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佐藤という男2
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そこにいたのは、高校時代の同級生佐藤だ。佐藤光だった。
「お、おう久しぶり。」
と僕はぎこちない笑顔をつくりながら話しかけた。この後の佐藤の第一声は予測ないだった。いや、予想通りと言ってもいい。
「ん?お前誰だ?」
佐藤案の定そう言ってきた。だから僕はこいつが苦手だったのだ。佐藤は昔から自分のことにしか興味がない自己中野郎だった。
「なんだよー。忘れたのかよ。」
と僕がまたもや優しく言うと
「え?本当に誰だよ、お前。俺は男には手を出さないぞ。」
真顔で佐藤が言ってくるものだからなんだが僕が間違ってるんじゃないかと思ってしまった。危ない危ない。
「僕もあいにくそんな趣味はないんだよ。」
と言い返す。これは本当だ。こういう趣味があるのはあかりだけだ。これも本当だ。悲しいが…
「あ、わかった。お前確か日本アイス協会の…」
「違います」僕は即答する。なんだそのふざけた協会は。
だんだんと腹が立ってきた。まぁ無理もないだろう。かつて友達だった奴に名前を忘れられているのだ。
僕は一歩踏み込み、大声で言ってやった。
「お前が大っ嫌いだった小泉だよ」
はぁ、すっきりした。
「お、おう久しぶり。」
と僕はぎこちない笑顔をつくりながら話しかけた。この後の佐藤の第一声は予測ないだった。いや、予想通りと言ってもいい。
「ん?お前誰だ?」
佐藤案の定そう言ってきた。だから僕はこいつが苦手だったのだ。佐藤は昔から自分のことにしか興味がない自己中野郎だった。
「なんだよー。忘れたのかよ。」
と僕がまたもや優しく言うと
「え?本当に誰だよ、お前。俺は男には手を出さないぞ。」
真顔で佐藤が言ってくるものだからなんだが僕が間違ってるんじゃないかと思ってしまった。危ない危ない。
「僕もあいにくそんな趣味はないんだよ。」
と言い返す。これは本当だ。こういう趣味があるのはあかりだけだ。これも本当だ。悲しいが…
「あ、わかった。お前確か日本アイス協会の…」
「違います」僕は即答する。なんだそのふざけた協会は。
だんだんと腹が立ってきた。まぁ無理もないだろう。かつて友達だった奴に名前を忘れられているのだ。
僕は一歩踏み込み、大声で言ってやった。
「お前が大っ嫌いだった小泉だよ」
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