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結局その後康哉とは喫茶店で別れた。
電車に乗ってアパートに帰るのに、二駅も乗り過ごしてしまった。
なんだか呆然としてる。
康哉が何を言ってたか、半分も理解出来なかった。結局康哉は俺が好きなのか嫌いなのかも分からない。本人にも分かってないんだろうか。
携帯のデータを消去した? 康哉はそんな奴じゃないと思ってたのに。それともあの、アニキのハメ撮り動画を見られたとか……まさかな。
帰宅してからも何も手につかず、ベッドでぼんやりと康哉の事を考える。
一方的な告白に腹が立っていたけど、夜が来るにつれて悲しくなってきた。一体どこで間違えたんだ? 何で付き合ってもないのに振られてるんだろう。ずっと親友だと思っていたのに、いつの間にか親友はいなくなっていた。
***
康哉に一方的に別れを告げられてから、二カ月近く経った。結局あれから康哉に連絡出来なくて、それでも毎日同じような生活をして過ごしてる。
別の友達と遊んだり、動物園に行ったり、バイトや大学の勉強で忙しく過ごしていたけど、忘れられるのはそのときだけで、康哉の事は心の奥にずっとくすぶっていた。
腹が立ったり、悲しくなったり、落ち込んだり、ちょっとした人間不信になったりした。
やっぱり寂しい、という結論に達したけど、じゃあどうしたらこの寂しさが無くなるのかは分からなかった。
「弁当食いたいなー……」
康哉の作った弁当。
今も母さんが亡くなった時くらい落ち込んでるから、康哉の弁当食べて元気になりたい。でも、相手が俺を拒絶してるんだからどうする事も出来ない。
「修平、お前最近元気ないな」
佐々木が俺の元気の無さを察してかは不明だが、カラオケに誘ってくれた。カラオケなんてかなり久しぶりだ。
佐々木の友人がひたすら歌っている間に、スマホを眺めていた佐々木が俺に話しかけてくる。
「うん、まぁ……俺にもあるの。寂しいとか」
「そんな修平ちゃんの為に! 心優しい俺が楽しい飲み会を用意してやったぞ!」
「え?」
「見ろ!」
佐々木が見せてくれたのは、スマホの画面に写った佐々木と女の子の写真。髪が長くて明るい雰囲気の女の子は佐々木とよく似合ってる。
「え? 彼女?」
「まだ違うけどな、俺のこと好きらしい。可愛いだろ!」
「何だよー自慢かよ。いいなー! ずるいぞ佐々木!」
「彼女がさ、友達紹介してくれるってさ。今週の土曜日にお洒落な店予約してるんだ。お前も参加するだろ?」
彼女が出来たら、この寂しさは無くなるんだろうか。でもきっと今よりずっと、気持ちは楽になるはずだ。
「する」
「それでこそ修平!」
女の子にいいところを見せるために練習しようと、佐々木がマイクを向けてきたので、俺はヤケになって歌いまくった。
電車に乗ってアパートに帰るのに、二駅も乗り過ごしてしまった。
なんだか呆然としてる。
康哉が何を言ってたか、半分も理解出来なかった。結局康哉は俺が好きなのか嫌いなのかも分からない。本人にも分かってないんだろうか。
携帯のデータを消去した? 康哉はそんな奴じゃないと思ってたのに。それともあの、アニキのハメ撮り動画を見られたとか……まさかな。
帰宅してからも何も手につかず、ベッドでぼんやりと康哉の事を考える。
一方的な告白に腹が立っていたけど、夜が来るにつれて悲しくなってきた。一体どこで間違えたんだ? 何で付き合ってもないのに振られてるんだろう。ずっと親友だと思っていたのに、いつの間にか親友はいなくなっていた。
***
康哉に一方的に別れを告げられてから、二カ月近く経った。結局あれから康哉に連絡出来なくて、それでも毎日同じような生活をして過ごしてる。
別の友達と遊んだり、動物園に行ったり、バイトや大学の勉強で忙しく過ごしていたけど、忘れられるのはそのときだけで、康哉の事は心の奥にずっとくすぶっていた。
腹が立ったり、悲しくなったり、落ち込んだり、ちょっとした人間不信になったりした。
やっぱり寂しい、という結論に達したけど、じゃあどうしたらこの寂しさが無くなるのかは分からなかった。
「弁当食いたいなー……」
康哉の作った弁当。
今も母さんが亡くなった時くらい落ち込んでるから、康哉の弁当食べて元気になりたい。でも、相手が俺を拒絶してるんだからどうする事も出来ない。
「修平、お前最近元気ないな」
佐々木が俺の元気の無さを察してかは不明だが、カラオケに誘ってくれた。カラオケなんてかなり久しぶりだ。
佐々木の友人がひたすら歌っている間に、スマホを眺めていた佐々木が俺に話しかけてくる。
「うん、まぁ……俺にもあるの。寂しいとか」
「そんな修平ちゃんの為に! 心優しい俺が楽しい飲み会を用意してやったぞ!」
「え?」
「見ろ!」
佐々木が見せてくれたのは、スマホの画面に写った佐々木と女の子の写真。髪が長くて明るい雰囲気の女の子は佐々木とよく似合ってる。
「え? 彼女?」
「まだ違うけどな、俺のこと好きらしい。可愛いだろ!」
「何だよー自慢かよ。いいなー! ずるいぞ佐々木!」
「彼女がさ、友達紹介してくれるってさ。今週の土曜日にお洒落な店予約してるんだ。お前も参加するだろ?」
彼女が出来たら、この寂しさは無くなるんだろうか。でもきっと今よりずっと、気持ちは楽になるはずだ。
「する」
「それでこそ修平!」
女の子にいいところを見せるために練習しようと、佐々木がマイクを向けてきたので、俺はヤケになって歌いまくった。
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