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友情の逆転勝利
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「みんな来てくれたのね!」
追いつめられて、危ないところを救われたわたしは感激していた。頼りになる仲間たちだ。しかし、もとはと言えば、このピンチもわたしの独りよがりな単独行から始まっていた。
「おひとりで戦っては危ない、とあれほど言ってたのに」
わたしはシルビアのプリティブルーから怒られてしまった。
「後はわたしたちにお任せください」
というと、彼女たちは息の合った連係プレーで妖魔をボコボコにしていく。
「子爵令嬢の代わりだ! ぶっ殺してやる!」
相変わらずアデルのプリティグリーンは激しい。妖魔に対して強烈なハイキックを何発も蹴りつけた。
「わたしの真剣さを証明する時が来たわ!」
とクラリスのプリティピンクもパンチを繰り出す。シモーヌのプリティホワイトと言えば
「姫に無礼を働くエッチな妖魔は許さないわ!」
嬉しい事を言ってくれる。もう妖魔はボロボロだった。
「5対1とは卑怯だぞ。貴様ら正義の味方じゃないのか? こんな汚いことしやがって!」
と妖魔はほざいたが、もう勝敗は明らかだった。いよいよ止めだ。
「ブレイクキャノンいくわよ。レッドも加わって下さい!」
プリティブルーが号令をかける。わたしも加わった5人の力を合わせた必殺技ブレイクキャノンが炸裂した。
「ギャアアッ!」
わたしたちの必殺技を受けた妖魔クラーケンは消滅したのだった。
「終わったわね」
わたしたちは変身を解除して、もとの姿に戻った。シルビアはわたしのことを心配して耳に痛い苦言を呈してきた。でも、彼女の気持ちはわたしにはわかっている。
「姫、お体を大切にしてください。姫に何かあったら大変です」
「わかったわ。これからは慎重にやるから」
異世界に来ても、彼女たちの忠誠心は揺らいでいなかった。リーダーとしていささか頼りないわたしを支えてくれる。どこの世界でも戦いはある。これからは、正義の魔法少女として、こちらの人々を守っていくのだ。
ルビー王国では、訓練を受けた10代の少女は、魔法少女に変身できる能力を持つことができる。わたしたちは、この能力を使ってルビー王国で、魔族の侵攻から人々を守っていたのだ。わたしたちがいなくなってルビー王国がどうなったか考えないでもなかったがもう知ることはできない。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
異世界に転移してしまった公爵令嬢と女騎士たちは知る由もなかったが、母国、ルビー王国は大変な事態になっていた。例の婚約破棄からほどなく、魔族に王宮を急襲されたのである。
それまで、王国を守っていた姫騎士と女騎士を失って、守備力が大きく低下したルビー王国は、なすすべなく魔族に蹂躙され、王室は追放されてしまったのだ。
トレーディア公の領土は、直前にルビー王国から離脱して、強力な軍事力を持つダイヤ王国の傘下に入っていたので、危うく難を免れることができた。
旧王室は、辺地に逃れたが、王太子は廃嫡され窮乏生活を余儀なくされている。そして子爵令嬢だった婚約者は、子爵領も失い、結婚も雲散霧消して行方不明とのことである。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
わたしは、もう公爵令嬢でも、次期王妃でもなくなったけど、正義の魔法少女として、最高の仲間たちと共に、人々を守っている。
普段は一般市民として過ごしている。ルビー王国とは生活様式も文化も違うけど、ここの生活も、そんなに悪くない。
わたしたちはこちらの人々からこうよばれているらしい。
――魔法美少女隊プリティファイブ
追いつめられて、危ないところを救われたわたしは感激していた。頼りになる仲間たちだ。しかし、もとはと言えば、このピンチもわたしの独りよがりな単独行から始まっていた。
「おひとりで戦っては危ない、とあれほど言ってたのに」
わたしはシルビアのプリティブルーから怒られてしまった。
「後はわたしたちにお任せください」
というと、彼女たちは息の合った連係プレーで妖魔をボコボコにしていく。
「子爵令嬢の代わりだ! ぶっ殺してやる!」
相変わらずアデルのプリティグリーンは激しい。妖魔に対して強烈なハイキックを何発も蹴りつけた。
「わたしの真剣さを証明する時が来たわ!」
とクラリスのプリティピンクもパンチを繰り出す。シモーヌのプリティホワイトと言えば
「姫に無礼を働くエッチな妖魔は許さないわ!」
嬉しい事を言ってくれる。もう妖魔はボロボロだった。
「5対1とは卑怯だぞ。貴様ら正義の味方じゃないのか? こんな汚いことしやがって!」
と妖魔はほざいたが、もう勝敗は明らかだった。いよいよ止めだ。
「ブレイクキャノンいくわよ。レッドも加わって下さい!」
プリティブルーが号令をかける。わたしも加わった5人の力を合わせた必殺技ブレイクキャノンが炸裂した。
「ギャアアッ!」
わたしたちの必殺技を受けた妖魔クラーケンは消滅したのだった。
「終わったわね」
わたしたちは変身を解除して、もとの姿に戻った。シルビアはわたしのことを心配して耳に痛い苦言を呈してきた。でも、彼女の気持ちはわたしにはわかっている。
「姫、お体を大切にしてください。姫に何かあったら大変です」
「わかったわ。これからは慎重にやるから」
異世界に来ても、彼女たちの忠誠心は揺らいでいなかった。リーダーとしていささか頼りないわたしを支えてくれる。どこの世界でも戦いはある。これからは、正義の魔法少女として、こちらの人々を守っていくのだ。
ルビー王国では、訓練を受けた10代の少女は、魔法少女に変身できる能力を持つことができる。わたしたちは、この能力を使ってルビー王国で、魔族の侵攻から人々を守っていたのだ。わたしたちがいなくなってルビー王国がどうなったか考えないでもなかったがもう知ることはできない。
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異世界に転移してしまった公爵令嬢と女騎士たちは知る由もなかったが、母国、ルビー王国は大変な事態になっていた。例の婚約破棄からほどなく、魔族に王宮を急襲されたのである。
それまで、王国を守っていた姫騎士と女騎士を失って、守備力が大きく低下したルビー王国は、なすすべなく魔族に蹂躙され、王室は追放されてしまったのだ。
トレーディア公の領土は、直前にルビー王国から離脱して、強力な軍事力を持つダイヤ王国の傘下に入っていたので、危うく難を免れることができた。
旧王室は、辺地に逃れたが、王太子は廃嫡され窮乏生活を余儀なくされている。そして子爵令嬢だった婚約者は、子爵領も失い、結婚も雲散霧消して行方不明とのことである。
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わたしは、もう公爵令嬢でも、次期王妃でもなくなったけど、正義の魔法少女として、最高の仲間たちと共に、人々を守っている。
普段は一般市民として過ごしている。ルビー王国とは生活様式も文化も違うけど、ここの生活も、そんなに悪くない。
わたしたちはこちらの人々からこうよばれているらしい。
――魔法美少女隊プリティファイブ
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