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第1章 始まり
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子猫は捨てられて間もなかったのか衰弱している様子も無く、家に入れた途端3匹はお互いにじゃれあい元気一杯の様子である。
明るいところでよく見てみるとおっぱいはもう卒業しているようで、離乳食で十分なほどの体系があるようだった。
子猫の体は特に汚れもなく綺麗なものであったが念のために洗ってあげたほうが良いという話になり、3匹仲良く全身泡泡の刑に処した。
子猫の体を丁寧に乾かしキャットフードを与え、ようやく夕食を取ることができた。
偶然にも手作りのフルーツポンチが食卓に並べられたことにスズは驚き、また耳まで真っ赤になっていたが、ちゃっかりフルーツポンチにはがっついていた。
タカシはピーマンの肉詰めも食えとスズを指摘したが、案の定、スズの顔は鬼の形相となり、ピーマンの肉詰めは肉の部分だけが器用に穿り出され、綺麗にピーマンだけが皿の上に残ることとなった。
だが、これはタカシの作戦通りである。実は肉詰め部分にも細かく切ったピーマンが入れられており、スズは知らずにピーマンを摂取したことになる。我ながら完璧なカモフラージュであるとタカシは一人でドヤ顔をするのであった。(スズが残したピーマンはタカシが残さず食べましたのでご安心ください。)
夕食を終えてタカシとスズはリビングでまったりと3匹の子猫の寝顔を見ていた。
3匹は顔は似てはいるもの、模様がそれぞれ特徴的で見分けはすぐについた。
「ねぇお兄ちゃん、名前何か考えてる?」
「いや、まだ思いつかないな」
「じゃあ、シロ、トラ、チビにしよう!」
「それはいくらなんでも安直すぎるだろ!」
「えー、わかりやすいのがいいと思うんだけどなー」
名前をすぐに決めたがって、見た目だけで判断し後から性格とミスマッチなんてこともよくある。
それに小さいからチビというのは一番やってはいけないネーミングだ、もちろん育てば大きくなるし、最終的にデブネコになっても名前がチビなんてことは避けたい。
まあ、体の大きなチビなんてことで、ご近所様の名物にはなれそうだが。
「まぁ、焦ることないよ、ゆっくり考えよう。」
「そうね、じゃあ私はもう寝るね。おやすみ。」
「おやすみ」
タカシはそう言ってリビングから出て行ったスズを見送り、閉まるドアを眺めていた。
「なんだかんだスズも大きくなったけど、まだまだ子供なんだよな、俺がしっかり見てやらないとな。」
そう独り言をこぼしたとたん、閉まりかけたどあが再び勢いよく開けられた。
「うお!!」
「そういえば今日はネトゲ禁止ね! てかしばらく禁止!」
「なんでだよ!? 今日はイベントで……」
「ダメったらダメ!」
なんとも理不尽な命令だが、今日は素直に従っておいたほうがよさそうである。
「わかったわかった、あと今後、ドアを開けるときは気をつけろよ、もしドアの前に猫がいたら吹っ飛んでくぞ」
「あ……それもそうね……ごめんなさい……」
「お……おう……」
いつもは「うるさい!」とか言うはずなのに、スズがずいぶん素直に聴き分けたことに驚いていると。
「わ、私ももうお姉さんなんだからちゃんとするもん。」
そういって、今度はそっとドアが閉められた。
「お姉さんて、この3匹の猫のか?」
タカシはその後、おかしくてソファーの上で笑い転げていた。
明るいところでよく見てみるとおっぱいはもう卒業しているようで、離乳食で十分なほどの体系があるようだった。
子猫の体は特に汚れもなく綺麗なものであったが念のために洗ってあげたほうが良いという話になり、3匹仲良く全身泡泡の刑に処した。
子猫の体を丁寧に乾かしキャットフードを与え、ようやく夕食を取ることができた。
偶然にも手作りのフルーツポンチが食卓に並べられたことにスズは驚き、また耳まで真っ赤になっていたが、ちゃっかりフルーツポンチにはがっついていた。
タカシはピーマンの肉詰めも食えとスズを指摘したが、案の定、スズの顔は鬼の形相となり、ピーマンの肉詰めは肉の部分だけが器用に穿り出され、綺麗にピーマンだけが皿の上に残ることとなった。
だが、これはタカシの作戦通りである。実は肉詰め部分にも細かく切ったピーマンが入れられており、スズは知らずにピーマンを摂取したことになる。我ながら完璧なカモフラージュであるとタカシは一人でドヤ顔をするのであった。(スズが残したピーマンはタカシが残さず食べましたのでご安心ください。)
夕食を終えてタカシとスズはリビングでまったりと3匹の子猫の寝顔を見ていた。
3匹は顔は似てはいるもの、模様がそれぞれ特徴的で見分けはすぐについた。
「ねぇお兄ちゃん、名前何か考えてる?」
「いや、まだ思いつかないな」
「じゃあ、シロ、トラ、チビにしよう!」
「それはいくらなんでも安直すぎるだろ!」
「えー、わかりやすいのがいいと思うんだけどなー」
名前をすぐに決めたがって、見た目だけで判断し後から性格とミスマッチなんてこともよくある。
それに小さいからチビというのは一番やってはいけないネーミングだ、もちろん育てば大きくなるし、最終的にデブネコになっても名前がチビなんてことは避けたい。
まあ、体の大きなチビなんてことで、ご近所様の名物にはなれそうだが。
「まぁ、焦ることないよ、ゆっくり考えよう。」
「そうね、じゃあ私はもう寝るね。おやすみ。」
「おやすみ」
タカシはそう言ってリビングから出て行ったスズを見送り、閉まるドアを眺めていた。
「なんだかんだスズも大きくなったけど、まだまだ子供なんだよな、俺がしっかり見てやらないとな。」
そう独り言をこぼしたとたん、閉まりかけたどあが再び勢いよく開けられた。
「うお!!」
「そういえば今日はネトゲ禁止ね! てかしばらく禁止!」
「なんでだよ!? 今日はイベントで……」
「ダメったらダメ!」
なんとも理不尽な命令だが、今日は素直に従っておいたほうがよさそうである。
「わかったわかった、あと今後、ドアを開けるときは気をつけろよ、もしドアの前に猫がいたら吹っ飛んでくぞ」
「あ……それもそうね……ごめんなさい……」
「お……おう……」
いつもは「うるさい!」とか言うはずなのに、スズがずいぶん素直に聴き分けたことに驚いていると。
「わ、私ももうお姉さんなんだからちゃんとするもん。」
そういって、今度はそっとドアが閉められた。
「お姉さんて、この3匹の猫のか?」
タカシはその後、おかしくてソファーの上で笑い転げていた。
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