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第10章 氷河期とデフレ
その1 ハンバーガー事変
しおりを挟む本章はデフレについてのお話しじゃ
デフレって物価が安くなっていく事よね。
そうじゃ
わーい、生活費が安くなるぞー
アホな作者は喜んでおるが、デフレは経済活動にとってマイナスなんじゃ。
政府と日銀もデフレを嫌っていて、インフレターゲットを2%にしているわね。
うむ、政府が大量に国債を発行し、日銀がそれを受け入れる事で、市場にお金をバンバン投入しでインフレを促しておる。
2013年4月から日銀は通称『異次元緩和』と呼ばれる政策をを実施しておるぞい。
インフレターゲット2%を2年で達成する事を目標に経済へのテコ入れを行ったのじゃ。
ただ……
ただ?
このインフレターゲット2%は5年経った今でも達成出来ておらん。
(消費税5%→8%の影響を除く)
物価が安い事は良い事だよ!
生活が楽になるし!
作者はそう言っているけど?
作者のような狭い見地ではそうかもしれんが、経済全体ではそうでもないのじゃ。
デフレの悪い所を戦争を例に説明してみよう。
えっ!? それは穏やかじゃないわね……
大丈夫、ドンパチをする剣林弾雨の嵐や血飛沫が飛ぶ戦争ではないのじゃ。
ああ! プリティリズムとアイカツの女児アイドルアニメ戦争だね!
それなら大得意だよ!
いや……それはそれで面白いテーマなのじゃが……
今回は『ハンバーガー事変』と『牛丼戦争』を例に説明するぞい。
そんな……アイドルアニメの開祖のクリィミーマミ、アイドル伝説とアイドル天使の実写コラボの昭和エピソードから、初3Dアニメを導入したきらりんレボリューションの悲劇と激怒を経て、ぴちぴちボイスと高橋ナツコ脚本との奇跡のコラボ、リルぷりのような衣装トレーディングカードゲームのはしりからプリリズとアイカツの二大大国の戦争まで語りたかったのに……
作者の頭が残念過ぎて辛い……
そのテーマはとっても面白いのじゃが、映像抜きに語る事が出来ないので、著作権の関係で没じゃ!
くそう! 一部引用なら著作権法でも認められているのに!
一部引用は認められているが、権利者が止めろと言ったら止めざるを得ないのでダメじゃ!!
うわーん!
日本でデフレが起き始めたのは2000年頃と言われておる。
万人が認識し始めたのは飲食の大型チェーンが値引きを始めた事がきっかけじゃ。
知っている! マクドナルドのハンバーガーが安くなったんだよ!
うむ、作者の言う通りマクドナルドがハンバーガーの大幅値下げに踏み切った。
2000年にはハンバーガー平日65円になり、2002年には59円になったぞい。
これは! ハンバーガー戦争が始まる!
じゃが、戦争は起きなかった。
どーして? 牛丼は戦争が起きたんでしょ?
そうじゃ、同時期に牛丼は値下げ合戦が始まったが、ハンバーガーでは起きなかった。
理由は、戦ってたのがマクドナルドとロッテリアくらいでの、第三勢力が参入しなかったのじゃ。
ハンバーガーは2002年以降はマクドナルドとロッテリアが100円くらいで、他社が150~200円くらいで安定したぞい。
まあ、それでも他社も従来よりは値下げをしておるのじゃが。
100円戦争に突入出来る企業体力がなかったのね。
うむ、マクドナルドとロッテリアもその後は経営状況が苦しくなり、ハンバーガー価格はゆっくりと上昇していくのじゃ。
図:ハンバーガー消費者物価指数
へー、一度下がった後は回復していったんだ。
この影響で一部の利益率の悪い商品が消えたり、調理方法がジャストインタイムシステムに変更になっておるぞ。
※ジャストインタイムシステム
作り置きではなく、オーダーを受けてから調理を開始するシステム。
それ以前は作り置きのハンバーガーは一定時間後に破棄されていた。
ベーコンポテトパイ好きだったのに……今は期間限定だよ。
じゃから、これは『ハンバーガー戦争』というより『ハンバーガー事変』という方が相応しいじゃろう。
※作者の勝手な命名
デフレがみんなに周知されたきっかけなのね。
そうじゃ、じゃが、その事変で命を落とした者もおる。
業界中位のウェンディーズは2009年末に日本を撤退し全店舗閉鎖となったぞい。
へー、赤字だったのかな?
いや、一応営業黒字じゃったのじゃが……
じゃが?
当時の親会社だったゼンショーホールディングスに成長性が見込めないと判断され……フランチャイズ契約が延長されず、消えた。
我がグループに役立たずは不要だ!
ゼンショーホールディングスはすき家等の外食チェーンを経営しておってな、その頃は第二次牛丼戦争に注力しておったのじゃ。
その後、ウェンディーズは2011年にヒガ・インダストリーズの資本を受けウェンディーズ・ジャパンとして日本に再上陸したが、未だ店舗は少なく存在感は示せておらん。
へー、牛丼戦争の裏側でこんな事が起きてたんだ。
ああ……だから消えて行った者たちに……
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