112 / 300
第八章 冒険編 狂乱の王子ヴァルベルト
不気味な城
しおりを挟む
「それで……どうしますか?」
「どうするって何がだ?」
「あの城に入るか入らないかですよ」
「バカかおまえは!!?」
ヴァルベルトの城を前にして、真緒は入るか入らないかを仲間達に問うが、当然の如くフォルスに怒鳴られた。
「さっきの話で、どうしたらそんな質問が出て来るんだ!?」
「そうですよマオさん!いくら私達が強くなったと言えども、四天王相手は歯が立ちません!!」
「さすがのオラでも、分かるだよぉ!!」
「マオさんは命知らずですね~」
仲間達全員から責め立てられる真緒は、苦笑いを浮かべた。
「あ、あはは……そ、そうだよね。わざわざ会おうとしなくてもいいんだもんね……じゃ、じゃあ先に進もうか……」
「「「「当然だ」」」」
「…………少し、興味はあったのですがね~」
エジタスは少し残念そうに呟くが、それ以外の仲間達は入らず、先に進むという意見に同意した。
「それにしても、いきなりあんなに大きな城が現れてビックリしたよ」
「本当だな、噂通りとても不気味な城だったな」
「でも、あの城に四天王のヴァルベルトがいるのだとしたら、何故魔王城じゃなくこんな沼地にいるんでしょうか?」
「さぁ~、色々事情があるのではないですか~?」
まさか、ヴァルベルトが四天王を脱退しており、代わりにエジタスが入っているなどと口が避けても言えない。その為、必死にお茶を濁すエジタス。
「まぁ、もうここに寄る事も無いだろうし、もうすぐ“クラウドツリー”に着く筈…………えっ、嘘……」
真緒達が“クラウドツリー”に向けて歩いていると、目の前に見覚えのある城が見えて来た。
「お、おい…………どういう事だよ」
「わ、分かりません!!」
「私達、確かに城を後にしましたよね!?」
通り過ぎた筈の城が再び真緒達の目の前に現れ、理解が追い付かない。
「と、取り敢えず、もう一度行きましょう!」
「あ、ああ……」
今度は駆け足で城から離れる真緒達、何かの間違いだと思いながら濃い霧の中を走って行く。
「そ、そんな…………」
しかし、現実は残酷である。またしても真緒達の目の前には、不気味にそびえ立つ城が現れた。
「もしかして、俺達は既に何らかの攻撃を受けているんじゃないか?」
「いったい誰に……?」
「決まっているだろ…………」
フォルスの目線は、不気味な城に注がれる。
「あの城の城主である魔王軍四天王の“狂乱の王子ヴァルベルト”にだ!!」
「「「「!!!」」」」
確かに不思議な話では無い。事実こうして真緒達は“ピースマーシュ”から抜け出せなくなってしまっている。原因があるとすれば、先程から目の前に現れる城にあるだろう。
「つまり……結局避けては通れない……という事ですか……」
「ああ、残念ながらな……」
始めから真緒達には、選択肢など存在していなかった。
「入るしかないようですね…………皆、覚悟は出来てる?」
「はは、出来てる訳無いだろう……今までどんな高い壁も越えて来たが……」
「これは高すぎるよ…………」
「オラの毛も逆立っているだぁ……」
「良いですね~、どんな人なのか会って見たかったです」
エジタス以外は、厳しい現実に屈しそうになる。しかし、これまでの旅が何とか気を持たせる。
「じゃあ、行きますよ…………」
真緒は一歩一歩、重い足取りで城へと近づく。
「うっ…………近くで見ると更に不気味に見えます……」
「鳥肌が立つぜ……」
ヴァルベルトの城の外壁は白と紫の二色が使い分けられており、毒々しく感じさせた。
「うう……装飾品も不気味ですよ」
壁掛けランプの台として、悪魔の形をした彫像が両手でランプを握っていた。とても細かく作り込まれており、まるで本当に生きているみたいだった。因みに真緒達は気付かなかったが、彫像を通り過ぎた際に目の部分が追う様に動いた。
「来てしまいましたね…………」
そして遂に、玄関の前まで来てしまった。扉は木材を使用し、とても古ぼけていた。長年使われていないのか、隅の方にクモの巣が掛かっていた。
「そ、それじゃあ、ノックしますよ…………」
真緒は恐る恐る扉をノックした。一回、二回、三回と叩くが返事は無い。
「あ、あれ……留守ですかね?」
「…………かもしれないな……」
「そ、そっかー、留守ならしょうがないよね。やっぱり他の方法を探そう!!出来ればこの城であればよかったけど、留守なら仕方ないからね!!さぁ、ぐずぐずしてないで出発しよー!」
真緒達は素早く回れ右をし、城から離れようとすると片方の扉だけがキィー、という音を立てながら勝手に開いた。
「開いたぞ……」
「そ、そうですか……では行きましょうか」
真緒達は素直に諦めて、開いた扉から入って行った。
「中は真っ暗ですね……」
明かりが付いていないのか、辺りは真っ暗で何も見えていなかった。するとその瞬間!!
「あっ、ちょっと、嘘!!?」
開いていた扉がバタン、という音を立てて閉じてしまった。リーマが引っ張るが開かなかった。そして、扉が閉じてしまったせいで何も見えない暗闇になった。
「暗いだよぉ…………」
「皆、何が来るか分からないから動かず、一ヶ所に集まろう」
真緒達が危険に備えて、体を寄せ会うと突然明かりがついた。
「あっ、ついた……「ようこそ、我が城へ!!」……えっ?」
明かりがつくと、中はとても綺麗で白と赤の二色で構成されたとても清潔感のある内装となっていた。そんな中、奥の方にある広い階段の上に一人の男性が立っていた。
「ま、まさかあなたが…………」
「これは自己紹介が遅れた。我はヴァルベルト……この城の主だ」
ヴァルベルトは、銀髪の長髪で紐で一本に束ねていた。顔は非常に整っており、まるで女性と見間違えてしまう程に美しかった。
「まずは謝罪をさせて貰おう。君達をこの城に招き入れる為とは言え、少々強引なやり方をしてしまった。本当に申し訳ない」
そう言うとヴァルベルトは、丁寧にお辞儀をした。
「じゃあ、やっぱり歩いても歩いても、ここに戻って来てしまったのはあなたが原因だったんですね!!」
「その通り、実はこう見えて土魔法に精通していてね……君達が通り過ぎた後に土の向きを違和感の無い様に変えて、ここに戻って来させたのだよ」
クリックアイは、視界を遮る物や隠された真実を見抜く力。視界を遮る訳でも、隠されている訳でも無い、地面の移動を見抜くのは無理な話だ。
「そんなまどろっこしい真似をして……いったい何が目的ですか!?」
「それは勿論、君達を歓迎する為だ!!」
ヴァルベルトは大きく両手を広げた。それを見た真緒達は身構える。
「今まで会って来た人達とは違う…………何だかとても気味が悪いです」
「全く敵意を感じ無い…………強者の余裕という事か……」
「何て無防備な構え……罠でしょうか……?」
「お、恐ろじいだぁ……」
「成る程……あれが“元”四天王ですか…………」
各々が印象を抱く中、階段の上にいるヴァルベルトがゆっくりと降りて来る。
「ではまず手始めに、歓迎の印として…………」
「「「「「…………」」」」」
額から冷や汗が流れる。これから始まるであろう激闘に全神経を研ぎ澄ませる。
「一緒に食事をしようではないか!」
「「「「「へ……?」」」」」
「どうするって何がだ?」
「あの城に入るか入らないかですよ」
「バカかおまえは!!?」
ヴァルベルトの城を前にして、真緒は入るか入らないかを仲間達に問うが、当然の如くフォルスに怒鳴られた。
「さっきの話で、どうしたらそんな質問が出て来るんだ!?」
「そうですよマオさん!いくら私達が強くなったと言えども、四天王相手は歯が立ちません!!」
「さすがのオラでも、分かるだよぉ!!」
「マオさんは命知らずですね~」
仲間達全員から責め立てられる真緒は、苦笑いを浮かべた。
「あ、あはは……そ、そうだよね。わざわざ会おうとしなくてもいいんだもんね……じゃ、じゃあ先に進もうか……」
「「「「当然だ」」」」
「…………少し、興味はあったのですがね~」
エジタスは少し残念そうに呟くが、それ以外の仲間達は入らず、先に進むという意見に同意した。
「それにしても、いきなりあんなに大きな城が現れてビックリしたよ」
「本当だな、噂通りとても不気味な城だったな」
「でも、あの城に四天王のヴァルベルトがいるのだとしたら、何故魔王城じゃなくこんな沼地にいるんでしょうか?」
「さぁ~、色々事情があるのではないですか~?」
まさか、ヴァルベルトが四天王を脱退しており、代わりにエジタスが入っているなどと口が避けても言えない。その為、必死にお茶を濁すエジタス。
「まぁ、もうここに寄る事も無いだろうし、もうすぐ“クラウドツリー”に着く筈…………えっ、嘘……」
真緒達が“クラウドツリー”に向けて歩いていると、目の前に見覚えのある城が見えて来た。
「お、おい…………どういう事だよ」
「わ、分かりません!!」
「私達、確かに城を後にしましたよね!?」
通り過ぎた筈の城が再び真緒達の目の前に現れ、理解が追い付かない。
「と、取り敢えず、もう一度行きましょう!」
「あ、ああ……」
今度は駆け足で城から離れる真緒達、何かの間違いだと思いながら濃い霧の中を走って行く。
「そ、そんな…………」
しかし、現実は残酷である。またしても真緒達の目の前には、不気味にそびえ立つ城が現れた。
「もしかして、俺達は既に何らかの攻撃を受けているんじゃないか?」
「いったい誰に……?」
「決まっているだろ…………」
フォルスの目線は、不気味な城に注がれる。
「あの城の城主である魔王軍四天王の“狂乱の王子ヴァルベルト”にだ!!」
「「「「!!!」」」」
確かに不思議な話では無い。事実こうして真緒達は“ピースマーシュ”から抜け出せなくなってしまっている。原因があるとすれば、先程から目の前に現れる城にあるだろう。
「つまり……結局避けては通れない……という事ですか……」
「ああ、残念ながらな……」
始めから真緒達には、選択肢など存在していなかった。
「入るしかないようですね…………皆、覚悟は出来てる?」
「はは、出来てる訳無いだろう……今までどんな高い壁も越えて来たが……」
「これは高すぎるよ…………」
「オラの毛も逆立っているだぁ……」
「良いですね~、どんな人なのか会って見たかったです」
エジタス以外は、厳しい現実に屈しそうになる。しかし、これまでの旅が何とか気を持たせる。
「じゃあ、行きますよ…………」
真緒は一歩一歩、重い足取りで城へと近づく。
「うっ…………近くで見ると更に不気味に見えます……」
「鳥肌が立つぜ……」
ヴァルベルトの城の外壁は白と紫の二色が使い分けられており、毒々しく感じさせた。
「うう……装飾品も不気味ですよ」
壁掛けランプの台として、悪魔の形をした彫像が両手でランプを握っていた。とても細かく作り込まれており、まるで本当に生きているみたいだった。因みに真緒達は気付かなかったが、彫像を通り過ぎた際に目の部分が追う様に動いた。
「来てしまいましたね…………」
そして遂に、玄関の前まで来てしまった。扉は木材を使用し、とても古ぼけていた。長年使われていないのか、隅の方にクモの巣が掛かっていた。
「そ、それじゃあ、ノックしますよ…………」
真緒は恐る恐る扉をノックした。一回、二回、三回と叩くが返事は無い。
「あ、あれ……留守ですかね?」
「…………かもしれないな……」
「そ、そっかー、留守ならしょうがないよね。やっぱり他の方法を探そう!!出来ればこの城であればよかったけど、留守なら仕方ないからね!!さぁ、ぐずぐずしてないで出発しよー!」
真緒達は素早く回れ右をし、城から離れようとすると片方の扉だけがキィー、という音を立てながら勝手に開いた。
「開いたぞ……」
「そ、そうですか……では行きましょうか」
真緒達は素直に諦めて、開いた扉から入って行った。
「中は真っ暗ですね……」
明かりが付いていないのか、辺りは真っ暗で何も見えていなかった。するとその瞬間!!
「あっ、ちょっと、嘘!!?」
開いていた扉がバタン、という音を立てて閉じてしまった。リーマが引っ張るが開かなかった。そして、扉が閉じてしまったせいで何も見えない暗闇になった。
「暗いだよぉ…………」
「皆、何が来るか分からないから動かず、一ヶ所に集まろう」
真緒達が危険に備えて、体を寄せ会うと突然明かりがついた。
「あっ、ついた……「ようこそ、我が城へ!!」……えっ?」
明かりがつくと、中はとても綺麗で白と赤の二色で構成されたとても清潔感のある内装となっていた。そんな中、奥の方にある広い階段の上に一人の男性が立っていた。
「ま、まさかあなたが…………」
「これは自己紹介が遅れた。我はヴァルベルト……この城の主だ」
ヴァルベルトは、銀髪の長髪で紐で一本に束ねていた。顔は非常に整っており、まるで女性と見間違えてしまう程に美しかった。
「まずは謝罪をさせて貰おう。君達をこの城に招き入れる為とは言え、少々強引なやり方をしてしまった。本当に申し訳ない」
そう言うとヴァルベルトは、丁寧にお辞儀をした。
「じゃあ、やっぱり歩いても歩いても、ここに戻って来てしまったのはあなたが原因だったんですね!!」
「その通り、実はこう見えて土魔法に精通していてね……君達が通り過ぎた後に土の向きを違和感の無い様に変えて、ここに戻って来させたのだよ」
クリックアイは、視界を遮る物や隠された真実を見抜く力。視界を遮る訳でも、隠されている訳でも無い、地面の移動を見抜くのは無理な話だ。
「そんなまどろっこしい真似をして……いったい何が目的ですか!?」
「それは勿論、君達を歓迎する為だ!!」
ヴァルベルトは大きく両手を広げた。それを見た真緒達は身構える。
「今まで会って来た人達とは違う…………何だかとても気味が悪いです」
「全く敵意を感じ無い…………強者の余裕という事か……」
「何て無防備な構え……罠でしょうか……?」
「お、恐ろじいだぁ……」
「成る程……あれが“元”四天王ですか…………」
各々が印象を抱く中、階段の上にいるヴァルベルトがゆっくりと降りて来る。
「ではまず手始めに、歓迎の印として…………」
「「「「「…………」」」」」
額から冷や汗が流れる。これから始まるであろう激闘に全神経を研ぎ澄ませる。
「一緒に食事をしようではないか!」
「「「「「へ……?」」」」」
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
おばさんは、ひっそり暮らしたい
蝋梅
恋愛
30歳村山直子は、いわゆる勝手に落ちてきた異世界人だった。
たまに物が落ちてくるが人は珍しいものの、牢屋行きにもならず基礎知識を教えてもらい居場所が分かるように、また定期的に国に報告する以外は自由と言われた。
さて、生きるには働かなければならない。
「仕方がない、ご飯屋にするか」
栄養士にはなったものの向いてないと思いながら働いていた私は、また生活のために今日もご飯を作る。
「地味にそこそこ人が入ればいいのに困るなぁ」
意欲が低い直子は、今日もまたテンション低く呟いた。
騎士サイド追加しました。2023/05/23
番外編を不定期ですが始めました。
クラス転移したけど、皆さん勘違いしてません?
青いウーパーと山椒魚
ファンタジー
加藤あいは高校2年生。
最近ネット小説にハマりまくっているごく普通の高校生である。
普通に過ごしていたら異世界転移に巻き込まれた?
しかも弱いからと森に捨てられた。
いやちょっとまてよ?
皆さん勘違いしてません?
これはあいの不思議な日常を書いた物語である。
本編完結しました!
相変わらず話ごちゃごちゃしていると思いますが、楽しんでいただけると嬉しいです!
1話は1000字くらいなのでササッと読めるはず…
本の知識で、らくらく異世界生活? 〜チート過ぎて、逆にヤバい……けど、とっても役に立つ!〜
あーもんど
ファンタジー
異世界でも、本を読みたい!
ミレイのそんな願いにより、生まれた“あらゆる文書を閲覧出来るタブレット”
ミレイとしては、『小説や漫画が読めればいい』くらいの感覚だったが、思ったよりチートみたいで?
異世界で知り合った仲間達の窮地を救うキッカケになったり、敵の情報が筒抜けになったりと大変優秀。
チートすぎるがゆえの弊害も多少あるものの、それを鑑みても一家に一台はほしい性能だ。
「────さてと、今日は何を読もうかな」
これはマイペースな主人公ミレイが、タブレット片手に異世界の暮らしを謳歌するお話。
◆小説家になろう様でも、公開中◆
◆恋愛要素は、ありません◆
「キヅイセ。」 ~気づいたら異世界にいた。おまけに目の前にはATMがあった。異世界転移、通算一万人目の冒険者~
あめの みかな
ファンタジー
秋月レンジ。高校2年生。
彼は気づいたら異世界にいた。
その世界は、彼が元いた世界とのゲート開通から100周年を迎え、彼は通算一万人目の冒険者だった。
科学ではなく魔法が発達した、もうひとつの地球を舞台に、秋月レンジとふたりの巫女ステラ・リヴァイアサンとピノア・カーバンクルの冒険が今始まる。
凡人がおまけ召喚されてしまった件
根鳥 泰造
ファンタジー
勇者召喚に巻き込まれて、異世界にきてしまった祐介。最初は勇者の様に大切に扱われていたが、ごく普通の才能しかないので、冷遇されるようになり、ついには王宮から追い出される。
仕方なく冒険者登録することにしたが、この世界では希少なヒーラー適正を持っていた。一年掛けて治癒魔法を習得し、治癒剣士となると、引く手あまたに。しかも、彼は『強欲』という大罪スキルを持っていて、倒した敵のスキルを自分のものにできるのだ。
それらのお蔭で、才能は凡人でも、数多のスキルで能力を補い、熟練度は飛びぬけ、高難度クエストも熟せる有名冒険者となる。そして、裏では気配消去や不可視化スキルを活かして、暗殺という裏の仕事も始めた。
異世界に来て八年後、その暗殺依頼で、召喚勇者の暗殺を受けたのだが、それは祐介を捕まえるための罠だった。祐介が暗殺者になっていると知った勇者が、改心させよう企てたもので、その後は勇者一行に加わり、魔王討伐の旅に同行することに。
最初は脅され渋々同行していた祐介も、勇者や仲間の思いをしり、どんどん勇者が好きになり、勇者から告白までされる。
だが、魔王を討伐を成し遂げるも、魔王戦で勇者は祐介を庇い、障害者になる。
祐介は、勇者の嘘で、病院を作り、医師の道を歩みだすのだった。
【完結】スーパーの店長・結城偉介 〜異世界でスーパーの売れ残りを在庫処分〜
かの
ファンタジー
世界一周旅行を夢見てコツコツ貯金してきたスーパーの店長、結城偉介32歳。
スーパーのバックヤードで、うたた寝をしていた偉介は、何故か異世界に転移してしまう。
偉介が転移したのは、スーパーでバイトするハル君こと、青柳ハル26歳が書いたファンタジー小説の世界の中。
スーパーの過剰商品(売れ残り)を捌きながら、微妙にズレた世界線で、偉介の異世界一周旅行が始まる!
冒険者じゃない! 勇者じゃない! 俺は商人だーーー! だからハル君、お願い! 俺を戦わせないでください!
五十一歳、森の中で家族を作る ~異世界で始める職人ライフ~
よっしぃ
ファンタジー
【ホットランキング1位達成!皆さまのおかげです】
多くの応援、本当にありがとうございます!
職人一筋、五十一歳――現場に出て働き続けた工務店の親方・昭雄(アキオ)は、作業中の地震に巻き込まれ、目覚めたらそこは見知らぬ森の中だった。
持ち物は、現場仕事で鍛えた知恵と経験、そして人や自然を不思議と「調和」させる力だけ。
偶然助けたのは、戦火に追われた五人の子供たち。
「この子たちを見捨てられるか」――そうして始まった、ゼロからの異世界スローライフ。
草木で屋根を組み、石でかまどを作り、土器を焼く。やがて薬師のエルフや、獣人の少女、訳ありの元王女たちも仲間に加わり、アキオの暮らしは「町」と呼べるほどに広がっていく。
頼れる父であり、愛される夫であり、誰かのために動ける男――
年齢なんて関係ない。
五十路の職人が“家族”と共に未来を切り拓く、愛と癒しの異世界共同体ファンタジー!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる