6 / 34
第一章 不憫な騎士 - A miserable knight -
5 そんな騎士の最後の願い☆
しおりを挟む
「なあ、それどうするつもりだ?」
薄暗い牢の中、あれからしばらく私はジッと手の中の男性器を見つめていた。手に握りしめたはいいがどうしたものか分からない。
騎士団なんかにいるくらいだから上半身裸の男たちに交じって訓練だってやるし、不意打ちで見なくてもいいものを目にすることだってあったが、こんな風にしっかりと起立した成人男性の性器に直接触れるのは始めてだった。
「頼むからそろそろ開放してくれねぇか」
上からカラムの情けない声が降ってくる。
「いいから任せろ。お前はそのまま縛られてればいい」
椅子に縛り付けられてるカラムはその言葉に盛大なため息を付いた。
「悪いけどラス、お前それどうしていいか分かんねぇんだろ」
「え? そ、そんな事はない。そんな事は……」
そう返事しても仕方ない。どうしていいかなんて知るわけがない。それでも、何となく握った物を上下にさすってみた。
途端、手の中で肉の塊に這う血管が脈打った。
「うわっ」
「うぅぅっ!」
つい私が声を上げてしまい、からかわれるんじゃないかと見あげれば、カラムはカラムでそれどころじゃなさそうに顔を歪ませて盛大に喘いでた。
これは辛いのか? それとも気持ちいいのか?
こんなに熱を持って腫れ上がってるんだ、そのまま乾いた手でさすったら痛いのかもしれない。
何か柔らかいもの。
そう思って、昔口で咥えるという話を聞いたのを思い出した。なるほど、口の中なら柔らかいし濡れてるから痛くないのだろう。
私は思い切ってその先端を口で咥えてみた。
「うわ、馬鹿、ラス無理するな。止めとけって……クソッ……クッ」
口の中でくるりと舌をまわして先端の丸い部分を舐め上げてみた。するとカラムが悪態をつきながら、だけど苦しそうな喘ぎを繰り返す。どうやら正しいらしい。
そう確信を持った私はそのままもう少し深くまでカラムの男性器を飲み込んでみる。どうにも大きすぎて中々入りにくい。口の中にも歯と言う硬いものがある。それが当たらないように気をつけると、余計カラムの男性器は私の口には大きすぎた。
「入らねえって、無理すんな、う、おい、」
私が躊躇いながらもカラムの男性器を半分ほどまで口に含むと、勝手に涎がその肉棒を伝って握ってる自分の手に溜まってくる。仕方ないのでそれを拭うようにカラムの男性器に塗り付けた。
ああ、これならさっきより乾いてない状態でさすってやれるな。
私は気をよくしてそのままズルズルと滑る肉の皮を指でさすりながら今度は口の中の物を吸い上げてみる。
「おまっ、おっ、わぁ……アッ……」
騒いだのは一瞬で、あとはすぐにカラムが耳に心地よいテノールで息を荒げて悩まし気な声を上げはじめた。どうやら今度は気持ちいいらしい。
これでこいつの最後の望みを叶えてやれる。そう思って私は一生懸命それを続けた。
やがて、手の中のカラムの男性器が膨張をはじめ、カラムの腰がビクビクと震えはじめる。
多分、これが絶頂ってものなのだろう。それを迎えさせてやろうと私はより根性を込めて喉のなるべく奥までカラムの肉棒を飲み込んで頭を上下に動かしていく。
突然、カラムの身体が硬直し、破裂するように喉の奥で跳ねたカラムの男性器がネットリとした何かを私の喉の奥に叩きつけ始める。
この部屋には精液どころか彼の血を拭いてやれるようなタオルもなければ水もない。私は仕方なく、喉に貼り付くそれを我慢してなんとか全部飲み下していく。最後の一滴まで私が飲み下すと、少し脱力したカラムが深いため息を付いた。
「すまねえ……」
「なぜ謝る? 騎士が友の最後の願いを叶えるのは当たり前だろ」
「いや、ま、そうだが、本当にすまねえ……」
消え入りそうな声でそういうカラムは、だけど、今にも気絶しそうな顔色だ。そりゃそうだろう。失踪して半月が過ぎている。その間ずっとこの牢に閉じ込められていたのだろう、拷問の後らしい傷跡がそこいらじゅうに見えるし、一部爪まで剥がされてる。
兵士である以上、無論切り傷だって死体だって結構見てきてる。それでも自分の仲間がこんな状態で放置されるのに何も感じないはずがない。出来る事ならせめて怪我の手当てくらいはしてやりたいが、それは今の私には許されていなかった。
「お前の望みはこれでおしまいか?」
私は今まで跪いていたカラムの足の間から身を起こし、立ち上がりながらそう尋ねた。
するとそれまで俯いてたカラムが、一瞬その瞳に強い感情を滲ませて私に向き直る。その強い視線に貫かれ、私の心臓がギリリと傷んだ。
「あとひとつだけいいか?」
「ああ、言ってみろ」
「本当は俺が抱きしめたいんだけどな。それは無理だから、抱きしめてくれ」
「……分かった」
そうは答えたが、どうしたものか。騎士服の太腿の部分にも幾つもの血のシミが見える。こんな状態で私が上に座ったらきっと激痛が走るだろう。かといってたとえ私が騎士団では小柄な方だとはいえ、座ってるカラムを立ったままちゃんと抱きしめるのはかなりキツイ。
「いいから俺の膝に座ってくれ」
私の躊躇いを理解したカラムが、そう言ってはにかんで私を見あげる。その視線がやけに熱くて、なぜか顔が熱くなってきた。
こいつ、こんな顔もするのか。
今まで知らなかったカラムのやけに男性的な視線に、思わず息を飲んでしまう。
気のせいじゃなく、自分の身体が熱くなってきた。
参ったな。こんな年頃の娘のような反応をまさか自分がするとは思わなかった。
「多分痛いぞ」
「構わない」
私が忠告してるにも関わらず、カラムはわざと膝を前に出して私が座りやすくしてくれる。仕方なくその上になるべく体重をかけないように跨り、同じように傷だらけの身体を傷めないよう気を付けて背中に腕をまわして抱き着いてみる。私より長身のカラムの上半身に自分の上半身を重ねると、自然とカラムの肩口に頭が落ちた。
その私の頬に、カラムの頬が触る。髭が当たってこそばゆい。だがそれを遠慮なく私の頬から首筋に擦り付けて、カラムが喉の奥で低く嘶いた。
「あー、チクショウ……」
吐き出すようにそう言って、カラムがぎゅっと顎で私の肩を引き寄せる。それは両手が自由にならない彼の最大限の意思表示のようだった。
「時間だ。出ろ」
そこに扉の外から黒服の執行人の冷徹な声がかかる。
「最後の望みくらいゆっくり味わせろよ」
減らず口を叩くカラムに返事の代わりに扉が開けられた。
「ラス。時間だ」
そう言うのはジェームズ卿の腰巾着。名前も知らないがこいつのお陰で思わぬ対面をすることが出来たのも事実だ。
「分かった」
私は素直に言われるままに立ち上がり、扉に向かう。そこで最後にもう一度振り返ってカラムに別れを告げた。
「君の魂が救われんことを」
決まり文句だ。他に言えることも言ってやりたい事も思いつかなかった。
カラムもこちらに顔も向けず俯いたまま、小さく「ああ」とだけ返してくる。
そしてそれが私が牢の中のカラムの姿を見た、最後の瞬間だった。
薄暗い牢の中、あれからしばらく私はジッと手の中の男性器を見つめていた。手に握りしめたはいいがどうしたものか分からない。
騎士団なんかにいるくらいだから上半身裸の男たちに交じって訓練だってやるし、不意打ちで見なくてもいいものを目にすることだってあったが、こんな風にしっかりと起立した成人男性の性器に直接触れるのは始めてだった。
「頼むからそろそろ開放してくれねぇか」
上からカラムの情けない声が降ってくる。
「いいから任せろ。お前はそのまま縛られてればいい」
椅子に縛り付けられてるカラムはその言葉に盛大なため息を付いた。
「悪いけどラス、お前それどうしていいか分かんねぇんだろ」
「え? そ、そんな事はない。そんな事は……」
そう返事しても仕方ない。どうしていいかなんて知るわけがない。それでも、何となく握った物を上下にさすってみた。
途端、手の中で肉の塊に這う血管が脈打った。
「うわっ」
「うぅぅっ!」
つい私が声を上げてしまい、からかわれるんじゃないかと見あげれば、カラムはカラムでそれどころじゃなさそうに顔を歪ませて盛大に喘いでた。
これは辛いのか? それとも気持ちいいのか?
こんなに熱を持って腫れ上がってるんだ、そのまま乾いた手でさすったら痛いのかもしれない。
何か柔らかいもの。
そう思って、昔口で咥えるという話を聞いたのを思い出した。なるほど、口の中なら柔らかいし濡れてるから痛くないのだろう。
私は思い切ってその先端を口で咥えてみた。
「うわ、馬鹿、ラス無理するな。止めとけって……クソッ……クッ」
口の中でくるりと舌をまわして先端の丸い部分を舐め上げてみた。するとカラムが悪態をつきながら、だけど苦しそうな喘ぎを繰り返す。どうやら正しいらしい。
そう確信を持った私はそのままもう少し深くまでカラムの男性器を飲み込んでみる。どうにも大きすぎて中々入りにくい。口の中にも歯と言う硬いものがある。それが当たらないように気をつけると、余計カラムの男性器は私の口には大きすぎた。
「入らねえって、無理すんな、う、おい、」
私が躊躇いながらもカラムの男性器を半分ほどまで口に含むと、勝手に涎がその肉棒を伝って握ってる自分の手に溜まってくる。仕方ないのでそれを拭うようにカラムの男性器に塗り付けた。
ああ、これならさっきより乾いてない状態でさすってやれるな。
私は気をよくしてそのままズルズルと滑る肉の皮を指でさすりながら今度は口の中の物を吸い上げてみる。
「おまっ、おっ、わぁ……アッ……」
騒いだのは一瞬で、あとはすぐにカラムが耳に心地よいテノールで息を荒げて悩まし気な声を上げはじめた。どうやら今度は気持ちいいらしい。
これでこいつの最後の望みを叶えてやれる。そう思って私は一生懸命それを続けた。
やがて、手の中のカラムの男性器が膨張をはじめ、カラムの腰がビクビクと震えはじめる。
多分、これが絶頂ってものなのだろう。それを迎えさせてやろうと私はより根性を込めて喉のなるべく奥までカラムの肉棒を飲み込んで頭を上下に動かしていく。
突然、カラムの身体が硬直し、破裂するように喉の奥で跳ねたカラムの男性器がネットリとした何かを私の喉の奥に叩きつけ始める。
この部屋には精液どころか彼の血を拭いてやれるようなタオルもなければ水もない。私は仕方なく、喉に貼り付くそれを我慢してなんとか全部飲み下していく。最後の一滴まで私が飲み下すと、少し脱力したカラムが深いため息を付いた。
「すまねえ……」
「なぜ謝る? 騎士が友の最後の願いを叶えるのは当たり前だろ」
「いや、ま、そうだが、本当にすまねえ……」
消え入りそうな声でそういうカラムは、だけど、今にも気絶しそうな顔色だ。そりゃそうだろう。失踪して半月が過ぎている。その間ずっとこの牢に閉じ込められていたのだろう、拷問の後らしい傷跡がそこいらじゅうに見えるし、一部爪まで剥がされてる。
兵士である以上、無論切り傷だって死体だって結構見てきてる。それでも自分の仲間がこんな状態で放置されるのに何も感じないはずがない。出来る事ならせめて怪我の手当てくらいはしてやりたいが、それは今の私には許されていなかった。
「お前の望みはこれでおしまいか?」
私は今まで跪いていたカラムの足の間から身を起こし、立ち上がりながらそう尋ねた。
するとそれまで俯いてたカラムが、一瞬その瞳に強い感情を滲ませて私に向き直る。その強い視線に貫かれ、私の心臓がギリリと傷んだ。
「あとひとつだけいいか?」
「ああ、言ってみろ」
「本当は俺が抱きしめたいんだけどな。それは無理だから、抱きしめてくれ」
「……分かった」
そうは答えたが、どうしたものか。騎士服の太腿の部分にも幾つもの血のシミが見える。こんな状態で私が上に座ったらきっと激痛が走るだろう。かといってたとえ私が騎士団では小柄な方だとはいえ、座ってるカラムを立ったままちゃんと抱きしめるのはかなりキツイ。
「いいから俺の膝に座ってくれ」
私の躊躇いを理解したカラムが、そう言ってはにかんで私を見あげる。その視線がやけに熱くて、なぜか顔が熱くなってきた。
こいつ、こんな顔もするのか。
今まで知らなかったカラムのやけに男性的な視線に、思わず息を飲んでしまう。
気のせいじゃなく、自分の身体が熱くなってきた。
参ったな。こんな年頃の娘のような反応をまさか自分がするとは思わなかった。
「多分痛いぞ」
「構わない」
私が忠告してるにも関わらず、カラムはわざと膝を前に出して私が座りやすくしてくれる。仕方なくその上になるべく体重をかけないように跨り、同じように傷だらけの身体を傷めないよう気を付けて背中に腕をまわして抱き着いてみる。私より長身のカラムの上半身に自分の上半身を重ねると、自然とカラムの肩口に頭が落ちた。
その私の頬に、カラムの頬が触る。髭が当たってこそばゆい。だがそれを遠慮なく私の頬から首筋に擦り付けて、カラムが喉の奥で低く嘶いた。
「あー、チクショウ……」
吐き出すようにそう言って、カラムがぎゅっと顎で私の肩を引き寄せる。それは両手が自由にならない彼の最大限の意思表示のようだった。
「時間だ。出ろ」
そこに扉の外から黒服の執行人の冷徹な声がかかる。
「最後の望みくらいゆっくり味わせろよ」
減らず口を叩くカラムに返事の代わりに扉が開けられた。
「ラス。時間だ」
そう言うのはジェームズ卿の腰巾着。名前も知らないがこいつのお陰で思わぬ対面をすることが出来たのも事実だ。
「分かった」
私は素直に言われるままに立ち上がり、扉に向かう。そこで最後にもう一度振り返ってカラムに別れを告げた。
「君の魂が救われんことを」
決まり文句だ。他に言えることも言ってやりたい事も思いつかなかった。
カラムもこちらに顔も向けず俯いたまま、小さく「ああ」とだけ返してくる。
そしてそれが私が牢の中のカラムの姿を見た、最後の瞬間だった。
1
あなたにおすすめの小説
贖罪の花嫁はいつわりの婚姻に溺れる
マチバリ
恋愛
貴族令嬢エステルは姉の婚約者を誘惑したという冤罪で修道院に行くことになっていたが、突然ある男の花嫁になり子供を産めと命令されてしまう。夫となる男は稀有な魔力と尊い血統を持ちながらも辺境の屋敷で孤独に暮らす魔法使いアンデリック。
数奇な運命で結婚する事になった二人が呪いをとくように幸せになる物語。
書籍化作業にあたり本編を非公開にしました。
思い出さなければ良かったのに
田沢みん
恋愛
「お前の29歳の誕生日には絶対に帰って来るから」そう言い残して3年後、彼は私の誕生日に帰って来た。
大事なことを忘れたまま。
*本編完結済。不定期で番外編を更新中です。
妹のために愛の無い結婚をすることになりました
バンブー竹田
恋愛
「エミリー、君との婚約は破棄することに決まった」
愛するラルフからの唐突な通告に私は言葉を失ってしまった。
婚約が破棄されたことはもちろんショックだけど、それだけじゃない。
私とラルフの結婚は妹のシエルの命がかかったものでもあったから・・・。
落ちこむ私のもとに『アレン』という大金持ちの平民からの縁談が舞い込んできた。
思い悩んだ末、私は会ったこともない殿方と結婚することに決めた。
雨はまだ降り続いている…〜秘密の契約結婚〜
和泉 花奈
恋愛
主人公の観月 奈緒(25)は、ある日突然仕事に行けなくなり、ずっとお家の中に引きこもっている。
そんな自分を変えたくて足掻き苦しんでいるが、なかなかあと一歩が踏み出せずにいる。
勇気を出して家から出た奈緒は、たまたまぶつかった須藤 悠翔という男に出会い、運命が大きく揺れ動く。
※突然で申し訳ないのですが、投稿方式を変えました。
これまで1〜3話をまとめて1話にしておりますが、各話1話ずつそれぞれで公開することにしました。
急な変更に伴い、読者の皆様にご迷惑をお掛けして申し訳ございません。
これからも引き続き作品の応援をよろしくお願い致します。
2025/10/21 和泉 花奈
白椿の咲く日~ひそかな恋、遠い日の思いは
紫さゆり
恋愛
結婚を控えた真由子は、久しぶりに異母姉の稚子(わかこ)と会う。
真由子の母、雪江は大学教授であり、著名な歌人の水上実之(みなかみさねゆき)の後添いとして水上家に嫁いだ。
婚約者の諒人(りょうと)のことなど、真由子は稚子と色々語り合ううち、庭の白椿の木は真由子がなついていた異母兄、靖之が植えたものだと知る。
白椿の木をめぐっての、ひそかな大人の恋物語です。
お見合いから本気の恋をしてもいいですか
濘-NEI-
恋愛
元カレと破局して半年が経った頃、母から勧められたお見合いを受けることにした涼葉を待っていたのは、あの日出逢った彼でした。
高橋涼葉、28歳。
元カレとは彼の転勤を機に破局。
恋が苦手な涼葉は人恋しさから出逢いを求めてバーに来たものの、人生で初めてのナンパはやっぱり怖くて逃げ出したくなる。そんな危機から救ってくれたのはうっとりするようなイケメンだった。 優しい彼と意気投合して飲み直すことになったけれど、名前も知らない彼に惹かれてしまう気がするのにブレーキはかけられない。
私が王子との結婚式の日に、妹に毒を盛られ、公衆の面前で辱められた。でも今、私は時を戻し、運命を変えに来た。
MayonakaTsuki
恋愛
王子との結婚式の日、私は最も信頼していた人物――自分の妹――に裏切られた。毒を盛られ、公開の場で辱められ、未来の王に拒絶され、私の人生は血と侮辱の中でそこで終わったかのように思えた。しかし、死が私を迎えたとき、不可能なことが起きた――私は同じ回廊で、祭壇の前で目を覚まし、あらゆる涙、嘘、そして一撃の記憶をそのまま覚えていた。今、二度目のチャンスを得た私は、ただ一つの使命を持つ――真実を突き止め、奪われたものを取り戻し、私を破滅させた者たちにその代償を払わせる。もはや、何も以前のままではない。何も許されない。
愛しい人、あなたは王女様と幸せになってください
無憂
恋愛
クロエの婚約者は銀の髪の美貌の騎士リュシアン。彼はレティシア王女とは幼馴染で、今は護衛騎士だ。二人は愛し合い、クロエは二人を引き裂くお邪魔虫だと噂されている。王女のそばを離れないリュシアンとは、ここ数年、ろくな会話もない。愛されない日々に疲れたクロエは、婚約を破棄することを決意し、リュシアンに通告したのだが――
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる