優等生ごっこ

村川

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 昼食休憩時間の教室で、シナリオの叩き台に目を通し終えた秋内は、大きな溜息を吐いた。一応形になったからと、秋内と板見、吉川の三人は、一足早く脚本の案に目を通していたのだ。
 今野は何をどこまで把握しているのだろう。この主人公はまるで秋内自身だった。実際、人を手に掛けたことこそないが、秋内は多くの罪を犯してきた。暴力、恐喝、共同危険行為、イリーガルなドラッグをそれと察しながら運んだこともある。知人が行なう特殊詐欺を通報もせずに見過ごした。
 数キログラムの脱法ドラッグは幾人もの人生を容易く崩壊させたろう。詐欺で巻き上げた金銭は老後の蓄えだったかもしれず、強奪したほんの数万円は大切な生活資金だったかもしれない。それらを思い出すと、消えてなくなりたいほどの罪悪感と後悔に襲われる。だが本当に罪深いと思うのは、普段はそれを忘れていることだ。自白することすらできず、償いもせずに、日々の中で己の罪を意識の外に追いやっている自分に気付くたび、転げ回りたいような、叫び出したいような、強烈な慚悔の念が胸の内を灼き尽くす。けれどそれすら、一時だけなのだ。
 自分は断罪されたいと思っているのだろうか。
 そうかもしれない。社会に対して罪を償えば、その分は心が軽くなる可能性はある。だが同時に、家族は犯罪者の身内になる。それは正しいのか。あるいはその思考はただの保身ではないのか。法で裁かされなければ罪人ではないというつもりなのか。なにより必要なのは、被害者への誠意であるべきだ。しかし――。
 堂々巡りの思考を止めて、秋内はコピー用紙の束を整えた。机を寄せ合って同じものを読んでいた板見が感嘆の声を漏らす。
「綺麗に纏まってるね。メッセージ性もある」
「そうかな、暗いし、地味じゃない?」
「確かに盛り上がりはそんなにないけど。その分ラストに迫力があるよ。あとは演出次第かな」
 不安そうに訊ねた今野に、吉川が力づけるように言う。その台詞に、今野はそうかなと照れたように微笑んだ。
「秋内くんは、どう思う?」
 水を向けられて、秋内は慌てて軽く咳払いをして喉の調子を整えた。それでも一度、声を出すことに失敗して誤魔化すように喉元に手を当てる。嫌な汗を掻いて、襟元が僅かに湿っていた。
「いいんじゃないか。俺はこういう雰囲気は好きだよ。大道具や衣装も、拘らなければ難しくないだろうし」
「良かった。じゃあ確認してもらってくるね」
「あ、私も行く」
 文化祭実行委員の意見を聞きに行くという今野を、吉川が呼び止める。今は教室内に姿が見えないので、食堂なり他の場所なりで食事をしているのか、それとも他の用事があるのかどうか。居場所を聞いているのだろう、スマートフォンを操作していた今野が目を細めた。
「図書室だって」
「オッケー。じゃあ行ってくるね」
「ああ、また後で」
「またね」
 連れ立って歩く二人には、女子中高生特有のべったりとした関係性の気配はない。互いに自立し、一緒にいてももたれ合わない。気分の良い立ち姿を見送って視線を戻すと、板見が難しい表情で秋内に目を向けていた。思わずたじろぎ、訊ねてしまう。
「……どうした?」
「今野さんと、仲良いね」
 平淡なのにどこかじとりとした声音で板見が言う。それから彼は顔をしかめた。何か大きなミスに気付いたように眉をひそめる。微妙に不機嫌そうな板見の様子に内心首を傾げつつ、秋内は肩をすくめて見せた。
「はぶられてたの気にしてくれてな。やっかまれて余計に睨まれた気もするけど」
「今野さん、優しいもんね」
「吉川さんも、新見さんと竹原さんもな。正直、ずいぶん助かった。そういえば……今野さんが、おまえが元気ないって気にしてた、って吉川さんから聞いたけど」
 特別、持って回った言い方をしようとしたわけではなく、事実をありのままに伝えただけだが、回りくどい話し振りだったのは認める他ない。情報を整理する程度の短い沈黙の後、板見が疲れたように嘆息した。
「そうなんだ……」
「自惚れたこと言うけど、俺のせいで元気なかった?」
 時期的に、他のプライベートな理由がなければその可能性が高い。板見は比較的あっさり頷いた。
「まあ、そうかな」
「……悪かった」
 自分の愚かさは、今になってもまだ他者を傷つけている。罪悪感の底で、奇妙な歓喜がさざめく。不謹慎な感情を抑えつけて、秋内は目を伏せた。板見ぱたぱたと指を振ってみせる。
「この間のタルトでチャラだから。もうしないでしょ」
「ああ」
 気を遣わせたことを申し訳なく思いながら頷く。次からは相談したいし、そもそも過ちを繰り返さないようにしたい。だが人間は幾度でも間違える生き物だ。確約することに不安を感じる自分の臆病ぶりに苛立ちさえ覚えながら、秋内は努力すると言葉を続けた。


 登場人物は少なくという当初の話はどこへ流れたのか、舞台に出る必要のある人数は存外多く、誰が台詞付の人物を引き受けるかで話し合いは難航した。
 主人公のハンスを連行した警邏の二人はほんの二言ばかりだし、看守も警邏隊長のベルノルトも台詞数は多くない。だが偽証者ソルガーや判事をつとめる街の責任者などは案外言葉数が少なくないし、ワンシーンだけとはいえ酒場の聞き込み場面は複数人数での会話がある。それに加え、善人が少ないこともあり、なかなかやろうとする者が出ない。
 周囲を見回し、新見が軽く手を上げた。
「私がソルガーやる。マティアスとソルガーが女ならバランスもいいし。隊長と死刑執行人、それから看守と警邏は男子がいいでしょ?」
 彼女は、誰かやってくれる人はいないのかと、圧力をかけるような雰囲気で教室を見回す。
 押し付け合うように目線を交わす男子たちを尻目に、竹原が手を上げた。
「男子じゃないけど、判事役やるよ。女領主……町長? もありだよね」
 少し不安そうに教室内を見回す竹原に、生徒達は賛否でざわめく。女性の権力者があり得るか否かよりも、今野の身内で枠が埋まっていくことに対する呆れがあるように感じられた。女子たちは自分からは手を上げないのに、男子生徒らの不甲斐なさを詰る気配がある。その空気に圧されたようにして、何人かの男子生徒が警邏の下っ端や刑吏ならと手を上げる。一番最後に残ったベルノルト・オルフ警邏隊長は、手を上げていない中で最も体格に恵まれた生徒が半ば押し付けられるように引き受けることとなった。
「僕が秋内を連行するなんてコメディじゃなきゃありえない」
 オルフ役の佐伯は、身長と骨格こそ恵まれているものの、筋肉が薄くて吹けば飛びそうな体躯をしている。隣の席から聞こえたうめくような低い声に、秋内はぴくりと眉を震わせた。
「佐伯のが背が高いんだ。少しもおかしかねえだろ」
「嫌味か。僕よりずっと機敏で力もあるくせに」
 佐伯の捻くれた物言いに、秋内が顔をしかめる。だが彼が何かを言うよりも早く、文化祭実行委員が口を挟んだ。
「実際の運動神経は、演技に関係ないよ。どうしても嫌だって言うなら……まあ、考えるけど」
 教室内を見回した委員は言い淀み、言葉を濁す。佐伯以外の手空きの男子生徒に喜んで引き受けそうな者はいないし、女子は論外だ。そもそも、この学校の特性か、クラスメイトの傾向か、目立つことを好まない生徒が多い。第一学年の文化祭展示は舞台発表というルールがなければ、教室内に何らかの展示発表スペースを作って終わりだったはずだ。協調性や積極性、責任感等を養うためという意図は理解できても、好まない行為を強制されていることに変わりはない。結果どうしても嫌々ながらという<ruby>態<rp>(</rp><rt>てい</rt><rp>)</rp></ruby>になり、自分がと手を上げる人物はいなくなる。現時点で、ある程度やる気のある生徒は既に役割を持っているのだ。
 今野が疲れたように嘆息した。
「そんなに嫌ならシナリオ書き直すよ。人数を減らせばいいんでしょう。他にどうしても嫌って人がいるなら、役を削ってもいいよ。今以上に地味になるけど」
「別に、今野さんの書いたものに文句があるわけじゃ……」
 不明瞭な声で言いながら、佐伯は僅かに首を傾けて秋内を睨み付けてくる。その態度で察するものがあり、秋内は目を伏せた。
 思い返すまでもなく、佐伯は秋内に対して反感を抱いている。突っ掛かってきたりはしなかったが、新学期に入ってこちら、嫌悪の表情を向けられたし、板見が秋内に関わらないように工作してもいた。いや、それ以前から、佐伯は秋内に対して友好的とは言い難かった。
 俺と練習するのが、そんなに嫌か。俺が主役の舞台に脇役で出るのか、そこまで嫌なのか。雰囲気を悪くしそうな問いが、浮かんでは消えていく。握り込んだ拳を腿に押し当て、顔を伏せていた秋内は、ねえ、と呼びかける声に顔を上げた。文化祭実行委員の女生徒が、行儀悪く左足に重心を傾けて立ち、軽く腕を組む。彼女は衆目を無視して、佐伯を見据えていた。
「佐伯くんが舞台に立つのが嫌なのはわかった。でも、他の皆だって、どうしてもやりたいって言ったわけじゃ無いんだよ。合唱もダンスも嫌で、劇も嫌だっていうなら、何なら良かったの。人形浄瑠璃でも披露してくれるの? まさか他の人に表に立たせて自分は裏方が良かったなんて言わないよね。そんなの、皆がそう思ってたら何も回らなくなっちゃうんだから」
「僕はただ……真面目にやりそうにない人と、劇を創り上げることができるとは思えなくて」
「それは誰のこと、佐伯くん自身のこと?」
 口を挟んだのは新見だった。辛辣な言い様に佐伯が気色ばむが、ここで女生徒と対立するのは賢明ではないと気付いたのだろう、顔をしかめるだけで反論はしなかった。今野が、不機嫌に黙した佐伯と、成り行きを見守るばかりの秋内を順に見遣って軽く眉を上下させた。
「真面目にやりそうにない人なんて、このクラスにはいないと思うけど。いいなら、続き。そんなに凝った衣装はいらないけど、少しくらいはそれっぽくしたほうがいいから、衣装と……セットがね、絞首台だけは高めの場所にしたいんだよね」
 淡々と紡がれた絞首台の一言に、ざわめいていた教室が静まり返った。
 考えてみれば高校の文化祭でそんな代物が必要なシナリオがよく通ったものだ。自主性を尊重するにせよ、過激だと批判されそうなものだというのに。貧困の再生産を防ぎ、社会秩序を維持するためには教育が必要だという主張は、根底にあるのが読み取れるだけで前面には出ていない。主人公が真犯人を見破ったのも、単にそれまでの経験でヒーゼルという名がマティアスの愛称ないし略称であると知っていたためでしかないのだ。見えているのはむしろ因果応報の理で、それはセンセーショナルな描かれ方さえしている。
 黙考する秋内を余所に、衣装係だの小道具係だの大道具係だのと役割が割り振られていく。その話し合いが無関係な立場になってしまったためか、ちらちらと向けられる佐伯の鋭い視線に、秋内はひそやかに溜息を吐いた。そして囁く声量で吐き捨てるように告げる。
「心配されなくても、やることはやるっつうの」
「そう願いたいね」
 僅かに肩をすくめた佐伯が、同じように小声で言ってきた。嫌味を承知で、もちろん、とうなずいてみせる。誰に言われるまでもない。学芸会レベルの演技力と記憶力を披露することになったとしても、今野のせっかくのお膳立てを無駄にするつもりはなかった。
 分担を決めたところで、役者組は解散となった。衣装や道具係は今日から打ち合わせに入るそうだが、なにしろ台本を受け取ったばかりだ。読み合わせを始めようにも、内容の理解が甘すぎてまともにできそうにない。秋内は新見と今野に礼を言い、帰路についた。いつも通り、板見も一緒だ。
 色づきつつある空の下を並んで歩く。帰宅途中の生徒はまばらで、まだ多くが居残っているだろうことが予想できた。
 赤信号に足を止めた秋内と板見の目の前を、ショートカットで右折した道路交通法違反の原動機付き自転車が走り去っていく。人の動く時間帯なため、車が多い。思案げにずっと黙していた板見が、あのさ、と意を決したように口を開いた。
「さっきは、何も言えなくてごめん」
「さっき?」
「ホームルームの時。今野さんや新見さんみたいに、僕、庇えなくて……」
 話す内に声が少しずつ力を失い、板見は俯いてしまう。ああ、と頷いて、秋内は板見の背を軽く叩いた。
「気にしなくていい。佐伯が心配するのも当然っちゃ当然だし」
「でも、秋内くんはちゃんとやろうとしてるし、それに、佐伯くんは秋内くんのこと知らないのにあんな言い方……違うって、僕からも言えたら良かったんだけど」
 一度は顔を上げた板見はまた視線を落としてしまう。秋内は唇の端に笑みを浮かべた。それだけ心を砕いてもらえれば、声など上げなくても充分、嬉しかった。
「知らないのにっていうか、知らないからこそ、だろうな。俺も佐伯と仲良くしようとか、分かってもらおうとかしてこなかったし……ろくに知らない奴、で、悪い噂もある、構えるのも当たり前だろ。むしろああ言って貰ってよかったと思う」
「……どうして?」
「佐伯以外にも同じように思ってる奴は何人もいるはずだから。ばらばらに出てくるより、共通認識になってるほうが一発で解消しやすい。新見と今野の反論もだし、板見が今までみたいにいてくれんのもだし……俺もやれることはやるけど」
 付け加えた言葉は我ながら白々しい。秋内は本音を言えば、クラスメイトにどう認識されようと、日常生活に支障さえなければどうでもよかった。卒業すれば、あるいはクラスが変われば薄れて消えていってしまうような繋がりだ。その程度の相手にどう認識されていようと気にする必要はないと思っていた。いや、今野に諭されなければ今もそう思っていただろうし、今の時点でも根本的には同じだ。今野や吉川達の親切に報い、板見に居心地の悪い思いをさせないという目標がなければ、既成概念で固まった相手を懐柔する努力など、しようとすらしなかっただろう。
「無理してない?」
 何かを察したような不安そうな問いに、秋内は目を伏せ、苦笑めいた息を吐いた。色々と迷惑を掛け通しだというのに、板見はまだ秋内を気遣ってくれる。それが嬉しくも申し訳ない。つとめて軽く見えるように肩をすくめた。
「生きるってことは、無理することだろ。ほら、青」
 交差点をよぎる車の流れが止まり、二人の隣で信号待ちをしていた自動車がじりじりと動き始める。肩を叩くと、板見は物言いたげに開きかけた口を閉じる。横断歩道の前で停車した白い社用車に急かされるようにして、帰り道を急いだ。

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