ビッチアイランド ~何で僕の周りには変態な女の子しかいないの!?~

高宮 摩如(たかみや まこと)

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ー第6話ー 女王様なおじかん

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生徒会から奴隷認定されてから生徒会からの要件ばかり・・・・・という訳にもいかない。
まあ単純に学級委員の仕事が忙しく、生徒会の要件ばかりかまけていると周りの視線が痛い・・いや、怖いだね。
一応生徒会から僕が奴隷認定されているのは周りの学級委員にも知れているけど。(全く嬉しくない。)
それはそれ、これはこれ、という感じだね。要するに学級委員も忙しい訳だよ。
元々学級委員の仕事事態其なりに忙しい訳だけど。
生徒会の仕事丸投げ状態が、一時期話題になったブラック企業さながらの状況を作り出している訳で。
当然僕も戦力として数えたいという事だね。
そして当然だけどそうなると僕は死ぬ程忙しいという状況になる。(勘弁して・・・。)
で・・・今はその学級委員の仕事をしている訳だけど、実は他学級委員の視線がきつい理由がもう一つある。
それは僕の学級委員のパートナー、いや相棒なのかな、新田久美、彼女が元凶だ。
どういう訳か彼女は僕の臭い(体臭です。)を気に入ったようで、それは良いんだけど。(いや良くない。)
それからよく彼女は場所、状況に関係なく機会があれば僕に体をくっ付けて来る。(臭いを嗅ぐ為にね。)
それが端から見れば仕事の最中にも関わらずにイチャイチャしている様に見える訳で。
そして彼女は疑うまでもなく美少女で、だから周りから殺気が飛んでくるし、その視線も痛いという訳になる。
本当に、あの腐れ幼馴染みと言い、勘弁して欲しいよ。と言う訳で。
「新田さん、そろそろ離れてくれないかな。」
もうこれまでも何度も口にした彼女への要求。そしてその全てが無駄に終わっているという泣ける事実。
「嫌よ、仕事はしてるから良いじゃない。」
厄介な事に彼女のその言葉に一切の偽りは無い。
片腕を僕の腕に絡めて体をある程度密着させたまま学級委員の仕事をしている新田さん。(器用過ぎる。)
「それに三井君も私の体触れて嬉しいでしょ?。なんなら見せようか。」
そう言うと彼女は作業をしていた手を止め、その手で短めの自分のスカートを捲り上げる。
するとそこから薄いピンク色の可愛いらしいものがって、ちょちょちょちょちょちょっ!!!!!!。
「なんだったら、ここも触って良いよ。」
そう言って恍惚な表情で視線を捲り上げたスカートに向ける新田さん。
いやいやいやいやいやいやいやいや!。
それは駄目でしょ!。色々と駄目でしょ。誰か駄目と言って。((注)心の声なので誰も聞いていません。)
気が付くと新田さんと体を離す事に成功していた。勿論彼女は不満そうにしている。
最初の頃から思ってたけど、この人恥らいとかないのかな。
男子に対して躊躇いも無く体をくっ付けて来るし、その・・下着とか見せて来るし。
尤も、単純に目的の為なら手段は選ばない、もしくは見境がないというところなのかな。(どっちにしても迷惑。)
思い返してみればあの腐れ幼馴染みのせいで精神衛生上よろしくない状況がこうも続いている。
当の本人に文句の一つも言いたいところだけど。ここのところの忙しさで会えてはいない。
そして会えてその文句を言えたとして、それが有効かと言うと・・・・恐ろしくて考えたくない・・・だね。(泣きたい。)
そして非情にもそんな地獄と言える日々は続く(肉体的にも精神的にも)、全く不本意だけど・・・・。
で、今日は生徒会室いる、と言うより呼び出された。(いつもの事になってるけど(死んだ目)。)
「失礼します。」
一応・・の礼儀としの挨拶・・が反応無し。そこで帰りたくなったけど本当に帰ると後が怖い。(マジで。)
取り敢えずスライド式のドアに手を掛けると開いていると解る。(閉まっててほしかった。)
で、中に入ると誰かキントレ・・・確認するまでもなく副会長の北条陽子。呼び出しの声もそうだったし。
今やっているのはダンベルとか言うのだったかな?。
人の体に合わせて台の上に仰向けになり、両端に重りの付いた棒を両手に掴んで上下に動かしている。
因みに何故か制服のままでその運動をしていて、
短いスカートで大きく足を開いているものだからさっきから白いものが見えてる、見えてる。
そしてどうやら現在生徒会室にはこの北条さんと僕の二人だけのようだ。(嫌な予感しかしない。)
「おっ、来たか。」
僕の存在に気付いたようで、北条さんはそう言うとダンベルを定位置に置き、起き上がると僕のところに来る。
前から思っていたけどこの人、女子にしては声低いよね。(どうでも良いけど。)
「玲から聞いたぜ、洗練を受けたってなっ!。」
その言葉に頭の中は一瞬?で埋めつくされる。
でもその次に北条さんが竹刀を持って「で、どうだった?。」と聞いて来たて”洗練”の意味が理解出来たけど・・・。
どう答えれば良いの?。感想?・・・思い浮かばない・・・。
佐久間さんのパンツが見れて嬉しかった?。
いやいやいやいや、そんな事思った事もないし、そんな事言ったら殺される。(たぶん。)
「あぁ、やっぱりか・・・・。」
と返答に困っているそう言う北条さん。
「玲(あいつ)力無いからなぁ。物足りないよなぁ。」
???どう言う事?。北条さんの言っている事に一切付いていけない僕。
「もっと力強く竹刀を振れりゃ気持ち良いになれるのになぁ。」
・・・・予想は出来た・・・かな。この人もヤバい(変態という意味)人だった。
でだけど、そう考えていたせいで気付かなかった。僕を見る北条さんの表情が恍惚としている事に。
「でだ三井。お前玲より力有りそうだし、思いっきりやってくれねぇか。」
そう言いながら竹刀を差出してくる北条さんは恍惚とした表情に加えて実に嬉しそうにしていた。
そんな状況に押されてしまったのか、僕は条件反射的に彼女から竹刀を受け取っていた。
そしてそうなってからの北条さんの動きは実に早かった。
何でかだったけど、彼女は四つん這いになり僕に後ろの方を(お尻の事)を向けてきた。
「さぁっ!、思いっきりやってくれ!。」
実に嬉しい事をされる。そんな犬の様な表情をする北条さんに僕は実に戸惑っていた。
実はこの時僕はスカートの丈というのはちゃんと考えないといけないんだと実感していた。
何故なら彼女のスカートは四つん這いになるとその役割を果たす事が出来てなく、
僕の眼前には本来見えてはいけないものが・・・・お願いだからそれ(パンツ)隠してよ。
「なぁ待たせるなよ。」
僕が困惑していると北条さんからそう要求される。どうしよう・・・くぅっええぇぃままよっ!。
取り敢えずどうにか彼女の下着が目に入らないようにしながら思いっきり竹刀を降り下ろす。
するとぱぁーーんと乾いた音。確認するとお尻りの上の辺りに命中。(いかんパンツ見えた。)
「う~~~~んちょっと物足りないけど、まぁ良いか、さぁっもっとやってくれ!。」
・・・・まだやるの?・・・だよね。・・・ 疲れるよ。(精神的に。)
そう考えている内に何を思ったのか北条さんは「ん?、もしかしてパンツ脱いだ方が良いか?。」等と言いだすと、
上半身を上げると本当に手を掛けちゃいけないところに手を掛けようとしていた。
「脱ぐなぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!!!。」
無意識だったと思う。気が付けば僕は大声を出していた。
ほんともう。新田さんと言い、この人と言い、恥らいというの覚えてほしいものだよ。
そりゃぁ僕だって女子のあそこに興味はあるよ。一応男子だし。
でもこんな状況、こんな場面じゃぁない。
ほんと好きなった人を相手にそういう事を知りたいよ。(間違ってもあの腐れ幼馴染みではない。)
「まぁ良いけど、ちゃんとやってくれよ。」
僕の対応に対しての北条さんからの苦情。
・・・・・・不本意だけどやるしかないか。(溜め息。)
それから可能な限り無心で北条さんの要望に応える。(勿論パンツを見ないようにね。)
尤もそのせいでちょくちょく竹刀が不命中になる。その度に「やっぱりパンツ脱ぐか!。」と言い出すので必死に止める。
だからなんだけど「もう良いぜ。」と終わった頃には心底僕は疲れていた。(精神的に。)
そしてその後の記憶は信じられない程曖昧だった。それこそどうやって家に帰ったか?。というレベルで。
何よりだ。この日常はまだ終わらない。うん確信出来るね。(すんごい不本意。)
何故ならあの腐れ幼馴染みの策略はまだ終わっていないと確信出来るからだ。ほんと勘弁して・・・・。(疲)
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感想 1

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みんなの感想(1件)

くま
2022.07.10 くま

とても面白いです!投票します

2022.07.17 高宮 摩如(たかみや まこと)

有り難う御座います。今後とも宜しくお願いします。

解除

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