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美少女カズサ、ユウキにアタック!
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リリアン、ユウキ、カズサの3人で始めた特訓だったが、リリアンは先に帰り、まだ経験不足のユウキのブライトジェミニと、カズサのブライトアリエスが2人残って、空手の組手を応用した実践訓練を続けた。
たっぷりと特訓を積んだ2人は、小早川ユウキと桜小路カズサのアンビシャス学園の高校二年生の制服姿に戻ったのだった。帰る方向が同じの2人は並んで帰っていた。
「フフ、なかなかサマになってたわよ。ユウキのミニスカヒロイン姿。まさかユウキがあんな美少女になっちゃうなんてね。正義のヒーローになりたかったのに、実は意外と気に入ってるんじゃないの?」
「そうだね、結構お気に入りだよ、女体化ヒロイン。オッパイはカズサより小さいけど」
ユウキは変身を解除すると、完全に男子に戻るのだった。ブライトジェミニになって女体化すると、小早川ユウキとしての記憶は残るものの、身体的変化だけではなく、思考様式、
や立ち居振る舞い、話し方まで完全に女子になってしまうのだった。
「もう、なにがオッパイよ。ユウキに戻ったらまたエッチになっちゃうのね。変身したらあんなにステキになるのに」
カズサは、ユウキの下ネタにムクれた言い方をしたが、もともと下ネタ系の話も割と好きであったのだ。だが、そういった話をできる相手は、幼馴染のユウキだけだった、ユウキ自身もそれは知っている。
「カズサだって、ジェミニのスカートめくったくせに」
「だってえ、あれはユウキが本当にヒロインになったのか、確認するためよ」
「カズサだって、エッチじゃん」
「だから、あれは違うの」
イチャついているようにも見えるがあくまで友人レベルだ。カズサが幼馴染として、ユウキと仲がいいのは周囲も承知の事実だったが、実は彼女の思いはそれ以上なのだった
。アンビシャス学園のアイドルとして、その美少女としての評判が周辺の学校にまで広がっているカズサだった。彼女に、カズサに交際を申し込む男たちは学園内だけではなく、引きも切らず、かなりのイケメンや、全国レベルのアスリートなどもいたが、すべて断っている。
桜小路カズサが愛しているのは小早川ユウキだけなのだ。
(いったい、ユウキはいつになったらわたしの気持ちに気付いてくれるの?)
もどかしい思いはずっと続いているが、何時まで経ってもユウキからの告白はなかった。彼が恋愛奥手なのは、カズサもうすうす感づいてはいたが、カズサの方からシグナルを送ってもダメなのである。
いっそ、自分からユウキに告白ることも考えたが、今度はふられるのが怖かった。数限りない男たちからのアプローチを断りつづけているカズサだったが、こと自分の事になると
自信は全くなかった。
告白って、もし断られたりでもしたらおしまいになってしまう、という思いが強かったのだ。学園アイドルの桜小路カズサが男からふられるなどという事があってはならなかった。
今日、リリアン1人を先に帰したのも、ユウキと2人きりになるためだったが、何も起こりそうにはなかった。カズサはやむなく話題を変えた。
「でも、ユウキありがとう。あの時、リリアンにわたしの事を勧めてくれて。」
カズサがリリアンに、自分も正義のヒロインになりたいと懇願した時に、ユウキが、カズサならできる、とリリアンに太鼓判を押したのだった。
「だって、正義のヒロインになりたいのはカズサの夢だっただろ」
「それ、覚えててくれたんだ」
「だって、いつも言ってたじゃない」
「うわあ、でも感激だわ、あんなところで」
カズサはここで思い切って勝負に出た。カバンを降ろしてユウキと向かい合い、両手でユウキの右手を握って、
「ありがとう、ユウキ」
と彼に感謝を述べたのだ。カズサとユウキの間が、一気にラブラブな空気になった。いい雰囲気だ。ここで終わるつもりはない
(いいわ、ユウキここでわたしにキスして! わたしは待ってるわ♡)
カズサとユウキの間にしばらく沈黙が流れ、やがてユウキが唇を動かすかに見えた時だった。せっかくの大チャンスに邪魔が入ってしまう。
「助けてくれえ!」
と叫ぶ、こちらに走ってくる数人の男たちの声が聞こえてきたのだ。
たっぷりと特訓を積んだ2人は、小早川ユウキと桜小路カズサのアンビシャス学園の高校二年生の制服姿に戻ったのだった。帰る方向が同じの2人は並んで帰っていた。
「フフ、なかなかサマになってたわよ。ユウキのミニスカヒロイン姿。まさかユウキがあんな美少女になっちゃうなんてね。正義のヒーローになりたかったのに、実は意外と気に入ってるんじゃないの?」
「そうだね、結構お気に入りだよ、女体化ヒロイン。オッパイはカズサより小さいけど」
ユウキは変身を解除すると、完全に男子に戻るのだった。ブライトジェミニになって女体化すると、小早川ユウキとしての記憶は残るものの、身体的変化だけではなく、思考様式、
や立ち居振る舞い、話し方まで完全に女子になってしまうのだった。
「もう、なにがオッパイよ。ユウキに戻ったらまたエッチになっちゃうのね。変身したらあんなにステキになるのに」
カズサは、ユウキの下ネタにムクれた言い方をしたが、もともと下ネタ系の話も割と好きであったのだ。だが、そういった話をできる相手は、幼馴染のユウキだけだった、ユウキ自身もそれは知っている。
「カズサだって、ジェミニのスカートめくったくせに」
「だってえ、あれはユウキが本当にヒロインになったのか、確認するためよ」
「カズサだって、エッチじゃん」
「だから、あれは違うの」
イチャついているようにも見えるがあくまで友人レベルだ。カズサが幼馴染として、ユウキと仲がいいのは周囲も承知の事実だったが、実は彼女の思いはそれ以上なのだった
。アンビシャス学園のアイドルとして、その美少女としての評判が周辺の学校にまで広がっているカズサだった。彼女に、カズサに交際を申し込む男たちは学園内だけではなく、引きも切らず、かなりのイケメンや、全国レベルのアスリートなどもいたが、すべて断っている。
桜小路カズサが愛しているのは小早川ユウキだけなのだ。
(いったい、ユウキはいつになったらわたしの気持ちに気付いてくれるの?)
もどかしい思いはずっと続いているが、何時まで経ってもユウキからの告白はなかった。彼が恋愛奥手なのは、カズサもうすうす感づいてはいたが、カズサの方からシグナルを送ってもダメなのである。
いっそ、自分からユウキに告白ることも考えたが、今度はふられるのが怖かった。数限りない男たちからのアプローチを断りつづけているカズサだったが、こと自分の事になると
自信は全くなかった。
告白って、もし断られたりでもしたらおしまいになってしまう、という思いが強かったのだ。学園アイドルの桜小路カズサが男からふられるなどという事があってはならなかった。
今日、リリアン1人を先に帰したのも、ユウキと2人きりになるためだったが、何も起こりそうにはなかった。カズサはやむなく話題を変えた。
「でも、ユウキありがとう。あの時、リリアンにわたしの事を勧めてくれて。」
カズサがリリアンに、自分も正義のヒロインになりたいと懇願した時に、ユウキが、カズサならできる、とリリアンに太鼓判を押したのだった。
「だって、正義のヒロインになりたいのはカズサの夢だっただろ」
「それ、覚えててくれたんだ」
「だって、いつも言ってたじゃない」
「うわあ、でも感激だわ、あんなところで」
カズサはここで思い切って勝負に出た。カバンを降ろしてユウキと向かい合い、両手でユウキの右手を握って、
「ありがとう、ユウキ」
と彼に感謝を述べたのだ。カズサとユウキの間が、一気にラブラブな空気になった。いい雰囲気だ。ここで終わるつもりはない
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と叫ぶ、こちらに走ってくる数人の男たちの声が聞こえてきたのだ。
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