44 / 50
作戦
しおりを挟む
にせいと、さくしゅは話ながら歩いていた。
「作戦って何?」
「その前に、君の上の名前、なんだったかな?何故か覚えられなくてね。」
「宗教の宗に、多いの多で、宗多(しゅうた)だよ。」
「それは丁度いい名前だ。」
「え?」
「さくしゅくん、君の宗教に人を集めるんだ。」
「ごめん…それはできない…。」
「どうして?」
「この宗教は、僕の家族しか入れないんだ…。ご先祖様達がそう決めてて…。」
「なら棄教すればいい。君はもう何もされないはずだ。」
「ごめん…それはできないんだ…。でも、考えておくよ…。」
そのまま無言の時間が続いた。
途中、公園を通りすがる。
にせいの聞き馴染みのある声が耳に。
「にせいくん、凄いね。あの人の周りに沢山の人が。」
にせいはゆっくりと、その方を見た。
「こうよさんですか。」
「知ってる人なの?」
「えぇ。彼なら、もしかしたら、助けてくれるかもしれません。」
しかし、彼は首をふる。
「いいよ…。これは仕方ないことなんだ…。」
こうよの元から人が去ると、二人の元へ彼がやってきた。
「こんにちは。何かあったのかな?」
「彼の名はさくしゅ。困っていることがあるんだ。」
「困ってること?」
「えぇ。彼の入ってる宗教。その事で、他宗教に、嫌がらせをうけている。」
「強引に、棄教しろと迫っているんだ。親の関係もあり、抜けることはできない。」
「僕はさっき、棄教をすすめたが、矢張り、根本的な解決にはならないと思った。」
「そうなんだね。」
こうよは「大変だね…。」とさくしゅを見た。
「そこで君が彼を助けてあげて欲しいんだ。」
「僕にできることがあれば。」
「そうだよ。君は話し合いをよくしているだろう?」
「うん。」
「宗教家達と話し合って欲しいんだ。」
「分かった。その人たちを教えてほしい。」
すると、さくしゅは言う。
「いいよ…僕のことは大丈夫…。困ってないから…。」
「そうか、いいそうだ。」
にせいはこうよを見る。
「彼がそう言うなら。でも、もし、してほしいときは言ってね。」
「分かった。」
それから、こうよと二人は別れる。
「断るのか。やっぱり、君は、現状で満足してるようだな。」
「うん…。このままでいいんだよ…。」
「決めたよ。僕はもう何もしない。」
「分かった。それでいいよ…。今までありがとう。」
二人も別れたが、にせいの心の中では何かもどかしい気持ちがあった。
「作戦って何?」
「その前に、君の上の名前、なんだったかな?何故か覚えられなくてね。」
「宗教の宗に、多いの多で、宗多(しゅうた)だよ。」
「それは丁度いい名前だ。」
「え?」
「さくしゅくん、君の宗教に人を集めるんだ。」
「ごめん…それはできない…。」
「どうして?」
「この宗教は、僕の家族しか入れないんだ…。ご先祖様達がそう決めてて…。」
「なら棄教すればいい。君はもう何もされないはずだ。」
「ごめん…それはできないんだ…。でも、考えておくよ…。」
そのまま無言の時間が続いた。
途中、公園を通りすがる。
にせいの聞き馴染みのある声が耳に。
「にせいくん、凄いね。あの人の周りに沢山の人が。」
にせいはゆっくりと、その方を見た。
「こうよさんですか。」
「知ってる人なの?」
「えぇ。彼なら、もしかしたら、助けてくれるかもしれません。」
しかし、彼は首をふる。
「いいよ…。これは仕方ないことなんだ…。」
こうよの元から人が去ると、二人の元へ彼がやってきた。
「こんにちは。何かあったのかな?」
「彼の名はさくしゅ。困っていることがあるんだ。」
「困ってること?」
「えぇ。彼の入ってる宗教。その事で、他宗教に、嫌がらせをうけている。」
「強引に、棄教しろと迫っているんだ。親の関係もあり、抜けることはできない。」
「僕はさっき、棄教をすすめたが、矢張り、根本的な解決にはならないと思った。」
「そうなんだね。」
こうよは「大変だね…。」とさくしゅを見た。
「そこで君が彼を助けてあげて欲しいんだ。」
「僕にできることがあれば。」
「そうだよ。君は話し合いをよくしているだろう?」
「うん。」
「宗教家達と話し合って欲しいんだ。」
「分かった。その人たちを教えてほしい。」
すると、さくしゅは言う。
「いいよ…僕のことは大丈夫…。困ってないから…。」
「そうか、いいそうだ。」
にせいはこうよを見る。
「彼がそう言うなら。でも、もし、してほしいときは言ってね。」
「分かった。」
それから、こうよと二人は別れる。
「断るのか。やっぱり、君は、現状で満足してるようだな。」
「うん…。このままでいいんだよ…。」
「決めたよ。僕はもう何もしない。」
「分かった。それでいいよ…。今までありがとう。」
二人も別れたが、にせいの心の中では何かもどかしい気持ちがあった。
0
あなたにおすすめの小説
熟女愛好家ユウスケの青春(熟女漁り)
MisakiNonagase
現代文学
高校まで勉強一筋で大学デビューをしたユウスケは家庭教師の教え子の母親と不倫交際するが、彼にとって彼女とが初の男女交際。そこでユウスケは自分が熟女好きだと自覚する。それからユウスケは戦略と実戦を重ねて、清潔感と聞き上手を武器にたくさんの熟女と付き合うことになるストーリーです。
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
還暦の性 若い彼との恋愛模様
MisakiNonagase
恋愛
還暦を迎えた和子。保持する資格の更新講習で二十代後半の青年、健太に出会った。何気なくてLINE交換してメッセージをやりとりするうちに、胸が高鳴りはじめ、長年忘れていた恋心に花が咲く。
そんな還暦女性と二十代の青年の恋模様を書いたストーリーです。
ちょっと大人な物語はこちらです
神崎未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない
ちょっと大人な短編物語集です。
日常に突然訪れる刺激的な体験。
少し非日常を覗いてみませんか?
あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ?
※本作品ではGemini PRO、Pixai.artで作成した生成AI画像ならびに
Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。
※不定期更新です。
※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。
愛しているなら拘束してほしい
守 秀斗
恋愛
会社員の美夜本理奈子(24才)。ある日、仕事が終わって会社の玄関まで行くと大雨が降っている。びしょ濡れになるのが嫌なので、地下の狭い通路を使って、隣の駅ビルまで行くことにした。すると、途中の部屋でいかがわしい行為をしている二人の男女を見てしまうのだが……。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる