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第五章 準決勝
その15 腐ってやがる……おいしすぎるんだ
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「さあ! 最後のデザートです!」
「アイスクリームとシャーベットとかき氷の練乳がけです」
「本当はソルベにゃね!」
山と雲の形をしたのデザートがテーブルに運ばれていく。
上部は水色のかき氷、下部はチョコレートアイス、そして雲はわたあめだ。
「これが最後の仕上げです」
そう言って、真紅さんは薄茶色の液体を山のふもとに注ぐ。
そして……火を付けた。
シュボッ
メラメラと燃える火は一瞬で燃え尽き、そして砂糖の焦げる良い甘い匂いがした。
フランベだ。
昼の長い夏といえども、長い調理時間と審査で日は夕暮れに差し掛かっており。
夕日に映え、その炎は美しかった。
「どうぞお召し上がり下さい」
気品すらあふれる真紅さんの所作に、B級というお題で浮かれ気味になっていた審査員の襟を正す。
「では、いただきますか」
「ええ、最後ですもの、ちゃんと評価しなくてはね」
スプーンがかき氷を崩し、アイスクリームと果物のシャーベットと共に口に運ばれる。
「これは、ひとつのデザートで3種を楽しませるのだね」
「砂糖のカラメルと練乳とシャリシャリした食感とソルベのフルーツ感が広がってくるわ!」
「なんて欲張りなデザートなんだ!」
「こんなデザートを一度食べてみたかったのよ!」
「そうです。これは子供の時の夢を叶えるデザートです。『アイスが食べたい、かき氷も食べたい、シャーベットもわたあめも、練乳をたっぷりかけて!』それは、わたしの夢でした」
思い出すように、懐かしむように彼女は言う。
「子供は欲張りです。でも、その気持ちが懐かしくも愛おしい。わたしはこのコースで、やがてA級になると信じているワインを出しました。かつてB級でしたが今はA級となったチーズも出しました。そして、最後には幼い頃の夢をデザートとして出しました」
そう言って彼女が合図を送ると、中央のビジョンにあるデザートの画像が映し出される。
それは、かき氷の上にアイスとシャーベットが乗っただけのものだった。
「これは、好きな物と好きな物と好きな物を掛け合わせただけの単純な足し算です。最初は単なる盛り合わせでした、洗練されていないB級です。ですが、何度も何度も試作も繰り返し、このデザートをここまで育て上げたのです」
彼女が示したデザートは、もはやB級ではなかった。
ここにいる誰もが認める素晴らしい品だった。
「わたしが『B級』というお題で伝えたかったのは『成長』です。B級は成長する、人も成長する、ですが、その根源にあるのは幼い時の夢、拙くも微笑ましい、それが『始まりのB級』であり『未来のA級』なのです」
パチ……
パチ……パチ……
パチパチパチパチ
パチパチパチパチパチパチパチチ!
俺は拍手をしていた。
師匠も拍手をしていた。
審査員たちも立ち上がって拍手している。
「ブラボー、おお! ブラボー!」
空中で逆立ちしたポーズで器用に拍手しているフランス人もいる。
うざ子はもとより、部長も蘭子も拍手している。
それが鳴りやむまで、数分の時間を要した。
◇◇◇◇
「素晴らしい! 本当に素晴らしい! ここまで見事なコース料理があったでしょうか!? 『B級』という、ともすれば不利なお題で、真紅選手は最高の料理を魅せてくれました! ですが、まだ勝負は着いていません! ニンジャコック選手のデザートが残っています!」
流れは完全に真紅さんに傾いている。
だが、俺は覚悟を決めなくてはならない。
俺は最後の早着替えを終える。
この姿はブリ法被。
素肌に法被を羽織り、下半身パッチの姿だ。
パッチとは肌にぴっちりした股引の事だ。
「ピチピチパッチでハピハピハッピー! ブリの神輿に載って、大漁願い、祝い、踊る、ブリハッピーよ!」
この雰囲気の中で、これを言うのは逆効果だ。
会場からは失笑しか漏れない。
でも、俺は言わなくてはならなかったのだ。
「さあ! これがラストデザート! 『旬のフルーツポンチ』よ!」
色彩鮮やかな果物が入った大型のボウルが各テーブルに配膳される。
「ん!? これはシロップが無いじゃないか!?」
「さっきみたいな保護色や光の錯覚じゃない! 本当に入っていないぞ!?」
テーブルからざわめきの声が聞こえ始める。
「みんな落ち着いて! シロップはあるわ! みんなの目の前に!」
俺は叫ぶ。
皆がテーブルの上に視線を泳がせる。
そして、それに行きついた。
氷の入った銀色のバケツ、ワインクーラーに行きつく!
そこには、まだ半分以上残っている冷え冷えの貴腐ワインがある。
「おい、まさか……、こんな使い方をするのか!?」
「高級ワインだぞ! 砂糖水とは違うのだぞ!」
「おのこしは絶対ゆるさないわ! そして、高級ワインを残すなんてもったいないんじゃなくって!」
「そ、それはそうだが……」
「さあ! みんなブリギョダにエールを送るハマチ!」
師匠が裏声で出世魚を思わせる語尾を付けて叫ぶ。
カチーン
瓶と瓶が触れ合う音だ。
「我ら三人、生まれし日、時は違えども、完食の契りを結びしからは、心を同じくして助け合い、空腹の者たちを救わん。上は自然の恵みに報い、下はシェフを安んずることを誓う。同年、同月、同日に生まれることを得ずとも、同年、同月、同日、同時にごちそうさまと言わん事を願わん」
おそらく『B級』のお題で選出されたのだろう。
髭の豊かな3人組が瓶を掲げ、それをかち合わせると、一気にボウルに注ぎ込んだ。
「胃袋はごはんのために! ごはんは胃袋のために!」
四人組のテーブルでも瓶を掲げ合い、貴腐ワインがボウルに注がれる。
「農家の愛と、有機栽培と、葡萄の名のもとに! マジカヨポンチ、フィニッシュアーップ!」
仲良し3人組も一気にボウルを貴腐ワインで満たす。
「それでは、我々もやりますか。サンテ!」
「サンテ!」
サンテはフランス語で乾杯を意味する。
「ちんちん!」
「ちんちん!」
あの、女の子が発してはいけない単語を言い合っているのは、うざ子と部長だ。
ちんちん!も乾杯を意味する。
「うまいっ!」
「貴腐ワインの甘さとフルーツの酸味が見事な調和を出しているわ!」
「フルーツポンチの起源ではアルコールが入っていたという歴史があります。良い味なのは当然ですね」
審査員席からの評価も上々だ。
「しかし、残念じゃ。わしらは砂糖水でのフルーツポンチじゃからの」
「うえーん! 信じてたのに、完全版のりっくんのデザートが食べれないなんて」
「ほほほ、この味を楽しめないとはざーんねーんですわね。わたくしが全部頂きますわ」
部長と蘭子に一鉢分を取り分けると、うざ子は残ったボウルにドボドボと貴腐ワインを注ぎ込んだ。
「おいちい!」
スプーンを口に入れ、うざ子が感嘆の声を上げた。
「ポンチ! ポンチ! ポンチおいしい! ポンチもっと! もっと!」
いくらアラサーと言えども、うら若き女の子が言ってはいけない単語もあるのに……
うざ子! なんて残念な子!
「ぐぬぬ、陸、覚えておきなさい。あたしたちをないがしろにするなんて」
「そ~よ! 食べ物の恨みは恐ろしく、デザートの恨みは別腹なんだから~!」
てへっ、というポーズを取って俺はふたりから視線を外した。
あっちのテーブルは見ない事にしよう、ふたりがおっかないからな。
「アイスクリームとシャーベットとかき氷の練乳がけです」
「本当はソルベにゃね!」
山と雲の形をしたのデザートがテーブルに運ばれていく。
上部は水色のかき氷、下部はチョコレートアイス、そして雲はわたあめだ。
「これが最後の仕上げです」
そう言って、真紅さんは薄茶色の液体を山のふもとに注ぐ。
そして……火を付けた。
シュボッ
メラメラと燃える火は一瞬で燃え尽き、そして砂糖の焦げる良い甘い匂いがした。
フランベだ。
昼の長い夏といえども、長い調理時間と審査で日は夕暮れに差し掛かっており。
夕日に映え、その炎は美しかった。
「どうぞお召し上がり下さい」
気品すらあふれる真紅さんの所作に、B級というお題で浮かれ気味になっていた審査員の襟を正す。
「では、いただきますか」
「ええ、最後ですもの、ちゃんと評価しなくてはね」
スプーンがかき氷を崩し、アイスクリームと果物のシャーベットと共に口に運ばれる。
「これは、ひとつのデザートで3種を楽しませるのだね」
「砂糖のカラメルと練乳とシャリシャリした食感とソルベのフルーツ感が広がってくるわ!」
「なんて欲張りなデザートなんだ!」
「こんなデザートを一度食べてみたかったのよ!」
「そうです。これは子供の時の夢を叶えるデザートです。『アイスが食べたい、かき氷も食べたい、シャーベットもわたあめも、練乳をたっぷりかけて!』それは、わたしの夢でした」
思い出すように、懐かしむように彼女は言う。
「子供は欲張りです。でも、その気持ちが懐かしくも愛おしい。わたしはこのコースで、やがてA級になると信じているワインを出しました。かつてB級でしたが今はA級となったチーズも出しました。そして、最後には幼い頃の夢をデザートとして出しました」
そう言って彼女が合図を送ると、中央のビジョンにあるデザートの画像が映し出される。
それは、かき氷の上にアイスとシャーベットが乗っただけのものだった。
「これは、好きな物と好きな物と好きな物を掛け合わせただけの単純な足し算です。最初は単なる盛り合わせでした、洗練されていないB級です。ですが、何度も何度も試作も繰り返し、このデザートをここまで育て上げたのです」
彼女が示したデザートは、もはやB級ではなかった。
ここにいる誰もが認める素晴らしい品だった。
「わたしが『B級』というお題で伝えたかったのは『成長』です。B級は成長する、人も成長する、ですが、その根源にあるのは幼い時の夢、拙くも微笑ましい、それが『始まりのB級』であり『未来のA級』なのです」
パチ……
パチ……パチ……
パチパチパチパチ
パチパチパチパチパチパチパチチ!
俺は拍手をしていた。
師匠も拍手をしていた。
審査員たちも立ち上がって拍手している。
「ブラボー、おお! ブラボー!」
空中で逆立ちしたポーズで器用に拍手しているフランス人もいる。
うざ子はもとより、部長も蘭子も拍手している。
それが鳴りやむまで、数分の時間を要した。
◇◇◇◇
「素晴らしい! 本当に素晴らしい! ここまで見事なコース料理があったでしょうか!? 『B級』という、ともすれば不利なお題で、真紅選手は最高の料理を魅せてくれました! ですが、まだ勝負は着いていません! ニンジャコック選手のデザートが残っています!」
流れは完全に真紅さんに傾いている。
だが、俺は覚悟を決めなくてはならない。
俺は最後の早着替えを終える。
この姿はブリ法被。
素肌に法被を羽織り、下半身パッチの姿だ。
パッチとは肌にぴっちりした股引の事だ。
「ピチピチパッチでハピハピハッピー! ブリの神輿に載って、大漁願い、祝い、踊る、ブリハッピーよ!」
この雰囲気の中で、これを言うのは逆効果だ。
会場からは失笑しか漏れない。
でも、俺は言わなくてはならなかったのだ。
「さあ! これがラストデザート! 『旬のフルーツポンチ』よ!」
色彩鮮やかな果物が入った大型のボウルが各テーブルに配膳される。
「ん!? これはシロップが無いじゃないか!?」
「さっきみたいな保護色や光の錯覚じゃない! 本当に入っていないぞ!?」
テーブルからざわめきの声が聞こえ始める。
「みんな落ち着いて! シロップはあるわ! みんなの目の前に!」
俺は叫ぶ。
皆がテーブルの上に視線を泳がせる。
そして、それに行きついた。
氷の入った銀色のバケツ、ワインクーラーに行きつく!
そこには、まだ半分以上残っている冷え冷えの貴腐ワインがある。
「おい、まさか……、こんな使い方をするのか!?」
「高級ワインだぞ! 砂糖水とは違うのだぞ!」
「おのこしは絶対ゆるさないわ! そして、高級ワインを残すなんてもったいないんじゃなくって!」
「そ、それはそうだが……」
「さあ! みんなブリギョダにエールを送るハマチ!」
師匠が裏声で出世魚を思わせる語尾を付けて叫ぶ。
カチーン
瓶と瓶が触れ合う音だ。
「我ら三人、生まれし日、時は違えども、完食の契りを結びしからは、心を同じくして助け合い、空腹の者たちを救わん。上は自然の恵みに報い、下はシェフを安んずることを誓う。同年、同月、同日に生まれることを得ずとも、同年、同月、同日、同時にごちそうさまと言わん事を願わん」
おそらく『B級』のお題で選出されたのだろう。
髭の豊かな3人組が瓶を掲げ、それをかち合わせると、一気にボウルに注ぎ込んだ。
「胃袋はごはんのために! ごはんは胃袋のために!」
四人組のテーブルでも瓶を掲げ合い、貴腐ワインがボウルに注がれる。
「農家の愛と、有機栽培と、葡萄の名のもとに! マジカヨポンチ、フィニッシュアーップ!」
仲良し3人組も一気にボウルを貴腐ワインで満たす。
「それでは、我々もやりますか。サンテ!」
「サンテ!」
サンテはフランス語で乾杯を意味する。
「ちんちん!」
「ちんちん!」
あの、女の子が発してはいけない単語を言い合っているのは、うざ子と部長だ。
ちんちん!も乾杯を意味する。
「うまいっ!」
「貴腐ワインの甘さとフルーツの酸味が見事な調和を出しているわ!」
「フルーツポンチの起源ではアルコールが入っていたという歴史があります。良い味なのは当然ですね」
審査員席からの評価も上々だ。
「しかし、残念じゃ。わしらは砂糖水でのフルーツポンチじゃからの」
「うえーん! 信じてたのに、完全版のりっくんのデザートが食べれないなんて」
「ほほほ、この味を楽しめないとはざーんねーんですわね。わたくしが全部頂きますわ」
部長と蘭子に一鉢分を取り分けると、うざ子は残ったボウルにドボドボと貴腐ワインを注ぎ込んだ。
「おいちい!」
スプーンを口に入れ、うざ子が感嘆の声を上げた。
「ポンチ! ポンチ! ポンチおいしい! ポンチもっと! もっと!」
いくらアラサーと言えども、うら若き女の子が言ってはいけない単語もあるのに……
うざ子! なんて残念な子!
「ぐぬぬ、陸、覚えておきなさい。あたしたちをないがしろにするなんて」
「そ~よ! 食べ物の恨みは恐ろしく、デザートの恨みは別腹なんだから~!」
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