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異世界テレポートの旅

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「閃、暇すぎて、四十八手を全て終わらせてしまったよ…」
「ああ、だからな。」
 他にする事も無いので暇潰しの感覚で三日間、魔法で水を生成してぶっ続けで延々とやり続けた、結果、僅か一週間しか経っていない。
「よし、旅に出よう。」
「「テレポート!」」
 森の中。
「「テレポート!」」
 雪原。
「「テレポート!」
 火口。
「「テレポート……」」
 平原。
「帰ろう。籤」
「うん。そうだね……」 
 家の前にどこかで見た女神が立っていた。
「あの本に全て書いてあると思うんだけど? 」
 と言い、魔法で本棚の前にテレポートさせる。
「はい! これから私テマ先生の授業をします! 居眠りするようなら、胃袋の中に爆発を起こしますからね? これが本当のリア充爆発、なんつって 」
 さらっととんでもないことを言う女神だ。

 こんな地獄の講義が終わったのが一週間後。その間、部屋を分断され、栄養は女神が直接体に入れ込む、という講義とういうよりもはや拷問に耐え、やっと解放された。
「体がビキビキする……」
「栄養どころか、睡眠まで魔法で……」
 睡眠すら、一時間で十時間分の効果が、(十時間睡眠は体によくないらしいが)
 脳のキャパまで無理やり上げられていた。というか今も上げられている。
「授業が全部終わった後、家の外見と内装、服すらいじられて、今俺、メイド服着てるんだぞ どうかしてるよ! 」
「それを言うなら私も、マイクロビキニに毛皮のロングコートなんて着せられているんだよ こんなの露出狂でも気ないよ 」
「いや、ごめん籤、家でネトゲしてたら、物陰でこんな格好してたやつ見たことある……」
 閃が死んだ目をしながらこんなことを言うので、何も返せなくなった。
「ちょっとその話聞かせて。結構気になる。」

「……というわけだ。」
「ショタ喰いか……」
彼曰く、ランジェリーにロングコート、でランドセルを背負った小学生(主に中学年)で、XXXXXXXしていたらしい。気持ち悪いな。正直に言うけど。そして、今着ているのがそんな気持ち悪いと言った奴のとそっくりなんだよな。さっさと着替えよ。
「ねぇ、しよ? 」
閃が提案してくるが、
「閃、今もし私たちをオカズとしか見ていないと思われる変態としか思えない例のあの人が私たちを見ていたら、どうするの? そして、メイド服を着ているからと言って女子のフリはしなくてもいいんだよ? 」
その後、裸ですることに気付くのはお互い考えて、十分かかった。
ダメだ、頭やられたなこれは。
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