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事件資料4:行方不明者の知人への聞き取り調査に関する音声データ
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<202XX年7月12日 10:41>
大学生:あぁ、電話の刑事さん?アイツの件だよね?でも大したこと無いんだよね。幻覚とか、後は気が付いたらよく分からない行動取ってるって悩みは俺達も聞いててさ。で、色々と病院で見て貰ったけど何の成果も無し。え?病院の名前?知らないけど、でも先生の名前は……えーと、何だっけなァ。ナントカ先生、いやカガミ?いやカカミハラ?って言ってたかな。ゴメン、一々そんな情報覚えてなくてさ。でもそりゃあ悩むよ。なんかさ、見た事が無い漢字がチラつくんだってさ。最初は幻覚?だったようだよ。だけど、ソレが段々と身の回りに出てくるんだ。本当に。ノートを開いた時、新聞のチラシをめくった時。だけど幸いにも常用漢字に同じものは無いみたいでさ、だからソイツ段々とメールでやり取りする様になってきたんだけど、それでも症状が酷くなって。しまいにはノイローゼから深夜徘徊までしだして、結果精神病院に通うようになった。で、そんな矢先に消えちまった。
(一気に話して酸欠になったのか、何度も深呼吸する音声が聞こえる)
大学生:コレだけじゃないんだ。症状はドンドンと酷くなっていってさ。で、終いにはまた別の幻覚を見始めたって言うんだよ。ソイツの話だと、何か隙間から誰かが覗いているとか、手招きしてる幻覚が見えるとかナントカ。しかもドンドン酷くなってって、最初は電柱の間とか側溝の間とか、とにかく遠くから見てるだけだったのに、遂には家の中にまで見え始めたって。最近だとちょっと空いた扉の隙間とかから目が見えて、手がコッチに来いって手招きしてるって。両親も悩んでたみたいだけど、結構距離離れてるから病院行きなさいとしか言ってくれなかったみたいだよ。で、その末に行方を眩ませちまった。え?落書き?あぁ覚えてるよ。だってソイツ、気が付けばノートにその落書き書いてたからさ。それ見た時に、あーやべぇなって思ったよ。だってソイツ、教授の話を聞きながら、黒板ジッと見つめながら、まるで手だけが別の生き物になったみたいにガリガリとその模様?みたいなのを書くんだ。で、ふと気が付くと毎度"何時の間にこんなの書いたんだ?"って漏らすのさ。え?そっちじゃなくて見たいの?えーとこう、カタカナのコの字の中に縦線が二本走ってて、その間に"手"が三つ並んでるんだ。な?変だろ?文字にしたって誰も見た事がないんだ。え?よく覚えてるなって?まあ…それは、アレだよ。
<202XX年7月12日 10:43>
(一しきり話終えた学生が大きく深呼吸をする声が聞こえる。暫く無音)
大学生:あのさ。多分俺のは幻覚とは違うと思うんだけど、誰かが見てるんだよ。隙間から見ているんだよ。目が見えるんだ。で、時には手招きとか手をパチパチと鳴らしたりまでしてる。だけど、俺以外に誰も見てないんだ。
イケダ刑事:ソレは君の友達と……いや、ともかく本当かい?具体的な姿、年齢とかは分かる?
大学生:いや、訳が分からねぇんだよ。誰かが確実に俺の後を付けてきてるんだ。夜、バイト帰りに1人で夜道を歩いていると背後から、いや隙間から見てるんだよ。電柱の間とかさぁ!!
イケダ刑事:わかった。落ち着け、一旦落ち着こう。相手の顔とかは分からないんだね?心当たりも?
大学生:分かんねぇよ、何も。一度ブチギレて近づいたんだよ。だけどいないんだ。幻覚じゃない。はっきりとこの目で見たのに、誰もいねぇんだ。なんか変な模様があるだけなんだよ!!で、だんだんその頻度が上がってさぁ、ドンドンと近づいて、目立つ行動取り始めてるんだよ。パチパチって手を叩いたり、なんか口笛吹いたりまるで俺を見ろって感じでさぁ!!
イケダ刑事:その鬼気迫る様子から見るに本当なんだろうけど、君以外に見えないのではどうにもしようがないよ
大学生:クソッ!!オイなんなんだよソレ!!
イケダ刑事:実害が出ていない以上、コチラとしては動くことは難しい。しかも遠くから見てるだけなんて警察では手の出しようがない。下手をすれば人権がどうので面倒なことになるんだよ。携帯番号教えておくから、何か困ったら連絡してくれ
<202XX年7月12日 10:48>
以後、10:50までイケダ刑事の返答に怒る大学生の暴言が続く。本件とは無関係の為、割愛
<202XX年7月12日 10:41>
大学生:あぁ、電話の刑事さん?アイツの件だよね?でも大したこと無いんだよね。幻覚とか、後は気が付いたらよく分からない行動取ってるって悩みは俺達も聞いててさ。で、色々と病院で見て貰ったけど何の成果も無し。え?病院の名前?知らないけど、でも先生の名前は……えーと、何だっけなァ。ナントカ先生、いやカガミ?いやカカミハラ?って言ってたかな。ゴメン、一々そんな情報覚えてなくてさ。でもそりゃあ悩むよ。なんかさ、見た事が無い漢字がチラつくんだってさ。最初は幻覚?だったようだよ。だけど、ソレが段々と身の回りに出てくるんだ。本当に。ノートを開いた時、新聞のチラシをめくった時。だけど幸いにも常用漢字に同じものは無いみたいでさ、だからソイツ段々とメールでやり取りする様になってきたんだけど、それでも症状が酷くなって。しまいにはノイローゼから深夜徘徊までしだして、結果精神病院に通うようになった。で、そんな矢先に消えちまった。
(一気に話して酸欠になったのか、何度も深呼吸する音声が聞こえる)
大学生:コレだけじゃないんだ。症状はドンドンと酷くなっていってさ。で、終いにはまた別の幻覚を見始めたって言うんだよ。ソイツの話だと、何か隙間から誰かが覗いているとか、手招きしてる幻覚が見えるとかナントカ。しかもドンドン酷くなってって、最初は電柱の間とか側溝の間とか、とにかく遠くから見てるだけだったのに、遂には家の中にまで見え始めたって。最近だとちょっと空いた扉の隙間とかから目が見えて、手がコッチに来いって手招きしてるって。両親も悩んでたみたいだけど、結構距離離れてるから病院行きなさいとしか言ってくれなかったみたいだよ。で、その末に行方を眩ませちまった。え?落書き?あぁ覚えてるよ。だってソイツ、気が付けばノートにその落書き書いてたからさ。それ見た時に、あーやべぇなって思ったよ。だってソイツ、教授の話を聞きながら、黒板ジッと見つめながら、まるで手だけが別の生き物になったみたいにガリガリとその模様?みたいなのを書くんだ。で、ふと気が付くと毎度"何時の間にこんなの書いたんだ?"って漏らすのさ。え?そっちじゃなくて見たいの?えーとこう、カタカナのコの字の中に縦線が二本走ってて、その間に"手"が三つ並んでるんだ。な?変だろ?文字にしたって誰も見た事がないんだ。え?よく覚えてるなって?まあ…それは、アレだよ。
<202XX年7月12日 10:43>
(一しきり話終えた学生が大きく深呼吸をする声が聞こえる。暫く無音)
大学生:あのさ。多分俺のは幻覚とは違うと思うんだけど、誰かが見てるんだよ。隙間から見ているんだよ。目が見えるんだ。で、時には手招きとか手をパチパチと鳴らしたりまでしてる。だけど、俺以外に誰も見てないんだ。
イケダ刑事:ソレは君の友達と……いや、ともかく本当かい?具体的な姿、年齢とかは分かる?
大学生:いや、訳が分からねぇんだよ。誰かが確実に俺の後を付けてきてるんだ。夜、バイト帰りに1人で夜道を歩いていると背後から、いや隙間から見てるんだよ。電柱の間とかさぁ!!
イケダ刑事:わかった。落ち着け、一旦落ち着こう。相手の顔とかは分からないんだね?心当たりも?
大学生:分かんねぇよ、何も。一度ブチギレて近づいたんだよ。だけどいないんだ。幻覚じゃない。はっきりとこの目で見たのに、誰もいねぇんだ。なんか変な模様があるだけなんだよ!!で、だんだんその頻度が上がってさぁ、ドンドンと近づいて、目立つ行動取り始めてるんだよ。パチパチって手を叩いたり、なんか口笛吹いたりまるで俺を見ろって感じでさぁ!!
イケダ刑事:その鬼気迫る様子から見るに本当なんだろうけど、君以外に見えないのではどうにもしようがないよ
大学生:クソッ!!オイなんなんだよソレ!!
イケダ刑事:実害が出ていない以上、コチラとしては動くことは難しい。しかも遠くから見てるだけなんて警察では手の出しようがない。下手をすれば人権がどうので面倒なことになるんだよ。携帯番号教えておくから、何か困ったら連絡してくれ
<202XX年7月12日 10:48>
以後、10:50までイケダ刑事の返答に怒る大学生の暴言が続く。本件とは無関係の為、割愛
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