腕自慢の脳筋が多く、兵士か鍛冶職人、流れ来る冒険者が目立つようなむさ苦しい領地となる。
そもそもワイアット家は王国が立つよりも歴史が古い。
ワイアット家を興したのは大森林に踏み込んだ探検家リーダーだ。
ある日、仰々しい装いの伝道師集団が来て、精霊王の暮らす常春の楽園がこの大森林の奥深くにあるのだと宣い、大森林の名をトゥーレと勝手に名付けた。
もう2千年以上昔の話だ。
そこから探検家たちが楽園への道を探すべく大森林に赴き、誰一人として戻らなかった。
なぜなら、大森林は人間を寄せ付けない魔物の棲み処でもあるからだ。
さらに月日は過ぎて800年ほど昔。
這う這うの体で帰還した探検家一行がいた。
そんな彼らのリーダーがワイアット家の始祖だ。帰還を陰ながら支えたのは精霊の気まぐれである。
以来、彼らは精霊信仰を胸に、大森林の入り口に村を作って見守っている。
貧乏貴族だが、その信仰心は潰えていない。その証拠が、いかに困窮しようとも逃げ出さない根性だ。
ワイアット家は代々一途な脳筋なのだ。
そんな脳筋領主を支え続けているのが、生き残り探検家たちの子孫である重臣たちである。今も重臣たちは気難しい顔であれやこれと話し合っているが、髭もじゃワイアットはつま先立ちになり、胸筋をぴくぴくさせ、丸太のような腕を撫でては筋肉の具合を確認している。
時折、「うむ」や「任せる」と口を挟む以外は傍観態勢だ。
ああ、面白い。
お前は最高だ!と観察を続けていると、遠くから「父上~!」と声が聞こえてきた。
普通の貴族なら馬車か、騎乗用の馬に跨り颯爽と登場するのだろうけど、ワイアット家の血筋は違う。
見事な健脚で、はるか遠くから走って来ている。
ワイアット家らしく長身だが、父親と比べると筋肉の付きが甘い。
短く刈った栗毛に、日に焼けた小麦色の肌。髭もじゃワイアットと母親のいいとこどりをした顔貌は、なかなか見栄えのする爽やかな男前だと思う。
なのに、そこはかとなく脳筋臭がするのは、少年の背中に括りつけられた大剣のせいだろう。
なんだアレ。
父親を真似たのか!
前見た時は、農夫に交じって大根を引っこ抜いていた鼻たれだったが、今ではいっちょ前に剣を誂えるまでに成長していたとは。
胡坐の上に置いたノートにペンを走らせつつ、面白おかしく成長した脳筋少年に、ぐふぐふと笑いが零れる。
「父上!」
ぜぇはぁと息をあげながら、少年が姿勢を正した。
貧乏でも脳筋でも貴族らしい少年の佇まいに、ワイアットは「うむ」と大仰に頷く。
「どうしたルイス」
「はい。本日の訓練は終了しました。つきましては、大森林の入林許可を頂きたい思い、訓練の一環としてここまで走って来ました!」
髭もじゃワイアットは感動しているようだが、周りの重臣たちの目はちょっと死んでいる。
「大森林深度2区まで許可をお願いします!討伐した魔物の部位を売れば、領地復興予算の足しにできるかと思います。一石二鳥です!」
復興予算の足しと聞いて、死んだ目をしていた重臣たちの顔つきが生き返った。
「魔物なんぞが売れるのか?」
「はい。母上の……お祖母様からの情報です。魔物の部位は素材と言って、高額取引されるそうです。それが常識で、冒険者ギルド?を介して売り買いするそうです」
「冒険者ギルド?」
一緒に首を傾げた親子に、重臣の1人が眩暈を起こした。
また違う重臣が2人、地面に両手両膝をついて項垂れ、1人が顔面蒼白でガクブルと震えている。
なんとか平静を保っていた重臣の1人が、動揺した声で「閣下」と手を挙げた。
「失礼ながら確認をしたいのですが…」
「うむ。なんだ?」
「まず冒険者ギルドの説明を致します。冒険者ギルドとは元を辿れば貧困層支援で始まった独立機関になります。登録は7才から可能で、溝さらいや草むしりなどの依頼から始まり、段階を踏み、試験などを経てランクを上げ、難易度の高い魔物討伐の仕事を請け負っていきます。それらの仕事を請け負う者たちを束ねるのが冒険者ギルドです」
「何でも屋か。私たちの先祖も元は探検家だと思うと親近感がわく!そのギルドというのは、前人未到の地へ向かうために研鑽を積む場所なのだな」
違う!というツッコミだろうか。
重臣は”ち”の形で開きかけた口を噤み、胸を撫でながら深呼吸を繰り返す。
「それで、その探検家たちが魔物を狩り、売るのか?」
「いえ。冒険者が狩った魔物を冒険者ギルドが買い上げるのです。それをオークションに出したり、商人や王侯貴族へ売ったりします。そもそも冒険者は学のない貧困層支援で始まった機関です。今も圧倒的に平民の登録者数が多く、後ろ盾を持つ者は殆どおりません。故にギルドを介さなければ、商人たちは冒険者とは取引しません。商人というのは信頼信用が第一ですので、平民との取引を敬遠するのです。早々に現金が欲しい冒険者は、手数料をとられてもギルドを介すのが一般的です。思えば、ここで冒険者ギルドを見たことがありませんでした」
言い切ったところで、衝撃から立ち直った重臣たちが口を開く。
「我々は資金調達に奔走してばかりでした」
「閣下の代理で王都へ赴き、国王陛下への謁見並びに情報収集に明け暮れておりました」
「山のような書類を捌き、帳簿と戦い、町へ出ることすら殆どありませんでした…」
重臣たちはガクブルと震えつつ、意を決したように重要案件を質問する。
「こ、こちらで討伐した魔物はどうされているのでしょうか?」
親子は揃って首を傾げた。
「もちろん、食える魔物は食うに決まっているだろう」
ふんすと得意げに胸を張る脳筋親子に、重臣が「そうではありません」と頭を振る。
「肉を食用としていることは存じています。それ以外のことです。毛皮や角、牙、骨、甲羅、臓器に至るまでの素材はどのように対処しておりますか?」
「魔石は!?」
脳筋親子は不思議そうな顔つきで視線を交わした後、首を傾げながら同時に口を開いた。
「燃やす!」
「埋める!」
重臣たちの悲鳴が、気持ちよく蒼天に轟いた。
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