【R-18・3話完結】ミステリアスな同級生女子は、お見舞いにフェラをする

ミズガメッシュ

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前編

「じゃあ、俺たちはこれでな。倉野、さっさと元気になれよ!」
「おう!またな!」


 病室のドアがぱたんと閉まる。
 つい先日、俺は通学中に車にはねられてしまった。幸い命に別状はなかったが、脚の骨を骨折して、今はこうして入院をしている。
 ちょうど今見舞いに来ていたのは、俺と同じサッカー部のヤツらだ。部活帰りに寄ってくれたらしい。心配しにきたのか、冷やかしにきたのか分からないが、賑やかに話ができたのは嬉しかった。気が紛れたように思う。1人でいると、気が滅入ってしまうからな。

コンコンッ
「はい。どうぞ」

 お、誰か来たようだ。今度は若菜かな。そういえば、若菜とは付き合ってもうすぐ100日だ。この脚の具合だと、しっかりとお祝いするのは、少し先になるかもしれない。
 そんなことを考えているうちに、ゆっくりと扉がスライドしていく。そこに立っていたのは、ショートヘアで小柄な若菜ではなく、若菜より背が高い、ロングヘアのモデル体型の女子だった。

「倉野君、こんにちは」
「か、か、神永さんっ!?」

 僕は思わず、ひょうきんな声をあげてしまう。
 神永紗穂子さんは同じクラスの女子だ。頭が良くてとても綺麗な人。幼さが残る丸くて小さな輪郭と、切長の目が印象的だ。あどけなさと大人っぽさが混じり合っている感じで、どことなく妖しい雰囲気が漂っている。
 だけど、僕とは接点がほとんどない。というか、クラスの人とほとんど交友関係がない。休み時間はよく本を読んでいて、話しかけられるような雰囲気ではない。いつの間にか忽然と消えてしまって、授業開始前に戻ってくることもある。
 話しかけると、意外にも笑顔で丁寧に応対してくれるというのは噂で聞いたことがある。ただし、女子からの遊びの誘いも全て断っているらしい。
 男子の間では、裏で何かヤバいことをやっているんじゃないかとか、色々と言われている。そんなわけで、美人なのだけど、一癖も二癖もある人だと思われている。付き合いたい人の話をしても、神永さんの名前は上がらない。
 そんな神永さんが突然お見舞いに来たのだ。僕が受けた衝撃も分かってもらえるだろう。

「元気そうで何よりね」
「あ、ありがとう…と、とりあえず、座りなよ」

 神永さんが、ベッドの近くにあるパイプ椅子に座る。

「よ、よく来てくれたね。まさか神永さんがくるとは思わなかったから…」
「そう?これでも倉野君のことを心配していたのよ?」
「あ、ありがとう…」

 噂通り、神永さんは意外と優しいのかもしれない。わざわざ僕の心配をして、お見舞いに来てくれるのだから。
 …それはそれとして、話すことが何も浮かばない。僕のいない間の学校のことを聞いても、数往復で終わってしまう。そもそも神永さんはクラスのことに興味がない。しかも、神永さんは気まずい沈黙が平気なのか、話題を振ってくれる素振りもない。
 あー、どうしよう。そうだ、もう聞いてしまおうか。

「ね、ねえ、神永さん」
「ん?何?」
「どうして、お見舞いきたの?」

 すると、神永さんがにやりと笑った。それは、人と話す時の笑い方っていうよりは、獲物を捕獲したり、敵を罠に嵌めたりする時の笑い方だ。背筋に冷たいものが走った。

「倉野君に、フェラしてあげようと思って」
「え?」

 今、神永さんはなんて言った?俺の聞き間違えじゃないよな…

「だから、倉野君に、フェ・ラ・チ・オしてあげようと思って」

 そう言うと、神永さんは椅子から腰を上げて、ゆっくりと僕に近づいてきた。
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