ゆうとの幻想物語 戦禍の残滓

すぶらー

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本当に最後の闘い

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 ガキーン!キーン!そんな剣同士がぶつかる音がする。サクッ!プシャア!など傷の入る音もする。
 父「どうやら見くびっていたようだ。だが所詮は子供。たった一ヶ月あってなかっただけのガキ。これでどうかな?」
 カーン!俺の生成した剣が飛んでいき消滅する。
 梨「オニイチャン!コレツカッテ!」
 梨沙が剣の一本を投げてよこそうとしている。
 ゆ「イラナイ!オレノホノオノチカラデタオス……!」
 ゴォォ、ゴォォ。俺のの手から火の玉が飛んだ。館が燃えはじめた。
 父「何をする!」
 ゆ「ヤカタゴトオマエヲケス!ソレダケダ。」
 ゴォォ、ゴォォ。次々に火の玉を繰り出す。繰り返すうちに爆発効果を持つようになり、大きさも増してきた。
 梨「ワタシモヤロウカシラ……」
 梨沙も火の玉、とゆうより、手から火炎放射を繰り出した。今いるフロアがほぼ全焼した。火の勢いは増す一方。誰も消そうといていない。ここは街から離れていて誰も火事に気づくことはないのだ。
 父「おい!もう火はやめろ!」
 ゆ「オトナシクシトケ!」
 そう言い俺は持ち前のスピードで父を縛り上げた。
 父「何をするつもりだ?」
 ゆ「コレデ……オワリニスル……」
 パチパチパチパチ。あたりは灼熱地獄。そろそろ締めにとりかかろう。
 ゆ「梨沙、外で巨大火の玉を打とう。」
 耳元に囁いた。いつもの声に戻っていた。
 梨「ええ、いいわよ!」
 二人は入ってきた窓から外に出る。その時父はこう言った。
 父「どこに行く?もう終わりなのか?」
 だが、双子の耳には炎の音しか聞こえていなかった。さっきの窓から二、三十メートル離れたところで言った。
 ゆ「梨沙。いくよ!」
 両手を上げた。左右別々の火の玉ができる。少ししてそれは一つになった。梨沙のおかげでどんどん大きくなっていく。
 一分後。直径が十メートルくらいになった。
 ゆ「もういいだろう。そろそろ投げるぞ梨沙。」
 梨「分かったよ兄ちゃん!少し離れるね!」
 梨沙が離れていく。俺は体を少しそらして反動をつける体制になる。
 ゆ「喰らえ裏切り者!俺達の恨みだ!」
 叫び終えるのと同時に放った。館めがけてまっすぐ飛んでいく火の玉はまるで隕石のようだ。
 ドカーン!爆音が響く。双子は全く動じなかった。爆風の凄さか、煙もろとも吹き飛ばしたようで、爆発から数十秒なのにもう館跡がくっきり見えた。
 梨「何にもなくなっちゃったね。兄ちゃん。」
 ゆ「ほんとだね。館の鉄骨の破片一つとして残っていない。」
 館跡といえど、ただの更地になっていた。裏山まで消し飛ばしている。なのに、地面がえぐれていない。
 ゆ「うん。この力は人工物にのみ働くようだ。ということは、あの山は相当昔に作られたものだったんだな。」
 梨「自然を壊さないからいいんじゃない?」
 ゆ「そうだな。ここにもう用はない。よし、どこか旅に出よう。」
 そうして二人は知らない場所へと旅に出た。 
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