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第1章 来訪
2 病室での一幕…
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(ここは…)
窓から差し込むほのかな光の中…スペードは眼を覚ます。
(オレは…死んだんじゃ…)
辺りを見回そうと、もぞもぞと動けば、
「おう、気が付いたか」
その静かだが、威勢のいい声は…ガフェルだ。
「おーい、嬢ちゃん呼んでこいや」
そう言われて、助手らしき人間がすぐにいなくなった。
「ここは…どこですか…」
スペードの問いに、
「ファルメニウス公爵家内の医療施設さ。
並みの病院より、よっぽど設備も整ってるから、安心して寝てろや」
するとスペードは、状況がだいたい理解できたようで、
「オレの…仲間…」
真っ先に出た言葉はそれだった。
「全員、この部屋にいるよ」
そのガフェルの言葉に安心したようで、またうとうとしだしたのだが、
「おっちゃーん、眼ぇ覚ましたって?」
その陽気な声に、再度ぱちりと目が開く。
「静かにしろや、嬢ちゃん!!
こいつ等まだ、絶対安静だぞ!!」
「ごめんごめーん」
私は病室に入ってすぐ、おっちゃんに叱られた。
うーん、反省!!
「話してもいいけど、手短にな」
「はいはーい」
私がスペードを見ると、再度ぱちりと目が合った。
「ん~、とりあえず峠は越したみたいね」
「何で…」
「ん?」
「何でオレを…助けた…」
「ん~、その前にまず…、アンタまだ、私と取引する気ある?」
これ一番、大事。
「…もちろん」
小さいが、ハッキリした声だ。
「あそ…じゃあ…」
私が何か言おうとしたら、
「待て…オレも取引する…」
「オレも…」
「アタシも…」
ダイヤとクローバ、ハートも目を覚ましていたようだ。
「よせ…お前ら…」
スペードは止めたいようだが、
「俺たちはチームだろうが…」
「死ぬも生きるも一緒だ」
「そーよ」
みんな…意見は同じの様だ。
「わかった!!じゃ、アンタたちはとりあえず全員、体を治しなさい!!
ゴギュラン病は初期ならまだしも、第二期の…それも重い状態になったら、簡単には
治らない。
根気よく治療しなきゃダメよ。
じゃあね」
私は言いたいことだけ言って、さっさと消える…。
だって、スペードが私の所に来た日の言葉が…頭に残っているからね。
多分…他の連中も似たり寄ったりなことを言うはずだから…病人相手に怒鳴るのもね。
「…あの…」
近くにいたガフェルに、スペードが話しかける。
「オルフィリア公爵夫人は…いつもあんな感じなんですか…」
「おお、そうだよ。
夫人になって、ちょっとは落ち着くかと思いきや…昔と全く変わらねぇ。
まあ、俺みたいな難民あがりに気やすく接してくれる公爵夫人様ってのも、なんだか
いいもんだから、ほっといてるけどな」
ガフェルは陽気に笑い、
「だから、まあ…アンタらなんか訳ありみたいだが…、嬢ちゃんは一度助けるって決めた
奴らを見捨てたりはしねぇ。
ここは安全だぜ」
「……」
(いったい…何なんだ…あの女は…)
スペードは…自分の予想の範疇を越えた私の行動が…わからないみたい。
「おーい、お前ら!!もう体起こせるか?
無理なら、起こさなくていいぜ」
ガフェルおっちゃん、マイペースね、好きよ。
「大丈夫だ…何とか…」
4人とも、普段から鍛えているだけあって、回復力も高いようだ。
「そうか、じゃあ、とりあえず飯食えや。
ほれ!!」
そう言っておっちゃんが出したのは、日々改良を重ねている、フィリアム商会特製の病人食だ。
「あ…ありがとうございます…」
全員が、おずおずと受け取る。
「…飯…食わせてもらえるんだ…」
おいおい、クローバよ…。
どんな生活してきたんだい?と、言いたくなるなぁ…。
そんで、皆で病人食を一口。
「!!!!」
「なんだこれ、うっめ―――――――――――――っ!!」
クローバが…一気食いならぬ、一気飲み。
まあ…確かにスープとお粥だけどさぁ…2秒で食うなよ…。
体に悪いぞ…流石に…。
「せんせ―――――――――――っ!!おかわりーっ!!」
両手に食器持って上にあげるクローバ。
「ちょっと、アンタ!!図々しすぎ!!」
ハートが噛みつく勢いで言うが、
「ははは、いいっていいって。
食えるってことは、生きる力が湧いてきているってことさ!!
他の奴も遠慮せず、お代わりしろや」
ガフェルの屈託のない笑顔。
「は…はあ…」
3人とも顔を見合わせている。
…これだけで、今までどんな扱いされて来たか、わかるなぁ…。
まあ…こんな感じでさ…。
4人は体を…治すことになった。
ガフェルおっちゃんも周りも…まあ、ファルメニウス公爵家全体がいい人だから…。
ただ流石に…彼らが私を襲った事には変わりない。
私はこまめに彼らの様子や、周りの様子を見に来ていた。
すると彼らとたまーに目が合って…。
やっぱり警戒はされてるなぁ…。
当たり前だけど…。
でも、何だか少しずつ…警戒を解いてくれてるっぽい。
ただ一人…。
スペードだけは、未だに私と目が合うと、すぐにそらす。
警戒心が…人一倍強いんだなぁ。
生き残るためには必要な事だから、わたしゃ気にせん。
そんなこんなで時間はすぐ過ぎ…彼らはほぼほぼ元気になった。
「よし!!これで完治だな!!」
ガフェルは横にいたダイロに、
「ゴギュラン病の方も、大丈夫だろ?」
「誰にモノ言ってんだ!!完璧に治したぞ、バカ野郎!!」
この2人は未来永劫こうなんだろうなぁ…でも…なんかいいなぁ。
「お前らも、せっかく命拾ったんだから、大事にしてくれよ」
「そーだよ、この薬高いんだぞ。
この病院ではファルメニウス公爵家が全額負担してるから、タダだけどな」
どこまでも陽気にしゃべる。
「ありがとうございました…」
スペードは皆の代表のようにお辞儀をし、皆もそれに続いた。
おっちゃんらの言葉に何も言わないのは…自分たちの命が、依然風前の灯火だと思って
いるんだろうなぁ。
まあ、的にしたのがファルメニウス公爵夫人じゃ…ね。
「そうそう、その服返さなくていいからな。
フィリアム商会の試供品を、持って来たやつだから」
「そ、そうなんですか?」
「ああ、だからもらっとけ」
やっぱり明るく言うのだが、彼らは終始暗い顔だ。
自分たちのこれからの未来が…明るいものだと思っていないからだろうな。
改めて…、私は彼らを庭園の一角へと呼んだ。
外れの方だから、人はあまり来ない。
秘密の話をするにはうってつけ。
裏門も近いから、余計に重宝している。
窓から差し込むほのかな光の中…スペードは眼を覚ます。
(オレは…死んだんじゃ…)
辺りを見回そうと、もぞもぞと動けば、
「おう、気が付いたか」
その静かだが、威勢のいい声は…ガフェルだ。
「おーい、嬢ちゃん呼んでこいや」
そう言われて、助手らしき人間がすぐにいなくなった。
「ここは…どこですか…」
スペードの問いに、
「ファルメニウス公爵家内の医療施設さ。
並みの病院より、よっぽど設備も整ってるから、安心して寝てろや」
するとスペードは、状況がだいたい理解できたようで、
「オレの…仲間…」
真っ先に出た言葉はそれだった。
「全員、この部屋にいるよ」
そのガフェルの言葉に安心したようで、またうとうとしだしたのだが、
「おっちゃーん、眼ぇ覚ましたって?」
その陽気な声に、再度ぱちりと目が開く。
「静かにしろや、嬢ちゃん!!
こいつ等まだ、絶対安静だぞ!!」
「ごめんごめーん」
私は病室に入ってすぐ、おっちゃんに叱られた。
うーん、反省!!
「話してもいいけど、手短にな」
「はいはーい」
私がスペードを見ると、再度ぱちりと目が合った。
「ん~、とりあえず峠は越したみたいね」
「何で…」
「ん?」
「何でオレを…助けた…」
「ん~、その前にまず…、アンタまだ、私と取引する気ある?」
これ一番、大事。
「…もちろん」
小さいが、ハッキリした声だ。
「あそ…じゃあ…」
私が何か言おうとしたら、
「待て…オレも取引する…」
「オレも…」
「アタシも…」
ダイヤとクローバ、ハートも目を覚ましていたようだ。
「よせ…お前ら…」
スペードは止めたいようだが、
「俺たちはチームだろうが…」
「死ぬも生きるも一緒だ」
「そーよ」
みんな…意見は同じの様だ。
「わかった!!じゃ、アンタたちはとりあえず全員、体を治しなさい!!
ゴギュラン病は初期ならまだしも、第二期の…それも重い状態になったら、簡単には
治らない。
根気よく治療しなきゃダメよ。
じゃあね」
私は言いたいことだけ言って、さっさと消える…。
だって、スペードが私の所に来た日の言葉が…頭に残っているからね。
多分…他の連中も似たり寄ったりなことを言うはずだから…病人相手に怒鳴るのもね。
「…あの…」
近くにいたガフェルに、スペードが話しかける。
「オルフィリア公爵夫人は…いつもあんな感じなんですか…」
「おお、そうだよ。
夫人になって、ちょっとは落ち着くかと思いきや…昔と全く変わらねぇ。
まあ、俺みたいな難民あがりに気やすく接してくれる公爵夫人様ってのも、なんだか
いいもんだから、ほっといてるけどな」
ガフェルは陽気に笑い、
「だから、まあ…アンタらなんか訳ありみたいだが…、嬢ちゃんは一度助けるって決めた
奴らを見捨てたりはしねぇ。
ここは安全だぜ」
「……」
(いったい…何なんだ…あの女は…)
スペードは…自分の予想の範疇を越えた私の行動が…わからないみたい。
「おーい、お前ら!!もう体起こせるか?
無理なら、起こさなくていいぜ」
ガフェルおっちゃん、マイペースね、好きよ。
「大丈夫だ…何とか…」
4人とも、普段から鍛えているだけあって、回復力も高いようだ。
「そうか、じゃあ、とりあえず飯食えや。
ほれ!!」
そう言っておっちゃんが出したのは、日々改良を重ねている、フィリアム商会特製の病人食だ。
「あ…ありがとうございます…」
全員が、おずおずと受け取る。
「…飯…食わせてもらえるんだ…」
おいおい、クローバよ…。
どんな生活してきたんだい?と、言いたくなるなぁ…。
そんで、皆で病人食を一口。
「!!!!」
「なんだこれ、うっめ―――――――――――――っ!!」
クローバが…一気食いならぬ、一気飲み。
まあ…確かにスープとお粥だけどさぁ…2秒で食うなよ…。
体に悪いぞ…流石に…。
「せんせ―――――――――――っ!!おかわりーっ!!」
両手に食器持って上にあげるクローバ。
「ちょっと、アンタ!!図々しすぎ!!」
ハートが噛みつく勢いで言うが、
「ははは、いいっていいって。
食えるってことは、生きる力が湧いてきているってことさ!!
他の奴も遠慮せず、お代わりしろや」
ガフェルの屈託のない笑顔。
「は…はあ…」
3人とも顔を見合わせている。
…これだけで、今までどんな扱いされて来たか、わかるなぁ…。
まあ…こんな感じでさ…。
4人は体を…治すことになった。
ガフェルおっちゃんも周りも…まあ、ファルメニウス公爵家全体がいい人だから…。
ただ流石に…彼らが私を襲った事には変わりない。
私はこまめに彼らの様子や、周りの様子を見に来ていた。
すると彼らとたまーに目が合って…。
やっぱり警戒はされてるなぁ…。
当たり前だけど…。
でも、何だか少しずつ…警戒を解いてくれてるっぽい。
ただ一人…。
スペードだけは、未だに私と目が合うと、すぐにそらす。
警戒心が…人一倍強いんだなぁ。
生き残るためには必要な事だから、わたしゃ気にせん。
そんなこんなで時間はすぐ過ぎ…彼らはほぼほぼ元気になった。
「よし!!これで完治だな!!」
ガフェルは横にいたダイロに、
「ゴギュラン病の方も、大丈夫だろ?」
「誰にモノ言ってんだ!!完璧に治したぞ、バカ野郎!!」
この2人は未来永劫こうなんだろうなぁ…でも…なんかいいなぁ。
「お前らも、せっかく命拾ったんだから、大事にしてくれよ」
「そーだよ、この薬高いんだぞ。
この病院ではファルメニウス公爵家が全額負担してるから、タダだけどな」
どこまでも陽気にしゃべる。
「ありがとうございました…」
スペードは皆の代表のようにお辞儀をし、皆もそれに続いた。
おっちゃんらの言葉に何も言わないのは…自分たちの命が、依然風前の灯火だと思って
いるんだろうなぁ。
まあ、的にしたのがファルメニウス公爵夫人じゃ…ね。
「そうそう、その服返さなくていいからな。
フィリアム商会の試供品を、持って来たやつだから」
「そ、そうなんですか?」
「ああ、だからもらっとけ」
やっぱり明るく言うのだが、彼らは終始暗い顔だ。
自分たちのこれからの未来が…明るいものだと思っていないからだろうな。
改めて…、私は彼らを庭園の一角へと呼んだ。
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