思ってたよりクレイジーなこの街

くろーむ

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今、俺は奈緒の後ろのシートに座っているのだが…
「ぎぃぃぃぃやあぁぁぁあ!!」
「うるっせえな!ヘルムにマイク付いてんだから騒ぐな!」
俺、実はバイクの免許を取ったことはある。
ついぞ使われることのなかった免許。
使われることのないだろう免許。
その免許を取る時は監督の人がベテランっぽかったから危なっかしいことは一度もなかった。
だがしかし…
「無理無理無理!俺もう降りる!」
俺がこうなるのも仕方のない速度である。
というか法定速度もっと低いだろ!スピード楽しむ暇すらねえよ!
「うっせぇって言ってるだろうが!」
『Suuu...』
「.....」
今起きたことを簡単に表すと車体を隣のフェンスまで傾け、当たるかどうかのギリギリを保たれたのである。
そんな赤子が黙るどころかショック死するような出来事が起きたのだ。
そらゃ黙りますわ。
「そういえば石川よぉ。喧嘩とか殴り合いってしたことあるか?」
「人並み程度には。急にどうしたんだよ。」
「お前って喧嘩で躊躇できる?」
「………」
流石に考えてしまう。
ようするに俺はヤツを殺さずにすむかという話だろう。
なら答えは簡単だ。
「もちろんだ。」
「…そらゃ良かった。でもなんでそんなヤツに躊躇できるんだ?」
「俺が犯罪者になったら娘はどうなる?」
それもそうか…。
そういい奈緒は黙った。
「おし、着いたぜ」
「ッ!」
びびった。
何にかって?
人にさ。いや、人の数にだ。
「これ50人はいるだろ…」
「つっても今日はいきなりだから少ないぞ?」
「そうは言ってもな…」
よく見たら1人制服のやつもいた
「おい、あれ学生じゃないか、大丈夫なのか?」
「大丈夫だろ。学ランだし。校章はずしてるっぽいし」
ま、あいつはどうなってもいいけどなーとか奈緒は言っていたが俺はそれよりも奈緒の顔の広さと人望に驚いた。
こうも人1人の声でこんなにもの人が集まるのか。
「あ、先生。やっときましたか。」
学ランがこっちにやってきた瞬間ほかのやつらが一斉にこちらに向き…
頭を下げた。
言い換えるとこうべを垂れたってやつだ。
「「「お疲れ様です!」」」
「いいって、恥ずかしいな」
唖然とした。
この人数を束ねているのか?
どんだけカリスマなんだよ。
「で、先生。俺の力はもう借りないでくださいって言いましたよね?」
「おいおい、お前への貸しが安いと思うなよ」
「チッ…」
信じられます?これが生徒と教師の会話ですよ?
というか何回も手を借りてるの?そういう仲なの?
ああ、ここが本当に日本か疑わしくなってきた。
「おい、あんた新入りか?」
髪を茶色に染めたなんとも軽そうな男がこちらにやってきた。
「いや、そういうわけではないのだが…」
そういっても男は続けた
「わかるぞー、お前も姉さんの男気に当てられたタイプか」
「だから違うって」
「実はな姉さんは元は走り屋だったけど不良グループと当たったことがあってな、姉さんは真っ先にトップ…メリッサって言うんだがな。そいつとのタイマンを申し出たんだ!
その心意気にはのメリッサも感服したらしく今となっては仲良くやってるぜ。」
今日はいないみたいだがな。と教えられたが、なんというか残念だ。
おーい、守。準備できたぞー。
奈緒がよんでいるらしい。
俺らは広場に集合し奈緒の声に耳を傾けた。
「お前ら!今日はいきなりの呼び出しに応じてくれてありがとう!」
当たり前っすよヘッド!
などの声が聞こえる。よほど信頼されているようだ
「ありがとう。今回はこいつ、そう守、お前だ。こいつが馬鹿をしたのがそもそもなんだが…
だが内容が理不尽すぎる。私が同情するくらいだ。
しかし、まかり間違っても相手はヤクザ、私一人突っ込んでも意味がない。わかるよな?
だけど私にはお前らがいる。
手伝ってくれるか?」
〈はい〉〈勿論〉〈今更何を言うってんだ〉…
皆バラバラだが反対の言葉は一つもなかった
「本当にありがとうな。それじゃ今日はメリッサのヤツはいないがいくぞ!
出陣だー!」
『yeahhhhhh!!』
こうして俺らの長くて永い夜が始まったのだ。
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