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入学
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この春、僕は西井中学校に入学した。
いつものように、母に急かされひんやりした車に乗る。 先に来て暖房を付けておいてくれればいいのにと思いながらも、これを母に言ったら怒られるだろうなと中学生ながら悟る。
遠くの方から可愛らしい声が聞こえてくる。
「おはようございます」
30代前半くらいだろうか。名札には(田中)と書かれている。今時珍しいおかっぱ頭の女性が元気に愛想を振りまいている。駅前でティッシュを配っている人と同じくらいの勢いで、挨拶を無視されている。みんな寒くて挨拶どころじゃないのだろう。
僕は挨拶を無視する人よりかは人間味があるぞ、ということを伝える為に少しだけ会釈をする。すると、少しだけ彼女の笑顔が見られ僕はホッとする。日本人の良い所はこういうところなんだなと実感する。
教室に入り、生徒誰もがキョロキョロしていて皆んな友達を作るのに必死なんだなと思う。
さっき挨拶をしていた先生が出席を取り始めた。
「長谷川秋夜君」
「はい」
僕は在り来たりな返事をした。こういうとこで笑いを取ろうとすると、絶対公後悔すると、自分に自戒の念を込めた。
明日から最低か最高か分からないが、学校生活が始まる。
いつものように、母に急かされひんやりした車に乗る。 先に来て暖房を付けておいてくれればいいのにと思いながらも、これを母に言ったら怒られるだろうなと中学生ながら悟る。
遠くの方から可愛らしい声が聞こえてくる。
「おはようございます」
30代前半くらいだろうか。名札には(田中)と書かれている。今時珍しいおかっぱ頭の女性が元気に愛想を振りまいている。駅前でティッシュを配っている人と同じくらいの勢いで、挨拶を無視されている。みんな寒くて挨拶どころじゃないのだろう。
僕は挨拶を無視する人よりかは人間味があるぞ、ということを伝える為に少しだけ会釈をする。すると、少しだけ彼女の笑顔が見られ僕はホッとする。日本人の良い所はこういうところなんだなと実感する。
教室に入り、生徒誰もがキョロキョロしていて皆んな友達を作るのに必死なんだなと思う。
さっき挨拶をしていた先生が出席を取り始めた。
「長谷川秋夜君」
「はい」
僕は在り来たりな返事をした。こういうとこで笑いを取ろうとすると、絶対公後悔すると、自分に自戒の念を込めた。
明日から最低か最高か分からないが、学校生活が始まる。
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