魔導士Aの革命前夜

鳩ろっく

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第一章 吸血鬼編

➀用語解説

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用語説明➀(少しの未発表情報含む)

・国営ギルド
ウィンスター王国独自の組織。冒険者に仕事を紹介する民営のギルドとは異なり、三年ごとに選抜された剣士、魔導士などから成り、自主的に魔物の討伐や犯罪者を取り締まる保安組織である。(現実で言うところの警察)
シャルとディバイドはこの組織で働いていた。

・フィンガーディアンズ
ウィンスター王国南部に位置する港町。ウィンスター王国を建国した「スワロウ・ウィンスター」の出生地。また、シャルが生まれ育った街である。

・ロストロ
フィンガーディアンズの上にある中核都市。
工業が盛んだった過去があるが最近は衰退している。水瓶戦争によって生まれた孤児院が多く存在している。
物語ではクラック・ブッタギールが率いる組織に襲撃されている最中である。

・水瓶の森
ロストロの周りをドーナツ状に囲う森。年がら年中湿っていて暗い。土には魔力を多く吸収できる謎の魔石「朗々石」が含まれている。

・水瓶戦争
水瓶の森でおよそ30年前に発生した戦争。
朗々石のため、水瓶の森征服を目論むトレシア・マーレードやクラック・ブッタギールと水瓶の森に住む人々が交戦した。
水瓶の森の民以外からはこの戦争の事は忘れられており風化している。パティノア・フローレンスはこの戦争による孤児である。
戦争の後、暫し、西の水瓶の森はトレシアにより占領状態となったが半年ほどで彼女らは撤退した。

・ピースウォール
ウィンスター王国を囲う巨大な石造りの壁。結界が張られており簡単には越えられない。ウィンスター王国国民はこの壁を越える事は基本的にできない。

・大審門
ピースウォールに唯一存在する巨大な鉄の扉。使節団が訪れた時と護衛団派遣の時にしか開かない。

・護衛団派遣
「平和なウィンスターから動乱の世にある他国を救うべくウィンスターの兵を他国に送り出す行事」である。兵士は帰ってくる事はできない。

・吸血鬼
この作品において吸血鬼は次の様な特徴がある。
①コウモリのような羽がついている。
②目は赤色かピンクが多い。
③血を吸わなくとも生きていけるが、しばらく吸わないと飛べなくなる。
④差別を受けてきた歴史があり、いまだに差別は所々残っている。
⑤寿命は600年ほど。血を多く吸う個体ほど見た目の老化が遅いが寿命はおおよそ変わらない。

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