6 / 35
第一部
6.大精霊との契約
しおりを挟む
ロランは夢を見ていた。
どうやらそれは、自らの記憶のようだった。
今よりも十年ほど前。
故郷の小さな町──その墓地で。
墓前に佇む幼い少年。
右隣には彼の母親が立ち、少年と手をつないでいる。
もう一方には、父親の姿はなかった。
彼の父親は目の前の墓の下で眠っている。
代わりに小さな妖精の少女が、少年の左肩の上に立っていた。
その場にいたのは、ロランの家族だけではない。
おそらく、この町の住民全員が参列していた。
皆が悲しげな面持ちで、故人を悼んでいた。
それがロランには誇らしく、それでもやはり寂しかった。
ロランの父、ベルツ・ブローリンは平民の出であったが、武の才があり、この町の門衛を務めていた。
辺境の小さな町であったが、十分な高さのある土塀としっかりとした木製の門を備えていた。
ベルツは、任命されてから死ぬまで、幾年月も一人で門の前に立ち、町を守り続けた。
やがて、その日が訪れる。
町の門前に一匹の巨大な黒い獣が現れた。
魔獣である。
体長三メルム(三メートル)ほどの体躯と、太い四本の手足に鋭く尖った爪を持ち、黒い体毛で全身が覆われた凶暴な獣が、森から出てきたのだ。
おおよそ人が単身で戦って、勝てる相手ではない。
理法剣の使い手ならまだしも、片田舎の一兵が相手にできるはずがなかった。
だがベルツは逃げなかった。
見事に務めを果たして、獣の町への侵入を防いだ。
しかもあろうことか、一人で魔獣を打ち倒したのだ。
自らの命と引き換えに。
町の人々はベルツに心から感謝した。
彼がいなければ、町に被害が出ていたのは明らかであった。
愛する妻や夫を、もしくは大切な子供たちを、町の人々は失うところだった。
町の英雄、ベルツ・ブローリンはロランにとって、最も尊敬する人物となった。
いつか自分も、大切な人を自分の手で護れるような人間になりたい。
幼きロランは父の墓前で決意した。
しかし──
ロランは夢の中で父の葬儀の場面を空から俯瞰しながら、先の闘いを思い返した。
直前の記憶では、ロランはエリシールを護って闘い、そして敗れた。
おそらく、自分は死んだのであろう。
これから死の国に行って、父に出会えたなら、父は自分に何と言うだろうか。
『よくやった』と褒めてくれるだろうか。
『不甲斐ない』と落胆するだろうか。
自分は英雄であった父のように、立派には生きられなかったのではないだろうか。
胸に訪れた寂寥感に、ロランは打ちひしがれた。
まだ──
ロランは夢の中で、空をたゆたいながら、足掻くように手足を動かしてみた。
するとほんの少しであるが、動かす事ができた。
その事実にロランは心に火が灯るような気がした。
まだ──終わるわけにはいかない。
ロランの意識がはっきりとしていくのに合わせ、葬儀の景色が揺らいで、消えていく。
気がつくとロランは本物の水の中を漂っていた。
外套も服も、いつも身に着けているもののままである。
『──おい』
どこか遠くから、声が聞こえた。
『おい、聞こえるか』
判然としないが、声音は壮年の男のものに思われた。
声はロランに向かって、語りかけているようだった。
「──」
己に向けられた声に、ロランは応えようとしたが、水の中では思うように言葉を発することが出来なかった。
けれども、ロランのその反応に、声の主は満足したようだった。
『ほう、やはりまだ生きているか。だが、さして時間は残されていまい』
哀れむような音色で言う。
それから、
『ふむ、心の臓がやぶれておるな。左腕と右脚も折れておる。頭部に裂傷も見えるな」
今のロランの惨状を静かに告げる。
ロランはなりゆきに任せて、黙したまま水中を漂う。
『──お前を助けてやろうか?』
その言葉に、ロランは戸惑った。
何者とも知れぬ相手に安易に助けを請うのは、他に選ぶ道がなかったとしても、いささか躊躇われた。
だが、それでもロランには、やらなければならないことがある。
そのためならば、迷うことなどない。
ロランは短い間に決心する。
『はい』
心で思った言葉が、そのまま相手に伝わった。
この場では、声を出す必要はないようだ。
『──よかろう。ならば、条件を言おう』
対価が必要なことは端から覚悟していた。
ロランはその先を無言で促した。
『わしの封印を解くこと。それが条件だ』
『封印? それは何でしょう?』
『聖鎧に施された結界だ。わしはもう千年もの間、ここに囚われておる』
聖鎧と聞いて、ロランには思い当たる記憶がある。
倒れる前に遺跡で目にした巨人。
あれは機甲ではなく、聖鎧であったのか。
子供の頃に聞いたおとぎ話。
それが、本当に実在したのだ。
『聖鎧……ということは、もしや貴方は……』
ロランの脳裏に、おとぎ話の中の、とある存在が思い浮かぶ。
『ああ。そうだ。お前の思った通りだ』
声の主はあっさりと肯定した。
『……分りました。それで、どうすればよいのでしょう?』
ロランは聖鎧については何も知らない。
もちろん、結界についても。
封印の解き方などは見当もつかない。
『今のままでは、難しい。まずはこの場から離れよ』
『どうやって?』
『お前が聖鎧を操るのだ』
『僕が……』
『わしには聖鎧を動かすことはできん。お前たちの言う、内なる理素を、わしらは持っておらんからな』
『……僕に出来るならば』
聖鎧の操作など、ロランにとっては未知の領分である。
それでも、やるしかない。
このままここで消えるわけにはいかないのだから。
『そのためにも、先ずはお前の身体を治さなくてはな』
水の中を、ロラン以外の何かが動く気配があった。
暗い水中に目を凝らすと複数の樹木の枝がロランに伸びてきていた。
『案ずるな。これら大聖樹の枝木は、お前の傷を癒すためのものだ。身を任せよ』
声に従いロランはゆるやかに迫り来る枝木の接触を受け入れた。
複数の枝は幾重にも重なってロランの身体をすっぽりと覆い、彼を包む大きな繭をかたち作った。
『痛みはさほどないはずだ。しばらく動かず、じっとしておれ』
声は相変わらずロランの耳に響き続けた。
『分かっていると思うが、わしとの約定は絶対だ。ゆめゆめ忘れるでないぞ。もし違えたならば、命をもって償ってもらう』
『我が父、ベルツ・ブローリンの名にかけて誓います。我、ロラン・ブローリンが、我が命と尊厳を懸けて約定を守ると』
繭に包まれたロランは心に強く念じ、誓いを立てた。
『よかろう、ロラン。わしの名はフリクセル。大精霊フリクセルである』
大精霊フリクセルの声はとても満足げなものだった。
ロランは不思議な力に包まれ、心地よさにまかせてまぶたを閉じた。
胸の辺りで何かが身体の中に入ってくるような感覚があったが、大精霊フリクセルの言う通り、痛みはなかった。
こうして、ロランは一命を取り留めたのである。
どうやらそれは、自らの記憶のようだった。
今よりも十年ほど前。
故郷の小さな町──その墓地で。
墓前に佇む幼い少年。
右隣には彼の母親が立ち、少年と手をつないでいる。
もう一方には、父親の姿はなかった。
彼の父親は目の前の墓の下で眠っている。
代わりに小さな妖精の少女が、少年の左肩の上に立っていた。
その場にいたのは、ロランの家族だけではない。
おそらく、この町の住民全員が参列していた。
皆が悲しげな面持ちで、故人を悼んでいた。
それがロランには誇らしく、それでもやはり寂しかった。
ロランの父、ベルツ・ブローリンは平民の出であったが、武の才があり、この町の門衛を務めていた。
辺境の小さな町であったが、十分な高さのある土塀としっかりとした木製の門を備えていた。
ベルツは、任命されてから死ぬまで、幾年月も一人で門の前に立ち、町を守り続けた。
やがて、その日が訪れる。
町の門前に一匹の巨大な黒い獣が現れた。
魔獣である。
体長三メルム(三メートル)ほどの体躯と、太い四本の手足に鋭く尖った爪を持ち、黒い体毛で全身が覆われた凶暴な獣が、森から出てきたのだ。
おおよそ人が単身で戦って、勝てる相手ではない。
理法剣の使い手ならまだしも、片田舎の一兵が相手にできるはずがなかった。
だがベルツは逃げなかった。
見事に務めを果たして、獣の町への侵入を防いだ。
しかもあろうことか、一人で魔獣を打ち倒したのだ。
自らの命と引き換えに。
町の人々はベルツに心から感謝した。
彼がいなければ、町に被害が出ていたのは明らかであった。
愛する妻や夫を、もしくは大切な子供たちを、町の人々は失うところだった。
町の英雄、ベルツ・ブローリンはロランにとって、最も尊敬する人物となった。
いつか自分も、大切な人を自分の手で護れるような人間になりたい。
幼きロランは父の墓前で決意した。
しかし──
ロランは夢の中で父の葬儀の場面を空から俯瞰しながら、先の闘いを思い返した。
直前の記憶では、ロランはエリシールを護って闘い、そして敗れた。
おそらく、自分は死んだのであろう。
これから死の国に行って、父に出会えたなら、父は自分に何と言うだろうか。
『よくやった』と褒めてくれるだろうか。
『不甲斐ない』と落胆するだろうか。
自分は英雄であった父のように、立派には生きられなかったのではないだろうか。
胸に訪れた寂寥感に、ロランは打ちひしがれた。
まだ──
ロランは夢の中で、空をたゆたいながら、足掻くように手足を動かしてみた。
するとほんの少しであるが、動かす事ができた。
その事実にロランは心に火が灯るような気がした。
まだ──終わるわけにはいかない。
ロランの意識がはっきりとしていくのに合わせ、葬儀の景色が揺らいで、消えていく。
気がつくとロランは本物の水の中を漂っていた。
外套も服も、いつも身に着けているもののままである。
『──おい』
どこか遠くから、声が聞こえた。
『おい、聞こえるか』
判然としないが、声音は壮年の男のものに思われた。
声はロランに向かって、語りかけているようだった。
「──」
己に向けられた声に、ロランは応えようとしたが、水の中では思うように言葉を発することが出来なかった。
けれども、ロランのその反応に、声の主は満足したようだった。
『ほう、やはりまだ生きているか。だが、さして時間は残されていまい』
哀れむような音色で言う。
それから、
『ふむ、心の臓がやぶれておるな。左腕と右脚も折れておる。頭部に裂傷も見えるな」
今のロランの惨状を静かに告げる。
ロランはなりゆきに任せて、黙したまま水中を漂う。
『──お前を助けてやろうか?』
その言葉に、ロランは戸惑った。
何者とも知れぬ相手に安易に助けを請うのは、他に選ぶ道がなかったとしても、いささか躊躇われた。
だが、それでもロランには、やらなければならないことがある。
そのためならば、迷うことなどない。
ロランは短い間に決心する。
『はい』
心で思った言葉が、そのまま相手に伝わった。
この場では、声を出す必要はないようだ。
『──よかろう。ならば、条件を言おう』
対価が必要なことは端から覚悟していた。
ロランはその先を無言で促した。
『わしの封印を解くこと。それが条件だ』
『封印? それは何でしょう?』
『聖鎧に施された結界だ。わしはもう千年もの間、ここに囚われておる』
聖鎧と聞いて、ロランには思い当たる記憶がある。
倒れる前に遺跡で目にした巨人。
あれは機甲ではなく、聖鎧であったのか。
子供の頃に聞いたおとぎ話。
それが、本当に実在したのだ。
『聖鎧……ということは、もしや貴方は……』
ロランの脳裏に、おとぎ話の中の、とある存在が思い浮かぶ。
『ああ。そうだ。お前の思った通りだ』
声の主はあっさりと肯定した。
『……分りました。それで、どうすればよいのでしょう?』
ロランは聖鎧については何も知らない。
もちろん、結界についても。
封印の解き方などは見当もつかない。
『今のままでは、難しい。まずはこの場から離れよ』
『どうやって?』
『お前が聖鎧を操るのだ』
『僕が……』
『わしには聖鎧を動かすことはできん。お前たちの言う、内なる理素を、わしらは持っておらんからな』
『……僕に出来るならば』
聖鎧の操作など、ロランにとっては未知の領分である。
それでも、やるしかない。
このままここで消えるわけにはいかないのだから。
『そのためにも、先ずはお前の身体を治さなくてはな』
水の中を、ロラン以外の何かが動く気配があった。
暗い水中に目を凝らすと複数の樹木の枝がロランに伸びてきていた。
『案ずるな。これら大聖樹の枝木は、お前の傷を癒すためのものだ。身を任せよ』
声に従いロランはゆるやかに迫り来る枝木の接触を受け入れた。
複数の枝は幾重にも重なってロランの身体をすっぽりと覆い、彼を包む大きな繭をかたち作った。
『痛みはさほどないはずだ。しばらく動かず、じっとしておれ』
声は相変わらずロランの耳に響き続けた。
『分かっていると思うが、わしとの約定は絶対だ。ゆめゆめ忘れるでないぞ。もし違えたならば、命をもって償ってもらう』
『我が父、ベルツ・ブローリンの名にかけて誓います。我、ロラン・ブローリンが、我が命と尊厳を懸けて約定を守ると』
繭に包まれたロランは心に強く念じ、誓いを立てた。
『よかろう、ロラン。わしの名はフリクセル。大精霊フリクセルである』
大精霊フリクセルの声はとても満足げなものだった。
ロランは不思議な力に包まれ、心地よさにまかせてまぶたを閉じた。
胸の辺りで何かが身体の中に入ってくるような感覚があったが、大精霊フリクセルの言う通り、痛みはなかった。
こうして、ロランは一命を取り留めたのである。
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
JKメイドはご主人様のオモチャ 命令ひとつで脱がされて、触られて、好きにされて――
のぞみ
恋愛
「今日から、お前は俺のメイドだ。ベッドの上でもな」
高校二年生の蒼井ひなたは、借金に追われた家族の代わりに、ある大富豪の家で住み込みメイドとして働くことに。
そこは、まるでおとぎ話に出てきそうな大きな洋館。
でも、そこで待っていたのは、同じ高校に通うちょっと有名な男の子――完璧だけど性格が超ドSな御曹司、天城 蓮だった。
昼間は生徒会長、夜は…ご主人様?
しかも、彼の命令はちょっと普通じゃない。
「掃除だけじゃダメだろ? ご主人様の癒しも、メイドの大事な仕事だろ?」
手を握られるたび、耳元で囁かれるたび、心臓がバクバクする。
なのに、ひなたの体はどんどん反応してしまって…。
怒ったり照れたりしながらも、次第に蓮に惹かれていくひなた。
だけど、彼にはまだ知られていない秘密があって――
「…ほんとは、ずっと前から、私…」
ただのメイドなんかじゃ終わりたくない。
恋と欲望が交差する、ちょっぴり危険な主従ラブストーリー。
【㊗️受賞!】神のミスで転生したけど、幼児化しちゃった!〜もふもふと一緒に、異世界ライフを楽しもう!〜
一ノ蔵(いちのくら)
ファンタジー
※第18回ファンタジー小説大賞にて、奨励賞を受賞しました!投票して頂いた皆様には、感謝申し上げますm(_ _)m
✩物語は、ゆっくり進みます。冒険より、日常に重きありの異世界ライフです。
【あらすじ】
神のミスにより、異世界転生が決まったミオ。調子に乗って、スキルを欲張り過ぎた結果、幼児化してしまった!
そんなハプニングがありつつも、ミオは、大好きな異世界で送る第二の人生に、希望いっぱい!
事故のお詫びに遣わされた、守護獣神のジョウとともに、ミオは異世界ライフを楽しみます!
カクヨム(吉野 ひな)にて、先行投稿しています。
氷河期世代のおじさん異世界に降り立つ!
本条蒼依
ファンタジー
氷河期世代の大野将臣(おおのまさおみ)は昭和から令和の時代を細々と生きていた。しかし、工場でいつも一人残業を頑張っていたがとうとう過労死でこの世を去る。
死んだ大野将臣は、真っ白な空間を彷徨い神様と会い、その神様の世界に誘われ色々なチート能力を貰い異世界に降り立つ。
大野将臣は異世界シンアースで将臣の将の字を取りショウと名乗る。そして、その能力の錬金術を使い今度の人生は組織や権力者の言いなりにならず、ある時は権力者に立ち向かい、又ある時は闇ギルド五竜(ウーロン)に立ち向かい、そして、神様が護衛としてつけてくれたホムンクルスを最強の戦士に成長させ、昭和の堅物オジサンが自分の人生を楽しむ物語。
クラス転移したら種族が変化してたけどとりあえず生きる
あっとさん
ファンタジー
16歳になったばかりの高校2年の主人公。
でも、主人公は昔から体が弱くなかなか学校に通えなかった。
でも学校には、行っても俺に声をかけてくれる親友はいた。
その日も体の調子が良くなり、親友と久しぶりの学校に行きHRが終わり先生が出ていったとき、クラスが眩しい光に包まれた。
そして僕は一人、違う場所に飛ばされいた。
最低のEランクと追放されたけど、実はEXランクの無限増殖で最強でした。
MP
ファンタジー
高校2年の夏。
高木華音【男】は夏休みに入る前日のホームルーム中にクラスメイトと共に異世界にある帝国【ゼロムス】に魔王討伐の為に集団転移させれた。
地球人が異世界転移すると必ずDランクからAランクの固有スキルという世界に1人しか持てないレアスキルを授かるのだが、華音だけはEランク・【ムゲン】という存在しない最低ランクの固有スキルを授かったと、帝国により死の森へ捨てられる。
しかし、華音の授かった固有スキルはEXランクの無限増殖という最強のスキルだったが、本人は弱いと思い込み、死の森を生き抜く為に無双する。
転生したら幽閉王子でした~これどうすんの?
サクラ近衛将監
ファンタジー
神様の眷属の過失が原因の事故に遭って死んだ桜庭雄一が異世界に転生したら、とある国の忌避すべき王子として幽閉されていた。
転生にはチートがつきもののはずだが、事故で死んだ者が300名を超えるために、個別にチートは与えられず、転生先の者の能力を生かせと神に告げられている。
「神の加護」ではないけれど、「恩寵」が与えられているので、当該異世界では努力を為した分、通常に比べると成果があるらしい。
これはとある国の幽閉王子に転生した男の冒険譚である。
原則として、毎週月曜日20時に投稿予定です。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる