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第1章
1-10 ジャムカ 対 ガラハド その1
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リーンの一見突飛にも見える急な決闘の申し出に対しても、側近も何とも言わなかった。どうも、勝利の宴の際の寵姫の奪い合いは、マサムネの言うとおり日常茶飯事のようだ。その内には、結婚の約束をしていた恋人を奪われた、足掻くこと必死な他部族の青年なども多くいたのであろう。
強者がすべてをモノにする、奪われたくなければ決闘を挑み力ずくで阻止する、草原の国のこの単純明快な弱肉強食の掟は、側近はもちろん民の隅々にまで行き渡っており、誰もがごく当然の事と受け止め何の反応も示さないのであった。
ジャムカは、闘技場に静かに佇んでいるガラハドを興深げにマジマジと見ると、王座からすっくと立ち上がり佩いている馴染みのファルシオンを確認した。
「ジャムカ様、勝利の剣は持たないので?」
「余興よ。寵姫の奪い合いに戦争用の剣を使えるか。」
そうムカリに答える。ジャムカは、いかにも決闘慣れしている落ち着き払った素振りで、先程まで『ウェールズ』の剣士たちが剣闘演舞を行っていた闘技場へ足を伸ばした。
ガラハドは、歩をすすめるジャムカを見つけると、敬意を払い正々堂々一礼して、愛用の黒のバスタードソードを左手に添えつつ臨戦姿勢をとる。
そして、闘技場の中央で二人は対峙する。
「ガラハドとやら、オレが見染めたリーンの許嫁らしいな。決闘を挑むのは当然の選択だ。しかし、残念ながらオレはリーンを気に入ったのでな、全力で奪らせてもらうぞ!」
(ホントは違うんだがな、、、)
「草原のジャムカ殿、『レボルテ』の元剣術師範ガラハドと申します。そこにいるリーンは私のフィアンセ、おいそれと奪われるわけにはいけません。不肖ながら挑戦させていただきます。」
いつもとは違い、いかにも紳士的で正々堂々としているガラハド、これがお酒で余計な不安や妄想が飛んだあるべき正常な姿だと知っている者は、少なくとも草原の国にはいなかった。
(いつもこんなだったら私のシグルスと肩を並べる大剣士になっていたのかもしれないのにね~、まぁ、それがガラハドだって言えば元も子もないんだけど(笑)。)
決闘の前の儀礼として正々堂々一礼を行うガラハド。そしてガラハドが頭を垂れた瞬間を狙ってジャムカが仕掛けた。
「ず、ずるいじゃないの!」
瞬間、『フロッティ』をジャムカの首元へ飛ばすマサムネ。が、ジャムカの仕掛けを見抜いていたのかガラハドは足先と影でファルシオンの動きを見切ると、左に身体を傾けバスタードソードできれいに彼の獲物を受け流した。
「は、杓子定規な『ウェールズ』や中原の騎士などチョロいもんだと思っていたが、なかなかやるな。」
「中原の戦儀礼が通じない事など、当然予め念頭に入れておくべきですからね。」
ジャムカの、中原の剣士にしてみれば礼を欠いたように見える奇襲にも、まったく動じたり怒ったりする気配もない、彼にはお酒が一服の清涼剤の効果をもたらしているのだろうか。
(よ、予想以上だわ、昔からこんなに頼もしくなるんだったかしら?)
ガラハドが、何事もなかったかのように裁くのが分かると、飛ばしていた短剣を自身の鞘に戻すマサムネだったが、『鷹の目』ジャムカはそれを目ざとく見つけ、短剣の戻っていく先のマサムネを一瞥した。
(やべぇ、ばれたか!)
しかし、マサムネを見て片目をつぶり、ふっ、と笑うと、またガラハドに目線を戻した。彼の言うとおり、例えこの空間に手練れの暗殺者が集団で紛れていたとしても、彼にとっては”余興”に過ぎないのであろう。草原の部族は、そんなアクシデントなど眠りながら対処できるくらい場数を踏み切っているのだ。
(末恐ろしいな、あの男根王、、、)
「では、これはどうだ。」
値踏みする声と同時に、今度は獲物に襲いかかる蛇のように俊敏でしなやかなステップと剣の動きで、肝、首、目の急所三段突きが見舞われる。しかし、これも正確な剣さばきで見事に防ぎきるガラハド。ジャムカはすぐさま背面に回りこみファルシオンでの足切りを見舞うが、これもバスタードソードで難なく防ぎきった。
ジャムカの動きは訓練された剣術の動きではないが、実地で常勝を掴みとるための相手の意をつく狡猾で油断のない剣さばきだ。一方のガラハドのそれは、冷静沈着、動きにもリヒテナウアー剣術の体系だった合理的な無駄のなさが見える。”好一対”、この言葉がピッタリ来る決闘だった。つい先程はじまったのにもかかわらず、宮廷内のすべての者がこの決闘に釘付けとなっている。無論大抵の者は王者ジャムカの圧倒的な勝利に期待を寄せているのだが。
「なかなかやるな、次はどうだ。」
と言って、トーンと片足に反動をつけて蹴ると、おおよそ5mも宙返りし、オルドの天幕を支えている支柱を足がかりとして、宙を舞うように前後左右に跳び出した。唖然としながらも動きを見失わないガラハドに、右斜45°から突然剣先が、獲物を屠る鷹のような獰猛さで飛び降りてきた。
ジャキーン、ファルシオンとバスタードソードが火花を散らす、辛くもガラハドは頸動脈への一撃を防いだようだ。
ジャムカはすぐさままた跳躍し宙を舞う。中原の国のどんな剣士も、こんな俊敏な高い身体能力と体力を要求される、言い方を変えれば無駄の多い動きをする事はできない。
「すごい身体能力ね、リョウジン様にも匹敵するかしら?あの方の直截的で弱点しか点かないような暗殺者のような動きとは大分種類が違うけど、でも猛禽類みたいで美しいわ。」
リーンは 『英雄戦争』にて、これぐらいの剣闘など腐るほど見てきたのだろう。初めて見るジャムカの百獣の王のような動きにも、防戦一方のガラハドにもそれほど焦っていない。
「ふ、見たか、中原の女よ。ジャムカ様が戦場で『鷹』と呼ばれるのが分かるだろう。これで『勝利の剣』でも加われば完全無欠なのだがな。」
「『勝利の剣』って何?」
「ジャムカ様の出身部族『メルキト』に代々伝わる神剣よ、ジャムカ様の一族が使えば、自動的に相手が命を失うまで急所めがけて何度でも攻撃を繰り返す魔法の剣よ。ジャムカ様はそれを完全にコントロールしていて、相手にとっては剣の意思とジャムカ様の二人と戦うようなもんだな。オレも一度交えたことがあるが、人間ではジャムカ様は倒せないよ。」
(『フロッティ』の強力版みたいなものね。)
「そんな剣を何で使わないの?」
「ジャムカ様も言うように、この宴自体余興だからな、勝負の分かりきっている剣闘など誰が見ても面白く無いだろう?大体いつの宴も、戦場から搔っさらって来た娘を取り戻りに来た恋人が襲いかかってきたりして、皆で決闘を楽しんでいるのよ。」
「まぁ、草原の国の人たちって悪趣味、そして、私って完全に戦利品扱いね(怒)。」
「まあそう言うな、文化や習慣は国独自のものであろう、お前たち中原の国にあった貴族とか言う強さによらない妙な身分階級も、オレ達には理解しかねるしな。」
「そういう見方もあるかしらね。草原の国は何もかもが直截的で分かりやすいのね。いいわ。さぁ、私の予感では、そろそろガラハドの反撃が見られるかもよ。」
「そうか。『勝利の剣』を使っていないとはいえ、ジャムカ様と戦って5分も保つとは、彼もなかなかの剣士だな。」
「ふふふふ、彼が攻撃に移った時が見ものよ。」
ジャムカの側近中の側近ムカリと、リーンは、慣れた素振りで二人の決闘をゆうゆう観戦しているのだった。
強者がすべてをモノにする、奪われたくなければ決闘を挑み力ずくで阻止する、草原の国のこの単純明快な弱肉強食の掟は、側近はもちろん民の隅々にまで行き渡っており、誰もがごく当然の事と受け止め何の反応も示さないのであった。
ジャムカは、闘技場に静かに佇んでいるガラハドを興深げにマジマジと見ると、王座からすっくと立ち上がり佩いている馴染みのファルシオンを確認した。
「ジャムカ様、勝利の剣は持たないので?」
「余興よ。寵姫の奪い合いに戦争用の剣を使えるか。」
そうムカリに答える。ジャムカは、いかにも決闘慣れしている落ち着き払った素振りで、先程まで『ウェールズ』の剣士たちが剣闘演舞を行っていた闘技場へ足を伸ばした。
ガラハドは、歩をすすめるジャムカを見つけると、敬意を払い正々堂々一礼して、愛用の黒のバスタードソードを左手に添えつつ臨戦姿勢をとる。
そして、闘技場の中央で二人は対峙する。
「ガラハドとやら、オレが見染めたリーンの許嫁らしいな。決闘を挑むのは当然の選択だ。しかし、残念ながらオレはリーンを気に入ったのでな、全力で奪らせてもらうぞ!」
(ホントは違うんだがな、、、)
「草原のジャムカ殿、『レボルテ』の元剣術師範ガラハドと申します。そこにいるリーンは私のフィアンセ、おいそれと奪われるわけにはいけません。不肖ながら挑戦させていただきます。」
いつもとは違い、いかにも紳士的で正々堂々としているガラハド、これがお酒で余計な不安や妄想が飛んだあるべき正常な姿だと知っている者は、少なくとも草原の国にはいなかった。
(いつもこんなだったら私のシグルスと肩を並べる大剣士になっていたのかもしれないのにね~、まぁ、それがガラハドだって言えば元も子もないんだけど(笑)。)
決闘の前の儀礼として正々堂々一礼を行うガラハド。そしてガラハドが頭を垂れた瞬間を狙ってジャムカが仕掛けた。
「ず、ずるいじゃないの!」
瞬間、『フロッティ』をジャムカの首元へ飛ばすマサムネ。が、ジャムカの仕掛けを見抜いていたのかガラハドは足先と影でファルシオンの動きを見切ると、左に身体を傾けバスタードソードできれいに彼の獲物を受け流した。
「は、杓子定規な『ウェールズ』や中原の騎士などチョロいもんだと思っていたが、なかなかやるな。」
「中原の戦儀礼が通じない事など、当然予め念頭に入れておくべきですからね。」
ジャムカの、中原の剣士にしてみれば礼を欠いたように見える奇襲にも、まったく動じたり怒ったりする気配もない、彼にはお酒が一服の清涼剤の効果をもたらしているのだろうか。
(よ、予想以上だわ、昔からこんなに頼もしくなるんだったかしら?)
ガラハドが、何事もなかったかのように裁くのが分かると、飛ばしていた短剣を自身の鞘に戻すマサムネだったが、『鷹の目』ジャムカはそれを目ざとく見つけ、短剣の戻っていく先のマサムネを一瞥した。
(やべぇ、ばれたか!)
しかし、マサムネを見て片目をつぶり、ふっ、と笑うと、またガラハドに目線を戻した。彼の言うとおり、例えこの空間に手練れの暗殺者が集団で紛れていたとしても、彼にとっては”余興”に過ぎないのであろう。草原の部族は、そんなアクシデントなど眠りながら対処できるくらい場数を踏み切っているのだ。
(末恐ろしいな、あの男根王、、、)
「では、これはどうだ。」
値踏みする声と同時に、今度は獲物に襲いかかる蛇のように俊敏でしなやかなステップと剣の動きで、肝、首、目の急所三段突きが見舞われる。しかし、これも正確な剣さばきで見事に防ぎきるガラハド。ジャムカはすぐさま背面に回りこみファルシオンでの足切りを見舞うが、これもバスタードソードで難なく防ぎきった。
ジャムカの動きは訓練された剣術の動きではないが、実地で常勝を掴みとるための相手の意をつく狡猾で油断のない剣さばきだ。一方のガラハドのそれは、冷静沈着、動きにもリヒテナウアー剣術の体系だった合理的な無駄のなさが見える。”好一対”、この言葉がピッタリ来る決闘だった。つい先程はじまったのにもかかわらず、宮廷内のすべての者がこの決闘に釘付けとなっている。無論大抵の者は王者ジャムカの圧倒的な勝利に期待を寄せているのだが。
「なかなかやるな、次はどうだ。」
と言って、トーンと片足に反動をつけて蹴ると、おおよそ5mも宙返りし、オルドの天幕を支えている支柱を足がかりとして、宙を舞うように前後左右に跳び出した。唖然としながらも動きを見失わないガラハドに、右斜45°から突然剣先が、獲物を屠る鷹のような獰猛さで飛び降りてきた。
ジャキーン、ファルシオンとバスタードソードが火花を散らす、辛くもガラハドは頸動脈への一撃を防いだようだ。
ジャムカはすぐさままた跳躍し宙を舞う。中原の国のどんな剣士も、こんな俊敏な高い身体能力と体力を要求される、言い方を変えれば無駄の多い動きをする事はできない。
「すごい身体能力ね、リョウジン様にも匹敵するかしら?あの方の直截的で弱点しか点かないような暗殺者のような動きとは大分種類が違うけど、でも猛禽類みたいで美しいわ。」
リーンは 『英雄戦争』にて、これぐらいの剣闘など腐るほど見てきたのだろう。初めて見るジャムカの百獣の王のような動きにも、防戦一方のガラハドにもそれほど焦っていない。
「ふ、見たか、中原の女よ。ジャムカ様が戦場で『鷹』と呼ばれるのが分かるだろう。これで『勝利の剣』でも加われば完全無欠なのだがな。」
「『勝利の剣』って何?」
「ジャムカ様の出身部族『メルキト』に代々伝わる神剣よ、ジャムカ様の一族が使えば、自動的に相手が命を失うまで急所めがけて何度でも攻撃を繰り返す魔法の剣よ。ジャムカ様はそれを完全にコントロールしていて、相手にとっては剣の意思とジャムカ様の二人と戦うようなもんだな。オレも一度交えたことがあるが、人間ではジャムカ様は倒せないよ。」
(『フロッティ』の強力版みたいなものね。)
「そんな剣を何で使わないの?」
「ジャムカ様も言うように、この宴自体余興だからな、勝負の分かりきっている剣闘など誰が見ても面白く無いだろう?大体いつの宴も、戦場から搔っさらって来た娘を取り戻りに来た恋人が襲いかかってきたりして、皆で決闘を楽しんでいるのよ。」
「まぁ、草原の国の人たちって悪趣味、そして、私って完全に戦利品扱いね(怒)。」
「まあそう言うな、文化や習慣は国独自のものであろう、お前たち中原の国にあった貴族とか言う強さによらない妙な身分階級も、オレ達には理解しかねるしな。」
「そういう見方もあるかしらね。草原の国は何もかもが直截的で分かりやすいのね。いいわ。さぁ、私の予感では、そろそろガラハドの反撃が見られるかもよ。」
「そうか。『勝利の剣』を使っていないとはいえ、ジャムカ様と戦って5分も保つとは、彼もなかなかの剣士だな。」
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