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友人との再会~テロリストとの遭遇~
しおりを挟む「零さんってさー優しすぎるよね」
「何?」
フエに言われて零は首をかしげた。
「優しすぎる、とは?」
「そのままだよ、異形案件ならともかく、それ以外もやるんだから」
「そうか……」
零は何となく納得してない様子だった。
「おっと行けない、知り合いがこちらに来るんだった」
「知り合い?」
「普通の探偵だよ、ちょっと話合いたいことがあるから空港で待ち合わせしてるんだ」
「じゃあ、空港まで、転移しようか」
「助かる」
フエの申し出を零は受け入れた。
空港に来てしばらくすると、男がやって来た。
「平坂、久しぶりだな!」
「松本も久しぶりだな」
と会話を始めようとした所──
銃声が鳴り響いた。
顔などを隠した連中がやって来た。
「全員その場にしゃがめー!」
「……」
「……どうするんだ? 俺達にはどうにもできないが」
「フエに任せる」
「あー、言ってた異形の子か──」
零は男──松本とそう会話すると、小声で零を呼ぶ。
『はいはいー! わかってますよー!』
その場が暗転した。
何も見えなくなったのだ。
「真っ暗になったな」
「フエが光りを通さなくしたんだろう」
「音もここまで近くないと聞こえないな」
「そうだな」
そんな会話をしていた。
そしてぱっと明るくなると、銃を持っていた連中は全員負傷して倒れていた。
銃はねじれて使い物にならなくなっていた。
「よし、警察だな」
「ああ」
零だけでなく、周囲の人が警察を呼び、警備員に男達は連行されていった。
零達も事情聴取をされて開放された。
そして、零の探偵事務所へ戻ってくる。
松本は探偵事務所に入り、珈琲を飲みながら会話をした。
「あれが異形の子の力か、とんでもないな」
「あれくらい彼らには朝飯前だ」
「そんな存在とやりとりできるお前は凄いよ」
「何、彼らがいないとポンコツだからな」
「そんなことないだろう」
零は紅茶を飲みながら答えた。
「ところで順調か?」
「探偵業は順調だよ、異形案件は全部お前に任せてるからな」
「それがいいだろう、異形案件は人の手にあまる」
「お前も、探偵業は順調だろう?」
「まぁ、そこそこな」
「異形案件止める気はないのか」
「ないな、被害者が増える」
「だろうな」
松本はそう言って珈琲を飲み干した。
「じゃあ、また来るよ、頑張れよ」
「ああ」
松本が帰ると、慎次が零に質問する。
「零、あの男は?」
「同期の警察官だ、一般人を救いたくて探偵になった、特殊捜査権限も持って居る」
「相当の探偵って事か」
「ああ」
「……良い仲か」
「友人だよ」
「それなら良かった、友人じゃなかったら、奴がフエ達に嫉妬されてるぞ」
「全く困ったものだな」
零は困ったように笑った──
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