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第1章
1-93 魔法の鎧
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--- 地下迷宮上層部 ---
「はぁはぁ、ちょっと待ってよ~、そんなに急いで走らなくたって、レーネは逃げやしないって~。。。」
「まったく、魔道士は体力ないな~!そんな事でこれから起こるかもしれない戦いは乗り切れないぞ!」
「だって、リーンみたいに農業女じゃないんだもん、日夜魔道書を研究してるのよ魔道士達は、はぁはぁ。。。」
「そうね、あまり急いで体力を削るのもどうかと思うし、少し休憩しましょうか。」
「は、また休憩か? 人間というのは脆い生き物よの~。。。」
リーン達4人は『猖獗』の入り口を超えて、彼女達も何度か訪れた事のある『地下迷宮』の上層部まで辿り着いていた。レーネ奪還戦は『地下迷宮』に歩を進めてからは、迷宮に迷い込んだ夜行性のモンスターと格闘するくらいで、ほぼノンストップで進んでいた。『イスティファルド』潜入戦は不気味なほど序の口は順調と言える。
「ここら、ジメジメしててスライムやら吸血コウモリやらいて嫌なのよね~、早いところ地上に出て『イスティファルド』名物の『星の金平糖』でも食べたいわね~。」
リーンは暢気にそう言う。
「レーネの所に直行するんじゃ無かったのか?」
「あ、そうだった、古巣の『イスティファルド』まで戻るもんだから、ついついいつもの感覚になってしまったわ(笑)。」
いつでもどこでも、気楽さを忘れない、と言うか気楽で集まって出来ているリーンである。
リーン達がそんなあさってなやり取りをしていると、通路を少し進んだ曲がり角から、ガシャコンガシャコン、鎧の動く音が聞こえてきた。
リーン達は一瞬で気を引き締めた。当然想定はしていたがいよいよレーネの守備隊のお出ましであろうか?
そして角から姿を現したのは、全身が全くの銀白色でメルが急遽放った照明魔法の光を反射して七色に輝くミスリル鎧に身を包んだ威風堂々とした一体の騎士であった。しかし違う点が一つだけあった。フルフェイスヘルメットの中身が空洞なのだ。すなわち中に人間がいないのに動いている魔法の鎧だ。
「キ、キ〇ーアーマー!?最恐モンスターじゃないの!?」
そうメルが言うが早いか、ガッチャンガッチャン!!彼の後に続くように、後から後から百体はあろうか、ミスリルの防具や武器で身を包んだ魔法で出来た傀儡達が、あらかじめ設定された機械仕掛けのゼンマイおもちゃのようにリーン達めがけて一直線で進んで来た。
頭が二つあるもの、腕が六本あるもの、ケンタウロスのように人身馬足のもの、様々な姿形の鎧が混在し、まるで実験でも兼ねているかのようだった。皆、手に手にミスリルで出来た様々な武器、ブロードソードや、槌、フレイル、戦斧を携えている。中身は魔法で与えられた殺人をするためだけの命ではあったが、動きはどこかぎこちないもののそのスピードは人間の走る速度と比べても恐ろしく速い。まさに殺人鎧の集団であった。
そしてレーネのセンスがそうさせているのか、ミスリルの武具・防具で統一された彼らは、見事な調和感と美観を備えていた。これが戦いで無くて美術館に飾ってあるのならば、見とれてしまいだわ、リーンは不謹慎ながらそう思った。
「むむむ、こんなガーディアンを配置しておったとは!これまで順調に来すぎたようじゃの!さて、この間は『炎の巨人』が相手であまり役にたたんかったが、今回こそイルトトの名作『爆炎槌』の出来映えを試してやろう!」
「ミスリルは魔法効きづらいんだから注意してよ!?」
「なぁに、直接効かずとも、ミスリルごと溶かしてしまえば効くも効かぬも無かろう!!さて、行くぞい!!!」
と、豪快な事を言っている。これまで『炎の巨人』ゾンビや、土着のモンスター数匹としか格闘しておらず、新武器の威力を試せず持てあまし気味だったようだ。
無敵の代名詞ザイラートが去った今、実力はあるが気弱なガラハドよりは、勇ましいロックの方が頼もしい。彼は、何かの作戦があるのか?いやただの無鉄砲なのか?いきなり単身走り寄り先頭の魔法の鎧に『爆炎槌』で斬りかかる。ぎこちなくも自動記述的な動きで槌を受け流そうとする魔法の鎧、しかし斧が触れた瞬間、大きな爆発と共にミスリル装備の剣は溶けて弾け散る。
そして、ロック、魔法の鎧両者とも弾き飛ばされた。『爆炎槌』には攻撃対象を爆風で吹き飛ばす効果も加えてあり、持ち主はよほど踏ん張っていないといけない仕様らしい。恐ろしいほどのポテンシャルを秘めた武器であった。
「あ、あの無頓着な戦いぶり、凄いわね。そのままにしとくと背中から切り下げられそうだから、援護しましょう!」
珍しくメルから援護の申し出がリーン達に出る。
「えぇ!」
「よし、オレも参戦するか!」
覚悟を決めたのか、いつになくガラハドにナイーブさがない。ガラハドは静かにつかつかと魔法の鎧達に歩み寄ると、ライオンのような格好の4本足のもの、6本の腕を持つもの、巨人のような大柄なもの、と一度に三体の獲物と斬り合いを始めた。
カシャカシャと動き、ガラハドの剣の動きに対応しようとする魔法の鎧達、しかし、ガラハドの白銀の剣と白檀の木刀の二刀流による正確無比な剣さばきによって、次々と獲物の武器をはね飛ばされたり、牙を折られたりと無力化されていく。しかし、相手は実態のない魔法の鎧、頭をはね飛ばされてもそのまま襲いかかってくる。剣による攻撃だけではダメージは与えられていないようであった。
「おい、そっちに飛んでかないように鎧の動きを押さえる事は出来るが、攻撃は剣戟だけじゃだめなようだ、援護してくれ!」
「はいよ!」
《ロンイェンダンライバ!》(はじけ飛ぶ溶岩弾!)
すると、メルの上空2mに突如として溶岩弾が姿をあらわし、魔法の鎧達へ炸裂する!火と土と両方の属性を組み合わせた大型複合魔法で七芒星魔道士の本領発揮である。魔法にはある程度の耐性のあるミスリルアーマーもそれを上回る熱と衝撃で、粉々に砕け散るのであった。
「おわっ、あちっ、あちちっ!やい、ちゃんと照準を絞らんか!!」
「ゴメン、ちょっとコントロールしづらいのよ(笑)。」
《シーティエジョンフォングアン!》(荒れ狂う鉄喰蟲!)
リーンの詠唱と共に、石壁のスキマから小さな小さな蟲たちが湧き出てくる。コメツキムシを小さく鋼色にしたような形状の蟲だ。そのコメツキムシたちは魔法の鎧へ近づく毎にその数を増し、通路一面にあふれ出した。通路を覆う一つの大きな鉄のスライムのように化した彼らは、その大好物である金属の塊へ一斉に襲いかかる。
そして鋼色の玉達にビッシリとたかられ、数瞬でぼろぼろに朽ちていく魔法の鎧たち。いかなミスリル金属といえども、一種無生物的な蟲たちの捕食行為とその無尽蔵な胃袋には全く太刀打ちできない。
「うわ~!相変わらずグロテスク(笑)!!」
「しょうがないって言ってるでしょ!」
「お~い!ワシの『爆炎槌』とか鎧とかにもたかろうとしとるぞい!何とかかしてくれ!!」
「あ、乱戦の中だった。しまった。すみません~(笑)。」
「おい、こっちもだ、せっかく頂いた白銀の剣とか獏の盾が!?あ!囓られた!!?」
「痛たたた!何しやがる!!」
見ると鉄喰蟲が獏の鼻の部分にかじりついている。獏の盾は身体を震わせ、そのどうみても彫刻に見える顔の大部分を覆っているその太く長い鼻を”ぶふん”と動かし、何やら分からないブレスを吐きだした。巻き込まれた鉄喰蟲シたちはぼろぼろと盾から剥がれ落ち仰向けになって昏倒している。
「ば、獏盾ブレス!?なんだそりゃ!!?」
「おい、ガラハド!もっと注意して扱えよ!いてーじゃねぇか!!」
盾の中のバクーから、ガラハドに対して矢のようなクレームが飛ぶ。
「睡眠作用かしら? もう何が何だか訳わかん無いわね(笑)。」
どうやら神獣は盾から出てこなくとも、ある程度の実力行使は出来る模様だ。元々、外敵侵入除けの自動トラップのようにも見えた魔法の鎧の軍団であったが、仮にも同国の魔道師範と剣術師範とその仲間たちである。彼女達の圧勝であった。
「はぁはぁ、ちょっと待ってよ~、そんなに急いで走らなくたって、レーネは逃げやしないって~。。。」
「まったく、魔道士は体力ないな~!そんな事でこれから起こるかもしれない戦いは乗り切れないぞ!」
「だって、リーンみたいに農業女じゃないんだもん、日夜魔道書を研究してるのよ魔道士達は、はぁはぁ。。。」
「そうね、あまり急いで体力を削るのもどうかと思うし、少し休憩しましょうか。」
「は、また休憩か? 人間というのは脆い生き物よの~。。。」
リーン達4人は『猖獗』の入り口を超えて、彼女達も何度か訪れた事のある『地下迷宮』の上層部まで辿り着いていた。レーネ奪還戦は『地下迷宮』に歩を進めてからは、迷宮に迷い込んだ夜行性のモンスターと格闘するくらいで、ほぼノンストップで進んでいた。『イスティファルド』潜入戦は不気味なほど序の口は順調と言える。
「ここら、ジメジメしててスライムやら吸血コウモリやらいて嫌なのよね~、早いところ地上に出て『イスティファルド』名物の『星の金平糖』でも食べたいわね~。」
リーンは暢気にそう言う。
「レーネの所に直行するんじゃ無かったのか?」
「あ、そうだった、古巣の『イスティファルド』まで戻るもんだから、ついついいつもの感覚になってしまったわ(笑)。」
いつでもどこでも、気楽さを忘れない、と言うか気楽で集まって出来ているリーンである。
リーン達がそんなあさってなやり取りをしていると、通路を少し進んだ曲がり角から、ガシャコンガシャコン、鎧の動く音が聞こえてきた。
リーン達は一瞬で気を引き締めた。当然想定はしていたがいよいよレーネの守備隊のお出ましであろうか?
そして角から姿を現したのは、全身が全くの銀白色でメルが急遽放った照明魔法の光を反射して七色に輝くミスリル鎧に身を包んだ威風堂々とした一体の騎士であった。しかし違う点が一つだけあった。フルフェイスヘルメットの中身が空洞なのだ。すなわち中に人間がいないのに動いている魔法の鎧だ。
「キ、キ〇ーアーマー!?最恐モンスターじゃないの!?」
そうメルが言うが早いか、ガッチャンガッチャン!!彼の後に続くように、後から後から百体はあろうか、ミスリルの防具や武器で身を包んだ魔法で出来た傀儡達が、あらかじめ設定された機械仕掛けのゼンマイおもちゃのようにリーン達めがけて一直線で進んで来た。
頭が二つあるもの、腕が六本あるもの、ケンタウロスのように人身馬足のもの、様々な姿形の鎧が混在し、まるで実験でも兼ねているかのようだった。皆、手に手にミスリルで出来た様々な武器、ブロードソードや、槌、フレイル、戦斧を携えている。中身は魔法で与えられた殺人をするためだけの命ではあったが、動きはどこかぎこちないもののそのスピードは人間の走る速度と比べても恐ろしく速い。まさに殺人鎧の集団であった。
そしてレーネのセンスがそうさせているのか、ミスリルの武具・防具で統一された彼らは、見事な調和感と美観を備えていた。これが戦いで無くて美術館に飾ってあるのならば、見とれてしまいだわ、リーンは不謹慎ながらそう思った。
「むむむ、こんなガーディアンを配置しておったとは!これまで順調に来すぎたようじゃの!さて、この間は『炎の巨人』が相手であまり役にたたんかったが、今回こそイルトトの名作『爆炎槌』の出来映えを試してやろう!」
「ミスリルは魔法効きづらいんだから注意してよ!?」
「なぁに、直接効かずとも、ミスリルごと溶かしてしまえば効くも効かぬも無かろう!!さて、行くぞい!!!」
と、豪快な事を言っている。これまで『炎の巨人』ゾンビや、土着のモンスター数匹としか格闘しておらず、新武器の威力を試せず持てあまし気味だったようだ。
無敵の代名詞ザイラートが去った今、実力はあるが気弱なガラハドよりは、勇ましいロックの方が頼もしい。彼は、何かの作戦があるのか?いやただの無鉄砲なのか?いきなり単身走り寄り先頭の魔法の鎧に『爆炎槌』で斬りかかる。ぎこちなくも自動記述的な動きで槌を受け流そうとする魔法の鎧、しかし斧が触れた瞬間、大きな爆発と共にミスリル装備の剣は溶けて弾け散る。
そして、ロック、魔法の鎧両者とも弾き飛ばされた。『爆炎槌』には攻撃対象を爆風で吹き飛ばす効果も加えてあり、持ち主はよほど踏ん張っていないといけない仕様らしい。恐ろしいほどのポテンシャルを秘めた武器であった。
「あ、あの無頓着な戦いぶり、凄いわね。そのままにしとくと背中から切り下げられそうだから、援護しましょう!」
珍しくメルから援護の申し出がリーン達に出る。
「えぇ!」
「よし、オレも参戦するか!」
覚悟を決めたのか、いつになくガラハドにナイーブさがない。ガラハドは静かにつかつかと魔法の鎧達に歩み寄ると、ライオンのような格好の4本足のもの、6本の腕を持つもの、巨人のような大柄なもの、と一度に三体の獲物と斬り合いを始めた。
カシャカシャと動き、ガラハドの剣の動きに対応しようとする魔法の鎧達、しかし、ガラハドの白銀の剣と白檀の木刀の二刀流による正確無比な剣さばきによって、次々と獲物の武器をはね飛ばされたり、牙を折られたりと無力化されていく。しかし、相手は実態のない魔法の鎧、頭をはね飛ばされてもそのまま襲いかかってくる。剣による攻撃だけではダメージは与えられていないようであった。
「おい、そっちに飛んでかないように鎧の動きを押さえる事は出来るが、攻撃は剣戟だけじゃだめなようだ、援護してくれ!」
「はいよ!」
《ロンイェンダンライバ!》(はじけ飛ぶ溶岩弾!)
すると、メルの上空2mに突如として溶岩弾が姿をあらわし、魔法の鎧達へ炸裂する!火と土と両方の属性を組み合わせた大型複合魔法で七芒星魔道士の本領発揮である。魔法にはある程度の耐性のあるミスリルアーマーもそれを上回る熱と衝撃で、粉々に砕け散るのであった。
「おわっ、あちっ、あちちっ!やい、ちゃんと照準を絞らんか!!」
「ゴメン、ちょっとコントロールしづらいのよ(笑)。」
《シーティエジョンフォングアン!》(荒れ狂う鉄喰蟲!)
リーンの詠唱と共に、石壁のスキマから小さな小さな蟲たちが湧き出てくる。コメツキムシを小さく鋼色にしたような形状の蟲だ。そのコメツキムシたちは魔法の鎧へ近づく毎にその数を増し、通路一面にあふれ出した。通路を覆う一つの大きな鉄のスライムのように化した彼らは、その大好物である金属の塊へ一斉に襲いかかる。
そして鋼色の玉達にビッシリとたかられ、数瞬でぼろぼろに朽ちていく魔法の鎧たち。いかなミスリル金属といえども、一種無生物的な蟲たちの捕食行為とその無尽蔵な胃袋には全く太刀打ちできない。
「うわ~!相変わらずグロテスク(笑)!!」
「しょうがないって言ってるでしょ!」
「お~い!ワシの『爆炎槌』とか鎧とかにもたかろうとしとるぞい!何とかかしてくれ!!」
「あ、乱戦の中だった。しまった。すみません~(笑)。」
「おい、こっちもだ、せっかく頂いた白銀の剣とか獏の盾が!?あ!囓られた!!?」
「痛たたた!何しやがる!!」
見ると鉄喰蟲が獏の鼻の部分にかじりついている。獏の盾は身体を震わせ、そのどうみても彫刻に見える顔の大部分を覆っているその太く長い鼻を”ぶふん”と動かし、何やら分からないブレスを吐きだした。巻き込まれた鉄喰蟲シたちはぼろぼろと盾から剥がれ落ち仰向けになって昏倒している。
「ば、獏盾ブレス!?なんだそりゃ!!?」
「おい、ガラハド!もっと注意して扱えよ!いてーじゃねぇか!!」
盾の中のバクーから、ガラハドに対して矢のようなクレームが飛ぶ。
「睡眠作用かしら? もう何が何だか訳わかん無いわね(笑)。」
どうやら神獣は盾から出てこなくとも、ある程度の実力行使は出来る模様だ。元々、外敵侵入除けの自動トラップのようにも見えた魔法の鎧の軍団であったが、仮にも同国の魔道師範と剣術師範とその仲間たちである。彼女達の圧勝であった。
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