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2章 初クエスト
〜スイーツと地図の秘密〜
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「何が飲みたい?」
メニューを見ると、ケーキやパンケーキ、ワッフルなどのスイーツのほかに、オムライスやスパゲッティ、サンドイッチといった軽食も載っていた
多すぎて一つに絞れない、こうなったら聞くしかない
「何がおすすめですか?」
私はお店の人に尋ねた。
「スペシャルシリーズがおすすめよ。特にスペシャルセットがね」
メニューをめくると、その写真がすぐに目に入った
ケーキやパンケーキの上に、色とりどりのフルーツがたっぷりと乗ったプレート
チョコソースやチョコチップなどを使って、自分の好みに仕上げて楽しめるセットになっていた
サイズはS・M・Lの三種類。せっかくだから、私はLを選んだ
それと、コーヒーも一緒に注文した
注文を伝えると、ルカが驚いたように目を丸くした
「リナって、けっこう食べるんだね」
「確かに、スペシャルセットのLを頼む人なんてあまりいないよ」
そんなにたくさん食べるつもりはなかった
「Lって、そんなに多いんですか?」
「見てみればわかるわよ」
お店の人はそう言うと、ほどなくしてスペシャルセットを運んできた
甘くていい香りが、ふわっと私の前に広がる
「ありがとうございますっ!」
向かいの席では、ルカがミルクティーを頼んでいた
私のプレートには、分厚くてふわふわのパンケーキが三枚
それにチョコケーキとショートケーキが並んでいる
さらに、チョコソースやチョコチップ、カスタードクリームなど、自分でトッピングできる小さな器がいくつも添えられていた
「リナ、そんなに食べて大丈夫なの?」
とっても心配そうに言ってきた
そんなことは気にせずに食べ続ける
見た目以上にふわふわしていて美味しい
自分で付けられるトッピングは可愛くできるし、いろんな味が楽しめて最高だ
私が食べている間、ルカと二人で楽しそうにおしゃべりをしていた
食べ終わるとふたりとも気づきルカが紹介した
「この人、私の友達のユキノ。この店を建てた人だよ」
「リナちゃん、よろしくね」
「お願いします、ユキノさん」
なんで私の名前を知っているんだろうと思ったがルカが話したんだろう
「今日、ここに来た目的は、魔草がどこにあるかってことでしょう?」
これも、ルカと話しているときに聞いたんだろう
「はい、そうです」
「ちょっと待ってね」
そういって、お店の奥に何かしに行った
「リナ、大丈夫?」
なにが?と思ったが、おそらく、食べすぎて気持ち悪くなってないかってことだと理解した
「大丈夫だよ。美味しかった」
「それ、ユキノに言ってあげなよ。きっと喜ぶと思うよ」
「おまたせ。これ見て」
持ってきたのは、この国の地図だった
かなりきれいに保管されていたのだろう
紙製の地図にしてはシワがほとんど目立たない
「今いるところが、ここね」
都市部からほんの少し離れたところを指さした
「で、ここからさらに南の方に行くの。そうすると、たくさん魔草があるわ」
調べても載っていないところらしい
ユキノさんが見つけた穴場らしいのであまり他の人には教えたくなかったと言っていた
ルカのためならと教えてくれた
本当にありがたい
「さっそく行こうっ!」
「あいかわらず元気ね」
ユキノさんは、呆れたように言った
「元気すぎるというか、考えないで行動するから危なっかしいです」
さっきのことを思い出す
「そうね、なんとなく想像できるわ。でもね、思いがけないことで救われることもあると思うわ」
そう言って微笑んだ
「ユキノさん、また食べに行っていいですか?とっても美味しかったので」
「ええ、待ってますね」
嬉しそうだった
ルカの言った通りだったな、”美味しかった”なんて今まで誰かに言ったことなかった
こんなに嬉しそうにするならあの時も言えばよかったかな
「ユキノさんではなくてユキノでいいわよ。行ってらっしゃい。たのしんでね」
相変わらず笑顔だった
「行ってきますっ!」
私より先にルカが答えた
私も言った
「行ってきます。今日はありがとうございました」
ユキノは笑顔で私たちを見送ってくれた
メニューを見ると、ケーキやパンケーキ、ワッフルなどのスイーツのほかに、オムライスやスパゲッティ、サンドイッチといった軽食も載っていた
多すぎて一つに絞れない、こうなったら聞くしかない
「何がおすすめですか?」
私はお店の人に尋ねた。
「スペシャルシリーズがおすすめよ。特にスペシャルセットがね」
メニューをめくると、その写真がすぐに目に入った
ケーキやパンケーキの上に、色とりどりのフルーツがたっぷりと乗ったプレート
チョコソースやチョコチップなどを使って、自分の好みに仕上げて楽しめるセットになっていた
サイズはS・M・Lの三種類。せっかくだから、私はLを選んだ
それと、コーヒーも一緒に注文した
注文を伝えると、ルカが驚いたように目を丸くした
「リナって、けっこう食べるんだね」
「確かに、スペシャルセットのLを頼む人なんてあまりいないよ」
そんなにたくさん食べるつもりはなかった
「Lって、そんなに多いんですか?」
「見てみればわかるわよ」
お店の人はそう言うと、ほどなくしてスペシャルセットを運んできた
甘くていい香りが、ふわっと私の前に広がる
「ありがとうございますっ!」
向かいの席では、ルカがミルクティーを頼んでいた
私のプレートには、分厚くてふわふわのパンケーキが三枚
それにチョコケーキとショートケーキが並んでいる
さらに、チョコソースやチョコチップ、カスタードクリームなど、自分でトッピングできる小さな器がいくつも添えられていた
「リナ、そんなに食べて大丈夫なの?」
とっても心配そうに言ってきた
そんなことは気にせずに食べ続ける
見た目以上にふわふわしていて美味しい
自分で付けられるトッピングは可愛くできるし、いろんな味が楽しめて最高だ
私が食べている間、ルカと二人で楽しそうにおしゃべりをしていた
食べ終わるとふたりとも気づきルカが紹介した
「この人、私の友達のユキノ。この店を建てた人だよ」
「リナちゃん、よろしくね」
「お願いします、ユキノさん」
なんで私の名前を知っているんだろうと思ったがルカが話したんだろう
「今日、ここに来た目的は、魔草がどこにあるかってことでしょう?」
これも、ルカと話しているときに聞いたんだろう
「はい、そうです」
「ちょっと待ってね」
そういって、お店の奥に何かしに行った
「リナ、大丈夫?」
なにが?と思ったが、おそらく、食べすぎて気持ち悪くなってないかってことだと理解した
「大丈夫だよ。美味しかった」
「それ、ユキノに言ってあげなよ。きっと喜ぶと思うよ」
「おまたせ。これ見て」
持ってきたのは、この国の地図だった
かなりきれいに保管されていたのだろう
紙製の地図にしてはシワがほとんど目立たない
「今いるところが、ここね」
都市部からほんの少し離れたところを指さした
「で、ここからさらに南の方に行くの。そうすると、たくさん魔草があるわ」
調べても載っていないところらしい
ユキノさんが見つけた穴場らしいのであまり他の人には教えたくなかったと言っていた
ルカのためならと教えてくれた
本当にありがたい
「さっそく行こうっ!」
「あいかわらず元気ね」
ユキノさんは、呆れたように言った
「元気すぎるというか、考えないで行動するから危なっかしいです」
さっきのことを思い出す
「そうね、なんとなく想像できるわ。でもね、思いがけないことで救われることもあると思うわ」
そう言って微笑んだ
「ユキノさん、また食べに行っていいですか?とっても美味しかったので」
「ええ、待ってますね」
嬉しそうだった
ルカの言った通りだったな、”美味しかった”なんて今まで誰かに言ったことなかった
こんなに嬉しそうにするならあの時も言えばよかったかな
「ユキノさんではなくてユキノでいいわよ。行ってらっしゃい。たのしんでね」
相変わらず笑顔だった
「行ってきますっ!」
私より先にルカが答えた
私も言った
「行ってきます。今日はありがとうございました」
ユキノは笑顔で私たちを見送ってくれた
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