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第7章 平穏は遥か遠く
281話 そして、夜が明ける 其の2
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元清雅社員達から自殺者が出ていると、懺悔に含まれた唐突な情報にタケルは困惑した。自らが知りえない場所で、想像しえない現実が進行していた。正直に言えば、彼はついでに過ぎず、真に知って欲しくなかったのはルミナであるのは言わずもがな。かつては復興支援と艦長の重責から、今は敵の奸計により精神をすり減らされる現状への憂慮からこの情報は伏せられた。
「まさか!!」
少々ナーバスとなっているのか、タケルは頭に過った可能性に言葉を荒げる。が……
「違う。自責の念に駆られた結果だ」
諭すように否定したフェルドマンの視線は吸い寄せられるように天井へと向かった。死者の魂が天に昇るという迷信への信仰か、皺の刻まれた顔は自死という形で黄泉へと旅立った仲間への哀悼に溢れている。
「タナトスではない。現に遺書も見つかっている、最後なのに律儀だな。いや、あるいは最後だからか」
「内容は?」
「後悔、それだけだ。"殺す"。これ程に悍ましく、これ程に身近な言葉もあるまい。誰もがちょっと気分が昂れば口に出したり、考えたりするが、一方で大半が実行に移さない言葉。だがワシ等は一線を越えた。そんな過去を冷静に顧みる環境に置かれた結果、心が耐えきれなくなった。そんなところだよ。そして、英雄と共に生きる君に知っておいてほしかった事でもある」
「俺に?」
「そうだ。人の意志は脆く弱い。強いと思えた人間であったとしても、その心の内に何を隠しているか、どんな傷を負っているか分からない。だから、ある日ある瞬間に死を選んでしまうのだよ」
「何時か彼女も死を選ぶと?まさか」
漸く言わんとする事を理解したタケルは反射的に否定した。が、程なく真っ直ぐ見つめるフェルドマンの視線から逃げるように俯いた。間近で誰よりも彼女の強さを見て来たが為に、その意志の強さが死ぬまで続くと信じ切っていた。俯く瞬間に垣間見えた表情には、都合の良い物差しで英雄を測っていた浅慮を悔いる彼の心中を雄弁に語る。
「英雄だけではない。誰にでも起こり得る事だ。ワシ等も、特兵研の研究者達も、何も知らぬ市井の人間もそうだし」
フェルドマンはそこで一旦言葉を区切ると、天井を見上げ、瞼を閉じた。暫しの静寂が横たわる。比較的こじんまりとした隠れ家の一室に所狭しと並んだ無数の機器が発する小さな唸り声が、ハッキリと聞こえる程に。
「神と呼ばれる少女であっても、だ」
全員の視線が集まる中、目を見開いたフェルドマンはタケルへと向き直った。神と呼ばれる少女とは、即ちフォルトゥナ=デウス・マキナだ。
「姫が?」
口調には明確な疑問が滲む。名前だけならば連合に知らぬ者はいない、超絶的な演算能力を持つ機神”アマテラスオオカミ”と互角以上の能力で連合の維持安定を担う現人神。
そう、神だ。人知を超越した存在と、人々から畏怖と敬意を込めて呼ばれる姫が人と同じであると語った。俄かに信じ難い推論に違和感を覚えるのは彼だけに止まらず、周囲の研究者達も懐疑的な視線を向ける。無論、私もだ。
神という仰々しい呼称とは裏腹に、実は何不自由ない生活を送っており、何なら公務に影響のない範囲という条件付きで就業や進学も許されている。期間は限定されているが、先代は研究者、先々代は画業と、それなりの人生を謳歌していた事実を恐らく彼は知らない。
いや、違う。肝心な事実が抜け落ちていた、姫の年齢だ。婚約時は僅か14歳で、婚姻は16歳の誕生日である今日、執り行われる。相手に不足は無いとは言え、多感な年齢を好きなように生きる間も無いという現実に過度のストレスを感じても不思議ではない。更に若すぎると方々から強い反対の声もある。当然、主役たる姫の耳に入っているだろう。様々な要素を考慮すれば、荒唐無稽な推論も強ち的外れでもないと思える。
が、何か足りていないような気がする。9割9分間違っていない確信と、何かが違うという漠然とした不安が心を掻き毟る感覚が私の中でせめぎ合う。
「だから甘いと評した。神だから傷つかぬとどうして思った?英雄だから傷つかぬと、何度でも死地から立ち上がるとどうして思った?君はまだ人の心に疎い。だから学ぶ事、知ろうとする事を止めぬように、と忠告したくてな。思考の放棄は意志を持つ者の死と同義。それに、学び続ければ人ならぬ身であっても何時の日か真実に辿りつけよう」
フェルドマンは全てを語ると無言でタケルを見つめ……
「感謝する」
タケルは助言を素直に受け取った証に微笑みながら感謝を口に出した。フェルドマンはそんな彼の態度に"正直で結構"と、口の端に笑みを浮かべた。どうやら最後の話をタケルに聞かせたかったようだ。
「さて、では博士の説教が終わったところで本題に入りましょうか」
長話が終わり、話は漸く本題へと戻る。
「ウム、時間を取らせてすまないな。では"クナド"の改良が……ムッ?」
『聞こえるか!!』
「何だ?」
その矢先、無慈悲にも通信が中断した。全員の通信端末に緊急を告げる警報と赤色に縁取られたディスプレイが浮かび上がる。
「何かあったのか?」
『済まない。タケルに協力を要請したい』
映し出されたスサノヲの言葉に全員の表情が強張った。こんな時間にまだ問題が起きるのか、いや起こすのかと、諦めと呆れを含んだ空気が部屋に充満する。
「ただ事じゃない雰囲気なんですが、何があったんです?」
『ソレがよく分からんのだ。こんな時刻なのに急に人が移動を始めた。しかも1人2人じゃない、結構な人数を確認している』
「確かに妙ではあるんですが、でもそれだけでしょう?」
『確かにそれだけだが。自発的か、それとも操られているのかは分からんがこんな暗がりをフラフラと歩くのはどう考えたって変だ。手伝ってもらえるか?』
「他に誰か手を回せないんですか?」
『今日と言う日でなければ誰だって駆り出したさ。だが今日は婚姻の儀、主力の休息をこれ以上邪魔されるわけにはいかない』
特兵研の質問は最もであるが、しかしスサノヲの疲労に満ちた表情に全てを察した。彼等も限界近くまで稼働している。それもこれも今日執り行われる婚姻の儀が原因だ。現状のスサノヲはその役割を大きく二分している。
今日この日にぶつける精鋭は軽い雑務と十分な休息に専念し、それ以外の全員が彼等の分をフォローする為に休みなしで彼方此方を駆けまわる。同胞である筈のヤタガラスはほぼ敵対状態。艦橋のオペレーター達は適宜フォローを入れてくれるが、しかし監視者達の監視の目を盗みつつとなる為にその頻度はガタ落ち。市民の大半はスサノヲ達を快く思わないかどうでも良いと見捨てるか、さもなくば敵対的な感情に支配されている。
誰もがディスプレイに映るスサノヲの顔を見て、納得する。沈痛そうな面持ちを見て、彼も本来ならば自分達で解決したかったのだと悟る。そもそもタケルが別行動してまでこの場所を訪れた理由はメンテナンスと専用兵装調整の為。主力を温存する為に精神と肉体を限界以上に酷使する彼等の苦労と、頼らざるを得ない苦悩を理解してしまい、だから誰もが本音を腹の底に押し込めた。
「承知した。だがルミナには伝えないでくれ、少しでも休ませたい」
彼もまた同じく。研究者達の雰囲気とスサノヲの様子に己が役目を理解したタケルは依頼を快諾した。
『分かっている。では至急、第76観光区域に向かってくれ』
「76、ここからそう遠くない位置だな。確か、エクゼスレシアとの共同管轄だったか」
『そうだ。もう、君に頼むしかないんだ。監視がどんどん厳しくなって、転移も早々使えない。なんでこんな場所に纏まった人間が集まったのか……罠かも知れないから無理をしない程度に頼む』
「それは相手次第だな」
罠の可能性を疑いながら、タケルはそれでも颯爽と扉の奥の闇に消え、特兵研とフェルドマンは決意の表情と共に部屋を後にする彼を黙って見送った。
婚姻の儀を間近に控えたこの状況で真面に動ける人材は少なく、故に生身の肉体とは違う為に疲労を知らず休息の必要もないタケルはうってつけの人材。500年前の天才科学者が残した"遺産"に記載されたオーパーツ、半永久機関はカグツチを効率よくエネルギーへと変換し身体の隅々まで行き渡らせる。
損傷した部位はナノマシンにより修復されるが、それもまた"遺産"に記された特製。地球と同レベルで増殖を繰り返すナノマシンは、更にそれぞれが軽度の学習機能を内包し、常に適切な治療を自動で行う。対マガツヒを想定した切り札として製造され、今は戦いの切り札として期待されるタケルが、罠を承知で76区域へと向かう。
恐らく、いや間違いない。儀を当日に控えながら、英雄を含めたコチラ側の戦力を全く削れていない守護者達がその日その時を座して待つ理由は無い。婚姻の儀、午前の部が執り行われるまであと5時間ほどしかないのだから。
「まさか!!」
少々ナーバスとなっているのか、タケルは頭に過った可能性に言葉を荒げる。が……
「違う。自責の念に駆られた結果だ」
諭すように否定したフェルドマンの視線は吸い寄せられるように天井へと向かった。死者の魂が天に昇るという迷信への信仰か、皺の刻まれた顔は自死という形で黄泉へと旅立った仲間への哀悼に溢れている。
「タナトスではない。現に遺書も見つかっている、最後なのに律儀だな。いや、あるいは最後だからか」
「内容は?」
「後悔、それだけだ。"殺す"。これ程に悍ましく、これ程に身近な言葉もあるまい。誰もがちょっと気分が昂れば口に出したり、考えたりするが、一方で大半が実行に移さない言葉。だがワシ等は一線を越えた。そんな過去を冷静に顧みる環境に置かれた結果、心が耐えきれなくなった。そんなところだよ。そして、英雄と共に生きる君に知っておいてほしかった事でもある」
「俺に?」
「そうだ。人の意志は脆く弱い。強いと思えた人間であったとしても、その心の内に何を隠しているか、どんな傷を負っているか分からない。だから、ある日ある瞬間に死を選んでしまうのだよ」
「何時か彼女も死を選ぶと?まさか」
漸く言わんとする事を理解したタケルは反射的に否定した。が、程なく真っ直ぐ見つめるフェルドマンの視線から逃げるように俯いた。間近で誰よりも彼女の強さを見て来たが為に、その意志の強さが死ぬまで続くと信じ切っていた。俯く瞬間に垣間見えた表情には、都合の良い物差しで英雄を測っていた浅慮を悔いる彼の心中を雄弁に語る。
「英雄だけではない。誰にでも起こり得る事だ。ワシ等も、特兵研の研究者達も、何も知らぬ市井の人間もそうだし」
フェルドマンはそこで一旦言葉を区切ると、天井を見上げ、瞼を閉じた。暫しの静寂が横たわる。比較的こじんまりとした隠れ家の一室に所狭しと並んだ無数の機器が発する小さな唸り声が、ハッキリと聞こえる程に。
「神と呼ばれる少女であっても、だ」
全員の視線が集まる中、目を見開いたフェルドマンはタケルへと向き直った。神と呼ばれる少女とは、即ちフォルトゥナ=デウス・マキナだ。
「姫が?」
口調には明確な疑問が滲む。名前だけならば連合に知らぬ者はいない、超絶的な演算能力を持つ機神”アマテラスオオカミ”と互角以上の能力で連合の維持安定を担う現人神。
そう、神だ。人知を超越した存在と、人々から畏怖と敬意を込めて呼ばれる姫が人と同じであると語った。俄かに信じ難い推論に違和感を覚えるのは彼だけに止まらず、周囲の研究者達も懐疑的な視線を向ける。無論、私もだ。
神という仰々しい呼称とは裏腹に、実は何不自由ない生活を送っており、何なら公務に影響のない範囲という条件付きで就業や進学も許されている。期間は限定されているが、先代は研究者、先々代は画業と、それなりの人生を謳歌していた事実を恐らく彼は知らない。
いや、違う。肝心な事実が抜け落ちていた、姫の年齢だ。婚約時は僅か14歳で、婚姻は16歳の誕生日である今日、執り行われる。相手に不足は無いとは言え、多感な年齢を好きなように生きる間も無いという現実に過度のストレスを感じても不思議ではない。更に若すぎると方々から強い反対の声もある。当然、主役たる姫の耳に入っているだろう。様々な要素を考慮すれば、荒唐無稽な推論も強ち的外れでもないと思える。
が、何か足りていないような気がする。9割9分間違っていない確信と、何かが違うという漠然とした不安が心を掻き毟る感覚が私の中でせめぎ合う。
「だから甘いと評した。神だから傷つかぬとどうして思った?英雄だから傷つかぬと、何度でも死地から立ち上がるとどうして思った?君はまだ人の心に疎い。だから学ぶ事、知ろうとする事を止めぬように、と忠告したくてな。思考の放棄は意志を持つ者の死と同義。それに、学び続ければ人ならぬ身であっても何時の日か真実に辿りつけよう」
フェルドマンは全てを語ると無言でタケルを見つめ……
「感謝する」
タケルは助言を素直に受け取った証に微笑みながら感謝を口に出した。フェルドマンはそんな彼の態度に"正直で結構"と、口の端に笑みを浮かべた。どうやら最後の話をタケルに聞かせたかったようだ。
「さて、では博士の説教が終わったところで本題に入りましょうか」
長話が終わり、話は漸く本題へと戻る。
「ウム、時間を取らせてすまないな。では"クナド"の改良が……ムッ?」
『聞こえるか!!』
「何だ?」
その矢先、無慈悲にも通信が中断した。全員の通信端末に緊急を告げる警報と赤色に縁取られたディスプレイが浮かび上がる。
「何かあったのか?」
『済まない。タケルに協力を要請したい』
映し出されたスサノヲの言葉に全員の表情が強張った。こんな時間にまだ問題が起きるのか、いや起こすのかと、諦めと呆れを含んだ空気が部屋に充満する。
「ただ事じゃない雰囲気なんですが、何があったんです?」
『ソレがよく分からんのだ。こんな時刻なのに急に人が移動を始めた。しかも1人2人じゃない、結構な人数を確認している』
「確かに妙ではあるんですが、でもそれだけでしょう?」
『確かにそれだけだが。自発的か、それとも操られているのかは分からんがこんな暗がりをフラフラと歩くのはどう考えたって変だ。手伝ってもらえるか?』
「他に誰か手を回せないんですか?」
『今日と言う日でなければ誰だって駆り出したさ。だが今日は婚姻の儀、主力の休息をこれ以上邪魔されるわけにはいかない』
特兵研の質問は最もであるが、しかしスサノヲの疲労に満ちた表情に全てを察した。彼等も限界近くまで稼働している。それもこれも今日執り行われる婚姻の儀が原因だ。現状のスサノヲはその役割を大きく二分している。
今日この日にぶつける精鋭は軽い雑務と十分な休息に専念し、それ以外の全員が彼等の分をフォローする為に休みなしで彼方此方を駆けまわる。同胞である筈のヤタガラスはほぼ敵対状態。艦橋のオペレーター達は適宜フォローを入れてくれるが、しかし監視者達の監視の目を盗みつつとなる為にその頻度はガタ落ち。市民の大半はスサノヲ達を快く思わないかどうでも良いと見捨てるか、さもなくば敵対的な感情に支配されている。
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『そうだ。もう、君に頼むしかないんだ。監視がどんどん厳しくなって、転移も早々使えない。なんでこんな場所に纏まった人間が集まったのか……罠かも知れないから無理をしない程度に頼む』
「それは相手次第だな」
罠の可能性を疑いながら、タケルはそれでも颯爽と扉の奥の闇に消え、特兵研とフェルドマンは決意の表情と共に部屋を後にする彼を黙って見送った。
婚姻の儀を間近に控えたこの状況で真面に動ける人材は少なく、故に生身の肉体とは違う為に疲労を知らず休息の必要もないタケルはうってつけの人材。500年前の天才科学者が残した"遺産"に記載されたオーパーツ、半永久機関はカグツチを効率よくエネルギーへと変換し身体の隅々まで行き渡らせる。
損傷した部位はナノマシンにより修復されるが、それもまた"遺産"に記された特製。地球と同レベルで増殖を繰り返すナノマシンは、更にそれぞれが軽度の学習機能を内包し、常に適切な治療を自動で行う。対マガツヒを想定した切り札として製造され、今は戦いの切り札として期待されるタケルが、罠を承知で76区域へと向かう。
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