直樹のバラバラな奇跡の復讐の記憶

鏡恭二

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第〇話 タイトルと話数は皆さんに委ねます。

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  仕事終わり。
家に帰ると、母が声をかけてきた。

母「この前のお見合いの件だけど……」

恭二「お見合い?え、俺そんなこと言ったっけ?」

母「まぁ~忘れちゃったの?仁藤直美さんよ。きれいな写真で見とれてたじゃない?」

……言われてみれば。
でも、思い出すのはそれじゃない。

——居酒屋でのまどか💛。
ウィンク。
ノースリーブから伸びたスベスベの腕。
目の前の太もも——。

(……まどか💛……)

母「ちょっと恭二!7月13日だからね!」

恭二「あっ……ああ。わかった。」



7月13日。お見合い当日。
両親と仲人に囲まれながら、待ち合わせ場所に立つ。

そこに現れた女性。
脚線美。腰のくびれ。
まばゆいスタイルと妖艶なオーラに、恭二は一瞬息を呑んだ。

(……まどか💛……!?)

でも違った。
ショートカットに、吊り目気味の女性——仁藤直美だった。

直美「よろしくお願いします。……大丈夫ですか?」

ネクタイを直し、恭二も挨拶を返す。

料亭に入り、静かに進行するお見合い。
だが、その最中——

まどか💛「……恭二さん……」

(!?)

耳元に響いたその声。
誰もいないはずの場所で——

仲人「本当に大丈夫ですか?」

恭二「……だ、大丈夫です。」



お見合い後、ふたりきりになる。

直美「……前の彼氏に振られちゃって。気が強すぎるって言われて……
だから、あなたみたいなおとなしい人が、ぴったりだと思ったの。」

(……まどか💛……)

その姿が一瞬、また彼女に見えた。
ミニスカート。ノースリーブ。あの時のまどか💛——

まどか💛「私とも……デートしよっ💛」

直美「ねぇ……今度、もう一度会ってくれる?」

現実と幻の境界が溶けていく。

恭二「……ああ。わかった。」



帰り道、疲労感と混乱に包まれたそのとき、スマホが鳴った。

着信:まどか💛

恭二「……もしもし。」

まどか💛「もしもしー……声が変だよ?疲れてる?」

恭二「ああ。大丈夫だよ。」

まどか💛「…………会いたいなぁ……」

その声に、涙が混じっていた。

恭二「おい……大丈夫か?」

まどか💛「…………」

恭二「じゃあ、“いつもの場所”で会おうか。」

まどか💛「うん💛まってるね💛」

電話が切れた。

——“いつもの場所”
それは、あのラブホテルだった。

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