悪役神子は徹底抗戦の構え

MiiKo

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番外編

クリスマスの話 2.5 ☆

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「ね、何それ、反則でしょ。かわいすぎるんだけど。」

言いながら勲美さんは俺にキスを降らせる。額、目、頬に唇。勲美さんの唇が耳を掠める度にビクッと反応してしまう。彼の手が俺の体を上から下へ確かめるように撫でた後ゆっくりと抱きしめられた。

「はぁぁ…今日ずっと服の下この格好でいたの?」

今の俺の恰好。いわゆるジョックストラップ1枚。前は隠せているが後ろはほぼ丸見えだ。クリスマスにちなんで赤のサテン生地。後ろの結び目を解いたらはだける仕組みになっている。

「んんっ、はい、嫌でしたか?」
「嫌なわけないでしょ。最高。いつも恥ずかしがるからびっくりしたけど。」

そう言う勲美さんの目は少しうるんで、その奥に隠し切れない程の欲が浮かんでいるのを見て俺もぞくっとした。両手で顔を挟んで触れるだけのキスをする。

「今日は特別なんで。大好きです、勲美さん。」
「俺も。愛してるよ、涼貴。」

途端激しく口づけられた。勲美さんの熱い舌が俺の唇をなぞって少し開いた間から侵入してくる。咥内を縦横無尽に動くそれに歯列をなぞられ、上あごを掠め、俺の舌を絡めとっては吸う。はぁっと熱い息と共に離れた唇からは銀の糸が垂れた。舌出して、と言われて素直に伸ばした舌を今度はパクッと食べられる。唇で挟んで前後に出し入れされる。ジンと根本が痺れて時々軽く歯を立てられるのも気持ちがいい。喉の奥からひっきりなしに声が漏れてしまう。

ようやく解放されて荒い息をつく俺の腰を勲美さんはぐっと引き寄せる。キスだけで少し反応してしまった自身が勲美さんの腰に押し付けられる。

「キス、よかったんだ。とろんとしてるね。」

勲美さんはそう言って目を細めながら、口を耳に寄せる。耳たぶを軽く噛まれながら舌で舐められて、ちゅぷっという音が鼓膜に響き背筋にゾクゾクと甘い疼きが走る。

「んっ、いさみ、さっ…それ、や……」
「やなの?気持ちよさそうなのに。」

勲美さんの手は俺の下半身に伸びて、窮屈になってきている前をさすりながらもう片方は尻の弾力を楽しむかのように揉んでいる。なんだか俺は焦れったくなって、勲美さんの耳を唇で挟みながら「ベッドがいいです……」と囁いた。

俺を抱え上げて寝室まで来た勲美さんはドサッとベッドの上に降ろす。

「涼貴、四つん這いでこっちにお尻向けて。エッチな姿堪能したい。」

普段なら恥ずかしくて断るけれど今日は特別だと言う通りにする。素敵だよ、ありがとう、と背中を撫でながら言われれば悪い気はしなくて、枕に顔を押し付けて尻だけ高く上げた格好になった。

尻たぶを手で唇で撫でて噛んで舐めてと楽しんでいた勲美さんの指が遂に俺の穴に触れる。

「もしかして、もう用意してくれていたの?」
「ふ、ん、はい…来る前に……」
「う、わぁ…ありがとうね。大好き。」

いつもは綺麗にするだけだけど今日はすぐに出来るようにと拡げても来ていた。喜んで欲しかったから。一旦伸び上がって俺の頬に1つキスをした勲美さんがちゅっちゅっと背中に吸い付きながらまた尻に戻る。と、途端、穴に温かいものを感じた。

「え、あ、舐めん、の、だめっ!汚いから!」
「汚くないよ。綺麗に準備してくれたでしょ。」

ずり上がって逃げようとしても足の付け根をがっしりホールドされているから動けない。じたばたする俺を抑えつけた勲美さんはそのまま中に舌をねじ込む。くちゅと音を立てながら柔らかいものがじわじわと穴を拡げる。

「んんっ、あ、…あぁっ……」

ぬるぬると入り口で出入りする度に声が漏れる。段々舌だけじゃ物足りなくなってきて自然と腰が揺れていた。それに気付いた勲美さんが今度はそこに指を入れる。ぐるりと中の感触を確かめるように動かしながら奥に進んでいた指がある一点を掠める。

「ふ、あぁ……あ、そこ、ぉっ……」
「ここ、気持ちいいね。」
「あ、ひぅっ…ん、も、すぐ…入れられ、ぅ、のにっ」
「うん、でも俺にもじっくり可愛がらせて。」

いつの間にか後ろには指が3本出し入れされ、空いた手で胸の突起をつままれ、俺は気持ちいいところを的確に刺激する勲美さんを前にただ喘ぐしか出来ない。俺がぐずぐずになって膝から力が抜け始めた頃、ようやく勲美さんは手を止めてくれた。

「い、さみさん…?」
「涼貴、このままがいいそれとも前からがいい?」
「ん……前から…。顔、見たいです…」
「俺も。」

ぐるっと体を回転させて仰向けになり、両足を拡げて上げる。いつの間にか紐を解かれたパンツはそのまま抜き取られ、全部勲美さんの目の前に晒される。指が引き抜かれて寂しい後ろもずっと触ってもらえていなかった前も全部見られている。

「ここ、ひくひくしてて可愛い。前も大っきくなってるね。」

そう言う勲美さんのもお腹につくんじゃないかってくらい反り返っていて、それを見ただけで俺の奥がジンと疼いた。早く欲しい。パチンとゴムをつけてついに勲美さんのモノが俺のそこにキスをする。

「ね、いさみさん。ぁん……はやくっ」
「はっ、いくよっ」
「ふ、んんっ、あっ…あぁ~~ッ」
「くっ…涼貴の中、すっごい締め付けてくる。気持ちいいよ。」
「んぁ、おれ、も、いさみさんの、おっき…っ、きもちい、っあ…」

入ってきた勲美さんのはすごく熱くて中が喜んで動くのが分かる。勲美さんは俺の中が馴染むまで動かずに待っていてくれた。もう大丈夫です、という意味を込めて足を腰に回して引き寄せる。すると彼は笑ってキスをしながらゆっくりと腰を動かし始めた。

「ん、んむっ……ふぁ、んんぅ…はぁっ」
「ぅっぐ……好き、だ、涼貴っ」
「あうっ…、ン、もっと、そこ、ぉ、すご……んゃあぁっ、」
「はぁ…声やらし、もっと、聞かせて」

ずっと中を甘やかす様に動いていたモノが、ゴリっと良いところを抉る。思わず大きい声を出してしまうと勲美さんの指が俺の口に入ってきた。2本の指で舌を弄ばれて俺は口も閉じられずに喘ぎっぱなしだ。段々腰の動き大胆に激しくなる。パンッパンッと肌がぶつかる音が響く。

「い、ぁあ゛~~ッ……いさ、ん、さっ…おれ、イきそっ…やぁあんんっ…そこぉ…っだめ、~ぁっ…クるっぅ、っああ~」
「はっ、あ゛、イイよ、好きなだけ、イッて」
「ひぅ゛あ゛っ、も、ほんとっ、んうっ…ぁ~イッッ、くう゛~~ッ!」

腰を限界まで押し付けられて一番奥をぐりぐりと刺激されたらもう何も考えられなくなって、目の前が白く弾けた。浮かんだ腰がガクンと跳ねる。

「ゔ、ぐッ…ごめん涼貴、もうちょい付き合って」
「ひ、ぁあ゛……ふぅ、んん゛…はげしっ、ぃ゛ぁふ、んん~~ッ~~」
「ーー~~~ッぐっ」

中でイッてバカになったみたいに気持ちいいの上から降りてこれなくなった俺の腰を掴んで容赦なく腰を打ち付ける。俺はもう声も出せなくて体をビクビクさせるだけ。もういつイっているのかも分からない。そして一際強く中に押し入って勲美さんも果てた。

余韻に浸りながらお互い汗だくの体を重ねてキスをする。労るように全身を撫でてくれる勲美さんの手が優しい。ふわふわ心地よい倦怠感にまどろみながら、頭にキスを落とす勲美さんを見る。

「ほんとは、ちゃんとプレゼント用意してあるんです。明日渡しますね…。」
「今年は2つも貰えるの?嬉しいな。ありがとう。俺も涼貴にもう1個あげなきゃ。何が欲しい?」
「じゃあ、このまま朝まで抱きしめててください。」
「はぁ、俺をどうしたいの…?可愛すぎ…。」



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恋人としてのクリスマス、成功
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